うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2012 in Fukui①

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

半年振りのスケート旅日記。今回の舞台は2年振りの福井です。半年振りなので、少々熱く語るかもしれないし語らないかもしれない←どうでもいい

何故半年も空いたのか。それには大きな理由があります。
そもそも本当は、6月に新横浜へ私は旅をするはずでした。春から環境が変わったため少しばかり疲れていた私は、くさくさした気分を変えようと、スルーするつもりだった新横浜のショーに行くことを確か5月の初旬くらいに決意し、初日だけチケットを取っていたのです。ステファンが最高に効果のある薬だということは、昨年の新潟公演が反論しようもない程証明してしまった通りなので…。

目的が出来たことで「明らかにイキイキし出した(周囲の人談)」私でしたが、胸の中には一抹の不安がありました。
そう、旅先はいつも何かしら問題の発生する横浜だからです。そしてその予感は残念ながら的中することになります。

その日、私は非常に体調が悪く、出勤することもできずにひたすら寝込んでいました。折しも上海のショー直前。意識もハッキリしてきたので気晴らしにステファン情報をあさっていた私の目に、そのニュースは飛び込んできました。

ステファンが、病気で上海のショーに出られないかもしれないというのです。
あのステファンが。少々調子が悪くても、トラブルで衣装や靴が届かなくても、決してショーに穴を空けることのなかったステファンが。
自分のことなんてどうだっていい。私はステファンが心配で、本当に心配で、とても休んでなどいられませんでした。

時間が経つにつれ、徐々に判明する詳細。少し前から入院していたらしい、問題が発生したのは目の血管…。「軽度の症状」という情報が入るまでは、最悪の事態を覚悟したファンもたぶん大勢いると思います。
結局ステファンは、上海のショーには出演できませんでした。数週間の静養が必要だということで、横浜のドリーム・オン・アイスにも。
そう、私は6月にはステファンに会えなかったのです。

ステファンがいないのに、夜行バスで往復するような大変な思いをしてまで横浜に行く気力はありませんでした。やはり関東は遠い。バスはキャンセル、チケットはどうしようかと思ったけど、結局譲渡はしませんでした。せめてチケットだけでも思い出を手元に残しておきたかった…。空席を作ることになって申し訳なかったし、ちょっともったいなくもあったけれど…
町田君の演技が素晴らしかったと聞いて、羨ましく思ったりもしましたが、ショーを厳選しないと非常に厳しい自分の経済状況も鑑みて、残念だけど今回は諦めることにしました。

ステファンが全快してスケートを再開出来るようになったという知らせを聞いた時、どんなにどんなに嬉しかったか。今思い出しても涙が出そうです。ステファンが自分で書いたと思われる英語のメッセージを、噛みしめるように何度も、何度も読みました。やはり仕事でとても疲れていて、出勤が非常に億劫だったその朝、墨の色のようだった朝、だけど世界はその瞬間に輝きを変えてしまった…そんな風に感じられる程、それは幸せなニュースでした。

こうしてステファンが回復したからこそネタ扱いできるのですが、ステファンが目を患ったちょうどその頃、私もアレルギー性結膜炎にかかっていました。職場が綺麗とは言い難い(汗)のでそのせいかと思いますが、右目の周囲が真っ赤に腫れてしまって、さすがにこの顔では横浜に行けないや、と観念して病院に行ったら、結膜炎との診断。酷くないだけで左目もかかっているとか。原因は自分で調べてね(化粧品変えた?とか聞かれた←変えてない)、酷くなったらまた来て、とだるそーに話す医者に「適当?」と突っ込みたくなったが(汗)、とりあえず目薬を差して治療にいそしんでいたある日、私はこんな夢を見ました。

もう今はいない、大切な存在が、目を酷く患ったので、慌てて抱き抱えて病院に連れて行く夢。
その病院には名医がいるらしく、何とかなるんじゃないか、と期待して待合室にいるあたりで夢は終わったような気がします。目が覚めても、なんだか不安でした。
私の後悔の気持ちの表れだったり、結膜炎の治療中でなんだかんだと心配だから見たのだろう、とその時は思ったのですが…
この夢を見たのはステファンの病が判明した数日前でした。
さらに、今度はステファン回復の知らせが入る少し前にもこんな夢。目を怪我?した大切な存在をそっとなでると、よろよろしながらも立ち上がる、という内容。

さらにさらに。ステファンの疾患は片目だけに発生したそうなのですが、それを知った時、私は「たぶん右目だ」と直感で思いました。
回復後、ステファンはどこかのインタビューではっきり「右目」と答えていました。
私の結膜炎は何度か症状がぶり返していましたが、ステファンの回復を知った頃に、気が付いたら治っていました。

これらの一連の偶然すべてを「ただの偶然」と言い張る自信は、もう私にはないです…。運命的な何かと結び付けたいファン心理だろうと今までずっと流してきたけど、これは普通じゃないとさすがに思う…。だからって何がどうなるわけではないんだけど、でもこのまま流し続けていいことなのだろうかと最近真剣に考えてしまいます。私に何かを気付かせようとして偶然を引き起こしている何者かがいるような…。
でもまあ、やっぱり偶然だよね。

この謎の偶然に面白い解釈をしてくれた人がいて、私がステファンの病を少し肩代わりしたんじゃ?と言うのだけど、確かに「代われるものなら代わってあげたい」とかトチ狂って言ってたし(笑)有り得るかもしれないな。私が病院行った頃にはステファンの病は知らなかったけど。あとこれだと完全に怪現象だけど。さすが夏ですねえ←投げやり
でもね、もしそうなら、ファンとしてとても役に立つことができたってことだから、私としては本望。そうだったらいいな…。
何にしろ、私がステファンについて何かを感じ取ってるのは確かなのでしょう、たぶん…。

某所に回復祈願に行ったりと色々できることを模索しましたが、協力してくださった皆様その節は本当にありがとうございました。ステファンがまた滑れるようになって本当に良かったです。本当に、本当に…。

以下次号。