うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2012 in Fukui⑫

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

いつの間にかステージに設置されていたピアノが、高らかに音色を奏で始める。ピアノを弾く男性の若々しい歌声から、第二部はスタート。

歌っているのは指田郁也さん。新人のシンガーソングライターだそうです。出演が発表された時に初めて名前を知りましたが、その時はピアニストという触れ込みだった気がするので、突然歌い始めて実はびっくりしました。

一曲歌い上げると、指田さんから挨拶。
…めっちゃ噛み噛み…(汗)
土曜日昼公演のあまりの噛み噛みぶりに次回の出来を心配してしまいましたが(汗)、夜公演は少し噛んだけど日曜日はもう噛んでなかった。ホッとした(笑)。だってホント噛み噛みだったんですよ初回は(笑)

指田さんから「聞いてください」と紹介されたのが「花になれ」という曲。ドラマの主題歌だったそうですが私は知りませんでした。この曲であるスケーターとコラボレーション。そのスケーターとは…
羽生結弦

水色と白の、着物のような衣装(とても似合っていた)で登場した羽生君。このプログラム、非常に良かった。17歳の今だからこそ出せる、青さと瑞々しさ。それがとても良く表現されているように思いました。
例の後ろの二人組も「これフリーよりいいじゃん。振付誰?」と大変興奮していらした(笑)。ちなみに振付は宮本賢二さんらしいです。おそらく今回のコラボレーションプログラムの振付は全部彼。って記憶違いだったらごめんなさい。
「今回だけなのは勿体無い」という声も聞こえていましたし、私もそう思うのですが、どうやらまた再演されるかも?という噂。もし機会があれば是非御覧いただきたいです。

羽生君も思い入れがあるようで、歌いながら滑っている姿はとても一生懸命でした。演技終了後に入退場口で、リンクに向かって「ありがとうございました!」と深々と頭を下げていたのも印象的でした。その声は夜公演の私の席だとハッキリ聞こえました。本当にそれくらい近かったんですよ。それにしても羽生君、いい声ですよね。

続いてはこのスケーターが登場。世界選手権銅メダリスト・鈴木明子
彼女は土曜日昼公演と日曜日公演、土曜日夜公演とでそれぞれプログラムが違いました。
まず土曜日昼公演と日曜日は今シーズンのショートプログラム、「キル・ビル」。黒いエナメルみたいなやる気の衣装(笑)で登場した鈴木さん。カッコいいんだけど…
どうもなんだか、プログラムが馴染んでないというか、合ってないというか…。まだまだ滑り込めていないのかなあ、という印象でした。後ろの二人組も「あっこちゃんのいいところが出せてない」とかなり的確な批評をなさっていた。まあ今後に期待ということで。それにしてもものすごく手拍子しにくいプログラムじゃのお。

夜公演は打って変わって静かな感じのプログラムだったんですが、これが全然覚えてない。何故なら自分の前方に座っている長久保コーチが気になって仕方なかったからだ!(笑)真剣に彼女を見ていたら絶対コーチだろうと思ってちらちらその様子を伺っていたのだが、結局暗くてよくわかんなかった(汗)。最後はちゃんと拍手を送っておられましたよ。まあコーチ本人でしょう。じゃなきゃあんな所には座れまい。

次のスケーターの復活を待ち望んでいたファンは大勢いたことでしょう。これが復帰して最初のショーになるのかな?
ステファンと同じく、リンクに戻って来られて良かった、と拍手で迎えたいスケーター。織田信成

曲は「New York, New York」。織田君の柔らかいジャンプの着氷や、どこかほのぼのした雰囲気にピッタリ合ったプログラム。これ、相当いいよ!
怪我からの復帰でまだ調子がつかみ切れていないのか、ジャンプでミスもあったりしましたが、とても伸びやかに、楽しそうに滑っている織田君の、「またスケートができて嬉しい!」と全身で表しているかのような姿に、何だか温かい気持ちになりました。いいものを見せてもらったな。
土曜日昼公演は両手を上げて跳ぶジャンプも綺麗に決まってたし(しかも目の前だった!ラッキー)今シーズンの男子の代表争いは熾烈を極めそうですね…。

ところで、土曜日夜公演はリンクサイドを小さな子供を抱いた女性がうろうろしていて、客席ではない椅子に座ったりしてかなりのフリーダムぶりだったのですが、織田君の時だけ明らかに真剣に見ていて、織田君の演技が終わると姿を消してしまいました。
…織田君ファンのプレミア席の客か、まさかの織田君の妻子、のどちらかだと思うんですが…果たして真相は?

ちなみに土曜日昼公演のあのおガキ様ですが、第二部開始後も相変わらずせわしなく動いていてマジで本気で「ブチキレ寸前」だったのですが、織田君あたりから見かけなくなりました。おそらく寝てしまったのでしょう。
…もしかするとブチキレたファンに永遠に眠らされたのかもしれませんね(棒読み)←冗談ですよ、念のため…
何にしろ、ようやく落ち着いて見られるようになって心底ほっとしました。チケット代も安くないし遠くから見に来ている人も多いんだから、じっとできないような年齢の子供は連れて来ないで欲しい…。てか騒ぎ出したら会場を出るとかして欲しい。「ある年齢以下の子供はタダだもんね」と後ろの方からも批判的な声が聞こえていましたよ。でも批判されて当たり前だよ。「子供のしたことだから」で責任逃れをする大人程恥ずかしいものはないよ。周囲の人間はアンタが思ってるほどアンタの子供を可愛いとは思ってません。

気を取り直して、次のスケーターの演技を楽しむとしましょう。再び登場、アクロバットペア。ポーリシュク&ベセディン!

ウエットスーツのような衣装にヘルメット。むっ、これは初めて見るプログラムだわ。
ノリの良いゲーム音楽みたいな、なんか宇宙っぽい曲に乗せてアクロバティックなカッコいい技を次々披露した後、音楽が一変。これは海?
足にフィンをつけたポーリシュクがベセディンの背中でクロール。あ、そろそろギャグ展開になってきたようですね(笑)
またまた音楽が一変。フィンもウエットスーツもヘルメットも脱ぎ捨てた二人の姿は、何故かアフロヘアのバスケットボーラーに変わっていた(笑)
どこに隠してあったものか、おもむろにバスケットボールを手にした二人。それぞれ正面と裏側に分かれて、プレミア席のお客さんにボールを投げ、投げ返すように指示。お客さんの返したボールを両手で作った「即席ゴール」にシュートさせることが目的だったようなのですが、これがなかなかうまく行かない。日曜日公演でやっと成功してたかな?私に見えなかった位置で行われてた時にうまくできてたかもしれないけどね。
最後はまたまたダイナミックな技を披露しまくって、楽しい時間は終了。このプログラム好きだな。後ろの二人組も大変気に入った様子(笑)
そして、使用した小道具が多かったので、挨拶した後それらを拾い集めてから去らなければならない彼らの様子を見た後ろの二人組が一言。
「荷物多いからねー」
…やめて!吹き出してしまう!(笑)
しかし日曜日公演でも誰かが「荷物多いから…」と呟いていた。みんな思うことは一緒か。もうお客さんたち、笑かさないでくださいよ(笑)

第二部はまだまだ盛り上がっていきますよ!以下次号。