うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

線路の向こうの忘れ物

今週のお題「好きな公園」


公園ですか。滅多に行かないですねえ…。

それじゃ話が終わってしまうので、子供の頃の思い出の公園の話でもしましょう。

祖父の家の近くに、小さな公園がありました。祖父の家から道路を渡って、線路を越えていったところにあったはず。子供の足でも行けるくらいで、そんな遠くにはなかったんじゃないかなと思う。

私はまったくもって活発な子供ではなく、外で遊ぶより本でも読んでる方が好きだったと思うのですが、それでも公園でブランコを漕いだりするのはなんのかんのと楽しかったような気がします。あと砂遊びが好きでしたね。なんか作るのが好きだったんじゃないかな。

その日も私は公園に行っていたらしいのですが、お気に入りのうさぎのぬいぐるみも連れて行っていたようです。クリスマスプレゼントに買ってもらったうさぎだったような。

夜になって眠ろうとした私は、たいへんなことに気付いて泣き出してしまいました。どこを探してもうさぎのぬいぐるみがいないんです。その頃は夜はずっと抱いて寝ていたと思うので、ないと安心して眠れないわけですね。
家の中には見つからず、たぶん祖父が外に探しに行ってくれたんじゃないでしょうか、夜なのに。うさぎは公園のベンチにいい子して座ってたよ、とかなんとか言われた気がする。田舎なので、ほかに遊びに来た人もその日はいなかったのかもしれません。

うさぎは無事戻ってきたものの、夜露なのか雨でも降ったのか濡れていたらしく、祖父に洗濯されてその日は抱いて寝られなかったんですけどね。

今でも時々思い出してしまうエピソードです。何故よく覚えてるのかなこの話。よっぽどうさぎがいないと眠れなかったのですかねえ…。
今もあの公園はあるのだろうか。どんな公園だったかも覚えていないけど、私のぬいぐるみがちょこんとベンチに座ってる姿を想像すると、胸がきゅっとなってしまって、忘れて帰っちゃってごめんね、と今も時々思うのです。
うーん、古いぬいぐるみは供養に出そうと思ってるのに、こんなエピソード書いちゃうと決意が鈍っちゃうなあ…。

「好きな公園」の話ではないですけど、公園の思い出ということでひとつ…。



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