うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2012 in Fukui⑨

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

「ボリショイバレエ団からプリマドンナをお呼びしました」というナレーションで早速吹き出しそうに。お馴染みのふたりがお馴染みのプログラムで登場です。
オレクシイ・ポーリシュク&ウラジミールベセディン。演目は「瀕死の白鳥」。←で合ってると思う

もくもく焚かれたスモークの中、チュチュに身を包んだ筋肉質の男性が2名。これだけでもう十分笑えるんですけどね、演技が始まるともっと笑えます。相変わらず年輩の方の笑い声がすごい(笑)
土曜日昼公演では私の席の真後ろに年季の入ったスケートファンらしい二人組が座っていたのですが、このプログラムが始まると「うわあ懐かしい!10年くらい前にも見たことあるよ!」と騒いでおられました。てか10年滑ってるの?!完全な持ちネタじゃないですか(笑)
この後ろの二人組、正直ちょっとうるさかったんだけど、同時にかなり面白くもあったので、今後の活躍にご期待ください(笑)

日曜日公演は、自分の席の周辺だけだと思いますが周囲の反応はちょっと薄い気がした。私と同じく多分何度も見たことある人が多かったのでしょう。でもスタオベする人はたくさんいました。私も日曜日の演技には立ったと思う。確かに何度も見てて新鮮さはもうないけど、でも日曜日の演技はとっても良かったです。

順番はとっくの昔にあやふやなのですが、こうだったかな?違ってたらすみません。
会場が黄色い歓声に包まれます。お待ちかねのこの人が登場!フィリップ・キャンデロロ
この人も定番のこのプログラム。「三銃士」。
土曜日の演技は正直グダグダで、去年福岡で見たときほどの吸引力は無かったけど、でもやはり超有名プログラム。後ろの二人組も大喜び。だけど鋭いツッコミも忘れない。
「ジャンプ跳べてないけどねー」
…言わないであげて!もう40代なんでしょ彼(汗)。去年よりもなんだかおでこも寂しくなってるしお腹は豊かになってるし(汗)
でも日曜日の演技は非常に良かった。もうみんなエンジンかかるの遅いよ!(笑)フランス国旗の数もすごくて、もしかするとすべての出演者の中でキャンデロロへの歓声がこの福井公演で一番大きかったんじゃないかと思うほど。でもあれだけ堂に入った客いじりや会場を一気に盛り上げてしまうエンターテイナーぶりを見ているとそれも納得。

ところで土曜日夜公演のキャンデロロの演技の際、選手入退場口にジュベールの横顔が現れて相当ドキッとしました。もう見るからに美形。完全に美形。距離も近いのでハッキリ見えて、おかげで全然演技に集中できなかった(笑)。頭の位置からすると座り込んで見てたのかな。キャンデロロの出番が終わってもまだいました。嬉しいけど集中できな(以下略)

フランスの方が続きます。またまた大歓声。マリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーゼラ。ソルトレークシティオリンピック金メダルのアイスダンスカップル。私は生で見るのは初めて。
滑ったのはクリスタルケイとのコラボレーション。come back、と歌詞に何度か出てきていたような記憶があるので、久々に日本でのアイスショーに出演する彼等に合わせて選んだ曲なのでしょうか。
やっぱり土曜日の演技はピンと来なかったのですが、日曜日にはすっかりこの曲を滑りこなしているようでした。アニシナがペーゼラをリフトすると後ろの二人組がめっちゃ喜んでた(笑)
真っ赤な髪のアニシナと、昔からイケメンだなと思っていたペーゼラは、実に見目麗しいペアで、しかも大人の醸し出す余裕と迫力があり、フランス国旗が乱舞していたのもよくわかる気がしました。

麗しいスケーターはさらに続く。さっきからずっと黄色い悲鳴があがりっぱなしだね!ジョニー・ウィアー登場!
3月のリボーンガーデンで滑っていたショパンのプログラムでした。日本の強さをイメージしたとか言ってたかなあ。震災のことを指しているのでしょう。
ジョニー、3月よりも更に良かったです。体も絞っていて、去年福岡で見たジョニーとは完全に別人。動きも全然違う。とうとう競技に戻ってくるんだな、とジョニーの本気に感心せずにはいられませんでした。去年新潟で会ったお姉さん、見に来てるかなあ。きっと喜んでるだろうな…。
メイクや衣装もさほど派手でもなく、結婚して落ち着いたんだな、という印象でした。いや、あのガガと比べると何でも地味に見えるだけかもですが(笑)

続いては荒川静香。女性ボーカルの壮麗な曲。衣装もキラキラ光るラインの入った鮮やかな濃紺で、とても美しかった。美しかったんだけど…
彼女の演技は今回も印象が薄い(泣)。ろくに覚えてなくてすみません(泣)
その理由は、彼女の出番の前後に大抵スイスの某さんが滑るので私が集中できないということが一番大きいのだろうけど、彼女の演技にバリエーションが少ないのもあるかなと思う。私がスケートの技術にまったく詳しくないせいかもしれないけど、いつも似たような曲とプログラムな気がする…。そりゃ彼女のスケーティングを活かすにはそういうプログラムが一番なんでしょうが、毎回そうだと正直飽きが…。踊るの苦手なのかな…。
でも技術的にはやっぱり凄いんだと思う。メダルウィナーズオープンも彼女が優勝しちゃうんじゃないですかね。引退して何年も経ってるとは思えん…。前にも書いたことがあるけど、どっちかと言うと競技で見たいスケーターだなと思います。

次はどうせ長くなるので、以下次号。