うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

All Japan Medalist on Ice 2012①

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

2012年最後の旅日記は北の国から。ネタの神様も久々のスーパー大降臨。今回もどうぞ最後までお付き合いください。

毎年年末に開催される全日本フィギュアスケート選手権。そのエキシビションである「メダリスト・オン・アイス」に今年もステファンがゲストで出演すると知ったのは、確か9月のことだったかと思います。
今年もそうなんだろうなと予想はしていたものの、では足を運ぶのか、と問われれば、今回はちょっと無理かもしれない…と躊躇して、いや本気で悩んでしまうような事態に、それを聞いた瞬間から私は陥ってしまいました。
何故なら、今年の開催地は、北海道、だったからです。

北海道。日本の北の果て。東京か新潟が今までで訪れた最も遠い場所、という私にとって、完全たる未踏の地。
遠い。自宅からはあまりにも遠すぎる。陸路での北国行きを検討した私は、そのあまりの遠さに軽く絶望しかけました。何っすかこの所要時間と料金。現実問題陸路なんて無理じゃないですか金とヒマがないと(血涙)
何故絶望したかと言うと、どうしても陸路で行きたかったからです。空路がイヤだったからです。

だって高所恐怖症なんだもんこの人…

何度か飛行機に乗ったことはありますが、行き先は羽田のみで、しかも決してひとりでは乗れず、誰かを拝み倒して同乗してもらい、飛び立つ際の重力と轟音を感じるたびに「乗るんじゃなかった」と後悔しまくり、乗ってる間はひたすら「早く地上に着いてくれ」と祈り続け、「スッチーが笑ってるから大丈夫」と自分を励まし続け(以下略)

こんな人間がひとりで北海道とか絶対無理…(絶望)

誰か一緒に行ってくれ、と泣きついてみたものの「何が悲しくてクリスマスイヴにアンタと北海道」「しかも1泊2日とか正気?」という当たり前すぎる反応のみ寄せられ、散々逡巡した結果、とりあえず帰りの航空券のみ思い切って押さえてみました。事前に調べまくって、約2ヶ月前までに航空券を予約して購入すれば非常に安い、ということは把握していたのです。しかも都合のいいことに、これまでJALのみ1日往復1便だった地元⇔千歳線が、12月から全日空も就航して1日往復2便になることも判明。全日空の方が千歳を発つ時間が遅いので、そちらを予約。価格も定価の半分以下でしかも所要時間2時間弱。新潟に行くよりよっぽど安くて早い。要するに私が我慢できるかどうかだけにかかっているのですよ。嗚呼(吐血)
何故帰りだけ押さえたかというと、まだ12月の仕事のローテーションがわからなかったから。この期に及んで「行きだけは陸路で」とか思ってたんですよね(汗)。休みが取れそうなら陸路を検討するつもりだったらしい。飛行機の3倍くらいかかるんだけどね、費用。時間は10倍以上だっけ?…えーっと(汗)

そうこうしているうちにチケット先行発売の期限も迫ってきました。昨年の大阪開催だったメダリスト・オン・アイスのチケットを一般発売当日にぴあ店頭に並んだのにS席しか買えなかった教訓を生かし、今回は先行販売を利用することにしました。
前の方の席に憧れてはみるものの、絶対にテレビカメラの入る公演なので無難にSS席を選択。映りたくないし。カメラが気になって集中できないのもイヤだし。これは長野開催の時の教訓。

果たして無事に当選し、とりあえず当日の座席は確保。一般発売時にはやはりSS席あたりまで完売だったようなので、今回は先行で正解かな。確か一般発売当日に並ぶ時間もなかったはずだし。

チケットを購入してしまうと、もう覚悟を決める以外に道はありません。しかも、どうせ帰り道だからとメダリスト・オン・アイスの翌日に東京で予定を入れてしまおうとする始末…。
私はついに腹をくくりました。どうせ行かなかったら後悔するだけなのです。あとからグダグダ言うくらいなら行っといた方がずっと建設的。どうせ短い人生なんだから。
ちょうどステファンのファン仲間のAさんも札幌に行かれるということで、帰りは一緒に羽田まで同乗してくださるとのこと。それは心底ありがたい(涙)

とりあえず押さえていた地元行きの便はキャンセルし、羽田行きの便を並びの席で予約することにしたのですが、どうやらネットからは座席の指定ができないらしい。できるかもしれないけどたぶん私には無理?よくわからないので全日空のヘルプデスクに電話してみたら、やっぱり電話での予約を案内されたので、そちらにかけてみました。
そう言えばはるか昔に全日空マイレージカード作ってたっけ、とごそごそ引っ張り出して確認してみたら、なんとまだデータが生きていた。電話する際にこのマイレージカードの番号も入力するのですが、そうすると受付の人が出るなり名前を呼んでくる、というハイテクノロジーに素直に感動する私。
帰りの千歳→羽田便の早割は既にほとんど埋まっていて、取れる中では一番出発が遅い便を選択。それでも最安値の価格では押さえられませんでした。某アイドルグループ(後述)の影響ですね…。
ですがもちろん陸路よりはずっと安く、座席も指定できたので問題なし。ついでに行きの便も予約しました。行きはおそらく最安値。中国地方→千歳が1万5千円だよ。新潟行くよりよっぽど(以下略)

あとは宿泊先なのですが、実は交通手段もチケットも全然確保できてないうちからホテルだけはいち早く押さえていました。何故かというと、メダリスト・オン・アイスの開催されるクリスマスイヴ、札幌の地では日本屈指のアイドルグループ、天下のSMAP大先生がライブを行うからです。うかうかして泊まるところなくなったら凍死ですよアナタ。

某旅行サイトで検索してみると、既に手頃な価格のシングルはほとんどヒットしない。クリスマスイヴにビジネスホテルも冴えないしな、とほかのサイトもいくつか調べてみたら、最初に見たサイトで2万以上したホテルが6千円で出ている。何じゃこりゃ、と思ってよく読んでみたら、朝食付きのツインルームで入浴剤までオマケしてくれるらしい。しかも有名どころだし、温泉もあるみたいだし、もうここでいいや、と適当に予約。実は札幌のホテルの多さに調べるのが面倒になってきてたりして(汗)

こうして大体の手配が済んだところでローテも判明。よっしゃ、イヴもクリスマスも休みだ!相変わらず某スイス人限定で強運ですな。
東京からの帰りは夜行バスを予約。クリスマスに夜行バスは冴えないが予算的にもう無理だったので(泣)。クリスマス翌日は出勤だったのですが、休みを代わってもらったので仮にバスが遅延しても安心安心。

そんなこんなで準備万端、のつもりがわりとそうでもないまま出発前日を迎えます。っていつものことか←お前
以下次号。