うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2016 in KOBE①

※この記事は1年半以上経ってからようやく執筆にこぎつけました。その後も延々と寝かせ続け、やっとお日様の下に出てこられたという悲劇(汗)のシリーズです。いつの話してんだという内容ではございますが、このブログはわりとそういう記事に支えられてきたブログだったりしますので、あと少しだけこの今更シリーズにお付き合いください。書いたのは遥か昔ですが一応初出です。寝かせてただけ(汗)。
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2016年のファンタジー・オン・アイスは全4箇所での公演。最初の開催地幕張には無理矢理1公演だけ出向いたものの札幌公演は金欠が酷過ぎるため泣く泣く諦め、その悔しさとともに向かったのがこの神戸公演です。最も家から近いので、行くなら神戸を最優先、と一応決めてはいたのですが。

しかし、幕張と最終公演の地である長野にも行くことにしてしまったため、先行では日曜日のチケットしか買えず。幕張、神戸、長野、とそれぞれ最終日のチケットだけどうにかこうにか先行でゲットするにとどまってしまいました。わざわざ遠方から出向くので、どうせなら複数回見たいのですけども、無い袖はどうやったって振れません(泣)。
なので、開催直前になって追加席の販売が行われた際は非常に悩みました。神戸は新幹線で往復するのも一泊してバスで往復するのもさほど金額に差がないので、土曜日に宿泊することに決めており、既に高速バスの手配も済ませています。よって土曜日も見ることにしても何の問題もないのですが、唯一の問題は無い袖は振れないということです。いっちばん安い席ならどうにか出せるけど、それは生活費をチケット代に回したらどうにかなる、って意味だからな!どうにかなってるようでなってないからな!

悩みながらもコンビニへと向かう私。コンビニ店頭で購入した方がたぶん手数料が安いからである。たぶんね。
もしも売り切れていたらあっさり諦めようと思っていたが、幸か不幸か余裕で買える。羽生君が怪我のために幕張も札幌も出演せず、神戸と長野も開催日が迫っているにも関わらず出演の発表が無かったため、手を出さずに様子を見ていた人が多かったのだろう。羽生君が出ると決まっていたならばおそらく瞬く間に完売していたはずである。
ああ、買ってしまった。いちばん安い注釈付きのB席ですけど。これを買うので精一杯です。財布が抗議の悲鳴を上げてるけど聞こえないフリだよ。あああああ、これからどうやって食費を捻出しよう←絶望
しかも注釈付きって。いちばんよく見えるのが配電盤とか、機材の裏で見えにくいとか、柱が邪魔とか、たぶんそんな席なんだろうな。でも暇潰しに観光に出たりするよりは会場に行けた方がいいに決まっている。観光に出ても結局お金がかかるんだから、どうせならいちばん自分にとって有意義なことに使ってしまいたい。どっちにしろ自分の手にこうしてチケットは握られてしまったのだ。後悔したってしょうがない。後悔したくないから買っちゃったんだろ!諦めろ自分!どうせクソ人生だ!今更じゃないかはっはっは←開き直りすぎ

そんなこんなで私がひもじさと戦う日々に否応なく突入した頃、羽生君が神戸にも長野にも出演しないことが発表される。ギリギリまで検討してくれたのだろう。彼は世界の宝である。神をその身に宿すかのような圧倒的な演技をまだまだ見せて欲しいと数え切れない程の人が思っているに違いない。そのためには、今ここで無理をせず治療に専念してもらいたい。アイスショーの旅に毎年出るようになってから、羽生君の演技に会えない夏は初めてである。とても、とても残念だったけれど、納得するしかなかった。
しかし、思ったよりずっと酷い怪我だったということだよな…。世界選手権の頃にはもうかなり無理をしていたんじゃないだろうか。まるで彼の力を封印するかのように出現する怪我の神にはそろそろお暇願いたいものである…。

とにもかくにも、いよいよ神戸に出発ですよ。以下次号。