フィギュアスケートに関する番組の感想をふらふらと語るシリーズ。
今回は1月14日放送の『内村航平✕羽生結弦 SP対談完全版 〜金メダリスト同士が語る究極の世界〜』について。
昨年末の早朝にフジテレビで放送された『〜S-PARKプレゼンツ〜 日本全国1000人分の1位 スポーツ今年の顔はダレ!?』内でも放送されましたが、それの1時間版ですね。
まず二人の獲得した金メダルをずらりと並べて見せてくれる。錚々たる絵面だけれど、でもこれって主要大会のみなんだろうという数。
羽生君が四大陸の金メダルに触れてたのが意外なような、わかるような。何故かなかなか獲れなかったんですよね、オリンピックのメダル持ってるのに。あれで主要大会をすべて制覇できたし、コロナで本格的に世界が停止する前ぎりぎりで、あそこで優勝してなかったら四大陸だけ逃してたかもしれませんから。
ジップロックにメダルを入れるという内村さん。ジップロック万能説。荒川さんも海外遠征でジップロックに財布だかお金だか入れてるみたいな話してたような。ジップロックの株が上がりまくりそう(笑)
羽生君は練習しても報われないとか、自分の孤独を誰もわかってくれないとか、そういう気持ちが強いのかな。これまでのインタビュー等でもぼちぼち聞かれた話ではありますが。彼にとって、絶対的な王者であった内村さんはその孤独をわかってくれるに違いないと、彼にしかわからない共通項を見出だせる相手なのかもしれない。
一方の内村さんは、もっと達観してる感じでしたね。もっと淡々としてるというか。個人種目だけでなく団体もある体操は、野球やサッカーのように協力しあって進める競技ではないとはいえ、フィギュアスケートほど孤高にはなりづらいのかもしれないなあ。
羽生君に「繊細なんだね」って内村さんは言ってたけど、ホントそんな感じ。内村さんが繊細でないというわけではなくて、もっとサバっとしてる感じ。年齢の違いと競技の違いもあるかもしれないですけどね。
魔物の話も面白いな、羽生君は魔物には会ったけどこんにちはした、って言ってたけど、まさにそうだったんだろうなって思ったもん。特に平昌、あれはこんにちはを通り越して羽生結弦自身がオリンピックの魔物だったと私は思ってます…。
ソチの団体のロシアコールを羽生コールと聞き間違えたっていう話、前にも聞いたけど改めて聞くとすごすぎる(笑)。自信あったからこその聞き間違いだったんだろうなあ。
俺絶対勝つし、みたいなクソ強気な彼の言葉を久々に聞けて面白かったし。そうそう、そういうとこがギラギラに出てるとこも彼の魅力でしたからねえ。かなり落ち着いちゃったけども(笑)
ゾーンのたとえが面白い。羽生君は小学生の頃に入ったことがあり、その感覚は内村さんによると「操り人形系」らしい。自分で自分の動きをピタッと止めて姿勢などを直す感覚だというのが操作してるっぽいということかな。『サイボーグ009』の加速装置で時間の流れが自分以外は極端に遅くなった世界で、自分に自分の修正をかけられるような感じ?
一方の内村さんは「ロボット操縦系」らしい。自分で自分の感覚はなく、頭の中にいる小さな別の自分に操作されてる感じだということかな。どちらも自分が操作してることにはなるのかなと思うけど、能動的か他動的かという違いかしら。
なんか念能力みたいな話で面白かった。なかなかこういう「本人独自の感覚」って説明しづらいと思うのだけど、本人たちの感じた体験が強烈でクリアだったのか、説明が的確でわかりやすい。
全体の8割くらい羽生君が喋ってた気がしますが(笑)興味深い話ばかりであっという間でした。内村さんにも羽生君のドSぶりがさり気なく発揮されてたような(笑)
3月のショーの話はこのときには決まってたのかなあ。他局なので一切触れられてないですけどね(笑)
ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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