うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

All Japan Medalist on Ice 2013④

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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予想外の展開に軽くパニック状態に陥っていた私の目に、高橋君のインタビューの様子が映った。声を詰まらせ、いったんその場を離れる高橋君。戻ってきたその目は、はっきりとわかるほど赤かった。
高橋君がこんな風に泣いているのを、今までに見たことがあっただろうか。
あまりにも痛々しくて、こぼれる涙を抑えることなどとてもできなかった。彼の背負ったものの重さ。出場して当たり前、というプレッシャー。おそらく我々には想像もつかないだろう。誰にもあなたを責められないのに、と抱きしめてあげたくなったほどだった。とても見ていられなかった。

鈍くしか動かなくなった頭で私は情報を求めてスマホに手を伸ばした。そこには何故かステファンの様子が大量に報告されていた。


………

何をやっとるんじゃああお前は!!!!!!

さっきまであんなに涙が溢れてたのに完全に止まった!(笑)どこまで笑かすんじゃお前は。何で誰よりもお前が目立っとるんじゃ。てかお前が目立ってどうすんじゃーーー!!!!(爆笑)

一言でまとめると「何やら超暑苦しいスケートファンが海外からお越しになっていたらしい」とでも言えばいいのか。助けてお腹痛い(笑)。Aさんによると今日は白い服にストール、途中から黒い服を着てまた座席と同化し、今日もサイン攻めに遭ってたとのこと。当然女子から見てたらしい。どれだけ満喫するのか。

まさかのスイス人に涙を止められた人はほかにもたっっくさんいると思う(笑)。

しかし気を取り直して(笑)冷静になってみると、高橋君はあんなに打ちひしがれる必要ないんじゃないのか?
テレビでもしつこいくらいに説明されてきた選考基準に照らし合わせれば、今シーズン世界ランキングが上位で高得点も出している高橋君の方がかなり間違いなく優位である。あの選考基準は、全日本だけたまたまいい成績を収めた選手ではなく、よりメダルを狙える安定した実力を持った選手を選ぶためのものだと思う。小塚君は素晴らしい選手だけど、今シーズンは全日本以外目立った成績を残せていない。しかも2位ならともかく、3位。決して楽観視できない故障も抱えているという。
揉めるだろうけど、これは高橋君に決まるんじゃないか?と涙を拭きながら思う私。選考基準知らないのかな高橋君、いやそんなはずはないだろう、でもそれは同時に小塚君がオリンピックに行けないというあまりにも切ない結果につながるんだ…
などとごちゃごちゃ考えているうちに眠ってしまい、気が付いたら23日早朝。今日は東京へ向かわなければなりません。新しく買ったばかりのトランクに荷物を詰め、在来線に飛び乗ります。

予定していたのはそこそこ早朝に広島を出発する新幹線。ギリギリでしたが何とか乗れました。
自由席は必ず1号車に乗車することにしています。いちばん端の車両なので、並ぶ人が最も少ないからです。今回乗車した便は広島が始発なのでさらに余裕で座れました。

最寄り駅のキオスクで買ったパンをかじりながらファンレターの翻訳。全日本に夢中で今回も書き終わらず辞書まで持参する羽目に。かつて1260円で買った軽くて小さなトランクをあまりにも使い込んだので、思い切ってもう少し大きなものに買い替えたのですが、辞書も余裕で入る上荷物が増えて少々重くなっても楽に持ち運べるので、買い直して本当に良かった。10年は使い倒してやる。
それにしてもコンセントのある車両で助かった。スマホは電池の減りが早過ぎる。新幹線の最大の利点のひとつだと思う。

当初は品川で降りる予定でしたが、Aさんと待ち合わせのため東京駅に変更。品川までのつもりで買ったんだけど、車掌に確認したところ広島からだとどちらで降りても構わないらしい。そう言えば両方の駅名が印字されますよね、特急券。早割切符の場合はもしかしたらダメだったかも。

キオスクでふなっしークッキーを買おうかどうか悩んでいると、Aさんが到着される。近くのパンが美味しいというお店に連れて行っていただきました。
しばらく並んで、煮込み料理をメインにしたランチセットを注文。メインが既に3種類くらい売り切れていて、結局ロールキャベツにしました。
パンは食べ放題。6種類くらいのソースやチーズに付けていただきます。とっても美味しい。もりもりおかわりしました。特にやわらかい食パンみたいなのがすっごく美味しかった。

やっぱりどうしても当日券の販売は行われないようなので、全日本は諦めて銀座へ向かいました。どこから何に乗ってどうやって到着したんだっけ?Aさんがいらっしゃらないと東京歩けないんじゃないかこの人。本当に本当にありがとうございます(涙)。

銀座に到着すると、駅の近くでユニセフが何やらイベントを行っていた。相撲取りと松村邦宏とルー大柴が笑顔で募金箱を持って立っている。ルー大柴なんてトナカイのカチューシャだかなんだかのかぶりものつき。流石だ。
人垣が彼等に向かってひっきりなしにシャッターを切っていた。司会のお姉さんらしき人物が、「皆さん、どうぞお写真撮っていただいて構わないのですが、募金の方もよろしくお願いします」と切実な声を上げていた。そりゃそうですな。
地元に帰ってからルー大柴を見た、と話すとなかなか皆さん食いつきが良かったです。ルーさん意外と人気。松村はほぼ無反応(涙)

銀座の歩行者天国を進んでいくと、道の真ん中でカゴから子猫を出し、肩にのせているおじさんが。有名な人らしい。警備員がやってくると急いで逃げて行った。
猫を連れた謎の人物というとどうしても広島太郎さんを思い出す私(汗)

さらに進むと、ウサギやクマ?の着ぐるみが風船を配っていた。思わず手を伸ばしそうになったけど、彼等の仲間とおぼしき人物が歌っている曲を聞いて思いとどまる私。

謎の歌をソウルフルに歌い上げる謎の男性。超インパクト大。いちど聞いたら耳から離れない。歌詞も凄すぎるんだけど例の団体に目をつけられたら嫌なので書けない(笑)。このCDどこで買えるんですか?(笑)←まず間違いなく売ってねえええええ
某法律に反対する団体らしいけど、東京はやっぱり面白いなと思いました。ただのあやしい人は広島にもいっぱいいるけど、こんなパンチの利いたあやしい(笑)人々はそうそう歩いていない。広島太郎さん以外(笑)

※広島太郎さんとは、広島市に暮らしておられる非常に有名なホームレスの男性です。数多くの都市伝説の持ち主であり、独特のファッションや生活スタイルゆえか美術館のポスターになったこともあります。文脈上あやしい人扱いしてますが、たぶん悪い人じゃないと思われます。なんとなく。

以下次号。

All Japan Medalist on Ice 2013③

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12月22日。運命の男子フリー。胃の痛さは最高潮ですが、今日も肉じゃが作って応援です。

その前にこちらも目が離せない女子ショートプログラム。絶不調だった佳菜子ちゃんが素晴らしい演技でホッとしました。プログラムを以前のものに戻して正解だったんじゃないかな。
真央ちゃんは感動して泣きながら見たし、鈴木さんも良かったし(愛の讃歌って反則レベルの名曲ですよねえ)、この3人で順当に決まるだろうなと思いつつ、遥ちゃんや宮原さんの演技も素晴らしくて本当に見応えがありました。久しぶりに大庭雅ちゃんと、あと広島の選手の中塩さんが見られたのも嬉しかったです。スケートヒロシマを観戦した時、ひとりだけスケートの伸びが違うと思った子がいたんですけど、それが中塩さんだったんですよね。素人にもわかるくらいだったので、やっぱり上位に上がってきましたね。今後が楽しみ。
女子は録画放送だったので、フジテレビが一押しの選手と成績の良かった選手だけ映したようです。あとかわいい選手は映したんじゃないかという疑惑が(汗)

女子の放送時間が長かったので、男子をちゃんと流してくれるのか心配だったのですが、第3グループ最終滑走の無良君から生放送開始。てことは7人しか映さないつもりか。生放送じゃなきゃ視聴者もっと暴れてるぞ。

シーズン前半が振るわなかったので、全日本も厳しいだろうと予想していたら、やはりその通りで残念だった無良君。個人的に代表候補からも早くから外してしまっていました。でも最終的に6位に食い込んだところはさすがでした。去年の世界選手権代表が今年も代表になれるとは限らない。日本の代表になるのはやはり世界一厳しいようです。

そして緊張しすぎて何がなんだかわからない最終グループ。全日本の男子をこんなに胃が痛い思いで見たのは初めてだと思う。基本的に日本の選手は全員がほどほどに好き、ってくらいの感覚なので、町田君の結果に真剣になったりはするものの、全日本はわりと毎年のんびり見ていたのですが。

第1滑走からいきなり羽生君。彼は当確だろうとシーズンも早い段階から思ってはいたものの、ここまで桁違いの化け物(いい意味で)になるとは予想もしていなかった。
結弦は宇宙へ行ってしまいました。プルシェンコの後継者は日本にいたのか。あの肝の座り方、気の強さ、大舞台での勝負強さ、ジャンプの成功率。すべてがチャンピオンの器。日本代表どころかオリンピックのメダル候補じゃん…。
我々は化け物が生まれる瞬間に居合わせたのかもしれません。

その羽生君の直後でも堂々と滑りきった宇野君。ジャンプがまだまだなのが惜しいけど、彼もいつか全日本を制する者になるんでしょうな。ショートプログラムは放送されなかったので、お茶の間には「この子誰?」な人も多かったんじゃないだろうか。

ここからが代表争いの本番。示し合わせたかのような滑走順。
まずは織田君。今シーズンずっと調子が良かったので、代表の最後の1枠は彼と町田君で競うのだろうと思っていましたが、小塚君の復調、高橋君の怪我で読めなくなってきた。
どうしてもステファンを思い出してしまう曲ですが、織田君らしい明るい演技でとても良かった。ザヤックルールにひっかからなかったのも本当に良かった(泣笑)。織田君の生の演技は素晴らしいので彼にもオリンピックへ行って欲しい。でも枠は実質あとふたつ。ああ、うぐあああ←言葉にならない

そして高橋君。放送時には聞き取れなかったけど、織田君はキス&クライを離れる際に「大ちゃんガンバ!」と声をかけていた。彼等がライバル関係にあることで片方を悪し様に言う人たちもいたけれど、この姿を見てまだそんなこと言ってるんだったらもうファンを名乗るなと言いたい。
演技はやはり精彩を欠いていた。ジャンプのミスもあった。でも胡散臭いメロディーに乗ってステップを踏んだ後、広げた手のひらを染める鮮血がこのプログラムを運命的なものに変えてしまった。それはあまりにも凄絶な滑りだった。暗い曲調がこれ以上ないくらいの悲壮感を漂わせていた。誰も口を挟むことのできない世界がそこにはあった。
技術的には決して良い演技ではなかったと思う。でもこの演技に私は高橋君の意地を見た。このままでは終わりたくない、という長年戦ってきた者の意地。涙を湛えた目で浮かべた彼の笑顔には、ただ観客への純粋な感謝があった。

高橋君が、オリンピックへ行けないかもしれない。

その可能性をずっと指摘してはいたものの、それでも彼はかなり確実に選ばれるだろうと思っていた。NHK杯の演技を見てそれは確信に変わってすらいた。
それなのに。

あまりにも予想外の事態に、そして先ほど高橋君の見せたあまりにも悲痛な演技に、私は町田君の演技が始まっても呆然としていた。ジャンプがひとつ、ふたつ、最後のひとつも決まった頃に、ようやく凄いことが起きているのに気が付いた。
町田君が。いつもここ一番で実力を発揮できなかった町田君が。あの高橋君の直後では飲まれてしまってもおかしくなかったのに、誰でもない町田樹火の鳥が、力強く氷上を羽ばたいている。

町田君が、オリンピックに行けるかもしれない。

ずっと願っていた夢が現実になろうとしていた。ずっと願っていたのに、信じられなかった。今でも遠い世界の出来事のような気がする。

私はさらに呆然としてしまい、残念ながら小塚君の演技はあまり覚えていない。完璧とは言い難かったけど、悪い演技ではないと思った。むしろ高橋君と町田君の後でもちゃんと「小塚崇彦の演技」を見せた彼は十分に世界のトップ選手だと思った。オリンピックに出てもじゅうぶん過ぎるくらいの成績を残せるはずだ。

小塚君の得点が出る。1位羽生、2位町田、3位小塚。これが、あまりにも壮絶だった2013年全日本選手権男子シングルの最終結果。

この時点で4位である織田君にチャンスは無くなった。出場枠はたったの3つ。覚悟はしていたけれど、突き付けられた現実をすぐに受け止めることができなかった。
グランプリファイナルでも優勝した羽生君はこれで確定。世界ランキングや得点の面でも条件をクリアしている町田君もほぼ当確。
最後のひとりは、小塚君か、高橋君か。

羽生君は当確、高橋君も不安はあるけど当確。最後のひとつの枠を織田君と小塚君と町田君で争う、と私は予想していた。シーズンが進むにつれ、織田君と町田君の一騎打ちになるだろうと思うようになっていた。
まさかあのふたりで最後のひとつの枠を争うことになるなんて。

長くなったので、以下次号。

All Japan Medalist on Ice 2013②

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さて、迎えた12月21日。この日が来るのが恐ろしかったような、待ち遠しかったような。
オリンピック代表が最終的に決まる運命の試合、全日本選手権がこの日から開始。
21日だけは直前までチケットを売っていたのですが、22日と23日がどうしようもなく取れないので、ギリギリまで悩んだけど家で見ることにしました。埼玉のホテルはもう全然空きがなかったし、東京は長居するには宿泊費が高いし。25日が休めることになったのも20日に決まったし、もういろいろ直前過ぎて動けなかった…。

でも無理してでも行けば良かったかな、とちょっと後悔もしています。競技が非常に見応えがあったのと、
某スイス人が3日間観戦していたからである。全日本選手権を。スイス人が。

今年の夏、ノービスからシニアまで、数多くの日本人スケーターの指導にあたった某スイス人。彼らの成果を見たいから応援に行く、と言っていたのは聞いていたけれど。
まさか初日の、男子の第1グループから見てるとか。どんだけ。ただのスケートファンだろお前。どんだけ熱いのお前。どんだけ←エンドレス

会場で観戦されているステファンのファン仲間・Aさんに奴の観察をお願いして(笑)、私は肉じゃがを作ってテレビの前で応援。懸賞でじゃがいもが27個も当たった上にご好意でニンジンやタマネギもいただいたので肉さえ買えば肉じゃが作り放題。そう言えばステファンにお弁当用に作った肉じゃが食べられる変な夢見たなあ(笑)とか思いながら友達の新婚旅行土産のスイスのピーラーでじゃがいもを剥きまくり。しかも高橋君が食べてたのにステファンにあげちゃうんだよねその肉じゃが弁当。高橋君ごめん(笑)。てかわけわからん夢ばっか見るなよお前(笑)

初日はペア・アイスダンス・男子シングルのショートプログラムアイスダンスショートダンスか。
生放送だったおかげで、変な煽りもなく淡々と進んでフジテレビにしては珍しく良い放送だったと思います。何より結果をまったく知らない状態で見られるから緊張感が全然違うし、録画放送ならカットされてしまう選手もちゃんと映るのがとても嬉しかった。放送は最後の2グループ、12人だけだったけど、それでも普段の放送より断然マシ。

第4グループの第1滑走、町田君からの放送でしたが、もうここから既にすごかった。すごい大会だった。なんという素晴らしいショートプログラム。これが本当にあの町田君なんだろうか。いきなり涙が止まらなくなる私←早っ

実は全日本までには何とか、と一念発起して、「エデンの東」文庫版全4巻を読破してから今回の視聴に臨みました。ノーベル賞作家・スタインベックの残した長編小説、エデンの東ジェームズ・ディーンが出演した映画がとても有名ですが、あれは小説の終盤だけを映画化しているらしいです。
さすがにノーベル賞作家。長い作品ですが全然飽きずに読めました。結構なページ数を割いて物語の舞台であるサリーナスの情景が冒頭で綴られるのですが、この冒頭部分で「あ、これは最後まで読み切れる」と確信しました。やはり昔の作家は文章に力がある。筋立てや謎が面白い作品は現在でもたくさんあるけれど、それなら小説の形でなくても映画や漫画で十分、と思うことが多々あります。小説が小説たる所以は文章そのものなのであって、いかに文章を味わえるかが小説を読む醍醐味ではないかと思うのですが、それは昔の、いわゆる名作で感じられることの方がずっと多いなあ、というのが近年の感想です。そんな当たり前のことに今更気付いたと言いますか。

この「エデンの東」の文章も、厚みや深みを持つ示唆に富んだものであり、それは作品そのものにも表れていました。聖書をモチーフにした話、と書くと我々日本人には理解しがたい作品のように感じられますが、まったくそんなことはなく、「人はただ愛されたい生き物である」という普遍的なテーマを扱っており(と、私は感じた)国籍や世代を越えて読める作品だと思いました。特に、物語の重要な鍵である「ティムシェル」という言葉。初めて町田君がそれを口にするのを聞いた時は「何その呪文(笑)どうしちゃったの町田君(笑)」なんて言ってたけど、

すみませんでした!心底すみませんでした(泣)!お詫びに私も座右の銘をティムシェルにする←結構本気

「ティムシェル」の解釈には諸説あるらしいのですが、町田君は「自分の運命は自分で切り開く」という意味にとらえ、オリンピックを目指すモチベーションにしていましたね。私は「人の運命は神によってすべてを定められているわけではない。自分の道を自分で決める権利を人は与えられている」ということだととらえました。この世界と人間を創ったのは神だけど、その世界で生きていくのは人間自身。人は自分の置かれた状況の原因を他者に求めてしまいがちだけど、本当に運命を形作っていくのは実は自分自身。自分の意思で生きているのだから、自分の運命には自分が責任を持たなくてはならない。どうしようもない、と嘆くのではなく。今、この世界で生きているのは、ほかならぬ自分自身なのだから。
…深い、深いよティムシェル。私のこの解釈は的外れかもしれないが、それでも深いよティムシェル。もっと若い時に読んでいたらもっと衝撃を受けていただろうと思ったので、町田君の年齢ならそれは強く影響を与えられたことでしょう。

こうして予備知識を得てから改めて見た町田君の全日本の演技は、アメリカの大地を吹き抜ける風や、その大地で葛藤し、翻弄されながらも続くトラスク家とハミルトン家の3世代に渡る物語が、2分40秒という短い時間の中に凝縮されていて、そしてそれが初めてわかって、今までで一番感動しました。番組が始まったばかりなのにもう涙が溢れて困った。映画の内容や歌の歌詞を表現しようとするスケーターは多いけど、本の内容をスケートで表そうとした人はあまりいなかった気がします。
もちろんそれは技術に裏打ちされてのことで、すっかり失敗する気配のなくなった美しいジャンプを次々と成功させ、精一杯心を込めて滑っている町田君の姿は、本当に昨年までとは別人のようで、感慨深さで涙はさらに溢れました。会場行ってたらヤバかったなこれ。号泣だったなきっと。

相変わらずイケメンの中村健人君や、村上大介君を久々に見られて嬉しかった。全日本くらいでしか映らないもんな(泣)

最終グループはもう胃が痛くて胃が痛くて(泣)。羽生君は予想通りぶっちぎりだったけど、高橋君…。キス&クライで見せた表情には本気で胸が痛かった。いつも良くない演技のあとは舌を出して苦笑いしている高橋君が、あんな捨てられた子供みたいな打ちひしがれた顔をするなんて…。足も痛いのだろうし、何よりオリンピックに出られないかもしれないという現実があまりにも重くのしかかってきたのだろう。虚ろな眼差しが痛々しすぎて、とても見ていられなかったです…

織田君も相変わらずいい調子だし、さらにずっと不調だった小塚君が3位につけたことでますます混迷を極めるオリンピック代表選考。そんな中、ツイッターで悲痛な願いを呟いてた(泣)佐々木彰生君が最終滑走。ある意味トリにふさわしい方でした(笑)。君も全日本くらいでしか映らないもんねえ(泣)。私は帰らなくていいからしっかり見たよ、テレビだけどね(泣)。
確か佐々木君の前に滑った子もなかなか上手いと思いました。坪井君だっけ?

ちなみに某スイス人は、客席と同化する黒い服を着て、安藤さんやいろんな人としゃべりまくって、やっぱりバレバレでサイン攻めにあっていたとのこと。何満喫してんのアンタ…

以下次号。

All Japan Medalist on Ice 2013①

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…埼玉旅日記と称したものの居たのはほとんど東京です。まあそんなことは置いておいて、2013年最後の旅日記です。よろしければ最後までお付き合いください。

毎年クリスマスの時期に行われる全日本選手権エキシビション、メダリスト・オン・アイス。毎年のようにゲストとして参加しているステファンが、今年も例年通り出演するとの情報が入ってきたのは9月の頃。
ドリーム・オン・アイスに出演しなかったので、メダリスト・オン・アイスももしかすると、と少し心配していましたが、結局杞憂に終わってひと安心。早速先行に応募します。さいたまスーパーアリーナは広い会場とは聞いていたものの、オリンピック代表が決まる試合のエキシビションだし取れるかな、とかなりドキドキしました。

果たして無事にチケットは当選。早速宿泊や交通機関の検討に入らないといけないのですが、どうにも予定がハッキリせずなかなか手配に進めない…。クリスマスだよ?ヤバいよあんた(汗)
でももちろん手をこまねいていたわけではなく、旅の計画やシフトの調整も進めてはいました。
エキシビションの行われる24日は休みだったものの、その前後、23日と25日が出勤だった私。23日の終業後に出発して25日の早朝に帰ってそのまま出勤する覚悟でいましたが、結局23日は仕事に差し支えなさそうということでお休みをいただき、25日もさらにご好意で休めることに。
これで21日から5連休。こうなったら是非競技も見たい。初日の21日から行きたいのは山々だけれど滞在費を考えると厳しかったし、22日のチケットはとても取れそうになかったので、23日だけ行くことにして各種プレイガイドのサイトを眺めてみたものの。

こんな時期に残ってるわけなかった…

それでも二次販売が行われると知って俄然やる気を出す私。しかし即座にやる気消滅。発売時刻は仕事だよ…(血涙)

仕事終わってからじゃ当然取れない。復活の望みをかけて諦めずに挑戦し続けましたが全然取れない。さらなる追加販売もあったけど予告なかったし気が付いたら完売しててやっぱり取れない。しかも当日券の販売はないらしくもう絶望的に取れない。

…一般発売開始の時点でほぼ完売だったし厳しいのはわかってたけどさ、さいたまスーパーアリーナって広いんじゃなかったの?どういうこと?なんなのこれ?(泣)
真央ちゃんのラフマニノフ…見たかったな←もはや涙も出ない

…腹いせに高級ホテルを予約してやった。実は事前に予定が入るかもしれなかったので、そうなると2泊しなきゃいけないから1泊は安いホテル、1泊は高級ホテルにしようって決めてたんだ。結局予定は入らなかったんだけど競技が見たくて(とうとうチケット取れなかったけど)23日から東京入りすることにしたし、ビジネスホテル2泊のところ1泊を高級ホテルに変更してやった。これでひろーいお部屋でのびのびテレビが見られるぜー!やったぜー!←自暴自棄

ちなみにホテルは新宿にしました。ステファンが新宿駅忘れ物センターでファンミーティングをやっているというわけのわからない夢を見たというのが理由です。忘れ物センターが新宿駅にあるのかどうか知らないし(だぶんない)そんなところでファンミーティングだなんて意味不明もいいところだししかもそんな理由でホテル取るとか頭のかわいそうな人過ぎてもう突っ込むのもめんどくさい。いや、スーパーアリーナまで新宿からなら乗り換えなしで行けるとか、高速バスの発着場に近いとか、早朝に帰るつもりだったから埼玉じゃなくて東京にしたとかまっとうな理由もあったんですけど(笑)

しかし高速バスは出足が遅すぎてもうほぼ満席だったのと全日本の放送が見られなくなるのでパス。新幹線の早割の購入期限もとっくに過ぎてしまったので普通に往復で買いました。スーパー早得ならかなり安いんだけどね。

そんなこんなで、だいたいの準備が済んだところで以下次号。

丸くて銀色、光にかざせば七色

お題「初めて買ったCD」

風の谷のナウシカ」のサウンドトラックでした。ラピュタやトトロのサントラはカセットテープで買ったので、持っていなかったナウシカを、初めてCDラジカセを購入した時に一緒に買ったんじゃなかったかな。よく覚えてないけど。
もうカセットテープの聞けるデッキも壊れてしまい、ラピュタとトトロのテープもどこへしまいこんだものかわからず聞くことがかないませんが、ナウシカだけはCDで購入していたので今でもその美しいメロディを楽しむことができます。いずれCDも淘汰されていくのだろうかと思っていたら、そのまま21世紀に生き残ることになるとは。まあ、傷さえつかなければいつまでも聞けますよね。

家にいる時はいつも音楽を流して暮らしていたけれど、ここ数年はテレビの音を流しっぱなしでCDをわざわざかけることは少なくなりました。CD入れ替えるのがめんどくさい(汗)。本当はもっと聞きたいんですけどね。昔から貧民だったので(笑)、CDを買う時も相当厳選していたのですけど、その結果今となっては手に入れることの難しいと思われるマニアックな音源ばかりが家に(笑)。時々それらを懐かしく聞くくらいで。
あの時無理して買っておいて良かった、今となっては宝物、というCDも少なくないです。ナウシカラピュタといった人気の作品の音源は今でも買えると思うし。でも宝物ですけどね、ナウシカのCD。

こんなにお金がないと新しいCDを買うのも厳しくて、ずっと欲しいと思っている音源もそのうち店頭から消えてしまって大変な思いをして遠い未来に探すことになるのだろうな、と暗澹たる気持ちになり、音楽から足が遠退きがちになっています。悲しい。サフリデュオのCDを書店のCD売り場で見かけたにも関わらずお金がなくて買わずにいたらそのまま2度と見つからなかったのは10年以上経った今でも悔しい思い出です…。フィギュアスケートのファンならわかってくださるのではないのだろうか…。
もっと気軽に音楽を楽しめるようになりたい、そんな今日この頃…。

この記事気に入らなくていったんお蔵入りにしたんですけど、何がそんなに気に入らなかったのか時間をおいてみたら全然わからないので(汗)、ここに復活。まあそんな大層な記事じゃないからさ…。

冷たい君に焦がれてる

お題「夏に食べたいおやつ」

春夏秋冬いつでも食べたい大好物なのですが、それでもやっぱりあえて食べるなら今でしょう。というわけで「アイスクリーム」。

アイス大好き。1日3食アイスでもいい。でっかいプラスチック容器に死ぬほどアイスが詰まってる商品あるじゃないですか、ファミリーサイズって言うのか。あれをひたすら掘って掘って掘りまくって1日ひとつずつ消費したい。ってくらい好きです。

氷っぽいのよりはクリーミーなやつが好き。そんでもってチョコレートやイチゴ、ヨーグルトやみかんの味が好き。チョコレートはそのものも好きだが、それ以外はそのものよりもアイスが好き。
旅に出るとその土地のソフトクリームにはよほど金がない状態でもなければ基本手を出す。家で食する場合は、箱で買ってしまうとその日のうちに消費してしまいかねないので、できるだけ単品で買うようにしてます(汗)

私は非常に好き嫌いの多いダメな大人なのですが、アイスクリームやシャーベットになってるとわりと平気なものもあり、その代表がメロンやスイカや柿。種のいっぱい入ってる野菜や果物が苦手なんですよね(泣)。でもアイスクリームやシャーベットになってれば原型とどめてないから大丈夫みたい。好んで選んだりはしないけど。
同じく抹茶も苦手でしたが、最近はわりと克服してきました。アイスだったらとりあえず食べられるし美味しく感じるようにもなってきたかも。日本人って食べ物がヒットするとイチゴ味と抹茶味出すよね…。
けど、サツマイモや小豆、栗あたりはアイスだろうが口にしません。それくらい苦手。特にあんこは大の苦手(泣)。宇治金時なんて言語道断です。たぶん抹茶が苦手だったのは小豆とセットの確率が高いから(泣)。ラムレーズンも食べないです。レーズンがどうしてもダメなんですよ(泣)。

最近のお気に入りはセブンイレブンのミントのアイス。チョコミント。箱入りのしかないのかな?とっても爽やかで、この暑さを乗り切る強い味方になってくれそう。一気に3本くらい食べてしまう危険な美味しさです。
同じくセブンイレブンで昔売ってたゴディバのカップのアイスもむちゃくちゃ美味しかったな。ひとつ400円くらいするのでそうそう買えなかったけど、値段は嘘をつかないなと思った記憶あり。今でも売ってるのかな?お金が無さすぎて、アイスコーナーをできるだけ視界に入れないようにしているもので(泣)
なんだかんだ言ってハーゲンダッツも美味しいですよね。たまーにスーパーでも安売りしていることがあるので(ってもひとつ200円くらいするが)、何かの懸賞への応募とストレス解消を兼ねて、一気に10個以上まとめ買いしたことがあるんだけど、もう美味しくて美味しくて、たぶん3日くらいで消費してしまった(汗)。3日もったんだからいい方だよ!←開き直るな

そう言えば、いつだったか、用事があって街をふらふらしていたある日、あまりの暑さに耐えかねて、とある牛乳が有名な会社の直営店に入ってソフトクリームを買ってしまったことがあるんだけど、あまり広い店内ではないのでソフトクリーム片手に店の外に出たら、私のその姿を見たその辺を歩いていた人たちが、続々とその店に入っていったのには笑ってしまった。その日はそれくらい暑かったんですよね。んで、その店がソフトクリームも扱ってることに皆気付いてなかったのかもしれない。
そんなわけで、アイスクリームやソフトクリームは世界を救うと思います。少なくとも美味しいものさえあればだいたい機嫌が直る(←単純)私は救われます。だから誰か私にセブンイレブンのチョコミントバーを10箱くらい買ってくれ←意味不明

窓辺に風鈴が歌う頃

今週のお題「私の『夏うた』」

冬に生を受けた人間には少なくないかもしれませんが、私は夏が大の苦手です。何枚も着込めば何とかしのげる寒さとは違い、暑さはたとえ全裸になろうがどうしてたって暑いからさ!おまけに湿気も嫌いだし植物も虫も嫌いだし、日焼けで顔はヒリヒリするしアイス買ってきても家に帰るまでに溶けちゃうし…。洗濯物がすぐ乾くことくらいしかいいことないんですけど(泣)
夏が来るたびに「今年こそ暑さで死ぬ」「夏なんて滅びればいい」「坊主にしたい」と息も絶え絶えで呪い続ける私ですが、夏は滅びるどころか勢力を増しているようです(泣)。体調を考えると気温が高い方がいいはずなんだけど、暑さから逃れたいあまりに冷たいお茶を飲みまくったりするからあんまり意味ないかもしれない…

そんな苦手な夏ですが、夏をテーマにした歌にはテンションが上がる曲が多くて楽しい気分になりますね。やっぱり気温が高いと人間は開放的になるのであろうか。
真っ先に浮かんだのがポルノグラフィティの『ミュージック・アワー』。ポルノグラフィティの曲は好きなものが多いけど、いちばん元気が出るのはやっぱりコレかなあ。梅雨が明けたら真っ先に聞きたい曲ですね。

でもそういうハイテンションではない夏の名曲も多いように思う。とても古い曲ですが、アリスの『紫陽花』とか。タイトルは紫陽花だけど、ちょうど今くらいの時期のことを歌っていると思われるんですよねこの歌。時々ふっと思い出してしまう名曲。

それから、NHKの「みんなのうた」で流れていた『みずうみ』ですね。個人的に夏と言えばこの歌なのである。
これを聞いたのはごく幼い頃だったにも関わらず、その絵画的で美しい歌詞と魅惑的なメロディは私の心に強烈な印象を残し、それ以来何十年も聞いていないにも関わらず、今でもはっきり覚えているほどです。長じてから、クラシックの名曲・ソルヴェーグの歌に詞をつけて歌ったものだと知りました。家にあったCDを聞いていて、あれ、これ『みずうみ』と同じメロディだ、と気付いた時には驚いたものです。
時の流れの残酷さをこれほどに詩的な言葉で歌った曲はほかにないと思います。大人になるということはそういうことなんだ、と子供心に噛み締めていました。子供でいられる時間は、人生にはそう長くなく、そして大人になるということは、現実に縛られるということなのだと。
当時は全然知らなかったけど、『メトロポリタン美術館』を歌っていた大貫妙子さんの歌唱なんですね。CDにも収録されているっぽいけど、今更手に入るのかなあ(汗)。超欲しい…

ついでにもう一曲みんなのうたから挙げると、『雲が晴れたら』という歌が大好きでした。梅雨の歌かなあとは思うけど、タイトルからしても梅雨明けすぐの夏、がもうそこに見えている曲かなとも思うので、あえて挙げてみます。今でも時々口ずさんでたりして。元気が出るよ。

みんなのうた」についてはそのうちじっくり語りたいなあ、と思っていたりします。大好きな歌がいっぱいあるんだよね。と言っても、私が頻繁に見てたのはずーっと昔のことですけど(汗)

取扱注意、立入禁止

手相家・天道泰幸さんの鑑定が非常に面白かったので、全3回に分けて記事にしたところ(思ったより長くなってしまった…。もっと長くなりそうだったのを必死にカットしました←汗)、
早速天道さんがご自身のブログで晒し…もとい、紹介してくださった。

https://ameblo.jp/tesou-tendo/entry-12291175036.html

自分が楽しくて書いてるだけの記事に近いので、晒し…もとい紹介していただけるとは思わず、突然アクセス数が激増してたので相当びっくりしました。ひえええ。
羽生君のファンタジー・オン・アイス全公演出演が決まってからしばらくは、いつもよりかなりアクセスが多くてあわあわしてたんですが(実はこのブログの7割くらいはフィギュアスケートの記事だったりします)、新潟公演終了とともにいつもの地を這うようなアクセス数に戻り、ちょっとホッとしてたんですけど(チキンなんでねこの人…)羽生君バブルに次ぐ新たなバブルが(汗)

天道さん経由で見に来てくださった方、初めまして、ご来訪ありがとうございます。ここは警戒区域です。引き返すなら今のうちです。
何、どうしても中に入りたい?しからば、そなたがこの先に進めるかどうか試してしんぜよう。
「ロケット」と言えば?

「つきぬけろ」と答えたあなた、あなたならたぶんこの先に進んでも全然大丈夫です。

…冗談です(笑)。
まったく意味わかんないんですけど、と思われた方、意味不明のままでも人生においてまったく何の問題もないのでどうぞ華麗にスルーしてください(笑)

そんなわけで(どんなわけだ)話を戻す。
改めてご本人からの明確な変人認定(笑)。こんなキッパリ変人呼ばわりされたの久しぶりじゃないかな(笑)。なんか自信ついたわ←違うだろ(笑)
そしてハッシュタグに吹き出してしまった。何でそんなんしれっと混ざってるんですか!そうだよ、「HOP STEP あいどる☆」はクソゲーじゃないよ、クソゲーであり神ゲーだよ!←どっちだよ←何の話かわからない方はそのまま永遠にスルーでも人生に何の影響もないので安心してください(笑)

一応、失礼にならないようかなり推敲も重ねて丁寧に書いたつもりだったんですけど…。やっぱり色々滲み出てしまったようで申し訳ないです(汗)
たぶん、自分では真面目に書いたつもりだけど、ってあたりからしてずれちゃってるのでしょうね私という人間は(泣)

こうしてブログにまとめてみると、鑑定が切っ掛けで色々吹っ切れたと言うかスッキリしたと言うか、肝が座ったと言うか。
とにかく、自分にとっては軌道修正のいい機会だったんだな、としみじみと思いました。気付きを得られた、というやつですか。
鑑定に伺ってなかったら、一生同じ事を繰り返して、にっちもさっちもいかないところまで追い詰められていたかもしれない。実際、今まさにその状況に近いですし。
もちろん、鑑定に行くだけで何もかもうまくいくわけじゃないんだけど。当たり前。結局は自分がどう動くか、ですよね。
色々占いは体験してきたけど、なかなか建設的な鑑定をしてくれる方はいなかったように思うので、人気があるのも納得です、天道さん。

私の最初の鑑定を契機に書かれたというブログ(もしかして私にも関係あるかな、と当時読んで思ってたけどホントに関係あったんだ…)の内容はとても優しくて、今この底辺のブログに目を通されている方の中に、何らかの悩みの淵に立っている方がもしいらしたら、少しだけ背中に負った荷物が軽く感じられるようになるかもしれないですよ。

しかし、せっかくの才能を一切生かすことなく、ただの変人として人生の終焉を迎える人間も少なくないのでしょうね。常軌を逸したパワハラやイジメやクレームをやってのけてしまう人物も、私同様その環境を選ぶべきではなかった人物なんだろうなと思ったりします。特にパワハラについては、そもそも部下を持って仕事をするべきじゃない人物が、人格や適性を考慮することなく年齢や在籍年数だけで上の地位につくのが間違ってるんだという気がしてる。
私もそんな人生コースを歩んでいたら、誰かの人生を破壊しながら平然と笑う悪魔の一員になっていたのかしら。そう、彼らは選び損ねた私の可能性のひとつ。だからと言って共感はしないけれど。彼らにも本当に活躍できる世界はあったのだろう、と淡々と思うだけ。

ずっと背負っていた荷物が重すぎて、足も痛くて重くて、もう一歩も歩けない気分になっていたけれど、この足がまだ動くのなら、もう少し先まで歩いてみようか、今そんな気持ちです。

たぶん、私のようにはっきり「あんた変」って言われちゃうような手相は少数派じゃないかと思うので(笑)、どうぞ皆さん安心して鑑定に行ってみてください(笑)。
また鑑定に伺って、どこがどのように変人の手相なのか聞いてみたいものです。でも聞いてもわかんないかもな、アホだから(汗)

久しぶりにクソゲーの記事でも書こうかねえ、という気になってきましたが、あの系統は意外と手がかかるので、気が向いたらそのうち(笑)。一口にクソゲーとは言っても、抗えない魅力に溢れたクソゲーが好きなんですけどね。クソゲー以外も普通に好きだけどわざわざ記事にするならそういうクソゲーの方が楽しいというだけ(笑)。しかも何年もゲームに触ってないのでレトロゲームの話しかできないのが真実(汗)。うん、いつか必ず記事にするよ、「HOP STEP あいどる☆」…。←あんたどんだけ好きなのよ(汗)

有機的ナビゲーションシステムを両手に乗せて③

では、こんな私の進むべき道とは一体何なのだろう?天道さんはそれを手相から読み取ろうとしてくださったが、私の手相は相当読みづらかったのか、なかなか絞り込めないようだった。それでもいくつかヒントは貰えたし、今後の人生の流れや様々なことの発生する時期も教えていただけた。その中には私がほとんど諦めていた内容も含まれており、本当はその場で泣き崩れてしまいたい程嬉しかった。もちろん、確実にそうなるとは限らないのだけれど、どこにも出口が見つからなかったトンネルに、一筋の光が見えたような気はしている。

最後に私の手相の写真を撮らせて欲しいと言う天道さんに快く応じて、鑑定は終了。私なんぞの手相が研究の役に立つのでしたらどうぞどうぞいくらでも。しかし一体どんな手相なんだよ(笑)。是非詳しく解説を聞いてみたいものである。ちなみに私、左右でかなり手相が違います。なので自分で手相の本を見てもさっぱりわからんです。

実は、ここまでは昨年の話。今年に入ってから、2度目の鑑定に行って来ました。本当はもっと何年も経ってから再び鑑定してもらおうと思っていたのだが、そんな悠長なこと言ってる場合か、という事態が発生しつつあり、それは昨年天道さんが読み解かれたこととも合致しそうだったからである。いやいやそれはないだろう、と思っていたことが、時期までピタリとその通りになりそうだとは…。よく当たると聞いてはいたが、恐るべし。

しかし天道さんは、読み違えることもありますから、とあくまで低姿勢だった。好感が持てるなあ。自分の言うことは絶対に正しい、自分の言うことが理解できないあなたが悪い、みたいな態度の占い師に嫌な思いをしたことがあるので余計に。
これまでに鑑定した手相はかなり覚えておられるそうで、私の手相についても鮮明に思い出されたようだった。生きづらさを抱えている人ですよね、とのことでしたが、たぶんその人で間違いないと思います。

時期的なことに関しては、久しぶりに、とタロットカードを取り出して鑑定してくださった。へー、タロットもされるんだ。
おそらくいちばん重要なポイントになるであろう場所に出現したカードに爆笑してしまう。なんかアホっぽい表情の人のカードなんだけど!(笑)「The Fool」というカードなのでアホっぽい表情をしているのも道理なのだけど、何故よりによってこれなんだ(笑)。しかしアホになるわけでは当然なく、カードが示しているのはおそらく天道さんが指摘した別の意味である。
ほかにも何枚もカードをめくり、その意味を解読していく天道さん。それらの一部は、昨年天道さんが手相から読み取られたことと時期も含めて合致している。これはもう間違いないだろう。覚悟もできたし希望も持てたし、何とか苦しい時期を自分が乗り越えられることを祈るばかりである。

今後の方向性については、昨年に比べるとかなりはっきりと絞られた。ポイントは「書くこと」のようだ。私が好きだからというのもあるけれど、手相にもそう出ているそうである。好きでも自分に関係のある道とは思えなかったんだけど、そうなのかあ…。
ただ、書くと言ってもその範囲は広い。私の場合は、まず旅関係がいいそうだ。手相にもそういう線があるらしい。確か昨年も、あちこち行ったり調べたりして動き回る仕事が向いてるっておっしゃってたっけ。
ほかにもいくつか分野を挙げる天道さん。私の興味のあることもヒアリングされる。
「ゲームはクソゲークソゲー具合がたまらなく好きです」「漫画ならジャンプの10週打ち切り作品に心惹かれますね」「食べることは大好きですし美味しいものも大好きですがどっちかというと店に飾ってある変な絵とかの方が印象に残ります」
わけのわからないことしか言わない私に笑いながらも真面目に付き合ってくださる天道さん。たいへん申し訳ございません(笑)。しかしさすがの天道さんも限界だったようである。手相からはあまり人がやってない分野に携わると読めるが、それが何かはついに解読できなかったようで、ぽつりと一言。


「こんな変な人わからん…」


鑑定投げられたーーーーーーー!(爆笑)


とは言ってもこれは鑑定時間終了間際の話。それまではしっかりと鑑定してくださっていたので決して放棄されたわけではないのですが(笑)。
だがこれだけは言わせて欲しい。天道さんは一見、手相占い師という一風変わった仕事に就かれているとはわからないような爽やかな方である。だがやはり、道ですれ違っても普通のサラリーマンとは思わないであろう独特な雰囲気はあるし、鑑定中の様子に至っては相当に独特である。どのように独特なのかは是非鑑定を受けてみてください。独特と言っても悪い意味ではないですよちなみに。さらにプロフィールなどを拝見しても、十分に「変わった」経歴の持ち主である。
そんな面白い方に「こんな変な人」とか言われるってどういうことなの(笑)。名誉なの不名誉なの?(笑)どっちでもいいけどさ、面白いから(笑)←いいのかそれで(笑)

あまりに面白くて涙が出るほど笑ってしまった。そもそも鑑定中何度も爆笑してたんだけれど。社会不適合者なこと全然否定されないし(笑)。もうそういう前提のもとで話が進んでるし(笑)。いや確かに否定材料ないんだけど(笑)
んでそういうこと言われたら普通は落ち込みそうなのに逆に爆笑してる私もどうなんだ(笑)。でも実はこれも昨年天道さんが指摘されていることなのである。
「苦労した話を笑いながらしてるでしょ?普通は笑えないんですよ。つまり自虐ネタでいけますよ」
…最強の自虐ネタが降ってきたよ、翌年の鑑定で(笑)。いやまだまだあるけど、水を入れるのを忘れて米を炊いた話とか←それ自虐ネタって言うの?

これは久々にネタの神様が降臨したな。あまりに活躍されると逆にネタにできない、と嘆いたせいか、ネタにできる方向で降臨したんだな。そうか、「The Fool」、ネタの神様はお前だったのか←わけのわからないことを言っているのでスルーしてください(笑)
ブログを書いていることはお話していたので、ネタにしてもいいかお尋ねしたら、是非どうぞ、とのこと。クッソしょうもないブログなんですけど、と一応念は押したのだけど。んで本当にネタにしていいものか少し悩んだけど。でも、やっぱり面白過ぎたので記事にさせていただきました。そもそもこのブログを始めたきっかけのひとつは天道さんの鑑定だったわけですし。チキンな私が実際にブログを開始するまでには結局相当な時間を要したのですが、間違いなくきっかけのひとつだったことは申し上げておきましょう。快く許可してくださってありがとうございます。

そんなわけで2度目の鑑定も終了。詳細に書こうと思えばもっと書けますが、とりあえずこんなところで。鑑定メモを貰って帰るのを忘れたので(前回はちゃんと貰ったのだが)どれだけ思い出せるか不安だったけど、要所はちゃんと覚えてたはず、たぶん。録音するつもりだったのにそれも忘れてたし←忘れすぎ
時間を空けたらさらにはっきりしたことがわかるかも、という思いもあって2回目の鑑定に臨んだわけですが、確かに何かを掴めたような気がします。単純に1回目がすごく面白かったから、というのもあったんですけどね。また来年あたりに、天道さんの鑑定通りになりそうだ、との言葉とともに訪れたい。それは今度こそ、自分が何かを見つけ出したということだから。ヒントは色々頂けたので、あとは私がどう動くか、なのでしょう。はてさてどうなることやら。
もう普通の人になることはすっぱりと諦めて(笑)、あまり気負わず、開き直ってこれからのあれこれに飛び込んでいけたらいいなあ。天道さん、興味深い鑑定をありがとうございました。

手相家・天道泰幸さんのブログはこちらです。昨年は確か鑑定日の3日くらい前に予約を取りましたが、今年は鑑定日の1ヶ月くらい前に予約を入れてギリギリ間に合いました。鑑定が1ヶ月待ちになるほど人気の占い師さんですので、ご予約はお早めに。↓↓↓

https://ameblo.jp/tesou-tendo/