うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2020雑感①

無事に開催されるのか直前まで気を揉んだ全日本。感染が拡大している状況で、突然中止が告げられてもおかしくないとやきもきしましたが、これ以上選手たちから演技を披露する機会を奪ってはいけないと尽力してくださった方々がいたのでしょうね。
コロナの話は立場によって感じることが違うと思うから何ともだけど、「他人を過度に責める」態度を取ることはたとえ人間に未知のものへの恐怖心があるものだとしても全般的にアウトだと私は思うのね。風邪だのインフルだのが重大な事態の原因になることはこれまでだってあったわけで、気付かぬうちに誰かを苦しめていた可能性は誰にだってあるのだし、流行を完全には防げないことも理解できるはずだから、他人を責めてもしょうがないというかそもそも誰にだってそんな権利はないんじゃないか、注意を払いつつもある程度受け入れて生きるしかないんじゃないか、と個人的には思ってます。反応にすごくその人が出るなって個人的には冷静に観察してます。なんか嫌な感じの人は大体元から嫌な感じの反応してて、やっぱそんな人なんだなって悲しくなるだけなんだけどね。反対に、発言しないから関心がないわけではなくて、「下手に煽ったり騒いだりしない」ことがいちばんだと思っている人も多いんじゃないかな。


滑走順抽選がライブ中継されるようになるなんて、本当に余すところなく何でも見せてもらえる時代になったのだなあ。いいか悪いかはわからないのですけど(ずーっと映されてるのが嫌な選手もいるかもしれないしさ)、こちらとしてはやっぱり楽しい。
番号札を指さして決める形式になったのね。とにかく必要以上に触らないようにってことか。何かあったらぶっ叩かれてしまうので、我々の日常どころではなく気を張った対策が取られていたのだろうな…。
女子の滑走順が何故かやり直しになってましたね。何があったのか。全体的に画質粗くてよくわかんなかった。

昌磨君が小さいトロフィーを床に置いて箱にしまってる様子が可愛すぎて「永遠に見てられるなこれ」と悶絶してました…。それを見て今のうちにとトロフィーをしまってる小松原夫妻にも「そうした方がいいみたいですね、さすがです」と声をかけそうになりました(笑)。そして1番滑走を引いたゆは菜ちゃんのリアクションにもめっちゃ笑いました(笑)。

羽生君は以前から移動中はマスク姿が多かったのでさほど違和感がなかったけど、ほかの選手も皆マスクなのはさすがに見慣れない光景でしたね。目だけだと誰だかわからない選手も多かったな。目に特徴があったり、有名どころの選手だとそれでもわかるんだけど、あまり顔をちゃんと覚えていない選手となるとさっぱり。


公式練習の模様がニュースなどで流されると、いよいよ本番だ!とテンションが上がってきます。今回は羽生君が出場することもあって注目度も高そうですし、何より我々はスケートに飢えていた。
人に会うな喋るな遊ぶな食うな、あれやるなこれやるなでは人間潰れてしまいます。それが平気な人もいるでしょうが、たとえそれが平気でも経済的に追い詰められてどうしようもなくなる人もいます。完全には無理でも、試行錯誤の上でどこかで踏ん切りをつけなければならない。そのひとつの機会になって欲しいと願いながら競技の開始を待ちました。
誰かの命を守ることだけに意識を向けたら、誰かの命に皺寄せが行くことに意識が向かなくなる。今回の事態はそれが起こっているからこそ難しいのだと思います。要するにバランスなのだと思うのですけど、それを取るのが難しいこともわかる。自分の見えている世界だけがすべてではなく、自分が今まで目を背けて犠牲にしてきた存在がある。それを我々は思い知らされているのかもしれません。政府やマスコミにすべてを投げる前に、自分にできること、自分の頭で考えなければならないことがたくさんあるはずです。

いや、そんなことはとりあえず頭から追い出しましょう。家で観戦するだけなら騒ごうか歌おうが泣きわめこうが自由です。精一杯応援するのみです。
そんなわけで、男子ショートプログラムから感想を書いていきます。お察しの通りめちゃくちゃ長いので、数回に分けて掲載します。競技もとっくに終わっているのに本当に今更過ぎる記事ですけど、思い出しながら楽しんでいただければ幸いです。

男子ショートプログラム

第1グループ

さて、試合当日です。ありがたいことに第3グループまでは無料配信してくれるので、ブログ執筆の準備をしながら待っていたら、時間になっても始まらない。何かおかしいな、配信トラブル?試合の遅延?とツイッターをチェックしたけど普通に試合始まってるっぽい。
よく見ると開くページ間違えてた。動画の置いてあるページじゃなかった。アホや。さいあくや。挨拶から見たかったのにさいあくや。だって完全に自分の凡ミスだもん。号泣。血の涙。

そんなわけで第1グループの6分間練習等は丸々見逃しました。号泣。以上を踏まえて第1滑走者の演技の感想をお読みください。号泣。


1:日野龍樹
なんとか彼の演技開始時には見るとこ間違えてたの気付いて間に合いましたが、序盤には微妙に間に合ってなかったみたいで、慌ててたのでしっかり集中できなくて号泣。見逃し配信…ないかな…。号泣。このプログラムカッコいいのに…。
得点は思ったほど伸びてない?冒頭のジャンプか?スローでは着氷が…。うん、冒頭のフリップにエラーか。


2:國方勇樹
なかなかいい演技だったのでは。ジャンプもミスがなかったし(実際には回転不足がひとつありましたが)、広がりのある曲調を丁寧に優しく滑ってた印象です。衣装も控えめにキラキラしてて、淡いブルーが綺麗でした。


3:石塚玲雄
ロシュフォールの恋人たちですね。男子の襟付きシャツにジャケットの衣装は大変に良いですね、みんなもっと着て。
ダブルアクセルは綺麗に決まったのですが、そのあとのジャンプにミスが…。転倒もあったし、コンビネーションが入らなかったですね。得点的に厳しくなりそうですが、曲の雰囲気は捉えてたように思いました。どこか侘しさを感じられて良い…。


4:中村俊介
既にジュニア選手らしからぬ雰囲気がありますね。冒頭のトリプルアクセル高さありましたね~。豪快。
しかし次のジャンプで転倒。最後のジャンプはコンビネーションにしたけど認定されてるかな、大丈夫かな。あ、大丈夫ね。後半はもう疲れが見えてスピードがなかったですけど、まだジュニアですからこれからですよね。てかイケメンじゃね??


5:三宅星南
いい演技でしたああああ!!!!滑り終えて見せたガッツポーズに控えめな喜びが溢れててグッときた…。
ジャンプがどれもふわりと綺麗に決まって、それで安心感も持てたのでしょうね、非常に情感のこもった後半の演技はとても素敵でした。観客にもそれが伝わってたような印象です。うう、会場行きたかった。
ステップとスピンがひとつレベル2ではありましたが、GOEにマイナスがないのは素晴らしいの一言ですね。


6:本田太一
太一君もラスト全日本なのか…。その最後の全日本に懸ける気持ちがものすごく感じられました。ジャンプをひとつ決めるたびに出るガッツポーズ。序盤にはスピードもあり、最後まで気合と魂を感じました。彼もGOEにマイナスなし!
しかもヤグディンエキシビションで使ってたあの曲じゃないか、Ancient Lands。何となくそれを彷彿とさせる動きも入ってたように見えたけどそれは私がヤグディンのファンだったからですかね(笑)。何よりこれ、選手を鼓舞する曲だなと思いました。CD割れるんじゃないかと思うくらい聞いたわよ、その昔(笑)。


ここで整氷。製氷の間にネットチェックしたりさらにブログ書いたりするんですけど、ちょいちょい挟まれるCMがスケート関連でついつい見てしまうという…。

長くなってきたので、いったんここで終了します。続きはまた次回に。



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