うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

最後に心を動かすもの、それは

ついに平昌オリンピックが開幕しましたね。ってこれ書いてる時はまだなんだけど(汗)。ええ、予約投稿でございます。
直前にはオリンピックに関連づけてか、フィギュアスケートの番組も数多く放送されましたので、さらっと感想でも書いていこうかなと思います。本日以降はたぶんほぼオリンピックの記事になると思うので、個人的にここで呼吸を整えておきたい。


アスリートの魂(2月3日放送)
お肉を食べてる昌磨君の幸せそうな表情に思わず微笑ましい気持ちになってしまってたあたりはまだ何となく覚えているのだが、突然のスイスの至宝の登場ですべての記憶が消し飛んでしまった…。真夜中に文字通り変な声が出ました(汗)。「NHKはステファンが大好き説」はもはや完全に立証されたと言っていいのではないか。あ、もちろん私が勝手に唱えてるだけですよ(笑)。
この番組、実はテーマ曲がすごく好きなんです。仕事しながらエンドレスでかけたらテンション上がったままで頑張れそう。CDあるのかなあ。


★スポーツ酒場語り亭(2月4日放送)
ゲストと言うのかコメンテーターと言うのか、それらが全員フィギュアスケート界の第一人者ということで、視点や切り口が専門家のそれであり、非常に興味深く視聴できました。特に最後の「表現力とは」という題に対するそれぞれの回答はいちいち納得しながら見てしまいましたし、人の心を動かすというのは大変なこと、といったニュアンスの宮本先生の言葉(だっだよね?)は個人的にも強く印象に残りました。
某所で随分人気があったらしいことをばらされた本田君のリアクションが最大の見所ですかね(笑)。


★アナザーストーリーズ 運命の分岐点 選(2月6日放送)※再放送
再放送のようですが、私は初見です。プルシェンコの話は「結構ぶっちゃけてるなあ」と思いつつも、なるほどねえ程度に聞いていたのだが、この番組の見所はそれ以降かなと思った。プルシェンコの話が悪いという意味ではなく、それ以上にソトニコワとタラソワの話があまりに深かった。ソトニコワの話はあまり聞いたことの無い内容だったし、タラソワはもしかしたらずっと真央ちゃんのコーチでいたかったのかな、と感じたことがあったけど、今回の放送でもそう思ったし、タラソワの話は近くで彼女を見ていた人にしか持てない想いや葛藤や視点だと感じました。ソチのシーズン、真央ちゃんがラフマニノフで滑ると知った時、オリンピックは素晴らしいことが起きると直感的に思った。それが現実となったのは、プログラムに込めたタラソワの愛情、指導した佐藤コーチの愛情、そして真央ちゃんのスケートへの愛情、それらが結晶した、起こるべくして起こった奇跡だったのだと、あれから4年経った今、改めてそう思いました。
あのフリーの演技のあと、私はしばらく世界が浄化されていたのではとすら思っていた。それくらい素晴らしい演技だった。この演技は今後も繰り返し流され、その度に人々の涙を誘うだろうけど、あれが実はメダリストの演技ではないということを知らずに見ることになるのであろう後年の人々は何を思うのだろう。人の心を動かし、その記憶に余韻のように残り続ける演技に出会えることは一種の奇跡であり、その奇跡に出会えるからこそ我々はフィギュアスケートを見続けるのをやめられないのだ、きっと。


★グッと!スポーツ 選(2月6日放送)※再放送
本放送の際にも見たけど面白かったのでもう一度視聴しました。昌磨君の宇宙人ぶりと言うかマイペースぶりと言おうか、そんなところがうまく掘り下げてあって、昌磨君に親しみを持ちやすい内容のように思います。あまり聞いたことの無い気がする昌磨君の笑い声(だよね?)も耳にできるあたり彼も楽しく収録できたのかなあという印象。ダーツの時の集中力と表情はさすがと言うほかないです。でもいちばんの見所はやっぱり刑事君だと思います(笑)。初見の際には吹き出しました(笑)。


NHKスペシャル(2月7日放送)
羽生君のあの怪我はマスコミの計画もすべて白紙にしてしまう程大きな出来事だったんだなと思った。本当なら今頃は各局もっと大々的に彼の特集を組んでいたのではないか。しかしNHK杯以降、一切の取材すらかなわない。それは彼の直面した状況が決して楽観的ではないことを物語っている。その事実と、それでもどうしても羽生君の番組を作りたかったんだけど今シーズンの情報がこれだけしかない以上無理でした、と力尽きていくNHKの姿が見えるような番組だった…。放送直前にあったオーサーのコメントが流れるかと思ってたんだけどそれが無かったのは意外。あれが入ってるか入ってないかで番組の印象がまったく変わったと思うので。それよりも本人のコメントだってことでしょうか。
そう、改めて、羽生君の力を封印するかのように毎度現れる怪我の神は、今回も重い試練を彼に与えたんだなと唇を噛んだ。羽生君が今シーズン思い描いていた計画をおそらくは軌道修正しなくてはならなくなったであろうということは、彼にとってとても辛いことだったのではないかと思う。どれだけ不安だっただろうかと考えると胸が苦しくなってくる。だが、それすらも運命の一部なのかもしれないと、フィギュアスケートのファンを何度も何度もワクワクさせてきたあの羽生結弦をファンが信じなくてどうするんだと、改めてそうも思った。
書いていいことなのかどうか確信が持てなかったので詳細には触れないけども、つい最近、個人的に羽生君にとても感激させられた。この言葉が正しいかどうかわからないが、彼の誠実さに深く感動した。きっと我々が羽生君に惹かれる根底の部分に、それがあるのだ。誠実であることは求められてはいても、実際には誠実な人間が正しく理解されることは少ないように思う。それは己のことしか考えられなくなった余裕のない人間には気付かれることすらなくなっているかもしれない。だが、結局それが人の心を最後に動かすのだとも思う。そして、その誠実さに答えるように我々は祈る。彼の最高の笑顔を。その祈りの力はおそらく、神が無視できるようなものではないはずだ。…ええ、わかる人にはわかる話ですかね。うちに届いたのはたぶん最後の最後くらいだったと思うので、こんな時にここまで…、と目頭が熱くなりましたよ…。
なんか色々言われてるみたいだったけど、きっと羽生君、団体戦出たかったんじゃないかな。オーサーの口ぶりからするとかなり間違いなくそうなんじゃないかな。でもきっとオーサーたちでなだめたんじゃないかなあ…。あくまで私の予想であってもちろん確証はまったくありませんが。昌磨君や刑事君はこれをチャンスと捉えたらいいんだし、羽生君はこの悔しさも全部個人戦にぶつけてしまえばいい。いくらでもいいように考えられるのに、自分の応援している選手のことを信じられない不安をほかの選手を貶めることで解消しようとするファンの行為は、誰ひとり幸せにしない、弱さと虚しさに満ちた純然たる愚行だと思いますけどね。グダグダ言わずに楽しもうよ、四年後に自分が生きてるかどうかなんて誰にもわかんないんだからさ。


以上、すべてNHKの番組でした。ほかにも細かく言えば色々ありましたけど、とりあえず2月に入ってから放送された主なものだけ。
ほかに特に挙げるとすれば、それぞれ民放で放送された、「NNNドキュメント」「しくじり先生」「TBSでノーマルヒルの予選の前に流れた羽生君の特集的なコーナー」かなあ。NNNドキュメントについては以前も触れたので割愛するが、しくじり先生フィギュアスケートの番組ではないけどネタで終わるかと思いきや最後に大きな希望があった村主さんの話はとても良かったし、ノーマルヒルの予選の前に流れたものは色々な競技の選手の長い煽りの一部という感じだったけど、ファンが見たかったのはこれじゃないのかなあという内容だった気がしました。だから言ったじゃん、オーサーのコメントが入ってるだけで全然印象違うって←誰も聞いてない


はあ、観に行きたかったなあ(泣)。四年後はたぶん難しいだろうという予感があって、どうしても行きたかったんだよね、平昌。だが貧困の壁には勝てるはずもなく、ワクワクした気持ちで誤魔化してはいるが正直悔しさしかない。たったひとりで、人間と言葉を交わすことすらもなく、私はテレビの前で静かに応援するのだろう。
既に抱いている様々な予感や予想や確信もあるのだけど、競技が終わるまではニュートラルな気持ちでいようと出来るだけ書かないようにしてきました。すべての選手を同じ熱量で応援するのは誰にとっても難しいことだと思うし私にも無理です。でも、どの選手にとっても素晴らしい大会であって欲しいと願う気持ちもどうしようもなく真実です。フィギュアスケートの神はきっとこの平昌にも降りてくると思っています。その瞬間を見逃さないよう、全力で観戦するつもりです。

体調不良時に備えるため最近の記事はほぼすべて予約投稿なので、とっくにオリンピック始まっちゃってるのに今更な内容ですみません。これからしばらくはオリンピックの記事を全力で書いていきます。大変だろうけど楽しみ。ホントに私が楽しいだけで書いてるんで、このブログ(笑)。
しかし、ブログに限った話ではないが、会心の出来だったり言いたいことがきっちり書けたと自分で思えた内容は読まれもせず評価もされず、決して手抜きではないのだけど自分としてはそれほど思い入れのない内容がそこそこ読まれたりするのは何故なのだろう。わりとよくある話っぽいんですけど。実は結構ヘコみます(泣)。でもどうせ誰も読んでないんだし好きに書けばいいや、とすぐ開き直るんですけど(笑)。人の心を動かすなんて私には一生無理なのかもしれない。それでも、たったひとりでもいい、いつか誰かに届くことを願って、今日も私は画面に指を走らせるのです。

四大陸選手権2018雑感③

さて最後に、競技から約一週間後にBSフジで放送されたダイジェストについて簡単に。これを見てから四大陸の記事はアップしようと決めていたので今更の掲載になってしまいました、すみません。何せ関東ローカルの壁が越えられない地域なもので、ショートプログラムの放送はこのダイジェストを待つしかなかったのです。

フリーについては地上波でも放送されたので、演技が流れた選手の名前を備忘録的に記載しておくのみにとどめます。一応目で見てもわかるように以下の通り区分けしています。

★:地上波放送なし(関東ローカル以外)
☆:地上波放送あり

そんなところで、まずは女子ショートプログラム。演技が放送されたのは日本人3名だけですが、この3名が上位3位でもあったので何も問題がないという…。二時間弱の放送時間で演技が流れた選手については皆ノーカットだったので(キスクラ等々は除き)充分だったのではないかと思います。


三原舞依
うおおおおおおノーミス!!!思ったより点が、と思ったらエッジエラーか。でもそれ以外は出来映え点にマイナスもなく素晴らしい。
リベルタンゴはやっぱり彼女には合わないかもしれないし、新しい表現を試すのは翌シーズンで良かったかなとは思う。何故って、彼女には十二分にオリンピックの出場権を得るチャンスがあったから。どうしてももったいなく思ったのは許して欲しい。この時の選択が間違っていなかったと、私のようなファンの戯れ言を今後の素晴らしい活躍で叩きのめしてくれることを願ってます。彼女なら出来るよ、きっと。


★坂本花織
またまたノーミス!!!でもステップはレベル2?ううむ。プロトコル確認すると3だったけど。アクセルの着氷の流れがめっちゃ綺麗…。人間が氷の上でジャンプを跳んでいるのを見るのがこんなに気持ちのいいものだなんて、高くて迫力があって美しいジャンプが跳べる選手たちを見るたびに感心してしまうけど、彼女は確実にそのひとりですね。彼女も出来映え点にマイナスがひとつもない。凄いな。


宮原知子
彼女もノーミス!!!以前からミスの少ない選手ではあるけどやっぱり凄い。女子は完全にノーミスが大前提ですね。おっそろしい時代だよ(汗)。
ああでも回転不足があったのか…。彼女は本当にあとはジャンプだけなんだよな…。もうすっかりプログラムが身体に馴染んだ感じで、ほぼ完成形かなという気がしました。


そしてフリー。上位4名の演技が流れました。前述通りここは名前のみの記載にとどめます。

☆チェ・ダビン
☆坂本花織
三原舞依
宮原知子

インタビューと表彰式の様子が流れ、続いて男子ショートプログラム。上位3名と無良君でした。


無良崇人
4回転は抜けてしまうしスピンは減点あり?ステップも足をついてしまったと本田君。結果だけチェックした時にどうしたんだろうと思ってたけど、冒頭のジャンプの得点が全然入らなかったのならそりゃ点も出ないよね…。ショートの怖いところだよな。ところで場内アナウンスが「タカヒロミュラー」に聞こえたんですが気のせい?(汗)


★ボーヤン・ジン
ノーミスだああああ!怪我で心配してたので久しぶりの素晴らしいボーヤンに胸が熱くなる。彼はジャンプ跳ぶ時に顎が上がってて、なかなか特徴的。やっぱり4回転のルッツってカッコイイな…。


田中刑事
ノーミスだああああ!(涙)トリプルアクセル綺麗、めっちゃ綺麗…。動きも強さと味わいとスピードがあり非常に良かったです。もう完全に刑事君は世界のトップ選手の一員の座を掴み取ったよね…。最後のポーズはいつも気になる(笑)。


宇野昌磨
このプログラムもこれでほぼ完成形だろうか。トリプルアクセル君は日本男子のお友達。開いた手にこもる力、ものすごく集中していることがわかる険しい表情。そこからほわっと素の昌磨君に戻るとホッとする。以前はいちいち驚いてた100点超えも、だんだん当たり前な気がしてきたから慣れって恐ろしい…。ボーヤンとのワックワクの宇宙人対決。とっくに結果知ってる状態じゃなかったら超盛り上がったろうな、私がひとりで勝手に(笑)


続いてフリーですが、こちらも名前の記載のみで。男女ともフリーは4位まで放送してくれたのですね。

☆ジェイソン・ブラウン
宇野昌磨
田中刑事
☆ボーヤン・ジン

で、最後にインタビューと表彰式。見所だけを的確に押さえた、非常に簡潔な放送で、私は良かったと思います。男女とも日本の選手は頑張ったけど、女子は特に、日本人選手だけの振り返り番組ですって言い張っても過言ではないくらい。ホントに立派だよ、表彰台独占なんて。
エキシビションでトラブルがあったと聞いたので、少しだけでも様子が見られるかなと期待したのですが、競技のみだったのでそこは少し残念。まあしょうがないか。ショートプログラムが見られただけでも私にはとても有り難かったので。
ただ、とうの昔に終了し結果も知っている競技のせいか、なかなか集中できなくて参った…。これは単純に私の問題であって放送云々ではないんだけど、漫然と見てるとすぐに内容を忘れてしまう。何せ繰り返し見ることができないので、見られる時には思いっ切り集中しないと記憶が定着しないのよ。

さあ、開幕の足音がすぐそこで聞こえる。オリンピックも全力で応援していきましょう!すべての選手にとって最高の大会となりますように。

四大陸選手権2018雑感②

いつものように視聴翌日には執筆完了させておりましたが今更の掲載でございます。いつもこんな感じですみません(汗)。もうオリンピック始まるぞ(汗)。

てなわけで男子フリー地上波。番組冒頭では坂本さんと宮原さんに高橋君がインタビュー。うーん、坂本さんめっちゃいいキャラ。思わず笑顔になっちゃう。高橋君も話が振りやすいんじゃないかなあ。

ちなみに試合はとっくに終わってるので録画放送。どうせ録画なんだからこの大会が最後になるであろう選手たちをバンバン流してくれとテレビの前で祈る…。もちろん結果は文字情報だけですがリアルタイムにチェック済みです。


無良崇人
抜けたり手をついたりジャンプの調子がいまいちだったので点は伸びず。残念…。照準は全日本に合わせていたのかな。ありとあらゆるスケーターが滑ってきたという印象のオペラ座の怪人だけど、無良君のファントムはどこか優しい印象。完全にハッピーとはいかなくとも優しく物語が終わりそう。


★ミーシャ・ジー
トリプルアクセルの着氷が微妙だったくらいでほぼノーミスかな。レビューはいっぱいついてたけどプロトコル見るとほぼ減点もなかった様子。コレオが素敵すぎてため息ついてたら加点!加点すげええええ!歓声も凄かったけど台湾で人気あるのかなミーシャ。4回転は入ってないけど振付師しながら競技も続けてこれだけの演技が出来るなんてホントに凄いよなミーシャ…。


ケヴィン・レイノルズ
ミーシャの演技が流れた時点で放送はないかなと諦めてたのでまさかの事態に震えた。サルコウ降りた時からもう涙が止まらず、笑顔のステップあたりでは滝のように頬を流れてた…。ジャンプはいくつか回転不足かなと思ったしレビューもたくさんついてたけど、でもノーミスだよ。しかも4-3-3だよ。ひっさしぶりに見たよ4-3-3なんて。基礎点20点近いやんすげええええ!しかもサードジャンプにトリプルループって。熱い。最高に熱すぎる。おそらくこれが最後の試合になるであろうケヴィンが最後の最後にケヴィンらしさを貫いた最高の演技を見せてくれた。白い手袋の衣装もカッコよくまさに4回転の王様だった。スケートの国の王だった。ヤバい書きながらまた泣けてきた…。コーチも泣いてるよ…。
しかもインタビューまで流れる。涙が止まらないよ…。日本語がめっちゃ自然で、どれだけ努力したのだろうかと思うとまた涙。フジ本当にありがとう…。お金持ちになったら株買います←そういう感謝の仕方なのかい
久しぶりに100回くらい見直したい演技なんだけど、うちのDVDは再生専用の上再生機能すら壊れたのでどうにもならず(泣)。元々家族のお下がりだったしな…。こんな感じで実は長年録画と無縁の生活を送ってるので、演技は見られる時に全身全霊で集中して見てます。一期一会の精神です…。
カナダの国内大会の結果が出た時、演技は映像で見られなかったけどそのケヴィンらしいジャンプが並んだ構成と順位を見て嬉し涙と悔し涙が静かに流れた。あの時に色々覚悟は決めたつもりだったけど、やっぱりオリンピックを最後の舞台として見守れないことが切なくて…。その切なさは正直拭いきれないけれど、台湾に行けなくてもう諦めるしかないと沈んでいた私に彼の最後の試合を見せてくれたフジテレビと、最高の演技を見せてくれたケヴィンにはいくら感謝しても足りません。
もうこうやってケヴィンの競技の感想を書けないのかと思うと本当に寂しいです。大阪の四大陸に行かなかったことをたぶん私は一生後悔するでしょう…。ステファンが引退してからはいちばん好きな海外の選手だった。本当に本当にありがとう。いつまでも幸せを祈ってます。


泣きすぎて6分間練習は全然頭に入らなかった…。ん、青い衣装のジンクスは女子じゃなかったっけ?ライサチェックは全身真っ黒だった気が(笑)。客席今日は多いな、台湾でも男子シングルが人気なのかな。


★ジェイソン・ブラウン
冒頭のアクセルのコンビネーション、美しい…。ずっと調子が良くなくて心配してたけど、ここにきて実に素晴らしいジェイソン。見とれてるうちに終わってしまった。最後のスピンが生きてるみたい…。ジェイソンの優しさみたいなものやスケートを好きな気持ちが溢れてて、本当に見応えのあるプログラムでした。ジェイソンがオリンピックに出ないの信じられない…。


★マックス・アーロン
サルコウにミスがあったくらいかな、素晴らしいアーロン!ジャンプがシャープだしコレオもかっこよかった。唯一の疑問は何故この衣装でオペラ座の怪人なのかということだけだ(汗)。きっとこれはハリウッドが独自の解釈で映画化した21世紀のオペラ座なんだよ、主人公がアメリカの高校生のやつ…(汗)。ってマジでそんな映画あったらごめんなさい、ないと思うけど(汗)。衣装の謎はともかく、味のある演技だった。やはり男子は二十歳過ぎてからが競技者としても表現者としても本番なのかも。


★ハン・ヤン
滑りも達者だしジャンプも決まると美しいし特にトリプルアクセルは絶品。ポテンシャルは高いだけに今回も実力が出し切れてなくて本当にもったいない…。転倒2回に抜けがあってはそりゃ点も伸びないよな(泣)。肩を怪我してたみたいだけどまだ影響があるのかな…。


宇野昌磨
ループの回転不足にフリップの転倒。前半は少し心配な出来だったけど、後半素晴らしかった。演技に風格があったし本人も手応えがあったんじゃないかな。文字だけで速報見てた時は大丈夫なのかなと思ったけど、これなら心配ないだろう。ほとんどボーヤンとショートの点差がなかったのでひっくり返されちゃうかもなと思ってたらその通りになってしまったが、それ以上に収穫も大きかったんじゃないかなあ。衣装と髪型はあまり似合ってない気がしたけどやっぱり今回限りなのね(汗)。


田中刑事
サルコウが3回転、アクセルもダブルになっちゃうしもう1本の4回転サルコウもギリギリの着氷…。でも後半はノーミス!以前の刑事君なら前半を引きずってたんじゃないかと思うので、ホントに世界のトップに食らいついてきてるんだと感じて嬉しくて仕方なかった。点もまだまだ伸びるはず、頑張れ。ああオリンピック楽しみ…。てか待機部屋(笑)!激かわいいし(笑)


★ボーヤン・ジン
彼のルッツは幅があるからいつも壁にぶつかりそうでドキドキしちゃうほど。ほとんどレビューのつかないジャンプは惚れ惚れしてしまう…。最後から2番目のジャンプにちょっとミスがあったくらいでもう、もう素晴らしい演技。突然ハイテンションなコレオがぶっこまれるのが謎だったくらいで(笑)
本田君によるとジャンプの前にステップがあまりないようだが、彼もネイサン同様その辺は捨ててくる作戦か。ファイナルは怪我で欠場で心配してたけどオリンピック直前の大復活!良かったよお良かったよお(涙)。さあオリンピックはますます混戦模様だ!ドキドキし過ぎて既に死にそうどうしよう←大丈夫死んでも誰も悲しまない←自ら傷をえぐる


最後は坂本さんの笑顔で番組は終了。きっといい大会になるよ、オリンピック!さあカウントダウンだ!

明日で最終回です。もう少しだけお付き合いくださいませ。

四大陸選手権2018雑感①

アメリカもカナダもヨーロッパも、何も選手権が見られない環境の私にとっては久しぶりの競技観戦でございます。もちろんテレビですけどね。めちゃめちゃ行きたかったんですけどね、台湾(泣)。

関東ローカルの壁に阻まれショートプログラムは我が地方で放送なし。無念…。よって女子フリーからの観戦です。
女子の競技の前にはまずアジア初の快挙だという彼らの演技が。


村元哉中クリス・リード
アイスダンス競技においてアジアの選手が四大陸でメダルを手にしたのはこれが初めてだとか。確かにペア競技が強い中国もアイスダンスについてはあまり上位に食い込んでるイメージがない。そうだったのか、これは素晴らしい結果だ。なのでフリーだけでも放送して欲しかったので、見られてとても嬉しかったです。色々言われてるけど、フジテレビの放送随分いい方向に変わったと思うよ。クイズとかあったんだからな過去には←もう忘れてやれ
しかしアイスダンス用の解説者は用意してなかった様子。ううむ、もったいない。表彰台とは言えトップレベルと比べると確かにまだまだなのかもしれないけど、私はとても素敵なカップルだと思う。今回は演技の前半に特に見とれました。オリンピックも楽しみです!
インタビューや表彰台の様子も流れたぞ。ありがとうフジ。


さて、ここから生放送に突入。本当はもう競技始まってたんだけど、アメリカもカナダも主力選手が出場してないので仕方ないのかな…。


★スター・アンドリュース
初めて演技を見る選手。褐色の肌とすらりとした手足が美しい…。まだ粗削りに思えたが、そうか、ジュニアなのか。これからに期待。シーズンベスト更新おめでとう。


長めに煽りが入る。フジテレビ的に注目の選手しか流れないようである。試合の様子垂れ流しでもいいんですよフジ…。確かにそれで喜ぶのはファンだけなんだけどさ。で、長々煽りやらバックステージやら流れた後生放送に戻る。


★アレーヌ・シャルトラン
ジャンプは回転不足気味に見えた。演技が大きめな点はいいのだけど…。最後のスピンが速報だと無得点になっていたが混乱しているのだろうか。全日本でもたまに混乱してたよね。


最終グループからようやく完全生放送。6分間練習が始まる前には照明の光が縦横無尽に会場を走る。新機軸…。こんなん普通試合でやってないような。ショーみたい…。
挨拶、あまり殺伐としてなくてみんなかわいいな。阿修羅様とか世界女王が怖い顔し過ぎなんですね…。


★マライア・ベル
すごく目を引く選手なんだよな。それだけにジャンプミスがもったいない、特にコンビネーションがきれいに決まってただけに2番目のループはどうしちゃったんだろうって感じ。てかめちゃかわいいクッションもらってる!うさぎ!しっぽもちゃんとある!あれどこに売ってるの?!←見るとこそこじゃないぞお前


キム・ハヌル
最初のジャンプがうまくいかず心配したけどそのあとは立て直してきてひと安心。最後のジャンプのセカンドが微妙だったくらい?あらら回転不足だったのかそれ。丁寧に滑ってるなと思った。キスクラでミッフィーのぬいぐるみぎゅってしながらお祈りポーズしててかわいい。


★チェ・ダビン
これは去年のプログラム?ジャンプの助走の長さが気になったが確実に跳ぶためだろうか。いい演技だった、ほぼノーミスかな?彼女もキスクラでミッフィー抱っこしてる、かわいい。韓国のジャージもかわいいな、色が綺麗。


★坂本花織
最初のジャンプが決まればいけると思ったが、その通りに素晴らしいノーミスである。魚の目が痛いという話だったのにそんなのまるで感じさせなかった。うまく対処できたのだろう。ほとんどジャンプにレビューがつかないので安心して見ていられる。今回確かひとつだけついてたが結局減点はなかったようだし。後半の三連続は特に素晴らしかった。高さと勢いと伸びやかさ、彼女を代表に選んだのは間違いなかったと言えるだろう。表現面が伸びればまだまだ得点も伸ばせるし。
次に滑る三原さんにコーチがついてなきゃいけないので仕方ないとは言え、キスクラでひとりだったのがちょっと残念。きっと楽しいリアクションを見せてくれただろうに(笑)。って、コーチは映ってなかっただけなのかな?


三原舞依
これまた素晴らしい演技である。混じりけの何もない流水のようだ。いつ見ても最後のタノ入りサルコウにはしびれます。本当に美しい…。加点も凄かったし僅差で逆転優勝するかと思ったが、自分が見ても三連続ジャンプは回転不足かなと思ったらやはりか、残念。この才能をオリンピックに送り出せなかったなんて本当にもったいない…。枠が決まっている以上仕方ないのだがやはりもったいない。


宮原知子
前半のルッツのコンビネーションは回転不足判定を気にして力んでしまったのかなと思ったが、後半のルッツのコンビネーションは自分が見ても回転不足だったしサルコウは珍しく転倒。全日本に比べると迫力もなく、どこか痛めているという話だったのでその影響がありありと出てる感じだった。オリンピックまでに回復しますように…。でも転倒ひとつくらいでは日本の表彰台独占が揺るぎないとは、やはり強い選手である。最終グループの後半だけ全日本の再来かと思ったよ…。


おお、優勝者インタビューも放送してくれてる。最初は冷静に答えてたのに小籠包の話になるとニヤニヤが止まらない坂本さん。素直でかわいい。

表彰式でもずっと笑いが止まらない坂本さん。ホントに良かったね。皆安心してオリンピックに送り出せるだろう。チャイナ服の人たちかわいい…。確かに主力選手は出場してないが、日本人が表彰台独占とは圧巻です。

しかし客席あんまり埋まってなかったな…。旅費さえ出せればあそこに座りたかったですよ(泣)。ケヴィンの最後の試合になる可能性が高いのと、その昔占い師に「あなたは台湾に行くとむっちゃ開運する」的なことを言われたので、本当に開運するのか実験してみたくて今回ものすごく行きたかったんだよね(泣)。まあ後者は普通の旅行でも実験可能だから普通に行けばいっか。誰か連れてってくれ実験させてくれ←知らんわ

男子フリーに続く。

Christmas on Ice 2017雑感②

さて後半。今日もさらっと書いていこうと思いますが長くなったら長くなったでもうそういうことで←逃げた

歌手による歌をじっくり聞く時間と高橋君からの挨拶。テレビ出演時よりすらすらと喋れてる気が(笑)。やっぱり氷の上が彼の生きる世界なんだろうなあ。


★グループナンバー
まずは高橋君・織田君・イリヤ・デニス・アゴストの男子5人。ソリ持ってる織田君かわいい…。嫌がって?たのに結局ソリに乗っちゃうアゴストもかわいい(笑)。振付っていうよりこの男子どもは普段からこうなんじゃないのか、という印象(笑)。

続いて舞ちゃん・佳菜子ちゃん・コルピ。綺麗どころ3人のサンタ衣装のグループナンバー。めっっちゃかわいい。これはかわいい。ものすごく見映えがする…。そうか、宮本先生なのか振付は。


鈴木明子
Crystal Kayとのコラボレーション。白い衣装がとっても素敵。グループナンバーにいないと思ったら彼女は2プログラムだったのね。


★吉田陽菜&ベンジャミン・アゴスト
パートナーのタニスにお子さんが生まれるためひとりで来日したんだよなきっと。ひとりだしソロナンバーないのかな、と思ってたらノービスの子と一緒に滑るとは。しかしこの子上手だな、アゴストが戻ってきた時の笑顔は子役顔負けだったし、何よりリフト!めっちゃうまくない?!アイスダンスにスカウトされちゃいそう。


★ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
すげえええ、これぞリアルディズニー。全然子供向けじゃない本格派ディズニーだよこれ。背景差し替えたらもはや映画の一場面だよ。来客があって最後までプログラム見られなかったのが無念(泣)。


★タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ
またまた小道具の多いプログラムを(笑)。ホッケースティックはいらんだろ(笑)。トランコフを完全に尻に敷いてる感じですが実際のところはどうなんでしょうね(笑)。最後はプロポーズ。クリスマスだからってことなんだろうがそんなプログラム大盤振る舞いの二人。夫婦仲もよろしそうで良かった良かった。
てかスロージャンプすげえええええ!お子さんも生まれたことだし復帰は難しいのかなと思ってたけど、これなら平昌にも間に合ったんじゃないのかなってついつい無い物ねだりをしてしまいそうになるね。
織田君の「足の長いサンタ」発言にはめっちゃ笑ってしまった。ホントに羨ましそうなんだもん(笑)。


高橋大輔
彼は周囲から可愛がられて育った人なんだなというのがわかる感じ。甘えん坊の高橋君が少しだけ顔を覗かせてるような、そんなイメージ。
そうか、ビートルズの没衣装なのかこれ。この時期にそれは、やっぱり思い出しちゃうな、あの壮絶な全日本を…。あの日の高橋君の涙は今でも胸が痛い。あんなに泣いた全日本はなかったよ。そして去年クリスマス・オン・アイスに出演してたスイスからお越しのあの方がその涙を止めてくるなんて思わなかった全日本…。今年はスイスの国内大会にコーチとして帯同してたっぽいから出演しなかったんだろうな、たぶん。


★フィナーレ
今年は少し切ないクリスマスというストーリーなのかな。他人から愛情かけてもらったことがないので思い出す人もなく、宅配弁当を食べながらぼんやりと見ていました。家に食パンしかないし全日本あるし体調も良くなかったので頼んでみたんだよ、宅配弁当。美味しかったよ。わびしいかもしれないけど毎年こうだからもういいんだよ。しかも宅配弁当なんて今年はめっちゃ贅沢だよ!←この人社会の底辺で生きてるので←切ない通り越してつらい
…あまりに悲しいので途中からネロとパトラッシュを思い出すことにした。もっと悲しいんだけどそれ…。

みんな白い衣装でクリスマスらしく。あんな厚いコート着ててよくジャンプ跳べるなあ。私は例年通りの悲惨さでしたが、少しでもクリスマス気分が味わえました。この日に放送してくれてありがとう!

しかし毎年だとネタが尽きてしまわないかとちょっと心配。何年かに一度は冬至オンアイスとか正月オンアイスとか変わり種があってもいいかもしれない。出演者の過去の和風のプログラム一挙再演とか。めっちゃ見たい…。誰も気にしてはいないと思うが戯れ言なんでどうぞスルーしてください(笑)。

Christmas on Ice 2017雑感①

BSが映るようになったおかげでひっさしぶりにショーの番組を見られました。たいへん嬉しいです。という訳で今更ですが視聴した感想を。記事は視聴当日(12月24日)にしたためておりますが、全日本たけなわのため少し寝かせてからの掲載になろうかと思います。とっくにクリスマス?何でもう年末の話してんの?状態だろうが気にするな!(汗)
会場には見に行けませんでしたので(金がなかったんだよバカヤロー!…うううう)テレビを視聴しての感想文です。競技ではないのですがとりあえずテレビ観戦記カテゴリーに混ぜました。いつも記事が長いのでさらっと書こうと思いますがどうなるやら←おい


★オープニング
高橋君の家でパーティらしい。プレゼントの箱を落としたのはわざとかな?
滑ってる高橋君見るの久しぶりだな。滑ってる姿がやっぱりいちばんですね。


浅田舞
なかなか派手な衣装。真央ちゃんの振付だそうである。楽しんで作った様子が目に浮かぶようなプログラム。きっと真央ちゃんはスパルタなんだなと舞ちゃんの口ぶりから(笑)。また作ってくれるといいね(笑)。


★デニス・ヴァシリエフス
今年のNHK杯でも滑ってたプログラムですね。またステファンの『The Water』の衣装だ。もうこの衣装に決めてしまうのかしら。
ステファンの好きそうな振付がいっぱい入ってるけどあまりステファンの姿は浮かばない。それは彼自身のシャープさや強さ、あまり好きな言葉ではないが「男らしさ」によるものか。
おお、どの出演者もインタビューがあるんだ。意外と声が高いのね。


キーラ・コルピ
そうか、フィンランドはサンタクロースの国だっけ。相変わらず美しい。年齢を重ねてさらに味わいが出た感じ。衣装も品がいいなあ、素敵だ…。婚約したのは知らなかった、おめでとう。


村上佳菜子
Crystal Kayとのコラボレーション。久しぶりに滑る佳菜子ちゃんを見た気がする。去年まではこの時期は全日本に彼女の姿があったこと思うと少し寂しいが…。
なかなかいいコラボだったと思う。へー、自分で振付したんだね。


織田信成
彼も歌手とのコラボ。でもプログラムは前にも滑ってたやつだよね?ファンタジー・オン・アイスで見たような。違ったけ…。
両手タノジャンプ!相変わらずすげー!引退後の方が明らかに楽しそうだし特に喋り関係の仕事には天性のセンスを感じるので今の活躍ぶりも応援したいのだが、やはりもったいないよなあ。


★ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
ウィーバーの衣装が素敵…。髪飾りもかわいい。とにかく見とれているうちに終わってしまう。パーティにはぴったりだなアイスダンスって。


鈴木明子
ステファン振付の『月の光』。解説が語る謎のストーリーはやっぱり振付したステファンの発案なんだろうか…。それでこそ彼。凍てつく森のシマウマ…。って違ってたらごめんなさい(汗)。
確か何度か見ているはずだが久しぶりに見てもやはりとてもいいプログラムである。冬のイメージには確かにピッタリかもね。


イリヤ・クーリック
アメリカの店にはあんなジャケット売ってるのか(笑)。さすが(笑)。裏地まで緑で完璧じゃないですか。
客の乗せ方など堂に入っててじつに余裕ある演技。長野オリンピックからもう20年なのに、今でもあれだけ滑れる身体能力は凄いの一言しかないよな。


★タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ
トランコフのトナカイ柄のチョッキが…(笑)。あのキャビンアテンダントならそりゃ一目惚れもしますね。失神して夢の世界へ落ちていき、都合よくラブラブになったり強い男になったりしてたと思ったら正夢になったらしくハッピーエンド。なんだこりゃ(笑)。でもクリスマスだしいいんじゃない?


高橋大輔
アニメの音楽らしいですがとてもいい曲ですね。高橋君の思い入れも見て取れる。いいプログラムじゃないですか。オープニングと正反対に誰も遊びに来てくれなかったクリスマスみたい(泣)。高橋君はこういう救われない暗さのあるプログラムを滑らせたら天下一品だよな。もう一度見たいなあこれ。
アニメやゲームの曲には名曲も多くて、フィギュアスケートのプログラムの使用曲として合うんじゃないかと思うものも時々あるんだけれど、私がそう思う曲は超マニアックなものばかりなのでたぶん書いても誰にも伝わらねーだろーなあ(笑)。生まれ変わったらスケーターになってこっそり滑るわ(笑)。


前半はここまでだったのかな?キリもいいことですし長くなったので以下明日へ続く。

4年リズムの鼓動が満ちる

本日は何でも大層な吉日だそうで、色々と心機一転して始めてみたいそんな心境です。1月は普段以上に体調が悪く、焦ってただけで終わってしまったので…。この体調が本当に様々なことの足を引っ張ってるのだけど、ブログだけは最悪寝てても書けるので何とか更新できてます。最凶に悪化してる時はそれすら無理ですけど(泣)。体調を第一に考えた生活スタイルにしていこうと試行錯誤し続けているのですが、果たしてうまくいくのかな…。不安しかないけれど、走り出すしかありません。現状は一切何の希望もないんですけどね(血涙)。

さて、オリンピックもいよいよ目前に迫って参りました。フィギュアスケートの関連番組も増えてきていますが、先月放送されたNNNドキュメントはとても良かった。羽生君は本当にスケートが好きなんだな…。ロステレコムの構成表を前に嬉しそうにしてる姿を見て、ああ、羽生君らしいなあとかわいく思うと共にこの人やっぱり最高だなとも思った。「負けたくない」んじゃない、「勝ちたい」、なんだな彼は。緩慢な王者として玉座に居座り続けることにまったく主眼を置いていない。だから強いんだ。だから私は、私たちは彼の演技から目が離せない。
先月、羽生君が練習を再開したという知らせが入ってきた時には嬉しくて泣いてしまいました。オリンピックまでの時間を考えるとそろそろ入ってきてなきゃいけない知らせではあったけど、そういう問題じゃない、そういう問題じゃないんだよ。NHK杯の時に思いっ切り泣いたのでそれ以上は過度に心配しないようにあまり考えないように、私がごちゃごちゃ考えるより羽生君のことを純粋に信じるだけにした方が邪魔にならないと思い、ブログでもあまり触れないようにしてましたけど…。心配してたんだよ、やっぱりすごくすごく心配だったんですよ(泣)。
彼の目標を達成するための難易度の高さと、彼に寄せられる期待の高さを考えれば不安も心配も大きかった。それはどうしても拭えなかった。けど、普通の選手ならそれだけで終わってしまうけど、羽生結弦は違う。彼は信じられる。絶対的に信じられる。まるで彼の力を封印するかのように頻繁に現れる怪我の神に、今回も出現を後悔させるような演技を見せてくれるに違いない。彼を信じるたくさんの人々が、きっと怪我の神を彼方まで追い払ってくれる。残念ながらテレビの前になりそうだけど、私はあなたの元気な姿を正座して待ってます。
…アラブの富豪の第56番夫人くらいになれば平昌行けるかな?←アラブの富豪もそんなに物好きじゃない

今年のファンタジー・オン・アイスの情報もそろそろ本格的に流れ始めそうですが、現状ではまっっっっったく予定が立てられず(泣)。全5会場…。は、ははははは(←魂出てる)。可能性は限りなくゼロですが、夢だけは大きく持っておくことにする。全公演行ってやる!…現状では不可能ですけどね(吐血)。でもたとえこの先どうなったとしても最終公演だけは絶対に絶対に行くからな…!ネタの神様ー!宝くじの神を連れて戻ってきてくれー!←祈る相手それでいいのかよ(汗)

半年くらい前から自分がブログ上の目標にしていたことが先月初めて達成できたので、なかなか思うようにいかずじりじりする中でそれだけは成果があったかな。ものすごくささやかな目標ですし、自分の心の満足をもたらすだけのものなので、成果と言っては語弊があるかもしれないんだけど。
軌道に乗せるには物理的に足りないものがあったり自分の気まぐれぶりや変人ぶりに自分でも呆れてしまって暗礁に乗り上げているのが現実ですが、ぼちぼちと新しい方向を探っています。既にじわじわ舵を切っていた方向へ、思いっきり舵輪を回して航海していきたい気持ち。元の港に帰るくらいなら潔く座礁したいのですが、霧で1㎜も先が見えないよ!とりあえず1か月後にこの船はどこを航海しているのか…。どんな状況になってもブログは続けていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

…某所にひっそり小説(と言っていいのやら…)投稿したんだけれど、これと言って目新しさもなく特筆するような話でもなく、そもそも気楽な感じでいこうと思ったら単なるふざけた短編になってしまったので今しばらくひっそりさせておきたい…。考えすぎてだいたい書けずほとんど小説なんて書いたことがなかった私が思いがけずさらさら書けてしまったので思い切って投稿したけど…。小説家になりたいと思ったことは何故かほとんど無かったんですが、「記事」より「物語」を書く方が好きな人間なんだなと書いてて思えたのは収穫…かもしれないな。そもそもポエマーだもんな…。実際に詩を書いてるわけじゃないけど何と言うか方向性が(汗)
…面白いのでたまに鑑定してもらってる占い師さんがここ3回くらい何を占っても「小説を書くべき」という結論に必ずたどり着くようになってて、実際にどんな投稿サイトがあるかまで教えてくださるという「もはや占いじゃねえ」という鑑定結果になってたので(笑)いつかは重い腰を上げてみようかと思ってはいたのですけど…。ちなみに芥川賞が取れるような書き手にはならないとのお告げだった。それは間違いなくそうだと思うわ(笑)。成果はどうあれ書いてて面白かったので、また気が向いたら仕上げようっと。じ、実は今も1本書いてる途中で…。ああ言っちゃったよ、恥ずかしい…。
絶対いないと思いますがもし万が一見つけてしまった方、是非忌憚のないご意見を寄せていただければ幸いです。でもあんまり手厳しいと泣いちゃうので、ほ、程々で…(汗)

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka⑩

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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土曜日は浜松に戻って1泊。やっとこさホテルに着いてお風呂にでも入ろうと思ったら、しまったクレンジング一式忘れた。財布が死にかけなのに…と半泣きでホテル内のコンビニに買いに出ました。
お泊まりセット的なものと夕食のヨーグルトを購入して部屋に戻る。その日特別にお金がなかったのもあるけど、そもそもこの頃私の家での夕食はだいたいヨーグルトひとつだけでした。いつでもお金がないんだ…。ガハッ。

疲れていたので爆睡。翌朝は化粧しようとしてアイブロウが無いことに気付き、昨夜のコンビニに再び足を運ぶ羽目に。頼むからこのすっぴん状態を見られませんように、と祈りながら急いで買いましたが、たぶん気にする人なんていなかったと思います(笑)。
朝食は非常に美味しかったです。うなぎ入りのごはんがあったし、ケーキも小さいながら本格的な味でした。しっかりホテルの名前が入ったプレートがささってましたよ。それなりのホテルはだいたい朝食も立派なので、ガッツリ食べて昼食代を、可能だったら夕食代まで浮かすことができて非常にコストパフォーマンスが良い。ということにしておきたい(笑)。たまには贅沢しないとやってらんないっすよ…

日曜日はAさんと合流して駅まで歩きました。愛野駅に到着すると、改札にも入れないくらい人が溢れているではないですか。何でも、JRの沿線で火災が発生し、電車のダイヤが大幅に乱れているとか。これは当分無理だ、とコンコースを埋め尽くす勢いの人の群れを見て諦める私とAさん。どこかお店にでも入ろうと思ったけど、カフェとかファミレスの類いが見当たらない。仕方ないのでずっと駅にいました。
Aさんと喋り倒しているうちに電車は無事に動き出した様子。とにかくものすごい人の数だったので、何本か見送ってから乗り込みました。Aさんとはここでお別れ。今回もありがとうございました。ひとりじゃなかったおかげで非常事態でも慌てず楽しく過ごせましたよ。

やっとこさ乗れた浜松行きの電車ですが、ダイヤが乱れた影響で駅のすべてのホームに電車が停まっていてこれ以上入れないとかで、かなりの長時間動きませんでした。座れて良かった…。この暇な時間を利用してショーの内容についてのメモを書いたんですが、まさかそれが1年経ってこれだけ役に立つとは(泣)。何かを予感したわけではないと思うけど、この静岡以降毎回メモをとるようになりました。いや、やっぱり何かを予感してたとしか思えない…。

浜松を観光して帰るつもりだったのに、すっかり予定が狂ってしまい、ホテルに預けていた荷物を引き取ると、急いで名古屋方面へ向かって在来線に乗る。既に予想到着時刻を二時間は過ぎてたと思います。Aさんに頂いたお土産を早速開けてもりもり食べる。だって予定外の出費(お泊まりセットとアイブロウ)がかさんで夕食代が出せる状況じゃなかったんだもん(泣笑)。それに、名古屋駅でどうしても行きたい場所があったんですよ。そのための予算だけは死守したかったのです。

確か豊橋で乗り換えたんだけど、慌てた私は何故か名古屋ではなくどこか途中の駅(どこか忘れた…)で降りてしまって、またまたタイムロス。知らない土地の静かな駅は本当に寂しかった…(泣)。て言うかアホやがな。そんなわけで、名古屋駅に着いた時はもう9時回ってました…。出発前に名古屋駅で暇を潰せる場所も色々探したのに、そんな必要まったくなかった…。
でも、あのお店だけはどうしても行かなければならない。名古屋駅に到着するなり、私はある喫茶店に向かって急ぎました。その喫茶店の看板メニューに会いたくて仕方なかったのです。
何とかラストオーダーに間に合い、ウエイターが運んできたそれを見て、無事に名古屋駅に到着できたことを神に感謝する私。
そのメニューとは「ぴよりん」。ひよこの形をした、それはもうとんでもなくかわいいプリン(ケーキ?)です。
本当はぴよりんプレートなるメニューを頼みたかったんだけど、私に残された力ではぴよりん単品しか注文できませんでした。飲み物すら無理。本当に…、本当にお前…。いい年した大人とは思えん(血涙)
ああ、ぴよりん。名古屋に行ったら絶対お前に会おうと心に決めていたんだ。諦めなくて良かった。なんてかわいいんだ。フォーク刺すのがかわいそうになるけどいつまでも眺めていられないから食べちゃうよ。ぷるぷる柔らかい。美味しい。絶対また会いに来るからね。←この人頭ヤバイ
皆さんも名古屋に行かれた際は是非チェックしてみてください。季節限定のぴよりんもいるらしいよ。

名古屋駅からは夜行バスに乗車。女性専用シートを予約したら、確かに周囲の乗客はみんな女性で、何となく安心して爆睡できました。
待ち時間も入れて往復に30時間ほどを要した上、火災の影響で結局名古屋に到着するのに5時間程度かかったことも手伝って、帰宅後は疲労困憊でした。無茶な旅程は散々組んできたけれど、今回は本気で疲れた(泣)。財布の寒さは絶対零度に近いレベルでたぶん過去最凶だったと思われる。お土産も世界の山ちゃんスナックを一袋買うのがやっとだったし。静岡じゃないし。美味しかったけど。てかお土産なのに自分が食うな(笑)。

そんなわけで、一切観光してない(笑)静岡旅日記は以上で終了です。すっかり色々忘れてしまっているので適当な感じですみません。次は金沢旅日記でお会いしましょう。

ー終ー

2018年追記:
結果としてハードな行程になってしまった旅は色々あったけど、この静岡への旅も相当ですね(汗)。名古屋を出た頃には財布には1枚もお札がなかったんじゃないかと思う…。しかもそれが全財産だったような…。どうやって生きてたんだろう←記憶がない(汗)
シェネルはなかなかいい人選だったように今振り返ると思います。オープニングもかっこよかった。めちゃくちゃ無理しましたが、金沢や神戸とはまったく演出が違ったので、バス乗り継ぎとか在来線で移動とか、時間を金で買えなかったことがありありとわかる行程で大変でしたけど(泣)、行って良かったです。ヴァーティゴも見られたしね。
ぴよりんにどうしても再会したくて名古屋のグランプリファイナルを狙っていたのだが…。貧困の壁が厚すぎて太刀打ちできなかったです(泣)。また会えるかなあぴよりん…。今度こそぴよりんプレート注文するんだ←見果てぬ夢

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka⑨

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ショーもいよいよ終盤です。真打ち登場・プルシェンコ
日曜日公演の、確か二つ目のジャンプだったと思うけど、珍しく転倒していました。立ち上がったプルシェンコは、いたずらを怒られた子供のような、ばつの悪そうな、でもなんかものすごく面白い顔を客席に向けながらスーッと滑っていったかと思うと、変態ステップか腰振りかどっちかを近くの客席の前で披露し始めて、転倒を謝りつつもごまかしてるように見えた(笑)。めっちゃ迫力だったんだけどめっちゃ面白かった…。物凄いスケーターであって決してお笑いキャラではないはずなのに何でこんな面白いんだろうこの人(笑)。

最終演技者はもちろんこの方、羽生結弦。再びシェネルが登場し、彼女の歌う「Believe」に乗せて羽生君が滑り出します。オレンジの衣装とは、彼にしては珍しいですね。青がものすごく似合う、ってイメージなので。
スケールの大きな、希望とエネルギーを感じる演技だったと思います。歌いながら滑ってる羽生君は楽しそうで、カウンターからのトリプルアクセルも切れ味よく決まっていました。ラストに相応しい、素晴らしい演技だったと思います。
何て言うか、羽生君の演技を神社辺りで神に捧げる舞のように感じることがある。昔はそうは思わなかったんだけど、最近はそう思う。この世とあの世の境目をつなぐ舞、とでも言ったらいいのか。何かが降りてきているような。

そしてショーはフィナーレへ。シェネルの歌声が会場に響き渡ります。日曜日の席はフィナーレも堪能できました。ジェフのはじけるような笑顔が眩しかった。プルシェンコスマホ持って踊ってました。やる気あるんかお前(笑)。ちなみに周回でもスマホ持ったまま滑ってました。羽生君は「おめめぱっちりんこ」のポーズをしながら周回。めっちゃかわいいんですけど!リンクに近い席最高(涙)。

恒例の一芸披露大会、まず土曜日。織田君が4回転を綺麗に着氷。彼を称えようとハイタッチの姿勢でずっと待ってる羽生君。戻ってきた織田君を、ハグというか腰を抱いて称えてるらしいステファン。ステージが近かったので、そういったやり取りはそれなりに見えました。
そのステファンの4回転はギリギリの着氷。いまだに跳べるってだけで十分凄いんだけどね。あとジョニーがスロージャンプに挑戦してました。投げられる方ね。
日曜日は羽生君が4回転ループに挑戦したものの決まらず、汗だくになったのかものすんごい汗の拭き方してたと思うんだけど詳細忘れた。タオルを服の下に、おなかのあたりから突っ込んでぐわっしゃぐわっしゃ拭いてたような…。ものすげえガサツ(笑)。羽生君についてある疑いをかけている人に色々聞かれたことがあるが(失礼な話だなとは思ったけどな)、この時の様子を見せながら「絶対違うと思う」と力説したい私…。
フェルナンデスは4回転成功、昌磨君は決まらず。ステファンは今日は参加しませんでした。永井さんも挑戦してましたよジャンプ。

最後は羽生君の「ありがとうございました」。興奮状態の客席を手で制して静かにさせてから、大声で叫んでたと思います。リンクを離れる時にいつもこう言ってるのがファンの間にも知れ渡ったのか、羽生君の意図に気が付いてる人も多かったように見えました。初めて羽生君のその声を聞いたのは2012年の福井だったかな。自分の出番が終わったあとに、リンクに一礼してこの言葉を叫んでいた彼の声は今も耳に残っています。

といったところで静岡公演はすべて終了。ああ、終わってしまった。金沢も神戸も行くとは言え、やっぱり寂しい。
結構覚えてるじゃん、と思った皆さん。実は今回初めて、終了後に覚えているだけの内容をメモにとったのですよ。手帳に殴り書き程度でしたが、非常に役に立ちました。まさか1年以上も書き上げられない事態になるとは思わなかったので、本当にメモ残しておいて良かったです。でもやっぱり、記憶が鮮明なうちに書き残しておきたかった。絶対もっと色々この目に焼き付けたはずなのに…無念。

もう少しだけ続きます。以下次号。

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka⑧

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さて、再びコラボレーションタイムです。まずはジュベール。おお、この曲は久保田利伸の「Missing」じゃないですか。それをシェネルが英語によるカバーで歌っていました。
確か曲が始まってもジュベールの姿がリンクに見当たらなくて、どこにいるんだろうと思ったら、ステージの奥から登場。土曜日の席からはバッチリ背中が見えたけど、きっと正面から見せる演出ですよねこれ(泣)。
演技するのはジュベールなので歌詞が英語になってしまうのはしょうがないんだけど、元の日本語の歌詞で歌ってた方が客は感情移入できるのかなと思った。あのもどかしく切ない歌詞とジュベールのキャラクターは合っているように感じたので。どこか実直で、不器用で。こちらの勝手なイメージなんですけどね。でもメロディだけでも十分だったかも。絶対ジュベールファンになった人会場にいると思う…。
前半の方じゃなくてこっちのプログラムの時だったと思うけど、日曜日は「客席に投げキスしたあと照れ笑いするジュベール」というものが見られて意識が飛ぶかと思いました。本当にこの人の笑顔破壊的にかわいいですよね…。真顔が実に端正なだけに余計に。毎度のようにジュベールの照れたような笑顔に発狂してる気がする(笑)。
そう言えば土曜日、やっぱりこっちのプログラムの時だったと思うんだけど、ステージの前で盛大に転んでたような。大丈夫だったんでしょうか。こういう時や、スケーターとシェネルがハグしてる様子などはよく見えたんですけどね、土曜日の席…。

もう一人コラボで安藤さん。上半身が白でスカートがレザーみたいな素材の黒。いつも素敵な衣装ですな。
曲はベイビーアイラヴユー。ああ、これは聞いたことがありますね。安藤さんと言えばポンポン持って踊ってた、胸にmikiって刺繍してあったあのプログラムだろう、と今でも思ってる私としては、こういうかわいい彼女が見られるのは嬉しい。すっかり悪女のイメージがついてしまって、しかもそれが似合ってしまうので何とも言えないところではありますが、あのスポーティーで健康的な色気が安藤さんの本来の魅力なんじゃないのかなとたまに思っていたりします。
そう言えば、ヴォロソジャールが彼女の演技を見に来てました。仲がいいのかな?

以上でコラボタイムは終了。続いてはフェルナンデス。曲は本日2回目のカルメン。ショーで曲がかぶるって珍しいような。
でも演技はまったく別物でした。由緒正しい闘牛士の服装に身を包んだフェルナンデス。さすが本場の人、これ以上ないほど似合ってますね。性別も何もかもを超越したかのような新しすぎるカルメンを演じていたジョニーに対し、正統派で攻めてくるのかと思っていたら、フェルナンデスお得意のギャグプログラムでした。お客さんに飴をあげたり、演技が終わったかと思ったら牛の声がして慌てて逃げながら退場して行ったり。観客を楽しませようと細部まで凝った、面白いプログラムでしたよ。

2年ぶりの登場ですね、アレクサンダー・チェスナ&エカテリーナ・チェスナ。昨年は怪我でもされたのだろうかと心配していたのですが、そうではなく奥様であるエカテリーナさんのご出産の関係だったようです。さぞかわいいお子さんなんでしょうね。
曲は定番のくるみ割り人形。もう何度も見てるんだけど、やっぱりこの曲と白い布を使った演目は有無を言わさず感動する何かがあるような気がします。初めて見るお客さんはびっくりするんだろうなあ、エアリアルって。

ステファン。トゥーランドット。もう滑らないのかなと思ってたのでもう一度見られて嬉しい。
前にも書いたと思うけど、彼のこの演技は天に導かれていくような錯覚を覚える。拍手も歓声も要らない、ただ黙って彼の紡ぐその音に身を任せていたい。オペラの生演奏でこれを見た人たちはどれだけ感動したことだろうか。一度は行ってみたいなあ、オペラ・オン・アイス。今は名前違うんだっけ。んでいつも生演奏なのかどうかも知らないんですけどね。違ってたらごめんなさい。
ヨーロッパの音楽はヨーロッパの人が滑ってこそなのかな、とステファンの「誰も寝てはならぬ」を見るたびに思うのだった。音楽が生きているように感じるから。それはステファンの技量によるものかもしれないし、たぶんそうなのだろうけど。

ヴォロソジャール&トランコフ。歌詞にもstarって入ってた気がするけど、確かにイメージとしては夜空の星を眺めて切なく語り合っているようなプログラムに思えました。ちょっと寂しい雰囲気でとても素敵。さすがですね。
ところで、土曜日はジュベールに続きトランコフもステージの近くで派手にスッ転んでいた。とても痛そうに見えてヒヤヒヤしました。あの辺の氷に何かあったのだろうか。後半のこのプログラムの時だったかどうかは正確には忘れちゃったけど。

以下次号。