うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

北京オリンピック雑感⑫

ああ…。緊張し過ぎてお腹痛くなってきた…。吐きそうです…。ではでは、とにもかくにも続きをどうぞ。

男子ショートプログラム

第4グループ

羽生君と昌磨君仲良く並んでリンクの中央で挨拶。仲良く並んでってのも変ですが、平昌の金銀がキュッとまとまって現れるってあたりちょっと運命的で。

羽生君はジャージを着ずに登場。ひときわ大きな歓声も上がってる。中国でもものすごく人気があるそうですね。衣装含め可憐すぎて本当にひとりだけ性別がわからないですが、オリンピック連覇してるんだぜその綺麗な人形みたいな人…。

リンクサイドのステファンも映るので気が抜けないにも程があります…。


19︰デニス・ヴァシリエフス
ヨーロッパ選手権の出来が良かったので楽しみですね。うおおお、オールグリーン!
トリプルアクセルが綺麗に決まったのは大きかったかもしれないですね。コンビネーションはセカンドがトリプルの予定だったのかな。
冒頭から非常に世界に引き込んできましたが、見どころはステップですね。表現面ではここまでで随一の出来だったと思います。
ラトビアジャージも似合うなステファン。すぐ日本ジャージだけど。うん、90点は出ないか。


20︰アンドレイ・モザレフ
挨拶で表情が固まってましたが、隣あの阿修羅だし初出場だし、そりゃ緊張しますよね…。
けど4回転のコンビネーションを綺麗に降りて、これは大丈夫かなと思ったのですが、サルコウは跳び上がった瞬間に転倒するのがわかってしまった。そのあたりから動きも重くなったような気がする…。あああ、アクセルはパンク…。頑張ってはいたけど、全体的に覇気のない演技になってしまった気がする。
やはりオリンピックの重圧だったでしょうか…。フリー頑張れ…!


21︰羽生結弦
21番滑走。またこれを引くとは…。ついに彼の3度目のオリンピックが始まる。この日は必ず来ると勝手に信じていたけれど、本当に今、その時なのだ。なんだかこの世ではないどこかにいるような気分。ここは確かに自分の家なのに。

サルコウさえ降りれば大丈夫だと思っていたのですが…。まさかのシングルにパンク。これだけが、これだけが怖かった…。氷の溝にハマってしまったのだろうか。
しかしそれ以外は相変わらずの素晴らしい過ぎる演技。サルコウが抜けてしまったとはいえ、スピンやステップのレベルもきっちり取っていて、やはりパンクの印象のせいで全日本のような演技に一見感じないけど、非常に美しい。むしろパンクを見ていなければ、どこが問題があるのかわからないくらい。よく何事もないよう最後まで滑ったな…。
90点は余裕で出ると思うけど、やはり要素抜けは痛過ぎる。せめて転倒だったらもう少し点は出たでしょうが…。
消え入りそうな儚さといい、ちょっと醸し出す雰囲気がほかの選手と一線を画していて、別の世界の生き物のような印象すらあったので、そういう意味ではこれまでとはまた違う印象の残り方をしていて、それだけにパンクが本当に、本当にもったいない。

得点は95。4回転一本丸々抜けて得点がないのに、95点あるとか普通に恐ろしいんですけど。ノーミスなら110点前後は出たのでしょうね。ジャンプのミスでPCSも下がってるだろうから、95はまさに「ジャンプの点がひとつ丸々なかった」というそれだけのことだなとよくわかる数字。むしろほぼ予想通りだった。

溝は自分が滑った溝じゃなかったのか。自分の溝に引っ掛かったことがあるからあえて軌道をずらしたのにそこに穴があったとは、これはもう不運としか言いようがない。オリンピックの魔物に3回目にして遭遇してしまいましたかね…。
プロから素人まで口を揃えて、穴は達人であってもどうしようもないという話をしていたので、もう本当に運だったんでしょうね。運は実力や人格とは基本別物だと私は考えているので(そうでなければ説明のつかない事態が多々ありますよね)、誰も悪くない。

けど、意味のないこともまた人生には起きないんじゃないかと思うのです。こんな時の彼が見せてきたもの、もちろん知ってる。スケートの神様はそんなに意地悪じゃない、そう思います。


22︰宇野昌磨
フリップ美しく着氷、ブレがない。トゥループのコンビネーションは手を付きましたが、グリーンだったので減点はされてない。しかもトリプルだったし。良かった。あ、やっぱりあとから減点されちゃったか。
団体戦の方が全体的に気合いも入っていて良かったと思いますが、しっかりと個人戦にも合わせてきたことがわかる演技でしたね。
団体戦から少し点は下がるだろうけど、100前後は出るかなあという演技。あら、団体戦より点が上?これはびっくり。団体戦ではレベルが取れてない要素があったかな?今回は全部レベル4だし。
ステファンいい男だなおい…。


23︰チャ・ジュンファン
ジュンファンもよく回転不足判定を食らっていましたが、すっかり安定してきたようですね。素晴らしいノーミス演技。レビューがついてなかったから、思ったほど点が出ないということもないでしょう。マイナスのない綺麗な採点表。
ルッツとループのコンビネーションやっぱ見どころ。ショートから入れてきちゃうのね。
素晴らしかったです、フリーも楽しみです。あの二人の直後でも落ち着いて滑れていたのも素晴らしい。なんかオーサー久しぶりな気がしちゃう。
やはり高得点、暫定2位。


24︰マッテオ・リッツォ
何だかすごく思いの伝わる演技…。4回転は1本だけなんですけど、ジャンプはすべてしっかり降りました。アクセル一瞬着氷どうか?と思いましたが単にカメラの角度の問題かしら。
丁寧に、誰かに語るように滑ってるなと感じたのですけど、誰かに伝えるための演技だったのかなあ、どうなんでしょうね。
90超えるかなと思ったけど、88点か。


予想通りのことも予想外のことも起こって、とにかく気の休まらないグループだったよ…。
残すは1グループのみ。ではでは、次回の記事でまたお会いしましょう。



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