うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

フィギュアスケートだらだら語り in 9月② ―羽生結弦新プログラムスペシャル―

ほかの記事に混ぜる形でさらっと書こうと思っていたのですが、やっぱり長くなりそうなので(笑)、独立した記事にしてしまいます。

というわけで、ついに発表、羽生結弦の新プログラム!ついにとか言ってますが、すんげー今更の話題ですみません(泣)!!

ニュースでチラッと流れるだけでも「ああもうこれ絶対見たいやつがきた」とゾクゾクしてたのですが、9月8日放送の『フィギュアスケートTV!』でかなりじっくり公開練習の様子が流れたおかげでますます期待が高まっております。

だって羽生君が、あの羽生結弦マートンの『Art on Ice』で滑るんだよ…。実はひっそり妄想していた、これ羽生君が滑ったら似合うだろうけど本人がプルシェンコファンだから畏れ多くてやんないんだろうなと思ってた『Art on Ice』だよ…。いや、「ニジンスキーに捧ぐ」って言った方が通じるのかな。


そう、プルシェンコの代表的なプログラムと言っていいであろう「ニジンスキーに捧ぐ」。若く美しく、独特の人間離れした雰囲気が漂っていたあの頃のプルシェンコ。そのイメージで語られるプログラムとして真っ先に浮かぶのがやはりこれなのではないでしょうか。
と言っても、私はこのプログラムについて語れるほど何度も見たわけでも細かいところまで覚えてるわけでもないんですよ。ちょうどヤグディン引退のショックで、スケートを見る元気があまりなかった時期ともかぶってますし。ただ、強烈に印象に残った要素があったんです。それが、プログラムに使用されていた音楽。特に『Art on Ice』だったのですね。

ニジンスキーに捧ぐ」の音楽はいくつかの曲を組み合わせて作られているのですが、たぶんそのメインとなる曲が『Art on Ice』。プルシェンコにプログラムの使用曲をいくつも提供しているヴァイオリニスト、エドウィンマートンの作曲です。この曲が収録されているアルバム(strings 'n' beats)の本人解説から察するに、元々は「ニジンスキーに捧ぐ」のために作られた曲ではなく、スケートファンならすぐにタイトルから連想できるであろう、あのスイスの有名なアイスショーのために書いた曲のようです。ですが、いまや「Art on Ice = ニジンスキーに捧ぐ」というイメージがすっかり出来上がってしまっているのでは。フィギュアスケートのために作曲した音楽ならば、フィギュアスケートのプログラムにピッタリと合うのは何の不思議もないと言っていいかもしれないですね。実際に、時々この曲を使用しているスケーターを見かけます。

あの「ニジンスキーに捧ぐ」に使われていた曲は何だったんだろう、とずっと気になっていた私は、たまたま大型書店のCDコーナーか何かで見かけたマートンのアルバムを嬉々として購入し、嬉々として自宅で再生し、嬉々として耳を傾けているうちにアルバムの最後に入っていたこの曲が流れ始めた時、探していたものに出会えた喜びで、言葉にできないくらい感激したものです。
一体何度聞いたかなあ。アルバムまるごと再生した回数も相当だけど、『Art on Ice』だけの再生数なら、もしかしたら何百回ではきかないかもしれない。薄暗い照明、白いスモークの中からぼんやりとスケーターの姿が浮かび上がってくるような出だし。吹き荒れる風の中、暴れだすヴァイオリンの音色。嵐に乗って現れる、氷の王の堂々とした風格…。たとえるならそんなイメージだろうか。とにかく私は完全に心をわし掴まれてしまった。「フィギュアスケートに使用された楽曲でベストアルバムを作れ」と言われたらこの曲は絶っっっ対に入れます。人生の節目でも流したいくらい好きですが、この曲が似合う節目が思い付かないんだよこれが(笑)

それくらい好きなので、「プルシェンコのイメージが強過ぎる曲だけど、絶対素晴らしいプログラムになるからいつかこの人にも滑ってもらえたらなあ」とひとり勝手に妄想することも度々だったのですが、その「いつか滑ってもらいたい」スケーターのひとりが羽生君だったのですよ。これを書きながら今更、まさか妄想が現実になるとは、と震えてます…。今シーズンは最高のシーズンでした、と既にまとめに入ってしまえそうなくらい震えてるよ←どんだけだよ…

『Notte Stellata』の宝石でできた白鳥のような美しい羽生君にノックアウトされたりもしているが(笑)、私のいちばん好きな羽生君は、ギラギラしながら試合に向かう阿修羅な羽生君である。既に頂点を極めてしまった感のある(あと四大陸のタイトルくらいか?)羽生君が、今後も阿修羅の境地に立つことがあるのだろうかと少し寂しく思っていたが、この曲を使用したプログラムならば羽生君は阿修羅モードに入らざるを得ないのではないか。
だって、どれだけファンなのかが我々にもハッキリ伝わるくらい羽生君が大好きなプルシェンコが使ってた曲だぞ。しかもおそらくは彼の代表作だぞ。大好きなスケーターの大好きなプログラムの曲で原点回帰、という羽生君の意図以上に緊張するんじゃないか。楽しいし嬉しいけど、大切に滑らないとっていう使命感みたいなものが生まれてくるんじゃないか。その緊張感が、彼をギラギラした挑戦者に戻してくれそうで楽しみで仕方ないのである。まさに「お前は誰と戦ってるんだ」状態だが、こんな想像を遥かに超えた「誰と戦ってるんだ」があってもいいんじゃないか。あの羽生結弦とかいう選手はおそらく今後当分現れないであろう規格外の化け物である。今、彼の物語以上に面白いフィクションなんてこの世にはない。物語が続くだけでも最高なのに、その物語の展開がまたもや読めないのである。物語の受け取り手としてこれ以上に面白いことなんてない。こんな選手の現役時代を今まさに応援できるとは。フィギュアスケートファンとしてこれ以上の幸せがあるだろうか?
…まあ、全部私の勝手な想像ですけどね(汗)。競技が始まってみないと何とも、です。


しかし、これで「Continues ~with Wings~」におけるプルシェンコのあまりにも凄まじ過ぎた「ニジンスキーに捧ぐ」の理由がわかったような気がする。羽生君はこのショーの際に、プルシェンコとジョニー(ジョニーについては後述)に彼らのプログラムを滑る許可をもらったそうだが、もしその申し出を知った上での「ニジンスキーに捧ぐ」だったのだとしたら…。辻褄が合いすぎるくらいに合ってしまうのである。
まあ、もちろん実際のところはわかりませんけれども。でも、そう考えると、あれはもしかすると、この俺のプログラムを超えてみろ、というプルシェンコからの挑戦状だったのかな、なんて思ったりもするのである。ものすごく高い壁の上から投げつけられた挑戦状だぞ、羽生君。でも君なら、君ならば。いや、君だからこそその壁への挑戦権が与えられたんだよ。
それにしても、許可など取らずとも勝手に滑ってもいいと思うんだけど(笑)そこが羽生君の律儀なところなのでしょうね。ずっとずっと滑りたかったんだけど大ファンの人たちのプログラムだし叩かれたらやだし自分もクオリティにこだわりたいし我慢してた、でもオリンピック連覇したしちょっとくらいいいよね?って羽生君の心の声が聞こえるようだ…。好みは人それぞれだから仕方のない部分はあるにせよ、「このレベルの選手が日本から出てくることなんてもう生きてるうちにはないかもしれないから、下手な抵抗はやめて満喫すればいいのに」と思うのだけれど、どうしても反発したい人も少なくないらしい。気にするなと言っても難しいだろうけど、気にしないで羽生君の思う通りに滑って欲しい、と私は思う。かなり間違いなく羽生君の選択の方が正解なので。目が曇った素人がどれだけ愚策を捏ねたところで正解など導き出せはしないのである。

そうそう、羽生君が「憧れの人のプログラム」で滑るのは、今シーズンはショートプログラムとフリーの両方なのです。かなり思い切った選択ですね。フリーが散々書いてきた「ニジンスキーに捧ぐ」、ショートプログラムがこれまたジョニーの代表的なプログラム「秋によせて」。正確には振付が異なるだろうからそれぞれのプログラムの使用曲を使った新たなプログラム、のはずで、そういう意味でも本来は許可など不要なのだろうけど、そこはまあ羽生君らしいってとこですかね。
しかし、「秋によせて」か。確か、私が初めてジョニーの演技を見たのが2004年のNHK杯だったのだけど、あの時に滑ってたプログラムでしたよね。自分は今男子の競技を見ているはずなのに、何故女子選手が混ざっているのだろう、と思ってしまったくらい美しい青年が画面に映っていたこと、男子選手とは思えない繊細で鮮やかな青い衣装に目が惹き付けられたこと、今でもよく覚えてる。まるで絵画の世界のようだった。衝撃の出会いでした。「ポーカーフェイス」あたりの弾けたジョニーも大好きですが、やっぱりジョニーと言えばあの頃、あのプログラム、と考えてしまう人は私以外にもきっといるんじゃないのか。
プルシェンコはわかるけど、ジョニーを真っ先に挙げるなんて男の子のスケーターにしては珍しい印象だね、とシニアに上がった頃の羽生君について私と友人は語り合ったものでした。懐かしい。羽生君が線の細い美しいスケーターに育ったこともあり(中身は阿修羅だけどな…)、当時のジョニーの陶器でできた人形のようなたぐいまれな美しさを羽生君の衣装やスピンに今もイメージとして残し続けているのが何だか奇跡的なことのように思えます。本人比でゴツくはなってるんだけど、あくまで本人比だからな…。あんな成人男子そうそういないから←震える声


そんなわけで、今シーズンは「綺麗な羽生君」と「俺様な羽生君」の豪華二本立てが見られるのではないかと勝手に想像して勝手に死んでいます(笑)。楽しみ過ぎて死んでいる(笑)。始まってみたら全然違うかもしれないのに(笑)。
「秋によせて」の方は現時点でほぼ情報がないのだが、衣装も振付も、これまでの羽生君の路線に近いものになるんじゃないかな、と勝手に予想してます。これまでと言うか、「悲愴」あたりの羽生君の路線。「悲愴」にはびっくりしたんですよ、あんな繊細な衣装を着ようとする日本男子が現れるなんて、と。ジョニーが好きだっていうのホントなんだな、ってめっちゃくちゃ納得したんですよね(笑)。あの手のひらひらした衣装は成長したら似合わなくなると思いきや、まさかの「ますます似合うようになる」という方向へ成長していった羽生結弦氏…。あなた、あなた何…←震える声(2回目)

ニジンスキーに捧ぐ」、いや羽生君命名による「Origin」の方は、公開練習の映像がニュース等でも流され、全容は掴めないものの多少イメージはできる感じ。少なくとも『Art on Ice』と『Magic Stradivarius』は確実に使うのかな。どちらも「ニジンスキーに捧ぐ」に使われていた曲ですね。確か4曲くらい使われてるんですよ、ニジンスキー。ちなみに『Magic Stradivarius』もマートンの曲。
羽生君のことだから、超絶こだわり抜いた編曲でくるんじゃないかと楽しみでしょうがない。実は羽生君のプログラムの中でも特に好きな要素が「編曲」なんです。曲を繋ぎ合わせた時のぶつ切れ感がほぼない。聞いていて違和感がないのですね。得点的には無関係かもしれませんが、地味に大きな要素じゃないかと勝手に思ってます。

羽生君痩せたのかなあ、白いジャージ着ててあの細さって…。すげえ…(震える声←何回目だよ)。足の調子もかなり良くなっているのかな、すごい飛距離のジャンプを見つめてため息でした。無理をして4回転アクセルが遠のいてもつらいので、アクセルの方はルッツが跳べるくらい足が回復してからでもいいんじゃないのかな。新ルールに慣れるまで、当分挑戦してくる選手もいないような気がするし…。


…やっぱり長くなりましたね(笑)。さらっと書くつもりだったって、よくそんなつもりでいたよね自分(汗)。
どうしても競技での羽生君を見たくて競技のチケットを取るものの、いつもその試合に羽生君がいないという結果に終わり続けて3年目。「ネタの神様(※私にネタを振り撒く神がいるんですよ←適当に流してください)は私に羽生君の試合を見せてくれる気がないらしい」というこの状況を今シーズンこそ突破したいものである(泣)。海外の試合を除けば全日本か世界選手権、どっちかだよね。大阪なら最悪ヒッチハイクでも行けるんじゃないか、と高を括っているため個人的には全日本なんだけど、旅費の前にチケット代…が…。とほほほほほほ、豪邸もブランドバッグも要らないので最低限の生活とフィギュアスケートを迷わず見に行ける稼ぎをください…。ガクリ←遺言

そんなわけで、いよいよ今シーズンも本格的にスタートですかね。できるだけタイムラグなしに感想が書けたら、と思ってますが、私は遅筆の上この通り記事が長くなってしまう傾向にあるため(汗)、焦らずぼちぼちと、書きためて予約投稿路線、を続けていこうかなと思っております。
昨シーズンからテレビ観戦中はスマホでメモを取りながら見ているので(ブログ記事はスマホで書いてるんですよ、体調が悪くても寝ながら書けるし隙間時間にちょっとずつ進められるので)、観戦中はツイッターも無言、友人知人の皆さんにほぼメールの返信もしないという状況なのですが、後日ブログでポエムを爆発させるので、その際にでもお付き合いいただければ(笑)。
ライブストリーミングはよくわからんので(汗)、今シーズンも基本はテレビ観戦のつもりですが、オータムクラシックは何とかライブストリーミングでも何でもいいから見たいな、と思ってます。はてさてどうなることやら…。

ではでは、今シーズンも張り切って応援していきましょう!すべてのスケーターにとって素晴らしいシーズンとなりますように!