うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

フィギュアスケートふらふら語り in 8月③

フィギュアスケートに関する番組の感想をふらふらと語るシリーズ。

本日は7月23日放送の『緊急特番 羽生結弦 感動をありがとう ~終わりなき挑戦~』について。
…もう1ヶ月も前なのかこの番組放送されたの…。ブログの更新ペースを落としたことと私に更新する元気がないことでこんなことになっちゃいました…。正直読んでる人もいないんで(笑)モチベーションも消えかけですしのお…。

ちょっと内容を思い出せるか不安ですが、どうにかこうにか今更感想を書いてみますよ。


まず最初の10分くらい放送を見逃しました(泣)。なんの話してたんですかあああ(泣)。
靴の話とかしてたのかな…?そう言えば羽生君、靴が合わないって話聞いたことがないような。スケーターにはつきものかと思ってましたが。

番組は羽生君のこれまでの活躍を振り返りつつ、本人の素顔に迫るもの。
ファンからの質問には10問ほど回答。これねえ、私も応募しようか迷ったんだけど、しょうもないことしか思いつかずやめてしまったのですよ(泣)。

でも私も聞きたかった質問があったよ。野球のポジションはどこをやりたいかってやつ。セカンドとは意外。やっぱりいちばん目立つしピッチャーかと思ってた。
彼も好きな赤いチームの鉄壁のセカンドみたいな忍者になるのかしら。それはないか(笑)。でもあの忍者がどうかしてるレベルで凄いのは野球好きな羽生君は絶対知ってるだろうな。羽生君の野球談義もじっくり聞いてみたいですな。

ちなみに私が質問しようか迷っていたのは「ゲームの主人公(プレイヤーキャラ)には自分の名前を付けますか?」でした。彼は自分の名前で遊ぶタイプじゃないかなあと思って聞きたかったんだけど、そんなこと聞いてどうするんだ(汗)と思ってやめちゃったんだけど。でも好きな豆腐の種類とか採用されてたし聞いても良かったかもしれないな(笑)。

個人的に今回初耳だったのは、時計が1並びになってるのを見かけたら拝むってやつ。スポーツ選手らしい演技の担ぎ方だけど、徹底してるなあと思った。とにかく勝ちたい、トップでいたい人だけど、ここまでこだわってるのか!とびっくり。


競技人生の振り返りの中では、松岡修造氏に初めてインタビューを受けた時のエピソードも。サイン貰ってるの見て、この人ミーハーって言うか、サインくださいって言ってるエピソード色々残ってるなあと思った。サインじゃないけど、櫻井翔さんに「写真撮ってもらっていいですか?」って聞いてたのはめっちゃ覚えてる(笑)。次に会った時に「その写真今もめっちゃ見てる」って言ってたのも覚えてる(笑)。

印象的だったのはパトリック・チャンの話。羽生君のライバルと呼ばれた選手はたくさんいたけれど、その筆頭はやはりパトリックだったと思う。何しろ、最盛期のパトリックは本当に向かうところ敵なしだったのだから。スケーティングが抜群なのに、綺麗な4回転ジャンプも安定して跳べるようになったんだからそりゃあもう手がつけられなかった。
これまで生で滑りを見た選手の中でもパトリックの滑りは群を抜いていて、どうしてももう一度見たかったんだけど、その最後のチャンスだったであろうNHK杯を彼が欠場したためもう願いはかなわないことになってしまいました(泣)。羽生君が怪我を負った、あの平昌前のNHK杯よ…。実はチケット取ってたのですよ(泣)。
スケーティングの美しさは一朝一夕で身につかないと思うので、滑りの質を考えたらパトリックはライバルの筆頭に置いていいんじゃないかと勝手に思ってました。羽生君もパトリックに勝つためにはどうしたらいいのかずっと考えて戦ってたでしょうし。

グランプリファイナルでパトリックに勝利したことで勢いに乗り、誰もがパトリック優勝だろうと思っていたソチで金メダル。少年漫画みたいな展開。あのパトリックに勝てる選手が日本から出てくるなんて思わなかったよ。
でもたまったもんじゃないのはパトリックですよね。羽生君のこと苦手なのかもなあって感じることもあったけど、そりゃあれだけ若くて才能と勢いのある選手が一気に追い上げてきたら怖かっただろうよ。けど、パトリックの現役時代の終盤近くになると、どうやったらパトリックみたいになれるのかって羽生君の質問にも答えてくれるようになってたみたいで(素直に聞いちゃう羽生君もすごい)なんかホッとしちゃいました。パトリックが番組に映像メッセージくれてたのも嬉しい。元気で良かった。

それでもって羽生君が、パトリックが引退して目標がなくなってしまったって話をしてたのが印象的だった。彼のほうが成績で上回るようになっても、ずっと彼にとっての「超えるべき目標」だったのかもしれない。パトリックの話にかなり時間を割いていたあたりからしても、大きな存在だったんだなと改めて思いました。


それから、上海のファントムを取り上げてくれたのも良かったです。当時は色々言われてしまった試合ですが、羽生結弦という選手を知るにはこれ以上のエピソードはないと思うのですよ。私は今でも、あの上海のファントムが本当の彼なんだと思ってます。
何度かこの件については書いてるので、よろしかったらブログ内検索で探して読んでいただけたら。
色々言われてしまったけど、あそこで最後まで滑ってなければファイナルでの素晴らしい演技もなかったわけだし(確か当時の報道番組で羽鳥アナが泣いてた…)4連覇もなかったわけだし。オリンピックチャンピオンのフリーが初めてベールを脱ぐという期待も最高潮の状態の生放送だったので騒ぎが大きくなっちゃったんでしょうけど、まるでスケートの神がシナリオを描いているかのような彼の人生を象徴するようなエピソードのひとつではないかと思います。

それからSEIMEIね。夢の300点超えを達成する選手が現れたと思ったらあんな大幅に超えちゃったわけですから、もはや伝説。当時の織田くんの「神が誕生しました」というひと言が忘れられない(笑)。
野村萬斎との対談の様子久しぶりに見たけど、面白い話聞かせてくれてるよなあ。しかも萬斎さんの動きが美しくて思わずハッとなって見てしまう。


最後に4回転アクセルの話もしてたけど、さり気なくプレロテってやつに言及してたかな。でも、それを否定するような言い方ではなく「あくまで自分は選ばないよ」というニュアンスの言い方にしてるのがさすがだと思った…。スケオタは頭に血が上りやすい気がするので色々彼の発言の仕方から学んだほうがいいかもしれないわ。

羽生君はソルトレイクくらいの、ヤグディンプルシェンコが火花を散らしてた頃の男子のスケートがずっと理想として頭の中にあるのかなあ。私はまさにそのソルトレイクがきっかけでこうなってしまったので(笑)、彼の思い描く理想のスケートがどう表現されていくのか、特別に楽しみな気持ちでいます。


おっと、なんだかんだと長文になってしまいましたね(笑)。ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




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