うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

すべてはラストシーン

今週のお題「SFといえば」


SFと言えば思い出すのは下記の2作品ですね。

藤子・F・不二雄の少年SF短編集

こんなタイトルだったかな…。てんとう虫コミックスで3冊くらい出てたやつ。いとこに借りて読んだ気がする。SFという単語はこれで知ったと思う。
それぞれ表題作が『ひとりぼっちの宇宙戦争』『ポストの中の明日』『宇宙船製造法』だったはず。『宇宙船製造法』以外は結局親に買ってもらったんじゃないかなあ、何度も何度も読んだ記憶があるから。

もう一度読み直せば各作品の内容やタイトルは思い出せると思うのですが、今思い出せるのは『おれ、夕子』と『恋人製造法』の2作かな。ラストが切ない系が昔から好きよね。

『おれ、夕子』は子供には少々難しい話だったのですが、ラストにギャン泣きしたので印象深いです。あれは反則です(泣)。

『恋人製造法』は逆に意外と子供にもわかりやすかったかもしれない。好きな相手とそっくりな人間を作りたいという気持ちはよくわかんなかったし今もよくわかんないけど(やっぱり本人じゃないとなあ、似てる人が欲しいわけではないんですよね)、SFなんだけどSFが現実世界に現れてしまうと確かにこうなっちゃうのかもねえ、という妙なリアル感が面白かったのかもしれません。

大人になってからもうちょっとブラックなやつもいくつか読んだはず。短編集ね。やっぱ偉大な作品たくさん残してる先生は短編も間違いなく面白いですね。

個人的には藤子・F・不二雄先生と言えばドラえもんよりもパーマンよりもこの3冊が印象深いような気がしてます。私にSFというものを教えてくれた作品群なので、外せませんね。再読したい!

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイスのあまりにも有名な作品ですね。既に現実が作品世界に追いつきそうな現在、あまりSFっぽくは感じられなくなってきているのかもしれませんが。SFっぽく感じられないからこそ読みやすいのかなとも思います。

何度も映像化されている作品で、日本でも何度かドラマになってますよね。映像にしたくなる気持ちはすごくわかる、それほどの名作なのですけど、やはり小説という形で読むのがいちばんだと思われます。「文字で物語を味わう」ことにこそこの作品の真価があるのですから。それは読んでいただければ理解していただけるかと思います。

「ラストの1行」に泣かずにはいられない。あのラスト1行にすべてがあるのでぜひ最後まで読んでほしい。個人的には、友達の作り方について述べているとある文章も非常に印象に残っています。

誰かに貸したまま行方不明なのですが(泣)また余裕ができたら買い直して手元に置いておきたい1冊ですね。
オレンジ色のハードカバーのをね、持ってたんですよ…。あと翻訳文学としては最高傑作のひとつじゃないかなこれ。翻訳が本当に素晴らしいんです。


ほかにも大好きだったゲームとか色々挙げられますけども、とりあえず今回はこんなところで。SFマニアでも何でもないためすごく有名なやつだけですけど、もし読まれたことがない方がいらしたらぜひ!



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