うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

せつなさVS忍耐力=炸裂

自分が楽しいから書いてるシリーズ(笑)第3弾。名作とは言いがたいけど迷作と断言することはできる、そんなレトロゲームについて勝手に喋り倒すこの企画。っていつの間に企画に(笑)。今回は正直クソゲーだと思う迷作について語ろうかな。第1回目が最凶レベルのクソゲーだったじゃないかと思ったあなた、あれはクソゲーだけどある意味遊べるから私としてはアリなんですよ←えっ

というわけで、満を持して今回はこれ。

日本各地の12人の少女たちとの恋愛を楽しむシミュレーション、「センチメンタルグラフティ」(発売/NECインターチャネル)。

何だかんだ言って好きな人も多いと思うので、クソゲー呼ばわりしてごめんなさいなのですが、これは今までに遊んだゲームの中でいちばん辛かったので、迷うことなくクソゲー呼ばわりさせていただきました(泣)。
ネタバレありありなので、気になる方は以下は読まないでくださいね。

まずはかの有名な(笑)オープニング。絵も綺麗だし、動きも滑らかで、アニメーションとしてのレベルは高いと思うのですが、
意味がわかりません(汗)
背景は真っ黒で、その漆黒の闇の中を泳いだりずぶ濡れになったり謎の手の動きを示したりしている12人の少女。新手の宗教かこの世の終わりかとでも言いたくなるような光景です。
そういう世界観のゲームならばまだ理解できます。しかしこれは恋愛シミュレーション。少女たちは制服姿のごく普通の日本人。いかにも可愛い女の子が歌ってる感じの明るい音楽。
なのに真っ黒な闇の中を泳いだりずぶ濡れに(以下略)

アバンギャルド過ぎだろ!(汗)

でもその辺のアバンギャルドぶりはまだいいのです。むしろちょっとクセになるくらい(笑)。先述したようにアニメーションとしては美しいのです。しかし、真の恐怖は最後の最後に待っていました。

何故か制服だけで埋め尽くされた画面が
着ているはずの少女たちの姿がなく制服だけがそこに

制服マニアという種族が存在していることも存じておりますが、正直狂気しか感じませんでした(震)

確か昔読んだ雑誌に、制服を強調するためこういうオープニングにした、的な話が載っていたような記憶があるんだけど、かなりうろ覚えなので全然違うかもしれません。そうでなくとも何らかの意図が製作側にはあったはずなのでしょうが、あまりにも前衛的(笑)過ぎてさっぱりわからない(笑)。普通にやっても良かったんじゃないだろうか(笑)。

でも、ある意味面白い(笑)このオープニングは、本編に比べたら遥かにマシな代物ではないかと思います…。
なかなかに突き抜け過ぎなオープニングに違う意味で(笑)ワクワクしつつゲームを開始した私は、できるだけ登場する女の子の数を絞って遊ぼうと決め、自分にゆかりのある地方の少女ひとりだけを狙うことにしました。一応、どの少女だったかは伏せておきます。たぶん悪いのは少女ではなくゲームシステムなんで(泣)。んで、たぶんどの少女を選んだとしても結果は同じだったと思うので。
オールクリアも果たした「ときめきメモリアル」を遊んだ際に、できるだけ登場人物を増やさないようにして遊ぶと楽だったので、それと同じ感覚で、まずはゲームに慣れるためにもひとりだけ、というつもりで始めたのですが…。
まさか、ひとりだけを狙って遊んだ場合、ゲームとしてはほぼ成立しないなどとは夢にも…(血涙)

ひとりしか登場していないので、あっという間に特別なイベントも終わってしまい、ひたすら通常デートの繰り返し。どうやら2着しか服を持っていないらしく、いつも同じ格好で現れ、同じ話しかしない少女。
主人公は遠方に住んでいるのに、少女は一週でも主人公が会いに行かないと「せつなさが炸裂」して行方不明に。少女に会いに行った街にはこの世の終わりとしか呼べないような音楽が鳴り響き、あまりの恐怖に思わずリセットしてしまう私(泣)。
主人公も少女も高校生だよ。しかも3年生だよ。なのに、受験?何それ状態で交通費捻出のため徹夜でバイトに明け暮れ、少女の住む街では宿泊費を浮かせるため野宿し、なおかつきちんと登校もしながら、毎週毎週遠方の少女に会いに行く…。
死ぬだろ主人公。普通死ぬわ。何より主人公にそこまでさせて毎週会いに来させてるお前は何なんだ少女よ。そんなに会いたきゃお前が来いや。そもそもいい感じではあってもただの友達じゃねーか。何で彼女でもないお前のためにここまでしなきゃいかんのじゃー!
しかも、そこまでしてるのに、少女はデート用の服すら買わず、同じ話をひたすら繰り返す。話すことないんだったらわざわざ呼びつけるな!てか頼むからなんか違うこと喋ってくれ。いつまで同じことの繰り返しが続くんだこれ。え、ゲーム内での時間1年もあるの?

私は泣いた。辛くて泣いた。頼むから早く終わってください、と画面に向かって震える声で土下座しながら泣いた…
セーブデータが消えて悔し泣きしたり、素晴らしいラストシーンに感動の涙を流したことは幾度もあったけれど、「ゲームがつまらなさすぎて辛くて泣いた」ことなんて、後にも先にもこのゲーム1本だけです…。

もうどうしたらいいのかわからないくらい本気で辛かったのですが、とにかくエンディングだけは見ようと、耐えに耐え抜いて最後まで遊びました。そこまでして見たエンディングがどんなものだったのか、実は一切覚えておりません。たぶんいいエンディングは迎えられなかったのではないかと思います。私は知らなかったのですが、どうやらこのゲーム、少女たちを全員登場させて同時進行しなければいけなかったらしい…。なんっっじゃそりゃあ!(血涙)
ついでに言うと、あんなにオープニングで強調していた制服を少女が着用していた記憶もまったくない。少女が方言を喋っていた記憶もまったくない。12人のヒロインが日本全国に散らばっている意味がどこにどのようにあったのか。制服へのこだわりは一体何だったのか。細かい設定色々つけてあったんだろうに。

それっきり、私がこのゲームで遊ぶことは二度とありませんでした…。少々難しいくらいのゲームにこそやりがいを見いだし、「だいすき」や「タクティカルファイター」ですら(笑)何度も遊んだという、自他共に認める微妙なゲーム好きの私なのに、このゲームだけは無理でした。これ書いてたらちょっと遊びたくなってきたんだけど(笑)、たぶんまた辛くて泣くことになりそうで恐ろしすぎてやっぱり無理(泣)。そう、誰よりも私のせつなさが修復不可能なくらいに炸裂してしまったのだった。ってそれせつなさって言わないから(笑)。

私が遊び方さえ間違えなければもう少し面白かったのかもしれないですが、いくら製作者の意図とかけ離れた遊び方をしたとは言え、ここまで絶望的に単調なゲームになってしまうのはあんまりにもあんまりだと思います。登場する少女たちはかわいいとは思うけどさして興味もないし、制服ドリームにもついていけない。ゲームはともかくキャラは好き、といった補正が働かない。なので私の中ではどうしようもないゲーム、つまりクソゲーとして君臨することになってしまったのです。オープニングだけならある意味痺れる(笑)ゲームとして迷作に加えたいところですが、すみませんホントこれだけははっきりクソゲーだと言わせてください(泣)。

あの前衛的なオープニングは、実はゲーム内容にうちひしがれて虚ろな目で雨に打たれるプレイヤーの未来の姿だったのではないかと今にして思うのだった。絶対違うんだけど、それでも(笑)。

押してダメならやっぱり押してみろ

「大冒険」の記事書いてて楽しかったので(笑)、自分のためだけに再び同系列の記事を書くことにする。

てなわけで、今日はこれ行っとこうかな。ひたすらボタンを押しまくる超シュールなゲーム、「スイッチ」(発売/セガ) 。

まずオープニングの曲が秀逸。作曲はあの谷啓さんらしいのだけど、洒落た軽快なメロディで、明るい昭和の香りのするなかなかの名曲です。その一方で、ゲームの内容に合わせた非常に変な曲でもあります(笑)。私は大好きだけどね。乗り物酔いする方は車の中で聞いてはいけません(笑)。

確実にもう15年以上は遊んでいないので、細かい内容は忘れちゃったんだけども、一応ゲームの目的みたいなものもあったし、エンディングもあったはず。でもそんなのほとんど意味なかったと思う。
このゲームのメインは、タイトル通りとにかくスイッチを押していくことなんですもの。スイッチの中には別の場所にワープするものがあって、そのスイッチを見つけ続けることで本来の目的地にたどり着くのが確かに一応の目的なんですけど、どうしてもそれを見つけてエンディングを見なきゃいけないゲームじゃないんですよこれ。そりゃ一応は見るけれども、本当の目的は「すべてのスイッチを押してその結果を楽しむ」ことに他ならないと思う。
でもスイッチを押した結果はほとんどがクソくだらないギャグだったりする(笑)。すごく綺麗だったりメルヘンだったりする映像が見られることもあるんだけど、◯ロネタの方が圧倒的に多かったような記憶が(笑)。ちょっとウンザリしたくらいあったような、◯ロネタ…。

主人公を強くしたり、頑張って敵を倒したり、難しい謎を解いたり、感動的な物語を味わったり、といった、大抵のゲームに設定されている何らかの意味のある目標がこのゲームには存在しない。ただひたすら際限なく繰り出されるギャグを楽しむだけ。意味も生産性も皆無。
なので、受け付けない人は本当に全然受け付けないゲームだと思います。得手不得手などではなく、こういう風に遊ぶ人を選ぶゲームというのも面白いものだなと思いますが。
確かに、テレビの前にじっと座って、ひたすらスイッチを押すだけなのは辛いものがあるかもしれません。そのためにいちいちメガCD(プレステでも出てるそうですが私はメガCD版しか遊んだことないです)を起動させて、何度も何度も遊びたいか?と問われれば、確かにそれは辛いと答えてしまうでしょう。こういうしょうもないゲームが好きな私でも。

でもね、そんな「スイッチ」を、無性に遊びたくなる時があるんですよ。
それは、銀行などで行列に並んでいる時。今は携帯やらiPodやらがあるのでこういう時の暇潰しがしやすくなったけれど、スイッチが発売された当時はまだそういう時代ではなかったはずだと思います。なので当時はよくその衝動に駆られてました。並ばなきゃいけない時に限って本とか雑誌とか持ってないんだよね(泣)
後ろに大行列が出来ているにも関わらず、何冊も通帳を出しては振込だか何かをやってる人に占領されたATM。イライラしますね、それはもうイライラします。そんな時、列の側にそっと用意された画面。何となくスイッチを押すと、シュールなギャグが淡々と繰り出される。続きが見たいとも、すべてのギャグが見たいとも思わないけど、イライラする心は少なくとも多少収まるのではないでしょうか。うっかり「押してはいけないボタン」を押して世界遺産を爆破させるのもご愛敬(笑)。てか逆にスカッとしそう(笑)。めっちゃ不謹慎なギャグですけどね…。

そう、このゲームが最も有効に活用される場面は「暇潰し」だと思うのです。ちょっとした時間に、ちょっとだけ楽しめればそれでOKで、きっとそれがいちばん楽しい。一気に遊ぼうとすると胸焼けがしちゃうけど。
操作したくなければ延々とオープニングデモを見ててもいいし、逆にがっつりエンディングまで進めてしまってもいい。誰かと待ち合わせをしてるのに相手が全然来なくて、時間がありすぎて一通り遊んでしまうなんてことがあるかもしれない。でも、突然友達が来ても遠慮なくゲームを途中のまま放置してその場を離れられる。その後にやって来た人はその続きから遊ぶことになるのだけれど、どこから始めても構わないゲームなのでまったく問題ない。
こんなに暇潰しに最適なゲームほかにないと思う。携帯の待ち受けにしょうもないミニゲームを設定して暇潰しにたまに触るような感覚でしょうか。でも待ち受けにしちゃったらメガCDで遊ぶのと変わらないような気がしないでもない。

そんなわけで、最近様々なお店で接客を頑張っているペッパー君に是非とも「スイッチ」を搭載して欲しい(笑)。絶対無理だと思うのでここで呟くだけだけど(笑)。
だってペッパー君、時々全然相手にされてなくて可哀想になるんですよ(泣)。とある銀行を訪れた時にもこのペッパー君がいたのですが、僕とお話しませんかー、とか、無視しないでくださーい、とか必死で呼び掛けてるのに誰も立ち止まらないの(泣)。あまりに可哀想でつい相手をしてしまいましたよ私(泣)。んで、銀行の人に、ここペッパー君がいるんですね、みたいなことを話したら、「そうなんです、いつもひとりで、無視しないでくださーい、とか叫んでるので相手してあげてください」と言われてしまいました(泣)。
で、また別の機会にその銀行に行ったら、

ペッパー君は電源を切られてうなだれて立っていました

ペッパアアアアアアアアアア(号泣)

スイッチが搭載されようが、忙しい客の多いお店ではペッパー君の立場は変わらないかもしれないですが(泣)、少なくとも私は暇潰しに遊ぶからスイッチを。そのためにペッパー君に話しかけるから。ゲ◯ネタは企業のロゴが飛び出す仕様にでも変更すれば問題ない!って私ひとりが遊びたがっても意味ないから(笑)!

ペッパー君云々は冗談としても、実際に「スイッチ」が遊べる機械的なものがその辺に置いてあったら、子供は喜んでスイッチ押しまくるんじゃないかな。好きですよね小さい子、ボタンとかスイッチとか。ほら、電話のおもちゃとかさ。大人になっても、スイッチ見ると何となく押したくなる衝動に駆られることはあるけど、子供の頃ほどその欲求は強くないでしょう。
そういう子供の感覚を、大人が本気で作品に仕立てたのが、この「スイッチ」というゲームなのかな、と思ったりします。本気でバカをやってしまえる、遊び心に溢れたとても素敵な大人たちの作ったバカ過ぎるゲーム。でも、子供向けでは決してない。
こういう作品が大ヒットすることもままあるので、売り方によっては一大センセーショナルを巻き起こした可能性がなくはないんじゃないかと思ったりもしますが、でもやっぱり「わかる人にしかわからない」ゲームかもしれません。それでも是非、このゲームにしかない独特の魅力を味わってみて欲しいな、と今でも時々思うのです。

それにしてもメガCDかあ、懐かしすぎる。好きなゲームいっぱいあったな。ルナ・エターナルブルーは本気で名作だったなあ。遠い目。

必殺技の名前が「必殺技」←本当

陰気な記事が2日続いたので、今日は思いっ切り気の抜けた記事でも載せようかと思います(笑)。

これはひどい」という言葉をインターネット上で見かけるようになったのはいつのことだったでしょうか。たぶん、ブログ公開したときに言葉の下に下線が引かれて、はてなキーワードにリンクできるようになると思うから、意味はそちらを見ていただくとして。
ごく普通の日本語ですよ、これはひどい。何の意識もなく使用してる人の方が圧倒的に多いでしょう。
でも私は思い出さずにはいられなかった。あの伝説のゲームを。
これはひどい」がすべてを象徴するあのゲームを。

そのゲームの名前は「大冒険 セントエルモスの奇跡」(発売/パイ)。
私が言ってるのは当然セガサターン用です。プレイステーションでも発売されてそちらは随分まともなゲームになっているという話ですが、まともなゲームになんて興味はありません(笑)。

もうゲームに触ることすらほとんどなくなって10年以上経ちますが、それまではわりと頻繁に遊んでいました。面白いゲームももちろん好きでしたが、どっちかというと意味のわからないゲームとか、面白くなさすぎて逆に面白い(笑)ゲームが好きでした。
ゲームバランスが悪過ぎてクリア不可能なゲームとか、最初からウケを狙って作ったゲームはいけません。それはただのクソゲーです。クソゲーには違いないけど、製作者の愛を感じるとか、ある意味常識では測れないレベルの突き抜けた内容とか、それでもって難易度は高いが頑張ればクリアできてしまうとか、といったあたりがポイントです。面白いゲームはだいたいが親切すぎるのです。ヒントも少なくバグも多い、でも一種の怖いもの見たさで思わず先へ進めてしまう。そんなゲームを力でねじ伏せ、根性でクリアした時のカタルシスたるや。だいたいしょうもないエンディングにガッカリするんだけど(笑)そこがまたいいんですよ←何が
ほら、面白いゲームの頂点と面白くないゲームの頂点を円の形に一周させると、そのふたつは隣り合うでしょ。きっとそういうことなんですよ←意味不明

「大冒険 セントエルモスの奇跡」(以下、長いので「大冒険」と略)はある意味そんな「面白くなさすぎて面白い」ゲームの帝王だと思われます。こんな記事書いてるってことは当然のようにクリアしたんですよ、わざわざ。よりによってこれを(笑)。
ちなみに私、寝っ転がってても遊べるゲームしか基本クリアしないです。できないが正解だけど(笑)。スーパーマリオは最初のクリボーで死んでました。下手過ぎ(笑)。
あ、ネタバレも少々あるので気になる方は以下は読まないでね。

まずこのゲーム、グラフィックがしょぼすぎてヤバいです。本当にセガサターン用ソフトなのか疑うレベル。慣れるけど(笑)。もっとヤバいのが音楽で、各場面の曲が5秒くらいしかなく、それが延々と繰り返されるため気が狂いそうになります。マジでヤバかったので、途中から時々違う音楽流しながら遊んでました(汗)。

ゲームの展開も非常に単調です。基本的に船で様々な港を回ってモンスターを倒して港を解放するだけ。しかもたいして距離の離れてない港にいきなり超強い敵が出てくるのでしょっちゅう全滅。さらに港とモンスターの数は決まっているので、海賊と一騎討ちしてレベルを稼げる主人公とは異なり、最初から勝手についてくる主人公の友達はモンスターと戦うことでしかレベルを上げられないのに、頻繁に敵にやられて絶命するためなかなかレベルが上がらずいつまでも弱い(笑)。強い傭兵を雇っても、ゲームを楽にクリアするのは至難の技。て言うか無理。
そしてこのゲーム最大の魅力ですが(笑)、モンスターのデザインとセリフが様々な汚点をすべて吹っ飛ばすレベルにヤバすぎ。「これ作った人に何があったんですか」と真剣に聞かずにはいられない。一応、ラストで意味不明のセリフの意味(すげえ日本語だな)はわかるようにはなっているけど、わかったところで何の感動もないところが大冒険の大冒険たる所以であります←お前も意味不明
あまりにもセリフがヤバいので、途中からメモ取りながら遊んでいましたが、人間の喜びなどの快の感情を根こそぎ奪っていきかねない、闇の産物としか呼べないモンスターのデザインにはウンザリを通り越してゲームを投げ出しそうになるくらいでした。しかもデザインは色違いで使い回され続けるという(笑)。

しかし、このゲームのもう一本の柱である海上貿易については、単調ながらもそこそこ遊べたように思います。お金を稼ぐ方法にさえ気付けば、時間はかかりますが段々船を強くして海賊に勝ちまくれるようになるのはなかなか楽しかったです。
モンスターを倒したり海賊に勝ったりしてお金を稼ぐこともできるのですが、基本は交易と銀行の利子で稼ぎました。それぞれの港の特産物を調べて、どの港の特産物をどの港で売れば最も効率がいいのかをシミュレーションしましたね。それも結構手間なので、銀行にお金を預けるとわりといい値で殖えていくことに気付いてからは、預けられるだけ預けて、わざと海に船を放置して時間を経過させて利子を増やしたりしてました。ちょっとうろ覚えだけど確かこのゲーム、何も操作しないで船放置してるだけでも勝手に時間が経つの。何か用事ができて、操作しなければ大丈夫だろうと思ってほっといて用事を済ませて戻ってきたら、食糧がなくなって餓死して全滅してた記憶がある…。記憶違いかもしんないけど。
こうやって稼いでいかないと、しょぼい船だと嵐にやられてすぐ壊れちゃうし、港を回ってモンスターを倒すのにも船じゃないと行けないから(このゲームの移動はたぶん街中以外は全部海上)強い船を手に入れることは必須条件なのですね。ただでさえ楽にはクリアできないゲームなんだから、その辺は抜かりなくやらないと。

…って、あれ?意外と遊べるんじゃないかなこのゲーム(笑)。遊びながら色々メモ取って、次回のプレイに役立てよう、とか思ってたもんね。
…次回って(笑)。もう一回遊ぶ気だったのかよお前これを(笑)
いやだってさ、序盤で相当苦労したから今度はもっとスムーズに進めてみたくて。三大海賊もゲームクリア直前かクリアしてからやっと出会えたし。アンジェリカとシルバーレイスが早くからいる状態で進めてみたいもん!

…という訳で、いつかもう一度遊びたいゲームの第2位がこれ。まさかのこれ(笑)。ちなみに1位は「HOP STEP あいどる☆」ね。ああ、全然わかんないって人は大丈夫、一生わかんなくても何の問題もないから(笑)。セガサターン500円くらいで買えるようにならないかな←無茶言うな

最初から最後まで「これはひどい」の精神に貫かれた「大冒険」。その意味はゲームをクリアしたその時に嫌というほど味わうことになるでしょう。確かにヒドイけど(笑)、でも決してクリアできないゲームでもソフトを叩き割りたくなるほど辛いゲームでもないので、機会があれば是非めくるめく大冒険の世界に身を投じてみてください。歯ごたえのある難易度と、ちょっとほかではお目にかかれないモンスターのセリフに病みつきになることうけあいです(笑)。でも、これを書いてる奴のゲームの趣味が相当なB級寄りだということはゆめゆめお忘れなきように(笑)。

…超マニアックなオタクの手相です、と占いで言われたので(笑)今回の記事を書いてみましたが、超マニアックどころの騒ぎじゃないので、フィギュアスケート関係の単語などで検索して見に来られた方がドン引きしてないか心配です(笑)。いやでも、有名だよね?大冒険(笑)。

 

…これ予約投稿にしたのに投稿されなかったのは何故?(泣)