うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

小さな世界の小さなリアル

今週のお題「何して遊んだ?」

外で遊ぶのが嫌いだった上(この頃から自然に触れるのが苦手だった。今ほどじゃないんだけど…)友達もいなかった小学生の私は、もっぱらインドアでのひとり遊びに没頭していたんじゃないかと思われます。よく覚えてないけど。読書も好きだったしTVゲームにも夢中になってたけど、ほかにも大好きだったものあったはずだよな…、と唸りながら思い返してみたところ、そうだ、これがありましたよ!

エポック社から発売されている、動物の人形とミニチュアの家具や家のシリーズ。そう、「シルバニアファミリー」です!

私がこれで遊んでいたのはおそらく80年代なので(年がバレるわ笑)たぶん発売初期のものかなあと思います。今でもおもちゃコーナーでシルバニアファミリーを見かけますが、現在の商品と比べると随分シンプルだった記憶があります。家具はだいたい緑色で、木でできてたんじゃなかったっけ。プラスチックの触感じゃなかったような。お皿や花瓶なんかも陶器だったように思う。スプーンとかフォークとか、無くしちゃいそうなくらいに小さくて、結構対象年齢が高かったのでは?と今にして思います。

私が持ってたのは、まず家とか部屋が「ハウス」と「デラックスハウス」(確かこんな名称)、バスルームのセットみたいなのとパーティールームのセットみたいなの。家具がセットしてある部屋で、部屋自体は繋げられるんじゃなかったっけ?うろ覚え。
家具はベッドとかハシゴとか台所とか乳母車とか、そこそこの数を持ってたはず。数が増えて「ハウス」に入りきらなくなったので「デラックスハウス」を買ってもらったんじゃないかなあ、覚えてないけど(笑)。
人形はグレーウサギはだいたい一揃いいたはず。ブラウンウサギも結構いたはず。ブラウンクマもそこそこ。あと何故かモグラ(笑)。私はこの頃から無類のうさぎ好きだったので、ウサギファミリーは優先的に集めてましたね(笑)。

とにかくかわいいんですよ、このシルバニアファミリー。子供向けのおもちゃなんだけどあまり子供騙しの部分がなくなかなか精巧に作られていて、インテリアや外国文化への淡い憧れみたいなものをくすぐる商品でした。家具を家の中に思い思いに配置して、動物たちを並べて、色々な物語を妄想して遊んでたんじゃないでしょうか。覚えてないけど(笑)。中学生くらいになっても、友達が来ると懐かしがって出して遊んだこともあったような。精巧に作られていたので、成長してからでも十分鑑賞に堪えるものであったように記憶しています。

遊ぶ度にいちいちひとつひとつ箱にしまって、それをハウスの隙間に詰め込んで(笑)、ハウスそのものも箱にしまっていたので、たぶん今でも箱ごとすべて残ってるはず。さすがに無くしちゃったり傷んだりしてるものも多いと思うけど。特に箱は何度も出し入れしてたからその頃から結構角が傷んでたし、お風呂の栓とかパーティーセットのジュースとか、すごく小さなものは行方不明になってる可能性も大です。あとデラックスハウスの方だと思うけど、家のまわりに並べて遊べと言うつもりで父がくれたミニチュアのレンガを、何を思ったか家のまわりにボンドで貼ってしまい、しかもレンガの数がまったく足りず(笑)、中途半端な壁の家になっちゃってるはず。レンガの家にしようと思ったみたいなんですけどね、子供でもわかるだろ、あからさまに足りないの(笑)。てかそもそも貼るな(笑)。

子供の頃持ってたおもちゃの中で、これだけは処分せずにずっと持っていようと決めていて、いつかきっと広い家に引っ越して飾っておこうとまで思っていたんだけど、んで今でも自分の手元に置いておきたいんだけど、カオスと化した実家は目的地までたどり着けない程の有り様で、どうやってシルバニアたちを救い出そうか本気で悩ましいところ(泣)。以前は実家に帰る度に掃除していたんですが、物を捨てても捨ててもその空いた隙間に別の物を詰められたりして、ほかにも色々ありすぎて(お前が片付けたから物が無くなったと逆ギレされたりとか←私一切触ってない、本人がいい加減なだけで完全な言いがかり…)もう手を出すまいと心に決めているので難しいかもしれない(泣)。今居住している人間が心を入れ替えないとどうしようもない…。実家のことを考えただけで心が沈む…。沈むくらいならいいけど正直絶望的で死にたくなりますよ…。もういやだ…。

あ、でも、ちょっとだけ手元にあるんだった。赤ちゃんの人形が7体ほど。ビーバーとかうさぎとか犬とか。ハイハイやおすわりしてるのもあるぞ。マクドナルドのハッピーセットの景品だったような気がするんですが、全然違うかもしれません。誰かにもらったのかもしれない。自分が買ってもらったやつは箱ごと収納してるはずだし。箱がないから普通に飾ってたんじゃないかな。そのおかげで救い出されてるのだから皮肉なもの(泣)。今でも飾ってるんですが、改めてしげしげと眺めると、本っ当にかわいい。これは決して処分する気にはなれないわ…。

そうそう、実はシルバニア友の会にも入ってました(笑)。半年会費だったかな、いや普通に考えたら1年か、500円くらいだったんですけど、それも払えなくなって(泣)やめちゃったんだけど、数年入ってました。その時あることに応募してあるもの(何となく伏せる)をもらったんだけど、包装紙(凶悪なレベルのかわいさ)とかシルバニア村の村長さんからのお手紙(印刷じゃなくて直筆だったと思う)とか、送られてきた封筒ごと大切に保管してて、絶対捨ててないはずなんだけど、これまたどうやって救い出そうかと長年の悩み(泣)。あるもの自体は飾ってたからすぐ見つかりそうな気がするんだけど。子供心にすごく嬉しかったですねえ、あの時は。会報も全部残してあるはず。会報に載ってたお菓子作ったこともあったなあ。冷蔵庫で冷やして作るという簡単なやつ。親にブツブツ文句言われたから一度しか作らなかったけど…。

ああ、思い出のシルバニア。どうにかして救い出す方法はないものか(泣)。そしていつか思いっ切り稼いでデラックスハウス(笑)を建ててシルバニアたちを飾ろうと改めて心に誓うのだった…。

その存在価値はいざという時にこそ

お題「私のカバンの中身」

財布とか手帳とかカードケースとか当たり前に入ってるものは除いて、たいてい入れてるものはこんな感じ。

◆薬
体調が良くない時があるので、緊急時に対応するためや飲み忘れを防ぐため、必ず持ち歩きます。

◆カイロ
これも体調不良時に対応するため。夏場でも空調で冷えたりするので持ってると安心。

◆5円玉が詰まった小銭入れ
遊びに出かけた時などに神社やお寺に寄って参拝することがわりとあったんですけど、財布からお賽銭を出すと、あとで家計簿をつけた時にいくら使ったのかわからず困ることが多かったので、お釣などで5円玉が少し貯まると、お賽銭用としてはじめから計上し、さらにお賽銭専用の小銭入れも準備して持ち歩くことにしました。でも肝心な時には忘れるんですけど(笑)。
ちなみに家計簿はエクセルで自作してつけてます。死ぬほど使いにくいので作り直さなければと思いつつ面倒でそのまま(笑)。こうやって収支を徹底管理することで何とか生きてます…。

◆エコバッグ
買い物袋が有料のスーパーも多いので、日常的に使うカバンには必ず入れてます。結構傷んでくるものなので、今使ってるのはもう5代目か6代目?すごいかわいいのわざわざ買って(エコバッグってなんのかんのといただくことが多いような)使ってた時はどこかで落としてきてしまい非常にショックでした(泣)。
エコバッグに入りきらなかった時のために大きめのビニール袋も持ち歩いてます。いざという時にはゴミ袋にしたり色々使えるし。

◆交通系ICカード
移動はすべて公共交通機関か徒歩の私には必須。目的地までの料金を調べて切符を買ったりしなくてもチャージさえきちんとしておけばそんな手間省けるし、何よりお賽銭同様「いくら使ったのかわからない」という事態が発生しないのがいい。昔はそれで結構困ってたのですよ。チャージマシンならレシート出るしね。JRとバスの2種類のカードを必ずと言っていいほど持ち歩いてます。特にJRのは全国どこでも使えるようになってきたのでたいへん有り難いです。

◆絆創膏
気がついたら足から血が出てることがたまにあるので(笑)。ヒールのあるサンダルなんか履くとたいてい靴擦れするし、普段から持ち歩いてるけど、特に旅先で必須かな。日常生活ではヒールのある靴なんて履かないから(笑)。どこでも歩いて移動するので歩きやすい靴しか履かない(笑)。そして最近は旅先等の非日常時でもそんな気合い入れない(笑)

◆日傘
冬以外は必須。折り畳むのが面倒で折り畳まない日傘をずっと使ってたんだけど、しょっちゅう無くすので(汗)、最近は折り畳み式のにしてます。急な雨にも対応できるしね。でも折り畳み式の日傘よりそうじゃない日傘の方が明らかにかわいいデザインが多いし価格も安い。折り畳み式でも結局無くすしすぐ壊すし、果たしてどっちがいいのか悩ましい昨今。

◆フランス語のラジオ講座のテキスト
その昔に買ったもの。移動中などの隙間時間に勉強するために持っているのですがなかなか開かない(笑)。実は数年分あるのですが、このまま棚に並べていても一生勉強しない気がしたので、1冊勉強しては処分していく、という形にすることにしました。片付けにもなるし、強制的に勉強することにもなるし。書き込み式の練習問題がついているものはなかなか読み終わらないけど、やっぱり自分の手で書いてみる、という行為が最も記憶に残りやすいな、と思った次第。読むだけだとなかなか頭に残らないんですよね。いや残ってるのかもしれないけど、それを取り出す作業までに至らないと言うか。
ずっとカバンに入れっぱなしだと本も傷んでくるので、どうせ捨ててしまう予定の雑誌類なら傷んでも問題ないかなという点でもこれを選んでます。サイズも小さくて持ち歩きやすいしね。ちなみに勉強の成果は爆笑するほど出てない(笑)

カバンの中身はもっとスッキリさせたいと常々思ってはいるんだけど、「必要になったら買えばいい」という芸当ができない貧困の民には普段からの節約が必須。て言うか死活問題。旅にでも出るのか?と聞きたくなるほどのあまりにも大きなカバンを普段から持ち歩いてる人はそりゃどうかと思うけども、たぶん常識の範囲内くらいなのに「カバン大き過ぎ」「そんなにモノ入れないといけないの?」って必ず言ってくる友達、正直嫌だったよ。そりゃあなたはいざという時にお金出してくれる誰かがいるんだろうし荷物は車の中に置いとけば済むのかもしれないけどさ、荷物が増えても全部自分で持って歩かなきゃいけない私はいっぱい入る大きめのカバンが好きなんだよ、ほっといてくれ。というわけで中身がスッキリ片付くカバンが欲しいです。カバンってなかなか気に入るのないんですよね。かごバック大好きだけどあれはたいてい持ち手が壊れるし(泣)。中身も飛び出るし(笑)

スケート感謝祭2012

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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広島のスケートリンクビッグウェーブは冬季のみの営業で、夏はプールになってしまうのですが、毎年リンクとしての最後の営業日には「スケート感謝祭」というイベントが開催されています。
行こうとするも仕事等で見送ること数回、ようやく今年初めて行ってきました。

しかし、実は今年も華麗に出勤で、半ば諦めていたのです。ただでさえ有休の取りづらい労働環境なのですが、土日はそれに輪をかけて厳しいのです(泣)
だがしかし。「ネタの神様が近くに来てるんじゃない?」としか言い様のない出来事が頻発←もう面倒だから割愛
これは行くしかないんじゃ…とかなんとか言ってたら、なんと運良く休みがチェンジ可能になるというまさかの状況に。このなかなかの無理のない展開、なんだかお導きっぽいんですが(笑)

そんなこんなで当日。町田君が出演する12:20からのエキシビションの場所取りのため11時くらいにビッグウェーブに到着。
着くなり目に飛び込んできたのは野菜の直接販売。広島市東区(ビッグウェーブのある地区)の農家の皆様が自ら売っておられました。
思わずゆでたけのことスティック春菊(栽培者夫婦の顔写真入り←笑)を購入。スティック春菊を買おうか悩んでいた時に「僕毎年買うんですよ。ごまドレッシングで食べると美味しいですよ」とお兄さんが声をかけてきたので皆様もご参考に(笑)。ちなみにそんなに好きでもないのにノリで買ってしまったたけのこは炊き込みごはんに、スティック春菊は半分は生でいただき、半分はたまごとじにしました。美味しかった。

野菜を手に(笑)リンクへ。2階の客席で見るだけなら無料なのでフリーダムに入場。町田君の演技がタダで見られるなんて…。ローカルイベント万歳(笑)
インリンクのほぼ中央の前方に席を確保して、サブリンクで行われていたワンポイントレッスンの様子を見学。なかなか面白い。やっぱり教える人は上手だなあ。当たり前かもしんないけど。

この日は通常の半額で滑走できるということで、リンクは見渡す限り人の波。上手い人から転びまくるちびっこまで様々な人々が滑っていましたが、意外と時間を忘れて眺められるものですな。

自由滑走が一旦終了し、整氷車(加藤商会って書いてあった)がリンクをぴかぴかにして去って行くと、いよいよお待ちかねのエキシビション。リンクサイドも客席も人でいっぱいに。
まずは練習時間。この日滑る3人が登場します。視線はどうしても町田君に集中。
町田君は長袖の白いワイシャツに黒のパンツ、というシンプルな格好で登場。練習を見る限り、素晴らしい動き。ずーっと練習見ててもいいや、と思ったくらい。ジャンプを跳ぶ度に拍手が起こっていました。
しかしワイシャツが本当にただのワイシャツだったらしく、跳んだり回ったりする度にどんどんはみ出しておなかが丸見え状態に(汗)。本人も気付いて裾を入れ直したりしていましたが、やっぱりはみ出してしまってました。おなか冷えるよ!(笑)

練習時間が終了し、いよいよエキシビション本番。
トップバッターは唐川常人。黄色と黒の衣装。カルメンかな。
まだ中学生ということで、ごく短い時間での演技だったためどんな選手かよくわからずじまいでしたが、町田君に続いて頑張って欲しいです。

お次は中塩美悠。あ、この子は今年2月の大会(注:スケートヒロシマのこと)で見掛けたな。
エストサイドストーリーの音楽に乗せ、前半は快調に滑っていましたが、後半で派手に転倒。なかなか起き上がれずにいたので少し心配。

そしてトリ、町田樹。練習の時と同じ格好で登場。
実は私、この日滑るプログラムは時代劇風の衣装のアランフェス協奏曲だと思い込んでいました。ネタバレしないように普通の格好で練習していたんだと思っていたので、不意を突かれて戸惑ってしまいましたよあわあわ。流れ始めた曲ももちろんアランフェス協奏曲ではありませんでした。

まずはジャンプが3回。すべて成功。スピンもキレキレ。こんなローカルな会場で行われているとは思えないような演技。
圧巻だったのはストレートラインステップ。狂おしく情熱的なそのステップは、指先まで熱さがこもっていて、思わず息を飲むほどの完成度でした。特に、ちょうど我々に向かってその腕が差し出された時には、ステファンの演技にいつも見ているような迫力を感じて胸が震えました。ジャンプくらいでしか拍手しない一般の観客から拍手が起こっていたということからしても、どれだけ素晴らしいステップだったかわかっていたたけるでしょうか。

最後はスピン。何となくショートプログラムのような構成?
あまりに素晴らしかったので思いっ切りスタオベしまくりたかったのですが、周囲を見渡すとスタオベしてる人なんて誰もいないっぽい(汗)。諦めた(血涙)
いやしかし、これは十分スタオベに値する演技だったと思うよ。ステファンが町田君を気に入った理由が今日の演技でよく理解できた気がした。「彼の演技を見て恋に落ちたような気分になった」という発言も。初めて聞いた時爆笑してごめんよステファン。いややっぱりどうかと思うけど(笑)
普通のファンの私でもそんな気持ちになる演技でしたから、町田ファンなら確実に失血死したに違いない。しかもやっぱり演技中にシャツがはみ出してなんつーかもう大変なことになってたし(汗)

ちなみに町田君の演技前には彼からのコメントも読み上げられました。今日は僕の演技で楽しんでいってください、とか言ってたかな。なんか優しいコメントでした。演技終了後も出演した3人が並んで挨拶してくれたのですが、町田君だけがマイクを手に自ら喋ってくれました。はい、やっぱり町田ファン失血死(笑)

そんなこんなであっという間のエキシビションが終了。ご一緒したAさんはスケートリンクに来ること自体が初めて、という方だったのですが、これほどとは…としきりに感心されていました。
本当に、これほどの演技ができるのに代表になれないなんて…。日本のレベルを考えると厳しいかもしれないけれど、それでも彼が日の目を見る日が来て欲しいと強く願わずにはいられない、そんな演技でした。無料であれほどのものを見せてもらったのがなんか申し訳なくて、おひねり投げようかと本気で思った(笑)

余韻に浸りつつ客席を離れると、関係者控室のあたり?の通路に人だかりが。どうやら町田君の出待ちのようです。
中にはトランクを引いてる人もいて、このために県外からわざわざ来たのか?!とちょっと驚いてしまいましたが、よく考えれば観覧無料で(しかも700円払えばリンクサイドという至近距離で見られる)写真もビデオも撮り放題というこの状況、そりゃファンだったら這ってでも来るわな…

ちなみに午前中の早い時間に行われたクイズ大会にも町田君は参加していたらしく、町田君のサインらしき色紙を抱えた親子を見掛けたりもしました。
それにしてもビッグウェーブ、寒かった。コートにストールにカイロに、できる限りの防寒は施したつもりでしたが、太刀打ちできなかった…。ビッグウェーブは特に寒いリンクかもしれない…

会場で売っていたクッキーやらマフィンやらを美味しくいただいてからビッグウェーブを後にしました。いやー、休みになって本当に良かった。
Aさんとさらにあとから合流した友人Bさんとの3人で某TUL○Y'S(伏せる意味なし)にて一服してた時に隣のテーブルの2人組が「スケーターをコーヒーにたとえると誰が何か」てな話をしているのが聞こえたが、きっと今日同じ会場にいたんではないだろうかと思ったそんな午後のひと時でありましたとさ。

そうそう、町田君のプログラムは「ロシュフォールの恋人たち(?)」だそうです。とても素敵な演技だったので、機会があれば是非ご覧下さい。

おわり

2017年追記:今考えると、夢のような時間(笑)。だって客席で見るだけなら入場無料ですよ。無料で町田君の演技が見られたなんて今となっては信じられない。滑らない代わりに会場で売っていた野菜やお菓子を購入して一応貢献はしましたが…。
町田君の演技は何度も生で見てるけど、個人的にはこの時のロシュフォール(スケート感謝祭の時点では何のプログラムか知らなかったんだけどね…)がベストかもしれないです。ホントに個人的な思い込みですけど、町田君の快進撃はこの時から始まったような気がするのですよ。全国的には違うんだろうけど(汗)。2011年のメダリスト・オン・アイスでのクイーンの演技も実に素晴らしかったし、それとこの時のロシュフォールとが、私にとってのベスト町田君。ってふたつに増えてるし(笑)←だって選べないもんどっちも素晴らしすぎて
今年も行けたら行きたいなとは思ってますが、ビッグウェーブの寒さに耐えられるかが課題である…。たぶん今でもエキシビションを客席から見るだけなら無料なのだと思いますが、今も写真やビデオが撮り放題かどうかは不明。同じビッグウェーブで行われるスケートヒロシマは確か撮影禁止だったし。可能でも撮らないけどさ。肉眼で見て心に焼き付ける方が私にとってはずっとずっと大切なので…。

始めにありきは希望の二文字

今週のお題「新しく始めたいこと」

新しく始めたいというよりは、やりたいと思っていることのほとんどが、好きだけど経済的や体力的に続けられなくなってることとか、単に放置してるだけでいずれは再開したいと思ってること(語学の勉強とか)で、経済的事情を考慮しても新しく何かを始める余裕は現実的には無い、というのが回答。
でもそれじゃ面白くないので、そう言えば多少生活に余裕があった時に始めようか検討したことがあったな、と思い出したのでそれについて振り返ってみます。

当時始めようと思って挙げた候補は以下の3つ。

①ジムに通う
②料理教室に通う
③バイオリン教室に通う

まず①。私は基本健康ですが(今はそうとも言い切れないがこの当時は健康そのものだった)体力がありません。体格も標準の範囲内なのですが、当時は色々嫌な思いをしたこともあってすごく痩せたかった。あと個人的に腹筋を6つに割ってみたかった(笑)。今も一応割ってみたい(笑)。でも体を動かすことは基本大嫌い(汗)。スポーツは大の苦手。子供の頃最も嫌いだった教科は当然のように体育(汗)。
そんなこんなで体力強化や健康的なプロポーションのために強制的に運動をしなければならない状況を作り出そうと考えたのですが、結局資料も取り寄せずに終わりました(笑)。
ちなみに、痩せたいという願いは数年後に叶えられることに。何もしてないのに何故か12kgも体重が落ちたからです。服のサイズが完全に変わってしまってほぼ買い直す羽目になりましたが嬉しかったなあ。でもジムに入ったとかランニングを始めたとかそんなんではまったくなくて、金がなくてどこに行くのも無理矢理歩いていたのと、食事の時間や量が変わったことが関係したのかなと思います。って何となくそう予想してるだけで、何であんなに減ったのか実はよくわかんないんですけどね。でも結構戻ってきてしまったので焦ってます(笑)。むしろ貧困は悪化してるのに、何故いきなりあんなに!←米にふりかけをかけただけの食事が毎日続いたら栄養バランスも何もないから、かなあやっぱり…。でもその米とふりかけは心配してくれた人が分けてくれたもの。それがなければ食べるものなかったから命綱だった…。生活が安定したらお礼に行きます(涙)。こういう危機的状況って普段見えにくい他人の本性みたいなものが見えてきて、食べるものがないこと以上に色々辛かったなあ…。遠い目…。

続いて②。以前の記事でも何度か触れてますが、私は食べるのは好きですが作るのは嫌いです(笑)。でもまったくやる気がないんじゃなくて、余裕があればやってみたい気持ちは一応あるんですよ(笑)。今は作ることにかける時間や手間をほかのことに回したい、そうしないと体力がもたないというのが大きいんだけど。んでこんなこと言ってる奴は一生やらない気もするけど(笑)。
で、具体的に習いに行ったらちょっとはやる気を出すんじゃないかと思ったんだよね(笑)。でも結局行ってない(笑)。ちなみに親に3つのうち行くならどれがいいと思うか聞いたら②だった。料理できるようになって嫁に行け、との仰せ。そもそも台所に立つと「お前は何をやらせてもダメだ」って言われ続けて手伝いとかそういうの一切やりたくなくなったのが私が料理嫌いになった原因の一端じゃないかなって思うんだけど、親の悪口って言っちゃいけないんだよね?親に言われて辛かったこととか話すと親に逆らう人でなしみたいに周囲の人に言われるんだもん…。私の気持ちは聞いてもらえないんだよなあ。だから私にやる気がないってことでもういいです。それも間違いじゃないし(笑)。

最後に③。楽器を演奏できるようになりたい、ってずーっと思ってたんですよね。幼稚園の頃ピアノは習ってたんですが「家にピアノがないのに習いに行く」というなかなかロックなことをかましていまして(笑)当然上達するはずもなく、しかも引っ越しをきっかけにやめてしまったので、今でも楽譜は読めないし、もうまったくもって弾けません。実質2年も習ってなかったような気がする。まあ続けていたところで才能はなかったと思うけど、ピアノを優雅に弾きこなす人の姿にはいまだに憧れてしまいます。
でも大人になって検討したのはバイオリン(笑)。これも憧れだったんですよ、明らかに上達する可能性はなかったとしても!(笑)バイオリンが一本あれば、世界のどこでも、どんな街角でも海辺でも、そこがコンサート会場になるって本当に素敵だと思ってて。音楽が好きなんですよね、単純に。音楽だけは国境も人種も関係ないじゃないですか。いい音楽にはそれらを超越していく力がある。喋るのは苦手でも、言葉では傷付け合うのだとしても、楽器なら、歌なら会話は成り立つのかもしれない。理想論でしかないのですけどね。
でもうっすら考えただけで資料すら取り寄せずに終了(笑)。

そんなわけで、結局どれも始めることなく今に至る(汗)。この先も始めるかどうかは甚だあやしい(笑)。③というか音楽だけは可能性のあるような気もするけど、カラオケに行くくらいで満足しそうだし…
それに、今これらを始めたくても経済的に不可能です(泣)。まずは生活を安定させることが先決。多少生活を犠牲にしてでも始めたいことでもないし。つまり本気じゃないってことだな。
じゃあまずは経済的な安定のために何かを始めればいいのか。やっぱり株かな。でも正直言って株を買う資金もないし(笑)、そもそも私は順調に資産を増やしていても最後の最後に綺麗さっぱりゼロに戻るタイプな気がして仕方ないので手を出さないのが無難だと思う(笑)。一応根拠もあるんだけど長いから割愛(笑)。

そんなわけで、基本は現状維持ですが、生活の安定のために始められる何かをとりあえずは探したい、というところです。…お題に挑戦するたびに毎度趣旨とずれてんのどうにかならんのかお前(汗)

苦い世界には足りないあの甘さ

お題「チョコ」

本日はチョコレートの祭典ですね。って違うか(笑)

チョコレート大好きです。ケーキもショートケーキよりはチョコレートケーキです。両方食べてもいいなら両方食べるけど(笑)。
ちょっとビターくらいのプレーンなチョコがいちばん好きかなあと思うけど、すごい甘いやつも好きだし、ストロベリーのチョコなんかも大好き。基本チョコなら何でもいい(笑)。抹茶はあまり好きじゃないけどチョコなら食べちゃう。でもヌガーだっけ、あれが入ってるのはちょっと苦手。歯の詰め物が取れそうで…(汗)
チョコレートの専門店でちょっとお高いけど明らかに美味しいチョコレートドリンクやケーキ等に舌鼓を打った時は本当に幸せだったし、コーヒービートやアポロやたけのこの里みたいな定番も大好き。アポロはストロベリーのとこと普通のチョコのとこをついつい分割したくなってしまうのですが皆様はいかがですか(笑)。

この時期は期間限定の目にも楽しい実に様々なチョコレートが販売され、チョコレート好きには本当にたまらない季節なのですが、ここ数年はこの時期になると必ず絶望的な金欠で、チョコレートどころか日々の食事にも困窮し、デパートの華やかな売り場を見つめながら悔し涙を流すという拷問のような状況です(泣)。今年も結局同様の状態に追い込まれ、財布の中は諭吉どころか漱石すら全滅(笑)。冗談で滅亡までのカウントダウンやってたけどこれ本当に滅亡するんじゃないの?(笑)でも驚くなかれ。漱石すら全滅、という状況は今回が初めてじゃないから、よくあることだから(笑)
ここまで酷いと笑えてきてしまうのでネタにもするけどね、本当は私みたいなのがゴロゴロいるのっておかしいんだよな。だからって自分の力で生きていくことを放棄しても親とかそういうのと共倒れになるだけでしょこのままじゃ。必要な人が必要な収入を得られる世の中であって欲しいと願うことは間違いなのだろうか。資本主義の世の中じゃしょうがないのかもしれないけどさ。

それはいいんだ、置いといて。それよりこの時期になると思い出すことがひとつ。
チョコレートと一緒に想う相手にプレゼントを贈る人は少なくないでしょうが、そのプレゼントとしてとある知人が用意したと幸せそうに語ったのが、
「手作りのふんどし」。
この先どんなプレゼントの話題を聞いても、あれ以上のインパクトを与えられることはないだろうと思います…。か、かっこよすぎる…。一生ついていきたいレベル(笑)←ついてこなくていい
相手の人がありがたくもらってくれたのかどうかまでは知らないけど(笑)

明日からはこの時期向けのチョコの叩き売りが始まるのでしょうが、それすら買えないこの状況を来年は何とかしたいと心から願う寒い冬の日。当然自分のために美味しいチョコレートを買うのさ!チョコレート好きがチョコレートを楽しむためのイベントとしても成立するようになってきたのがとても嬉しいので、来年は少しでも満喫できるようになっていたいです…。胸焼けがするほど思いっ切り生クリームとチョコレートが食べたい←血の涙

Reborn Garden⑦

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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そんなこんなで素晴らしい時間は終了。狭い会場なので入口が混雑するためと、少しだけ余韻に浸りたかったので、ちょっとの間だけリンクを眺めてから、急いでその場を離れました。約束があったからです。

結局混雑に巻き込まれながら会場を出て、会場の隣のコンビニの前で待っていらしたAさんと合流。年末の大阪以来ですねー!
私にはステファンが一番好きだと言うお知り合いの方はいなかったので、ステファンの話がたくさんできて嬉しかったです。あれだけ誰も聞いてなくても勝手に話してるのにまだ足りないのかお前は←そして周囲迷惑だし←わかってるならやめろ←ごめんなさい淋しいから喋らせて←以下エンドレス
今回はお土産忘れなくて良かった。でももみじ饅頭明らかに辞書で潰れてる(汗)。本気でごめんなさい(泣)。しかもあまりにも定番過ぎる…。
私もお土産いただいてしまってすみませんでした。めちゃくちゃ美味しかったから全部自分で食べちゃいましたごめん(笑)

Aさんとお別れしたあとはホテルの部屋へ。この日案内されたのは女性専用フロアだったのですが、予約してた部屋は普通のシングルだったはずなんだけど…←女性専用フロアの方が高い
たぶん部屋が空いてたのね。日曜日だったしね。
そこそこ上階の部屋からは新横浜スケートセンター方面が見渡せました。横浜のいい景色とは逆方向だけど、スケートファン的にはこっちの方がいいよね(笑)
クレンジングや乳液もあったし(朝に行ったスパにも揃っていたので、洗顔やらローションやらは一切持ってこなくても良かった。早く言ってくれ←無理だって)レディース用シェイバーとか入浴剤もあったよ。シャンプー類も普通のシングルには置いてないやつじゃないかな。バスタオルが2枚あったのも嬉しかった。空いててラッキーですな。

一気に疲れが出てぐったり。でも何とか頑張って「ソロモン流」を見ました。この日の内容は安藤さんの密着で、開催されたばかりのReborn Gardenの映像も流れました。ステファンは2秒くらいだったけど(Tシャツ姿でのフィナーレの様子)この番組テレ東なんだよね。地元では映らないのよ。だからたまたま関東にいたのはやっぱりラッキーでした。

翌日は夕方まで特に予定がなかったので、のんびり朝食を取ってから時間ギリギリにチェックアウト。お土産を選んでからホテルを出て地下鉄で横浜駅へ。ロッカーに荷物を預け、山手の方へ向かってのんびり歩き始めました。今回はとにかくお金がなかったので無料でできる洋館巡りをしようと思ったんだけど、横浜駅から徒歩圏内に観光スポットが集中しているということなので、歩いていれば何らかのスポットに出会うだろうと考えたのです。適当…。しかも地図も持たずに歩き出す始末…。

文明開化の薫り高い建物を眺めたり、山下公園でカモメを眺めたりしているうちに気が付いたら山手地区に。ホントに徒歩圏内だ!1時間近くは歩いたけど。
洋館は修復中のものもあり全部は見学出来ませんでしたが、無料スポットにしては十分なくらい楽しめました。エリスマン邸の喫茶室でコーヒーとスコーンをいただきながらのんびりもできたし。しかも普段は一番混むらしい時間なのに2人しか客がいなかった。店の人は不思議がってましたが、私はラッキーでしたわ。

気が付いたら日も暮れかかり、また歩いて横浜駅まで戻りました。神奈川在住の友人との約束の時間ちょうどくらいに駅に到着。
何故か話がそんな流れになったので、思い切ってあの夢の話をしてみたけど、真面目に聞いてくれて有り難かった。ちょっとでも吐き出せて良かったよ。まったく、何だったんだあの夢は…。いいことの前触れならいいんだけど。

バス停まで見送ってくれた彼女と別れてわたわたと夜行バスに乗車。4時間近く歩いたせいかさすがに疲れて、結構ぐっすり眠れました。そもそも最近日付変わるまで起きていられないし。睡眠は大切ですよ…。
翌朝帰宅する頃には酷い筋肉痛でした(笑)

そんなこんなで横浜の旅は終了。色々差っ引くけども、2年前に引き続き「どうも自分は横浜と相性が悪い」という結果に落ち着いた。ちょっと色々、もやもやすることがありまして…。横浜が会場って時点でなんかそんな予感してたから、やっぱりこうなったなと思いました(泣)←横浜自体はとてもいい所で好きですが

いい機会だから、もうショーに行くのはやめようかと真剣に考えました。色々ウンザリもしたけれど、自分にほとほと嫌気も差した。
現実は変えられないにしても、少なくとも貯金くらいはしないとさ…。諸事情で私にはお金がない。だったらショーは諦めなくちゃならない。潮時なのかなと思いました。

でも、随分考えたけど、それでもやっぱりまたステファンの演技に会いに行こうと思った。だってやっぱりファンだもの…。
一体自分はどこへ行くのか。ネタの神様、私をどうなさるおつもりですか?(笑)

Reborn Gardenが素晴らしかったことは事実です。あの日、あの場にいられて本当に良かった。できればもっと多くの方に見て欲しかったです。若い人たちの「何かをしたい」という気持ちが伝わってくる、あたたかいショーでした。少しでも感動を伝えられていればいいのですが。

正直まだ迷っているけれど、あの夢の中で手渡された温かさが、また感動を運んでくれる象徴なのだと信じてみようかな…。素晴らしい演技に感激するというささやかな幸せを祈りながら、筆を置きます。

-終-

2017年追記:読み返してみてびっくり、もうこのショーから5年も経つんだ…。昨日のことのように思い出せるのに(汗)
揺れすら感じない場所にいた上、ショックが強すぎて震災関連のニュースすら見られなくなっていた私にショーを見に行く資格はあるのかと逡巡したのですが、見に行けるチャンスはひとつでも逃したくなかったので行ってしまいました。お金が無さすぎて大変でしたけどいつものことだし(笑)。珍しく観光もしてますね。歩いて移動して無料スポットだけを巡るという修学旅行生でもやらないような体力勝負のコースですけどね…とほほ。
ファンとは何なのだろうか?と考え込んでしまうことがあり、当時は楽しかったけど色々スッキリしない気持ちが残る横浜滞在でしたが、今こうして思い返してみると、いいショーだったなという想いだけが甦ってきますね。
この頃から「変な夢」に悩まされるようになっていたのですが、ここで書いている夢のことはいまだに強烈に覚えていて、きっと何かの意味があったのだろうと思いつついまだに何が何だかわかっていないというのが正直なところです。何年も待たないと何もわからないままなのかな。逆に、印象が強かっただけで意味などまったく無いかもしれないですし。
自分の記憶や思考と混ざっているのか細部は違うし、ものすごく精度は低いけど、予知夢みたいなものをごくまれに見るようになり、勘はいい方だけど霊感的なものは一切ないはずの自分に何が起こっているのかわからず悩んでたんですよね。しかも私の見る予知夢みたいなものって本当にものすごく限定的で、基本どうでもいい内容なんですよ(笑)。そんな夢を見て何の意味が、と色々調べたりしたものの結局わからず。パターンみたいなものは段々見えましたが、だからどうしたという話で…。最近はほとんど見なくなってきてちょっとホッとしてます。この手の話がまた出てきてもどうぞそっとスルーしてください。夢を見たのは事実だし決して創作ではないんですけど、でも信じてもらうには眉唾過ぎですから…。

Reborn Garden⑥

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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続いて登場したのはサラ・マイヤー。生で演技を見るのは初めて。超嬉しい!チケット取って本当に良かった。
淡いピンクの衣装のサラ。もうね、なんて言ったらいいのかな、安心して見られた。女の子の可愛らしさやときめきみたいなものを、嫌味やいやらしさをまるで感じさせずに、はじめからそこにあった空気のように会場全体に振り撒いてた。本当に素敵な女の子なんだね。いいもの見せてもらっちゃった。

そして、最後のスケーター。中野さんが凛とした声で呼ぶ。「Please welcome, Stephane Lambiel!」
何故かステファンの時だけ「Please welcome」を付けていた中野さんですが、ステファンでラストだったからかもしれないけど、ジョニーとサラの時は単に忘れてたとか何とかなんだろうか。

黙祷の時にわかっていたけど、プログラムはラフマニノフのプレリュード。彼は一体何を滑るんだろうか、アート・オン・アイスで披露したプログラムは衣装の感じからしてショーの雰囲気にそぐわないし、彼の切ないプログラムは切な過ぎるし…と横浜に来るまで何とはなしに考えていたのですが、そうだ、このプログラムがあった。すっかり忘れてた、ファン失格…

静かに狂おしく始まるピアノの音。ステファンの演技は、今までに見たどのラフマニノフよりも筆舌に尽し難いものだった。
ステファンの体の中にある情熱が、リンクと客席すべてを埋め尽くすかのようにその指先から流れ出している、私にはそう思えた。ステファンがこの日、この場所で、自分にできることすべてをやろうとしている、私にはそう感じた。
それは、ひとつひとつの技を賞賛するとか評価するとか、そういった次元を超えた何かだった。ひとりの人間の、純粋な魂であり祈り、それが氷の上にあっただけだった。
連続バレエジャンプは疲れているようにも見えた。決して完璧な演技ではなかったかもしれない。でもそれが何だと言うの?そんなことに何の意味があるの?ステファンは今、すべてを氷の上に捧げ尽している。それ以上の何が必要なの?

あの夏、ステファンの演技が私の止まった針を動かしてくれてから、私は時々考えていました。私と同じように、彼の演技に心の氷を溶かされる人がきっといるんじゃないかって。彼の演技にはそういう力があるんじゃないかって。
だからステファンがこの「Reborn Garden」に出演すると知った時、これ以上相応しい人選はないと思いました。彼ならきっと、悲しい人の心にも届く演技をしてくれるから。そしてその演技を見届けたいと強く思った。先行に間に合ったことを、私は神に感謝します。

まだ演技も中盤なのに、私の目からは涙が零れていました。左右の席の人がもし気付いてたらドン引きしたんじゃないかなあ、コイツ早過ぎるだろうって(苦笑)。どうして涙が零れたのか全然わからない。ただ溢れ出してきた、もうそれだけ。
涙で何も見えなくなると困るから、必死で押さえましたけど。

瞬きをするのも惜しいくらい、私はその演技を見つめました。細かいことはもう覚えていないけど、この日この会場にいた人全員が、この時間を忘れないんじゃないだろうか、そう感じるような演技でした。
ごめんなさい、今回はどう書き表せばいいのか、特に言葉が見つかりません。
ただ、スタンディングオベーションで埋め尽されていたに違いない、見るまでもなくそう感じた客席から送られた拍手の音には、彼への感謝と尊敬の心が詰まっているように聞こえました。その音に相応しい演技だったと断言することはできます。

私のいる客席側から挨拶して回ったステファンですが、少し放心したような表情で客席を見渡しているように見えました。席が遠かったから、間違ってるかもしれないけど…
アリーナだけじゃなくちゃんとスタンド席にも目をやって、深々とお辞儀をしていました。拍手で集中を乱したくなかったから演技中はほとんどしなかったけど、精一杯の拍手をここで送りました。私はあなたのファンだけど、高価なプレゼントもできないし海外まで追いかけることもできない。前方に座る勇気もありません。でもたとえ遠い席からでも、心を込めて拍手することはできます。ステファン、本当にありがとう。ファンになれて良かった…

ステファンが最後というのは素晴らしいですね。心おきなく放心できる(笑)。でも今回はそこまでぼんやりはしませんでした。なんというか、魂を奪われると言うより、魂を満たしてくれる、そんな演技だったからでしょうか。ああもう、本当に表現する言葉が見つからない…

そしてショーはいよいよフィナーレへ。Tシャツに着替えたスケーターたちが滑り出してきます。南里君と安藤さんのペア演技にまたまた下世話なことを考えたが、少なくとも仲良しのお友達なんでしょう。
ステファンは最後の最後に登場。着替えなきゃいけないからね、ちょっと大変だったんじゃないかと。青いTシャツ、よく似合う。一気に普通の兄ちゃんになるよね、Tシャツ着ると(笑)
最後は全員で円になって、フィニッシュ。全然目の前ではなかったけど、ステファンはこちら向きでした。やっぱり私がいた東側が正面だったのかしらね、カメラもこっち側にいたし。
ラフマニノフの挨拶の時とは違ってニコニコ笑顔のいつものステファンでした。って相変わらずステファンしか見てないなお前←もう諦めてください

恒例のリンク周回は1回だけでした。ステファンは前から2番目だったかな、この時がやっぱり一番近い。さっさとはけていくステファンと違い、ジョニーは最後までリンクにいました。何だか笑い声がしてると思ったら、バンクーバーで有名になったあの花の冠をもらってかぶってたみたいです。
いつものショーならいいけど…このショーの趣旨って何だったっけ?ショー開始直後の厳粛な雰囲気の中でペンライトテカテカさせてた人はいたし、みんな何をしに来ているのだろう…←2回目

でもすごく心のこもったショーでした。震災で何の被害も受けていない自分が来てもいいのかと少し悩んだけど、やっぱり見に来て良かったです。スケーターの皆さん、本当にありがとう…。

以下次号。

Reborn Garden⑤

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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それぞれのプログラムが連作で、第一部全体でひとつの物語を作り上げている構成が斬新だった前半も終了。ショーを見に行った回数なんて数える程だけど、それでもこれまでに見たことのないタイプの構成で、新鮮でした。スケーターひとりひとりがいっぱい練習して何度も打ち合わせして作り上げていったんだろうなあ…。

さて、整氷のため20分の休憩に入ります。開演前も休憩中も、さらには終演後も、会場内はジブリ映画の音楽が流れていました。確かジブリも協賛だったっけ。開演前はナウシカだったかなあ、ナウシカは名曲揃いだよね。私が初めて自分のおこづかいで買ったのはラピュタのサントラだった。遠い昔。あの子がママみたいになるくらいの年月が流れてしまいました…

休憩終了後はいよいよ第二部。
まずはオープニング。リンクいっぱいに広がる子供たち、ポンポンを手にした安藤さんと武田さん。とってもかわいいチアガールたちによる、元気いっぱいの演技が始まりました。
客席の通路でも青いチャリティーTシャツを着た女の子たちが元気に踊ってました。しかしまあ、私の席の近くで踊ってたちびっこスケーターが本当にいい笑顔でしてなあ。あの子が選手として大成したらいいな。
あれから1年が経過し、その瞬間を厳かな祈りとともに迎えた今、気持ちを切り替えて元気に生きて行こう。そんなイメージのオープニングでした。

続いては個人演技。トップを飾るのは柴田嶺。曲はパンフレットによると「Prayer」なんだけど、ごめんどんな曲だったか忘れた…(汗)
彼の演技を見るのもたぶん初めてだと思うんだけど、とても柔軟性があって中性的で、見ていて気持ち良かった。もっと見てみたい、と思わせたスケーターでした。
ちなみに、柴田君の演技からは、演技開始前に青いチャリティーTシャツ姿の中野友加里さんがスケーターの紹介をしていました。それぞれからのコメントを朗々と読み上げる中野さん、すっかりマスメディア業界の人だなあって感じでした。

お次は小林宏一。曲はQueen、「I was born to love you」。あー、無条件にテンション上がる曲きたー!
肉体のパワーを搾り出すような演技、男らしくてノリノリで、かっこよかったです。楽しかったー。
後ろの方から「こういうショーにこれはな」という否定的な声が聞こえました。そういう風に感じる人もいるかもしれないけど、第二部のオープニングで切替え終わってるんじゃないのか?と私は思ったけど。第二部は普通のショーってことでいいんじゃないの?なんだかな…。ちなみに男性の声だった。てか演技中は黙ってろ。

さらに武田奈也。ハッキリしたピンクの衣装。曲はパンフレットによるとリトルマーメイドらしいです。ごめん映画そのものを知らないの。
あの弾けるような笑顔と元気の出る演技、かわいかったです。きっといい子なんだろうな彼女。いや何となく。

続いて南里康晴。おや、このプログラムは福岡でも滑っていた「Special」じゃないですか。福岡の最終公演はジャンプが一度も決まらなかったし、第一部もグダグダ(泣)だったので、ちょっとドキドキしながら見ていたのですが、美しいジャンプをしっかり跳んでいたのでホッとしました。何なの私?南里ファン?(笑)←そうだろ…
赤いシャツに黒いパンツの南里君、芳醇なワインのような雰囲気のある演技でした。

ここでまたまたちびっこスケーターが登場。「きらきら星」に乗せて滑るちびっこたち、非常にかわいかった。ちびっこも出て来るプログラムはこれが一番気に入ったかも。
柴田君がまたまた登場して、ちびっこたちの間を一定の間隔で図形を描くように滑るコンパルソリーみたいなことをやっていて、単純だけど見ていて面白かった。柴田君はスケートが正確なのかな。ってこれ第一部の話だったらごめんなさい。
またまた自分の席の近くであのいい笑顔の女の子が踊ってました。なんか顔がほころんできちゃうよね。

再び個人演技へ。てっきりトリだと思っていた安藤美姫がここで登場。
プログラムはお馴染み、「千の風になって」。日本語の歌詞だとちょっと今日は辛いかもしれない曲だけど、英語だからいいか。わかんないし(泣笑)
実は横浜に行く前に、主催者である彼女のことをもっと知ろうと思って「安藤美姫物語」を読んだんだ。折原みとの漫画ね。モロゾフは漫画になってもウザイのか、というのは置いといて(笑)、無邪気な笑顔で滑っていた彼女がいつの頃からか明らかに陰のある笑い方をするようになったこと、トリノの後別人のようになって戻ってきたこと、色々思い出しながら読んだ。
彼女は強い人じゃないんだと思う。発言にも?と思う時がある。それでも彼女は乗り越えてきたんだ、多くのことを。このショーも決して自分のワンマンショーにすることなく、仲間という糸を織り上げるように完成させ、披露してくれた。
本当にいいスケーターになったね。貫禄の演技を見ながら、そう思った。
…すごいどうでもいいけど、横浜に行く前には佐藤信夫さんの「君なら跳べる!」も読みました(笑)。こんな本も出てたのね。なかなか面白かったです。

続くスケーターの登場に、会場の空気が明らかに変わる。なんつーか…黄色?ごめん、心のこもったコメントを中野さんが読み上げてくれたのに吹き出しそう(笑)
ジョニー・ウィアー、登場!

…一言で言うと、素晴らしかった。これまでショーで見たジョニーとは全然違う。体も絞っていたし、非常にキレもあった。静かな美しさと静かな力強さが対を成すような、絶品の演技。ああ、本気で競技に戻って来るんだ…。ジョニーの真剣さと、日本のために想いを込めて美しく熱く滑る姿に、素直に感動しました。
…ただ、会場は今にもアイドルコンサート化しそうなのを必死で押さえてる感じで、感動しながらちょっと笑ってしまった…ごめんジョニー(笑)
曲はどこかで聞いたことがあるな、とずっと思いながら見てたんだけど、私の記憶が正しければエドウィンマートンの編曲によるショパンノクターンだと思います。CD持ってるんだ。ジョニーにはピッタリだと思いました。ちなみに新しいプログラムだったみたいです。
しかしまあ、幸せは人を美しくするものなのね。人妻ジョニーは本当に輝くばかりに美しかったよ…

ショーはいよいよ佳境へ。以下次号。

Reborn Garden④

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暗がりの会場に、響き渡る聖歌。滑り出してくるスケーター。その手の中の灯が、闇の中にぼんやりと浮かぶ。
静謐な空気が流れ、厳かにショーは始まる。

「心を織りなす氷上の世界 ~Reborn Garden」、開演。

出演の日本人スケーター全員と、ちびっこスケーターたちの群舞からスタートして、安藤美姫のソロ演技に流れ込んでいったと思う。久々に生で見る安藤さん、さすがでした。
厳粛な雰囲気の中、オープニングが終了し、いよいよ第一部が本格的に開始。

まずは武田奈也。あとから展示されていた衣装を見て気付いたのだけど、テーマは「月」だったようです。そういえば曲もムーンリバーだったね。この曲大好き。歌が苦手なオードリーのために作った易しい歌だと聞いたけど、一生歌ってたいくらい魅力的な曲だと思う。
ムーンリバーなのに、「雨」だと思いながら見てた自分(汗)。想像力が貧困でごめんよ(泣)
夏に現役を引退した奈也ちゃん、ちょっとふっくらしてたけど、溌剌とした明るさは相変わらずでした。生で演技を見たのは初めてなんだけどね。女の子は多少ふっくらしてた方がかわいいと思うが(健康のことも考えると特に)こういう職業だと体型も重要だし大変なんだろうなあ…

奈也ちゃんがちびっこたちと消えて行くと、別のちびっこスケーターが2人登場し、一生懸命リンクをスコップで掘り始めました。可愛らしい演出に、会場からは笑い声。
続いて登場したスケーターに、さかさか土をかけていくちびっこ。うずくまっていたスケーターが起き上がります。ああそうか、芽が出たんだね。
起き上がったスケーターは中野友加里。緑色の衣装を纏った彼女に、一際大きな歓声が沸き起こります。

彼女が引退してから人前で滑るのはこれが初めてなんじゃないのかな。太田由希奈さんが出演できなくなって急遽決まった彼女の参加だけれど、結果的にチケットのプレミア度が上がった気がする。太田さん見たかったから残念だったけど、まさか中野さんが出るなんて思わなかったもん。現役時代はかなり応援してたなあ。最後までオリンピックと縁がなくて残念だった…

今はフジテレビの社員として忙しい日々を送っている中野さん。もうトレーニングも無用だからか、とてもほっそりとしていました。
あんなに得意だったスピンでも失敗が見られたし(うまくスピンの態勢に入れなかった)ジャンプは一度も跳ばなかったかもしれない。だけど彼女の柔らかで凛としたスケートは健在でした。最後のドーナツスピンは感慨深かった。今日、滑ってくれてありがとね。

中野さんの演技中、一緒に滑ってたちびっこたちがそりゃあもうかわいかった。虫のコスチュームなんだけど、ハチとテントウムシが超かわいいの。テントウムシなんてすってんと転んでしまって、それがもう悶絶するくらいかわいかった…
ちなみに曲は「It's wonderful world」だと思うけど、こんなタイトルじゃなかったらすみません。

続いて出てきたちびっこ2人はどうやら黄色い小鳥たちの様子。ぴよぴよと飛び回っていたら、薄い紫の衣装の南里康晴が登場。
南里君、ジャンプが失敗続きでハラハラしたけど、静かで実直な滑りは相変わらず。第一部はスケーターの紹介アナウンスがなかったので、滑りで南里君だと判断した。相変わらず視力悪過ぎ…(泣)
テーマはよくわからなかったけど、芽が出て虫が来て鳥も来たってところ?「鳥」か「風」か今度こそ「雨」かな?…などと会場では思っていましたが、後日改めてパンフレットを見ると南里君のページに花の写真が。そうか、「花」だったのね。
花、しおれちゃったのかな。ちびっこ鳥に慰められているかのような南里君がちょっとかわいかった。
曲は「Smile」。さっきからいい曲ばっかりだ。笑え南里!←違う

激しい音楽に変わり、小林宏一が登場。赤と黒のハッキリした衣装でバックフリップも繰り出す力強いスケート。彼の演技はたぶん録画ですら見たことなかったけど、かっこいいね!
はじめは「雷」だと思ったのだが、次に「嵐」だと思い、しかしこれは東北の大地が復活していくという連作プログラムなのでは、と勝手に考えながら見ていた私が最終的にたどり着いた結論は、
「東北だからねぶた?」
だった…
絶対違うと思います←マジで救いようのないアホ…

そして「虹の彼方に」のメロディに乗せて安藤美姫が登場。白地に緑や青のグラデーションの、遠目にも美しい衣装。さすがにこれはわかる、「虹」ですね。
この曲の夢見るようなメロディも好きだなあ。今季は競技を離れていた安藤さんだけど、雨上がりの虹のような演技、素敵だった。
最後に第一部に登場したスケーターがちびっこたちも含めみんな出て来て、互いにハグし合ってるのにじーんとしてしまいました。
確か第2部でもあったけど、南里君と安藤さんはペアで滑る様子が度々見られました。熱愛報道は本当か?とチラッと思ったが、まあ余計なお世話です。

出入口に黒い服の人が4人くらい待機してるのが見えて、彼らはスタッフ?なんて思ってたら、高らかに歌い始めました。「見上げてごらん夜の星を」。坂本九は「上を向いて歩こう」が有名だけど私はこっちの方が好きだ。
パンフレットには第一部に出るとは書かれていなかった柴田嶺もここで出てきました。柔らかくて素敵な演技。安藤さんも一緒に滑って、なんだか御伽話のように美しかった。リンクに星をちりばめたみたい。
夜が来て月が出て芽が出て、また花が咲くんだね。

星空の余韻の中、アナウンスが響き渡ります。
「もうすぐ東日本大震災の発生した14:46です。出演スケーター全員で黙祷を捧げます。皆様もご一緒にお願いします。一同、起立」
こんな感じだったと思います。日本人スケーターたちはもちろん、海外からのゲストスケーターも灯を手に登場。ステファンがラフマニノフを滑ることがここで判明しました。暗くても衣装でわかる。
ステファンと同じ空間で黙祷を捧げるなんて思わなかったな…。後述しますが、私はステファンがこの日に、この日本で演技を披露してくれたことに、ひとつの感慨深さを抱いていました。とても表現できないような、深い気持ちで目を閉じました。
改めて、東日本大震災で犠牲となった命すべてに、深い哀悼の意を捧げます。

第一部はここで終了。以下次号。

Reborn Garden③

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さて、地下鉄に乗り込み一路新横浜へ。何故かSuicaを持っているので移動が楽ですわ。ICOCAでも乗れるのかもしれないが。
横浜駅のすぐ近くのお風呂にしておいて良かった。清書に時間かかったから(あれだけ長けりゃね…)ほかの場所へ出向いてたら間に合わなかったかも。

新横浜に到着すると、まずはホテルへ直行。荷物を預けます。やれやれ身軽になったわ。辞書2冊はやっぱり重い…

この日の新横浜は快晴。天気予報では冷え込むという話でしたが、薄手のコートに重ね着したワンピースで十分なくらいでした。
うららかな陽気の中(ってもそこまで暖かかったわけではないが)のんびり歩いて新横浜スケートセンターへ。
着いてすぐ向かったのは会場隣のコンビニ。携帯の充電が切れてしまったので電池を買ったのです。簡易充電器って猛烈な早さで電池なくなるよね…

さてさて席は…うん、真ん中でもないし前でもない(笑)。すげー中途半端な席(笑)。でも端っこではないし、マシな方なのかもしれません。もうどこでもいいや…
けどチケット取れて良かったな。新横浜で1公演しかなくて、しかもジョニーとステファンが出るというので迷わず先行に応募したのですが、それで正解でした。立見席完売の表示を見ながらつくづくそう思った。いつものようにぴあに並んでたら惨敗してただろうな…

さて、ようやく会場内へ。ひとまず席へ向かおうかな、と思ったのですが、うろうろしてたらパンフレット売場に到着したので、まずはパンフレットを購入。
えっ、1000円なんだ。いつもの半額。サイズも小さめで、白地に黒の配色がメインの落ち着いたデザイン。各スケーターのコメントやプログラムの順番も載っていて、いつものパンフレットより相当素敵。サラ・マイヤーのページだけはギリギリに出演が決まったので製本に間に合わなかったらしく、別刷で挟み込まれていました。
それでもってこのパンフレット、なんと開演前に完売してたらしいです。数が少なかったのかな。まっすぐ席に向かわなくて良かった…

パンフレットを手に、隣の物販ブースへ。今回はとにかく絶望的に金欠だからね、あんまりそっちには目を向けないように注意(泣)。チャリティーTシャツくらいは欲しかったけど、それすら無理でした…。もうどんだけ(泣)
スケーターへのメッセージボックスもここにありました。いつもお手紙を箱に入れる時は死ぬほど緊張する。本人に届いてるのかなあ。読んでくれてたらいいな…

被災地へのメッセージも受け付けると予めアナウンスがありましたが、その受付ボックスも物販ブースのすぐ近くにありました。正方形の、青空に不死鳥が浮かぶ、綺麗なデザインのカードが用意されていて、迷ったけど私もメッセージを書きました。自分は何の被害も受けてないから(仙台の親戚の安否を心配したくらいで…。あと東北の知人や羽生君も)メッセージを書く資格なんてないと思ったけど、何もしないで帰るのはわざわざこの公演に来た意味がないと思った。だから、自分なりの言葉で書きました。
そういえば、このカードには被災地へのメッセージを、とハッキリ書いてあったのに、スケーターへのメッセージボックスにも同じカードが何枚も入っていた…。当日やっぱり書きたくなる気持ちはわかるけど、主催者の意図を汲むくらいのことはしてもいいんじゃないかと思った。

さらに物販ブースのすぐ近くにトイレを発見。時間あるし行っとこう。長蛇の列でしたが、パンフレットを熟読しながら待ちました。私の後ろに並んでた関西弁のおばちゃんに華麗に順番抜かされた(笑)。さすがおばちゃん…

ようやく着席。前から数えても後ろから数えても真ん中くらいで、リンク中央と端っこの中間くらい。ホントどうでもいい席(笑)。スケーターの表情がハッキリ見えるような近さではなかったです。2年前に来た時はS席でもホントに近かったんだけどね。でもあんまり前だと恥ずかしいからここでもいいか。今回テレビカメラいたし。
それに、私の座席側が一応正面だったのかな。

目線のちょっと下は放送席みたいな感じで、パソコンやら何かの機械やらが並んでました。
さらに一番前のアリーナ席に目をやると…ん?あれはアイスショーの会社の偉い人(←小学生以下の日本語)じゃ?いいなあ、当たり前なんだけどあんないい席座れるんだもんな。全然違う人かもしれないけど、私のちょっと斜め前くらいだったし見間違いではないと思う。でも間違いだったらごめんなさい。

外はさほど寒くなくてもリンク内はやっぱり冷えました。今回はカイロも膝掛けも手袋も忘れなかったぞ。そのおかげか凍死せずに済みました。しかし、休憩時間まではかなり冷え込んだんだけど、もしかして2部からは暖房入れたのかな、あまり寒くなかったような…。会場の熱気のせい?
ちなみにスイス国旗は持ってきませんでした。今回はそういうショーじゃないと思ったからです。それでも振り回してた人がいたと聞きましたが、みんな何をしに来ているのだろう…。うーん…。個人的な意見に過ぎませんけれど、でも、うーん…

さてさてお待たせしました(笑)。いよいよショーが始まります!
とてもいいショーで、かなり入り込んで見ていたので詳細まで覚えていませんが、どうかお許しくださいませ…。

以下次号。