やらかしてしまいました、前半グループは寝過ごしてしまいました…。めっちゃ楽しみにしてたのにいいいいいいい!!!!!とほほほ…。TVerは見逃し配信がない…(泣)
てなわけで後半グループのみの感想でございます。中途半端ですがお付き合いいただければ幸いでございます。
ペア・フリー
第3グループ
9:サラ・コンティ&ニッコロ・マチー
3連続はラストが跳べなかったしスロージャンプも2本ともこらえたジャンプで2本目はかなり乱れてしまった。サラさんの怪我の調子がよくないのだろうか、それとも自国開催へのプレッシャーか。
ミスは目立ったものの、このカルーソーのプログラムすごく素敵ですよね。オリンピックでとても映えそうなプログラムだと思っていたので良い演技にならなかったのは彼らも悔しいでしょうが、渋いプログラムで良かったですよ。暫定1位。
10:エリー・カム&ダニー・オシェイ
ジャンプがことごとく決まらず、スロージャンプの転倒後は会場から励ましの大歓声が起きる。その声に力をもらったかのように2本目のスロージャンプは成功!後半はそのまましっかり素敵な演技ができていました。
団体戦2回とも駆り出された皆さんはやはりお疲れであろうか。アメリカは特に団体戦の金にすべてを投入して燃え尽きたような個人戦になってしまってますね…。団体戦に出まくっても元気だったのはゴゴレフくらいか…?暫定3位。
11:ウェンジン・スイ&ツォン・ハン
3連続のファーストがパンク、ソロの方もパンク。スイさんがジャンプ苦手気味な印象ですよね。ですが転倒もしていないし抜けているのがわからなければ美しくこなしているように思えてしまう。スロージャンプはさすがの出来、なんと美しい…!
復帰して半年くらいしか経っていないのにこの演技である。しかもずっとスケートを続けていたわけではなかったようだ。恐るべし前大会チャンピオン。スポーツに寄り過ぎない、演技としての豊かな味わいを感じさせるのも彼らの良さ。すごく良かったと思います!シーズンベストで暫定1位。
そういえば中国はペアが強かったのに、彼らが復帰しないといけないくらい層が薄くなっているということなのだろうか。どうなっているのだろう…。
12:三浦璃来&木原龍一
スタオベスタオベスタオベスタオベエンドレス!!!!!!!!!!
いやもう泣く、こんなん泣く。見てる方が緊張してたけど、こんなとんでもない演技がここでできるなんて…!!なんという、なんというペアなんだ…!
ペアで心配するのはジャンプ要素だけどすべてミスがないどころかこれ以上ないくらいの揃い方と美しさ。このグラディエーターは最後まで勝利を諦めていない、勝つために闘技場にやってきている。そして勝利者になるためにここにいる。これはまさにスポーツの祭典に捧げるための舞である。
これは彼らのキャリアの中でも最高の点が出るはずだ。やはりパーソナルベスト。それどころかペアの史上最高得点の158点を叩き出した。これは全世界が納得の演技でしょう、こんなものを見せてもらえるなんて…!!
第4グループ
13:マリア・パヴロワ&アレクセイ・スヴィアチェンコ
彼らもいい演技でしたね…!曲調が柔らかい時は柔らかさを感じる演技、終盤に曲調が強くなると切れ味良く。ミスもないしとてもまとまった演技。ジャンプがスパッと決まるとやはり気持ちいいですな。
後半は特にあまりスピードはないように感じましたが、日本のペアが速すぎたのでまだ残像が残ってるだけかもしれないわ…。
自己ベスト更新で暫定2位。日本の二人がおそろしい点を出したのでこりゃ相当やんないと抜けないぞ残りのペア…。
14:リア・ペレイラ&トレント・ミショー
彼らもグラディエーター。しかしこちらのグラディエーターの戦いは少々厳しいものになってしまったか、ミスが目立ってしまった。デススパイラルでのミスはあまりペアでは見かけないので、その分疲れや緊張もあったのかもしれない。彼らも団体戦から頑張ってましたもんね。
しかしとてもアクロバティックな姿勢からのリフトや、日本のペアとは違う形での神に捧げるかのようなラストポーズなどとてもカッコよかったと思います。
15:アナスタシア・メテルキナ&ルカ・ベルラヴァ
3連続ジャンプが素晴らしすぎた。余韻すら感じさせる、なんという美しさ…!ソロの方はちょっとこらえたがまあ許容範囲では。2本目のスロージャンプのステップアウトくらいですかねミスは。
演技から少し緊張感を感じたので、メダルに手が届くかもという場面でやはりプレッシャーはあったのかなあという印象。ミスはあれども成功した要素でカバーできるんじゃないかしら。3連続はやはり高得点を叩き出しているんですね、あれは美しかったですもの。加点凄くついてる。
暫定2位、メダル確定!
16:ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ&ニキータ・ヴォロディン
このペアの出来が最終的な結果を左右してくる。さあどうなる。
ショートほどキラキラっとしたものを感じなくて心配したのですが、あああやはりジャンプにミス。連続の3つ目で乱れソロの方はパンク。ちょっとそれは大きいかもしれない。金メダルが見えてる局面でしたものね。
だけれども後半は良かったんじゃないかなすごく。スローのランディングやリフト、唸ってしまうような素晴らしさ。大人のペアだからこその味わいがあってとても良い。素晴らしいものを見せてくれたと思う。
これだけミスがあるとショートの貯金をどこまで生かせるだろうか。そもそもノーミスでないと金は厳しそうな超高得点を日本のペアが叩き出してしまったからなあ、厳しいかもしれないが…。
うーん、やはり点が伸びなくて3位。日本のペア、大逆転金メダル!!!!
解説の成美ちゃんが泣いている。ファンは皆知ってることだけど成美ちゃんは木原君の最初のパートナーだった人だ。木原君と頂点を目指して欲しくて私はずっとふたりに注目してた。けど結果は伴わず、ふたりはそれぞれ別のパートナーと組むことになった。そのうち成美ちゃんは引退、木原君は次に組んだ須崎さんとも大きな結果を出せないまま解散し、そうして巡り会ったのが璃来ちゃんだった。
組んだばかりの頃からファンにも息が合っているのはわかったと思う。頭角を現してきたふたりの姿に、成美ちゃんが「悔しい」と言っていたことを覚えている。自分とではこのユニゾンが生まれなかったことに、忸怩たる思いがあったのだろう。それはまさしく彼女だけにしかわからない気持ちだ。
その感情を素直に出した彼女はとても聡明で素晴らしい人だと思うし、その言葉でとても彼女が好きになった。そして、その複雑な感情を越えて、二人を本当に応援していくようになった彼女のことも応援したくなった。
成美ちゃんの涙にも深い、深い想いが詰まっている。たくさんの人の努力と想いが繋いできた道の先に、この金メダルは存在したのだ。その道を切り開いたひとりである成美ちゃんの解説で金メダルの瞬間を迎えたことは、スケートの神の采配だとしか思えない。
もう今日泣いてばっかり!と木原君を指して笑う璃来ちゃん。この関係性が彼らの強さなのかもしれないね。団体戦2つ滑ってこの最高の演技内容と結果なので、団体戦にグダグダ言えなくなったんじゃなかろうか皆…。
だってどこからも文句のつけようのない演技でしたものあれは。上位のペアが全員ノーミスでも逆転してたんじゃないかな。このオリンピックで目にした数々の素晴らしい演技の中でも、この日本のペアのフリー演技が最も非の打ちどころがなかったと言ってもいいように思う。
フィギュアスケートのファンになってだいたい25年、日本のペアがオリンピックのメダル、しかも金メダルに輝く瞬間をこの目に焼き付けることができて、感無量です。はじめて木原君と璃来ちゃんの演技を見た2019年の秋、あの日「このペアのことは大好きになれる」と感じた直感は、間違ってなかったんですね。
ではでは、次回は女子ショートプログラムの感想でお会いしましょう。