うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

そもそも発祥の地

今週のお題「私の沼」

…そりゃあ、これしかないでしょう。このブログの記事のたぶん7割くらいを占めている「フィギュアスケート」。沼という言い方はあまり好きではないのだが、15年も抜け出せないということは完璧に底無しだと思われます(笑)。

もう散々書いているし、これからも書き続けるし、まだ載せていない記事や書いていない内容も大量にあって、今ここであえて取り上げる必要もないかなと思ったのですが、そう言えばこの切り口ではまだ書いたことがなかったな、とあることに思い至る。そんなわけで今回は「好きなスケーター」について綴っていこうかなと思います。 たっくさんいるので、特に好きなスケーターのみにとどめようと思っていますが、はてさてどうなることやら←他人事

まずは何と言ってもこの人、「アレクセイ・ヤグディン」。
私がフィギュアスケートを真剣に見るようになったきっかけは彼です。何となく流していたソルトレイクシティオリンピックで見た彼の演技は、こんな形での表現の世界があったのかと、私に新たな世界の扉を開いてくれました。私にとっては特別な存在で、ちょっとほかのスケーターとは位置付けが違います。
2003年に故障のため引退してしまったので、現役の彼を応援できたのはほんのわずかな期間でした。生の演技を見に行けたのもたったの一度だけですが、今でも大好きな選手です。当時買った自伝やカレンダーは今も宝物です。
好きなプログラムは何と言っても「Winter」。ビデオが擦り切れるまで見ました。すべてのこれまでに見たフィギュアスケートのプログラムの中で、最も好きな作品かもしれません。

ヤグディン引退後、ショックのあまりフィギュアスケートを見る気力すら失いかけていた私の心のオアシスとなったのが「ジェフリー・バトル」。
2002年頃に買ったムックに載っていたジェフの写真を見て、何となく気になるなこの人、と思ったのがきっかけ。たぶん美男子だったからです(汗)。実際に演技を見ると(確かNHK杯)、その爽やかな笑顔と滑りに一気に魅了されてしまいました。2008年の世界選手権で表彰台の真ん中に立つ彼の姿は、今でも宝物のように大切な思い出です。
写真集も買いましたが、付属のDVDをひとりで見る勇気がなく、何年も経ってから友達に一緒に見てもらいました(笑)。ひとりで見なくて良かった(笑)。
現役時代の彼のプログラムはどことなく難解で、プログラムと言うよりその滑りを楽しんでいましたが、プロになってからのプログラム「Uptown Funk」は大好き。あれは凄い。音を取るのが上手いとかそういうレベルじゃない。何百回でも見られます。大好き。

そしてジェフとほぼ同時期に活躍し、どちらにも勝って欲しくていつも悩ましかった「ステファン・ランビエール」。
彼だけはいつどのようにファンになったのかまったく覚えていません。トリノの表彰台で大泣きしている姿を見て「こんなところでこんな風に泣けるなんて、素直ないい人なんだろうな」と思ったことは昨日のことのように思い出せるんですけど(笑)
今では彼の出演するアイスショーを中心に旅に出る始末です(汗)。求めても届かない何かを狂おしく探しているような、情熱的で叙情的な演技が大好き。個人の感想であって効果を保証するものではありません(笑)。スピンで感情を表現できるスケーターは彼くらいのものではないでしょうか。
好きなプログラムは「ロミオとジュリエット」。ステファンと言えばポエタが代表作かと思いますが、私はこれです。「ウィリアム・テル」も大好き。すべて見たことがあるわけではないのですが、ステファンのショートプログラムにはハズレがないと思ってます。

その他、海外選手では、見ていると幸せな気分になるスケートのトマシュ・ベルネル、彼より上手な選手はいくらでもいるはずなんだけど何故か目が離せなかったアルバン・プレオベール、海外の現役選手ではいちばん応援してるケヴィン・レイノルズなどを挙げたい。でも、まだまだたくさんいます。

日本人選手を挙げていくと、まずは「町田樹」 。彼も私にとっては少々特殊な立ち位置のスケーターです。
町田君のことを知ったのは新聞記事。彼がまだ中学生くらいの頃で、地元にこんな選手がいるんだ、男の子のスケーターって珍しいな、と関心を持ったのがきっかけです。地元ということで、時々噂を耳にすることもあり、あの子は今どうしているのかな、などと雑誌や新聞にその名を探したりしてはいたのですが、2010年のダイヤモンド・アイスで実際にこの目で演技を見てからというもの、完全にファンになってしまいました。
なかなか大きな大会で活躍できずもどかしい思いもしましたが、彼の記事が新聞の一面を飾る度に我が事のように嬉しく思ったあの日々が懐かしい。小さな新聞記事を見つけたあの日から、劇的な幕切れとなった引退のその日まで、静かに、でも熱く応援できて、本当に楽しかったです。
好きなプログラムは「Don't Stop Me Now」。「白夜行」も好きです。町田君の真骨頂はエキシビションかな、と個人的には思います。引退後の演技を見る機会がまったく持てず、それがとても残念です。

そして「羽生結弦」。現役選手ではいちばんに応援してます。
2010年のメダリスト・オン・アイスで見た「ヴァーティゴ」。ジュニアの頃から「東北に凄い子がいる」という話は聞いていたけれど、あの時の「ヴァーティゴ」、そして群舞でも感じたただならぬオーラに、「この子はいつか絶対世界の頂点に立つ」と直感的に思ってから、ずっと静かに注目していました。 静かに注目してるだけのつもりだったのに、気が付いたらテレビの前で正座して演技を見ていたという←テレビの前で正座=応援の最上級(当社規定)
思わずハッとするほど可愛かったり美しかったりただのオタクだったり(笑)、様々な表情を見せる羽生君ですが、「今日はこれから何人殺すのかな」と聞きたくなるような顔でリンクに滑り出してくる、おっかない羽生君がいちばん好きです(笑)。これまでにいなかったタイプのスケーター(だと私は思う) で、彼を見ているとすべてのフィクションが色褪せてしまうのでは、と感じるほど。これほどの選手を現在進行形で応援できることは無上の喜びです。クリアファイルやら入浴剤やら、コレクター魂を満たしてくれる有り難い人物でもあります(笑)
そういうわけで好きなプログラムは「ヴァーティゴ」。ここ3年ほどのフリーも全部好き。 カップ・オブ・チャイナの「オペラ座の怪人」は、生涯忘れることはないでしょう。たとえ、誰にどのように批判されようとも…。いい意味で変態の領域に達しているトリプルアクセルも大好きです。

その他、日本人選手の中で特に挙げたいのは小塚崇彦。職人芸のようなスケーティングが大好きだった。スケートの世界に戻ってきてくれて、心の底から嬉しいです。

特に好きなのがこの5人ってことでいいのかな私?(←知るか)結局男子シングルの選手しか挙げてませんけど、そしてまだまだいますけど、もう長過ぎなのでこんなところで。でもひとりだけこの名前を加えさせてくれ。アイスダンスチャーリー・ホワイト。ずっとその素晴らしい足元だけ見てたつもりでしたが、チャーリー目当てに来月のダンスの公演に行きたいと真剣に思ってる程の昨今(笑)。何があった自分(笑)

ところで、今現在大好きなスケーターが3人も出演してるアイスショーの開催地ではなく自宅にいるのは何故なんだろう自分。そうさ、金がなかったからさ…。あまりの悔しさに情報を全部シャットアウト中。たとえ行けなくてもいつも必死で情報追ってたのに、今回はそれをしたくないほどの状況に陥っていて、よっぽど悔しかったんだな自分、と今まさに冷静に分析しました。涙。これ以上行けないと絶対暴れる…。ヒッチハイクでもするか?←チケットがねえよ