うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

ミラノ・コルティナオリンピック雑感⑯

ついに女子の戦いが決着。緊張するけど最後まで楽しむぞ。よろしければ感想文にお付き合いください。ではではどうぞ。

女子フリー

第1グループ

1:ロリーン・シルド
諸事情であんまりちゃんと見られなかった…。無念。
ちょっとミスが多かったかな?うーん、ジャンプの減点が多い。衣装の赤が深い色でいいですね。


2:リヴィア・カイザー
両手と片手と両方入ってる豪勢なタノコンビネーションからスタート。とてもいいジャンプ!
少し着氷乱れがあったくらいでしっかりジャンプが決まって好調だったんですけど、後半になって転倒が。それが大きなミスになってしまいましたが全体的には楽しそうで良かった気がします。


3:マリア・セニウク
ビビッドな朱色の衣装が目にも鮮やか。
スピードはしっかりあったんですが、ジャンプが思うようにいかなかったかも…。かなりパンクが多くて、後半のコンビネーションも無理矢理行ったような印象。リカバリーをしようとしたり最後まで諦めてはいなかったんですけど不本意な出来だったかもですね。


4:キミー・レポンド
冒頭から3本続けてジャンプで転倒。2回目の転倒後は会場からは大声援、やはり温かい会場ですね。
4本目でやっと成功。そこからはミスはなかったですがコンビネーションもおそるおそる跳んでいるような印象でした。スピンの指先など美しいポイントもあったのでまたリベンジして欲しいですね。


5:ルイヤン・ジャン
おお、いい演技でしたね…!!しっかり降りて行こうという意思の感じられるジャンプが次々と。回転不足だと指摘されたジャンプもありましたが、やるべきことはきっちりやった演技だったのではないかな。スピンとステップのレベル4も光る。
ジャッジの間近でアピールするあたりも魅惑的ですね。暫定トップ。おお、スイ&ハンが見に来てるのか。


6:エカテリーナ・クラコワ
振付はこちらもアモディオ。黒のシックな衣装ですが、曲はシックって感じでもない?後半のイメージに合わせてるのかな?
ジャンプの着氷乱れなどはありましたが全体的にはしっかり決まっていた要素が多く悪くなかったと思います。スピンのポジションも個性的。
コレオかな、走り出していくような振付がとても印象的。希望の明日へ駆け出していくのか。ザ・アモディオ感が…(笑)
キスクラいるのアモディオよね??貫禄出過ぎじゃない????

第2グループ

7:ララ・ナキ・グットマン
ジョーズ。インパクトのあるプログラムですよね。彼女が演じるのはジョーズなのか、ジョーズと戦う人間なのか。かの有名なメロディの辺りは迫りくるジョーズって感じですが。衣装もテラテラした感じですし。でも深海っぽい色なので厳しい海の世界そのものを演じてるような感じもするかも。
演技も良かったと思います。シャープなジャンプがビシビシ決まってました。スピンとステップも全部レベル4ですね。


8:オルガ・ミクティナ
いい演技でしたねえ。ジャンプに力強さとしなやかさがあってかっこいい。スピンからステップへのスムーズな流れとか見応えもありますね。
回転不足はあったようですが演技全体の印象は悪くなかったと思います。んでも軽微でも回転不足4つはちょっと多かったかなあ。でもシーズンベストが出て嬉しそう。こっちも嬉しくなりますね。


9:ユリア・ザウター
おお、これは素晴らしい演技…!!ジャンプがすべて成功、高さもあり美しい。終盤では本人からもみなぎる自信を感じる。会場にもそれが伝わったのか大きな歓声。
28歳、円熟と完成の演技とも言うべきか。回転不足判定もゼロだった様子、それだけ明確に回転していたということ。スピンとステップもレベル4、オリンピックでこれができたのは彼女の人生の大きな財産になりそうですね。
自己ベストを大きく更新し本人大はしゃぎ。良かったねえ…!!


10:イーダ・カルフネン
彼女もいい演技でした…!ラストジャンプだけが!ラストジャンプだけが惜しい!!!着氷が乱れただけなので致命的なミスではないのですが惜しい!!!
白鳥の湖なのですが、なんか妖精感というか魔法感というかファンタジー感があった。そもそも魔法で白鳥に変えられてる話なわけで間違ってはないか…。


11:シン・ジア
純白の衣装で『愛の夢』。清楚そのものという印象。
ジュニア時代の活躍そのままにシニアにやってきたという印象ですね、素晴らしい演技。壁に近づきすぎたようなジャンプのミスだけが非常にもったいなかった。それ以外はとても良かったです、愛の夢の中に観客を引き込む演技だったのでは。
自己ベスト更新、高得点が出ましたね。暫定トップ。


12:アンバー・グレン
6分間練習前から大歓声でしたね、ショートの結果を観客も知っているでしょうから。
メダルが厳しくなった状況で諦めてしまってもおかしくないのに、トリプルアクセルを素晴らしい質で成功!!高い加点がついている。
それ以外も素晴らしい。ジャンプかっこよすぎるんだよ!!
あわやパーフェクトという内容だったので、ラストのループで手をついたのだけが本当に惜しかった。でもそのミスもそこからの立ち直りもドラマティックなカッコよさがあったんですよ何故か。絶対に諦めないという鋼の意思によるものだったのかも。
シーズンベストで暫定トップ!

第3グループ

13:ソフィア・サモデルキナ
ジャンプが全部両手タノ。5つ目に跳んだコンビネーションだけタノじゃないように見えたけど見間違いだったらすまん。片手タノもあったかな?いずれにしろジャンプが上手い人のジャンプという感じで軸などしっかりしていたと思う。
広がりのある曲に乗せて演技も豊かに広がるようで、とても良かったんじゃないかと思います。本人もガッツポーズで嬉しくなりますね。


14:ニナ・ピンザローネ
面白い出だし。座っちゃってる?インパクトあるなと思ったらリショーらしい。なるほどそれっぽい。
少しこらえたジャンプもあったけど、綺麗に降りるとフリーレッグも美しく好印象。スピンの回転も速くて素晴らしい。いい演技だったのではないかなあ。
リショー振付したみんなのキスクラに座るのか?回転不足が多く暫定4位。


15:ニーナ・ペトロキナ
デューン。今大会各カテゴリーにいないデューン?ペアはいなかったっけ?
素晴らしい演技でした、ジャンプすべて成功!三つ目のジャンプふわっとしていて美しかった。ステップは事件が起きたのか緊迫感。コレオは神秘的な砂の儀式という感じ。とても見ごたえがある。
減点のない採点表が美しい、暫定2位。アンバーつええ。グリーンルームでも貫禄ありすぎる(笑)


16:イ・へイン
カルメン。真っ黒な衣装にちょっとだけ差し色で赤が入ってる。カッコいいなこの衣装。
彼女も素晴らしい内容でした!!ジャンプ全部決まった、気持ちいい。ラストは氷に倒れ込むような振付なのですが、そのままカルメンから解き放たれた彼女も力を出し尽くして倒れ込んでる感じ。すべてぶつけ切ったんでしょうね、いい演技でしたものわかるわかる。キスクラでもいい笑顔で嬉しくなります。
彼女も高得点で暫定3位。嬉しそう、かわいい。


17:イザボー・レヴィト
ニューシネマパラダイス。ショートもフリーもイタリアモチーフなのね。地元イタリアのグットマンさんはジョーズだったのに…。何故ジョーズ…。
冒頭のフリップで転倒。しかしすぐに余韻のあるランディングのジャンプで立て直す。シークエンスは少しこらえたような印象でしたが大丈夫そうかな。うむ減点されてないね。ラストジャンプでリカバリーできなかったのでコンビネーションもひとつ足りない状態。
とてもやわらかで美しい演技だったけど、彼女としては不本意かもしれませんね。でもかわいいので許す←やかましい


18:ルナ・ヘンドリクス
3つ目のジャンプが!!!フリップがパンク!!パンクしても美しいのだが転倒より厳しいかもなあパンクは…。惜しい惜しすぎる。
コンビネーションは全部タノで成功。特に冒頭2本キレキレ。さすがの巧みな滑りでしたけど、やはりパンクを引きずったのか観客を巻き込む力はいつもより弱かったのかも。パーフェクトなら明らかに乗ってきますもんね彼女。でも十分彼女の魅力は伝わる演技だったと思う。
んー、パンクが響いたかあまり点が伸びない。ルッツのアテンションも響いたか。ずっとグリーンルームにいるアンバーつえええー。

第4グループ

19:アナスタシア・グバノワ
あああああ、ステップアウトしたルッツだけが惜しかった…!!あとはすごく良かっただけにもったいない!!!!
背中のデザインの通りに、男女の心の機微が見えるような演技。切なさ、怒り、優しさ、愛…。たとえ永遠の別れであっても、そこには変わらない愛情と希望がある。それを感じさせてくれる滑りがとても素敵でした。本当に3つ目のジャンプが惜しいわ…。
この出来でも暫定4位か。ジャンプひとつのミスが大きく響いてしまうな。
サムズアップしてるアンバー貫禄。まだトップ。ずっと座ってなきゃいけなくて大変だわね彼女も(笑)


20:アデリア・ペトロシアン
国際大会でほぼほぼ見る機会がないのですげえ新鮮。こんな新鮮な気持ちで最終グループの選手が見られることなかなかないぞ。皆上位常連ですしね。
4回転は回転不足で転倒でしたが、大会に足りなかったのはロシア女子だよ…。4回転バンバン跳んでたロシアが帰ってきた…。
転倒で無理しないことにしたのか4回転は1本だけ。しかし非常に軸のしっかりしたシャープなジャンプはカッコいいの一言。エッジのアテンションがあったそうですが見てる限りは4回転以外は素晴らしかったように思います。
なかなか点が出ないな、何が引っ掛かってたんだろ。しかしさすがの高得点が出て暫定2位。アンバーどんだけだよ。


21:千葉百音
とても落ち着いてジャンプを降りてた気がする。3つ目のコンビネーションはパワーが続かなかった感じでどうにか降りた印象だったので回転が足りなかったかもしれませんが、最小限のミスだったんじゃないかな。
冒頭のジャンプも少し回転不足だったようなのでパーフェクトとは言えないのかもしれませんが、オリンピックの雰囲気にのまれず演技できたというだけで十二分に強いですとも。
ついにトップが入れ替わる!!ここまで残ってたアンバーがすげえ。彼女もトップ交代をわかってるような表情で拍手送ってましたよね。


22:アリサ・リウ
失敗する気がまったくしなかった。オリンピックをひとつの試合として楽しみに来ているような気負わなさ。滑り終えても余裕の表情。かっこよすぎるだろ!!!
ジャンプがとにかく上手い、力みがなく自然。音にバチっと合ったフライングキャメルには思わず手拍子しちゃった。リンクサイドにはキャーキャー言いながら戻ってきててやっぱり嬉しかったんだろうけど、こんなにイキイキ滑ってたら緊張なんて感じなかったよね。
フリップにはアテンションか、その分点は引かれるけどこれは高得点が出なければ嘘である。やはり150!!もちろんトップ!!!


23:坂本花織
冒頭ちょっと固くていつもよりスピードが無いかなと思ったけど、ダブルアクセルの成功で固さが取れて爆速に戻った気がする。しなやかなジャンプがバシバシ決まっていったのだけど、ああああああフリップの着氷が…。ラストのループでリカバリーできなかったのでコンビネーションが足りない、というかフリップの繰り返し判定になってしまう。そうね、あのループは確かにリカバリーポイントには向いてないかもしれないなあ…。
3連続も非常に良かったし、コンビネーションにできなかったフリップ以外は良かったと思うので、そこがどう響くだろうか。2回目のフリップもリピートなので基礎点が下がってしまうし。
それでも147、高得点。暫定2位、メダル確定!!!


24:中井亜美
トリプルアクセル降りたああああああ!!!!最終滑走ですぞ???!!それでこれだけバチっと降りるとは!!!すげえええええ!!!加点もばっちりついてる、これは大きい!!!
2本目のコンビネーションの着氷ですね、そこだけ乱れましたがそこだけなんじゃないだろうか。滑り終えた本人は首をかしげてるようなので、何か納得いかないポイントがほかにもあったんでしょうかね。
ショートでアリサとほとんど点差がないので、表現面でアリサと差がついていたらトリプルアクセルでそこを埋められているかどうかの勝負になるだろうか。アリサもフリップはアテンション取られてるわけで、それで150だったわけで。
さあ、これはどっちかわかんないな印象として。おや、思ったほど伸びないな。終盤のジャンプに回転不足とアテンションがぼちぼちついてる、ああこれのせいか…。
それでも3位で銅メダル。すげえ、初出場でいきなり表彰台!!!!


優勝はやはりアリサ。だって優勝する人のオーラが出てたもの、滑り出してきた瞬間から。
坂本さんは銀、フリップがコンビネーションにできていれば…。でもたらればを言っても仕方ない、みんなよくやったよ…!!!
アンバーの巻き返しも痺れましたな。フリーだけなら3位だぜ。陰の主役はアンバーだったような。

坂本さんの涙に胸が痛む。銀メダルは誰がどう見たって素晴らしい結果だ。でも彼女がいちばんわかっているはず、コンビネーションを降りていれば表彰台の真ん中に立っていたのは自分だったことを。これが勝負。中野コーチの「次は金メダリストをあなたが育てなさい」という言葉がとても胸に残った。
だけど、だけどやっぱり表彰台の真ん中で笑う彼女を見たかったと思ってしまう自分もいる。坂本さんが日本の、いやもしかすると世界のフィギュアスケートをどれだけ明るくしてくれただろうか。彼女の明るさがどれだけ救いになってきただろうか。それを思うと、彼女自身に誰よりも明るい光が与えられてほしかったと願ってしまうのです。それはちょっとだけ許してね、神様。


ではでは、次回はエキシビションの記事でお会いしましょう。オリンピックの記事は次回で最終回です。