うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑫

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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再び登場、ポーリシュク&ベセディン。初めて見るプログラム。ポーリシュクがスーパーマンで、ベセディンは何だ?(笑)スピード感に溢れた楽しいプログラムでした。直前がフェルナンデスだったので、フェルナンデスも恒例のスーパーマン(何回滑ったよアレ…)だったらものすごくクドくて良かったのに、などと思った(笑)

町田樹。なんと2度目の登場。ファンタジー・オン・アイスは今までずっと1プログラムだったのに…。出世したね町田君(涙)
演目はエデンの東エキシビションバージョン。アンコールでちょっとだけ見たことあるけどフルで見るのはこれが初めて。うおおおおおお(感涙)
ジャンプの数を減らしたりはしてるんだけど、とても情感こもってて素晴らしかった。町田君はなんだかすごく大きくなったように見えた。いつもそわそわしながら見ていたあの町田君はもうどこにもいなかった。幕張でいちばんいい演技をしてたのは町田君じゃないかな。

そしてステファン・ランビエール。何という素晴らしい滑走順…。
グリーグのピアノ協奏曲。グレーの衣装のステファン。もう語る言葉が出ないほどの完成度。
ステファンにはクラシックがよく似合う。炎のようなピアノの音が本当によく似合う。彼の体は鍵盤を叩く指。五線譜を踊る音符。そう、彼は音楽。長いプログラムだったけど、いつまでも見ていたい。拍手もできない。息すらできない。別格、という言葉をもう一度使おう。

ステファンの演技にすべてのエネルギーを使い果たしてしまうくらい衝撃を受け、改めてファンで良かったと思いました。けどその反面、いつものステファンらしくないかなとも思った。ステファンはいつも、スケートへの深い愛が伝わるような演技をするのに、幕張での演技はそれを観客に伝えることを忘れているように見えた。何だか客のいない会場でひとりで滑っているような印象でした。
ステファンは幕張での滞在をとても楽しんだようで、ショーの合間の舞台裏とか、ねずみ王国へ行った時の様子とか、いつもよりかなり多くの写真をインスタグラム(写真共有SNSみたいなの)にアップしていただけでなく、普段は気をつけているようなのに今回に限って宿泊先がわかってしまうような室内の写真や位置情報の出る写真もアップしてしまっていたりして、かなり浮かれている印象でした。仲のいいヴォロソジャールとトランコフがいたせいだろうと思いますが、お前遊びに来ただろ?と突っ込みたくてしょうがなかった(笑)。ファンじゃなければ今回のステファンでも十分過ぎるくらいなんですけど、ファンなので細かいところまで気になってしまいました。ごめんねステファン。でも私は、いつもリンクと観客に対して誠実なステファンが好きだから、ただ滑りに来ただけのステファンには満足できないんだ。人間だからそんな時だってあるだろうけど…。ごめんねステファン。わがままなファンで本当にごめんなさい…。

興奮冷めやらぬ中登場したのは高橋大輔。何という滑走順。テレビならこのあたりで瞬間最高視聴率に到達ですかね。
高橋君も新しいプログラム、「I'm kissing you」。どこかで聴いた曲だなと思ってたら、17歳の羽生君も使ったロミオとジュリエットではないか。高橋君のはヴォーカル入りだけど。
白いシャツにほどいた黒いタイ。ラストで客席に向かって差し出される腕が切ない。まだあまり滑り込まれていない印象でさほどピンとこなかったけど、高橋君らしいねっとりした感じはなかなか。

ここで郷ひろみタイム再び。同じく再び登場のヴォロソジャール&トランコフが滑り出したのは…
「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」。
マジか…。マジでホントにこの曲なのか…。

この曲も大好きなんですよ。だから歌ってくれてとても嬉しかった。嬉しかったけど、でもこの曲、少々直球過ぎて痛い。決して叶わないことをわかっていながら、それでもただひとりしか見つめられない。その報われない愛こそが、見返りを求めない愛こそが本当の愛だ、なんて言われるけれど、でもそんな聖人君子は地上のどこにもいやしない。報われないもどかしさに時に憎みたくなり、勝手に膨らむイメージを持て余し、それでもどうしようもない想いを日々抱えて生きていく。この歌はストレートで、かつリアルだ。歌詞のひとつひとつが、装飾された詩ではなくただの本音である。だから胸に響くし、ごまかしがきかなくて辛いのだ。
…まあ、私が勝手にそう思ってるだけで全然違うかもしれませんが、きっと全然違いますが、とりあえず名曲だと思います。

実は、いつか郷ひろみアイスショーで歌うことはあるかもしれないとうっすら思ったことがある。その時に、もしこれを歌われたらきっと泣いてしまうんだろうなあ、と頭に浮かんだのがこの曲だった。郷さんの声は残念ながら不調だったけど、金メダルペアの演技を見つめていたらやっぱり涙が零れた。演技はあんまり覚えてないんですけどね(汗)。公私ともにパートナーで絶好調のこの二人にこれを滑られても…ってのが大きかったかも。でも元々彼らは公私ともに別のパートナーがいて(確か…。記憶違いだったらすみません)、紆余曲折を経て今に至っているんだよなあ。そんな彼らがこの曲を滑るということは、爽やかに絶望的なこの曲に、一筋の希望をもたらすのかもしれません。

わけがわからなくなったところで以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑪

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第二部がスタート。ステージが明るく照らし出され、今度こそ郷ひろみワンマンショーでも始まるのかなと思ったら、ステージの下から台座に載ってせり上がってきたのは高橋君と羽生君。P&GプレゼンツなのでP&Gコーナーが挿入されていたのです。二人はP&GのCMに出ていたのでそれゆえの出演。全体的に高橋君と羽生君の二人を中心に据えたショーでした。こんな風にスポンサーが大々的に前に出るショーには行ったことがなかったから、ちょっと新鮮。

土曜日は羽生君が高橋君をお姫様抱っこして、日曜日は二人が背中合わせで登場。登場ポーズは毎回変えていたそうで、考えたのは宮本賢二さんだとか。ウケを狙っていたらしいですが、お姫様抱っこは特定の層にウケちゃうからやめた方が…と言っても後の祭り(汗)。
二人ともファンタジー・オン・アイスの黒のTシャツ。羽生君のは例の女性用なんですよねきっと…(遠い目)

二人と司会による簡単なトークショーが開始。「応援してくださっている皆さん、フフフフッ」と手を差し出して笑う羽生君に驚愕。その笑いはわざとなのか自然なのか台本なのか。自分がかわいいの知ってなきゃ出ないぞその笑いは。自然だったとしたらまさに驚愕だぞ。
高橋君が喋ってる間はマイクを背中の後ろで手持ち無沙汰にぴこぴこ動かしてるのもちょっとかわいかった。これ女子力って言うんだよね?中身は阿修羅みたいなのに…←遠い目

オリンピックの思い出と母親のエピソードがひとつずつ、だったと思うけど、ほとんど喋ってないのに「それでは最後の質問です」と問いかける司会には笑った。んでその最後の質問がこのコーナーのメイン。母親の思い出から洗濯やお風呂の話に結び付き、そこでP&G製品の名前が出てくるので。

男の子ばかりの4人兄弟で育った高橋君は、男の子はよく汗をかくからお母さんは洗濯が大変だったと思う、そんなお母さんの姿を見て育ったから自分も洗濯大好きになった、洗濯機のないホテルに泊まった時は「ホテル変えてくれ」言うくらいで、ボールドも使ってる、というエピソードでした。羽生選手もよく汗かいてますが…、と羽生君にも振ってました。

その羽生君はシャンプーの話。自分にとって家族の匂いはみんなが使っていた同じシャンプーの匂い、とそう言えばまだ19歳だったな、と思い出させるエピソード。

最後にプレゼントの当選発表。入場時に配られたチラシに印字されていたのが抽選番号。抽選は高橋君と羽生君が行ったそうで、その話を振られて「抽選された皆さん…じゃねーや当選だ」とか何とか言ってた羽生君は素が出ててかわいかった。
プレゼントはたぶんP&G製品詰め合わせ。いいなあ。生活必需品は助かるもんなあ。

高橋君からの紹介で織田君が滑り始めて第二部が本格的に開始。
黒いつなぎの衣装の織田信成、曲はアストル・ピアソラの「アディオス・ノニーノ」。どこか妖艶な曲なので、いまだに高校生くらいに見える織田君には正直合ってないのでは、と思った…。でもやわらかな着氷のジャンプは健在。まだ現役選手と比べても遜色なかったです。

続いても今期引退選手の鈴木明子。再登場ですね。曲はエルヴィス・コステロの「She」。とても有名な歌ですね。のびのびと滑っていて、競技から解放されて新しい人生を歩み始めているんだなあ、という印象でした。

ペシャラ&ブルザも再び登場。去年のアート・オン・アイスでも滑ってたノリノリのプログラム。ブルザが!ブルザが白のタンクトップ!微妙に日曜日のお父さんっぽいけど二の腕!二の腕!かっこいいよブルザかっこいいよ!
…最近自分の本命が誰だかわからなくなりつつある今日この頃(笑)。忙しさと体調不良で放置に近いフランス語習得への意欲が再び湧いてきた気がするのはブルザのおかげ←本命立場無し

フィリップ・キャンデロロ。20年前に幕張で行われた世界選手権に思い入れがあるそうで、ここ幕張でのショーをとても楽しみにしていたらしいです。
演目は「ゴッドファーザー」。実は見るのは初めて。
何故か日本語の歌詞入りのバージョン。てかそんなのあったのね。日本の皆さんへサプライズがあるとか前もって言ってたような気がしたけど、これのことだったのか。キャンデロロらしいなあ。

恒例の客いじりも健在でしたが、いつものキャンデロロほどの吸引力はなかったかも。なんでもヘルニアだったそうだ。どうしても幕張に来たかったのね。
昨年よりもさらに頭頂部がヤバい気がした…。地肌見えてない?(汗)

ハビエル・フェルナンデス。新しいプログラム。黒い皮のジャケット、逞しい二の腕。ノリの良い曲に合わせて滑るフェルナンデスは「カッコいい」の一言。これは完璧に滑ったら世界中にファンが増えそう。

以下次号。

 

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑩

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そして本命登場。ステファン・ランビエール

黒いズボンに、赤い、ハイネックのぴったりしたトップス。黒い肘当てがついてるのが正直あまりセンスがいいとは言えないけれど、ステファンらしいシンプルな衣装。

曲は「The water」。いつものように動画を見ないで幕張に臨んだ上、今日のこの日まで彼の生の演技でしか聞いたことのない歌なのですが、どうにも頭にこびりついてしまうメロディで、演技を思い出すたびに頭の中をぐるぐる回ってちょっとウザい(笑)。

暗い水の底を覗き込むような、どこか不安を感じさせる演技。ステファンの身体はまるで五線譜にたゆたうように、生暖かな水のように氷の上を「流れて」いました。一切の動きが水の流れるようにとどまることのないプログラム。とてもステファンらしい演技。でもこれまでに見たことのないステファンの演技。

ステファンだけ違う競技をやっているようでした。「別格」という言葉がこれほどステファンに似合うと思ったのも、息をするのも忘れるくらい見入ったのも久しぶりかもしれない。スタオベの後倒れ込むように椅子に座って、この人のためだけに高額なチケット代を支払ったとしても全然惜しくないな、とため息をつくばかりでした。

ひとつだけ気になったのは髪の長さ。夏はいつも短くしてしまうのに、今年は切らないで来日したらしい。でもかなり長いこと切ってないみたいで、さすがにそろそろカットした方がいいんじゃないかというボリュームになりつつあった。スピンでは特に目立つ。カザフスタンから直接日本に入ったんだから日程に余裕あったろうに、空いた時間で髪を切れ、日本の美容院ならきっとうまくカットしてくれるから、と私とAさんは言い続けておりました(笑)

ちなみに前の席の人はステファンに興味がないらしく、あまり前のめりになることもなかったのですが、それでも邪魔なのは邪魔でした。そんな私の気持ちを知ってか知らずか、その人の頭を綺麗によけて演技してくれたステファンにはグッジョブ、と叫ばざるを得ません(笑)。

タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ。土曜日はステファンの演技の衝撃であまり印象に残らなかったけど、日曜日はその美しい演技に思う存分酔いしれました。ラフマニノフかな?有名なクラシックのとても美しい曲。さすがオリンピックの金メダリスト、と唸るしかない圧巻の演技でした。幕張公演にしか出演しないのがとても残念。

再び郷ひろみが登場。とても大切な曲だと言って歌い始めたのが「このメロディーだけは」。これも知らない曲でした、すみません。
郷ひろみひとりがステージで歌い始めたせいか、ひろみワンマンタイムと思い込んだらしい人々が一斉に席を立つ。おそらくはトイレだろうけど、自分が今まさに歌ってるのに平気でトイレに立たれる、という経験はひろみの長い芸歴でもなかなか経験してこなかったことではないだろうか。色々理由あるんだろうけど、やっぱり失礼だよなあ。

しかしひろみワンマンタイムなどではもちろんない。歌の途中で高橋大輔が登場。そう、郷ひろみ高橋大輔のコラボレーション。
天井から下りてきたミラーボールがリンクに鮮やかな色を照らし出す。まるで星の海を高橋君が舞っているようだ。とても美しい演出。

高橋君のコラボレーションと言えば、昨年の藤井フミヤとの「Another Orion」があまりにも良かったので、それと比べると今回はさほど印象に残りませんでした。ごめん高橋君。
それよりも気になったのが例の客。視界不良なのは言うまでもないが、どう考えても今、今まさに高橋君を撮影したよね?としか思えない携帯の画面を隣の家族に見せる女の子。

撮影禁止ですけど?!てかこれはスケートに限らず映画やらコンサートやら各種イベントでは常識じゃね?

しかしその後シャッター音まで聞こえた。誰のカメラかはわからなかったが明らかに近い…。
第一部はこの高橋君の演技で終了でしたが、さすがに見かねて休憩時間に通りかかったスタッフに写真撮影をしていたっぽい客がいたことを知らせました。前のめりも、退屈そうにモゾモゾしてるのも、後ろが我慢すれば済むようなことはともかく(本当はものすごく迷惑だけどね!)、写真撮影は論外。手荷物チェックが厳しくなったり携帯の使用すら禁止されたり、様々な制約がアンタらみたいな客のせいでさらに強化されるんだよ。クソ迷惑。

しかし席に戻ってくると子供たちがお菓子食ってるのを目撃する…。たぶん飲食禁止って書いてあったよね…?普通禁止だし。
前のめり、ポニーテール、カチューシャ、写真、飲食…。禁止事項を次々制覇していくこの一家(正確にはお父さんはほぼ気にならなかったので残りの3人)にひたすらウンザリさせられて土曜日は終了しました。最悪でした…。

ちなみに土曜日の休憩時間は通路でAさんとお話していたのですが、いつもパンフレットのいちばん最初に載っているおじさまが通りかかるのを目撃。ショーの度にほぼ必ず見かけるんですけど。主催者だから当たり前と言えばそうなんだけど、いくら主催者でもこんなに毎回見かけるってどういうこと。謎すぎる(笑)

以下次号。

 

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑨

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お待ちかねのコラボレーションタイム。ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。そして郷ひろみ。曲は「哀愁のカサブランカ」。

たったひとりで登場するブルザ。しばらくひとりで演技。もちろん後からペシャラが現れるんだけど、ピンのブルザを拝める機会なんてそうそうない。思いっ切りガン見。ブルザかっこいいから。絶対かっこいいから。全然目立ってないけどかっこいいから。マジファンレター書きそうな勢いだから。さあみんなでブルザファンになろう(笑)。

私はこの「哀愁のカサブランカ」という歌が大好きである。歌詞もすべて覚えている。実に美しい歌詞である。哀愁漂うメロディも素晴らしい。少し期待はしていたけど、本当に今回使用されるとは思わなかった。素直に嬉しい。

派手なリフトや華やかさが売りのカップルのせいか、歌の持つ哀愁や、もう取り戻せない過去への狂おしい想いが表現され尽くしていたかどうかは多少疑問だったけど、雰囲気もあったし決して悪くはなかった。何よりひとりぼっちのブルザが十分哀愁だったのでまあ良し。GOさんの声は残念だったけど生カサブランカが聞けたから満足です。

ここでようやく郷ひろみが喋り出す。「皆さんこんばんは、GO!ひろみです」
…わかってらっしゃる、わかってらっしゃるわ。
今日はスケーターが主役なので自分は存在感を消さなければならない、なのにマネージャーがスパンコールギラギラのジャケットを持ってきた、と笑いを取るゴーさん。確かにオープニングはギラギラだった(笑)。今は濃い青の比較的おとなしめのスーツだけれど、それでもGOの存在感はまったく消えてない。てか存在感を消せる人物が必要なら完全に人選を誤っている。我々の生まれる前からスターだった人だぞ。今更無理だろうて。
歌もバラードが中心になるそうだ。じゃあマイレディーとかお嫁サンバとかはなさそうだなあ。てか後者はバラード中心じゃなくてもあるわけない(笑)
森進一じゃありません、とか自虐的なネタも繰り出すGoひろみ。さすがにトーク慣れしている。毎回内容も変えてきていたしさすがでした。

ヒロミゴーの紹介で登場したのは鈴木明子。「愛してる」という歌でしたが全然知りませんでした、すみません。ピンクの衣装の鈴木さん。最後にステージに腰掛けて郷さんと見つめ合うのがかわいかったです。でも日曜日は思いっ切り転倒してた気がする。大丈夫だったのだろうか。そして郷さんマジで声ヤバいんだけど。ポリープ手術したって話だけどこの後控えてるらしいツアーは大丈夫なのか?

ここで郷ひろみはいったん退場。入れ替わりに登場したのはオレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディン。演目はもうこのレポートでも何度書いたかわからない白鳥。日曜日は私同様見慣れているファンが多かったらしく周囲の反応が薄かったのがちょっと寂しかった。職人芸の域に達しているため安心のクオリティ。

場内大歓声。羽生結弦登場。意外と早く出てきたな。
おっと、この衣装は「パリの散歩道」。彼の代名詞となったプログラムですし、きっとGOとコラボするであろう羽生君はふたつのうちひとつをこの滑り慣れたプログラムにしたのでしょう。P&Gの要望という可能性もあるけど。オリンピックのプログラムでしたものねえ。

しかし演技はかなりお疲れの様子。ジャンプもあまり決まらないしいつものキレもなし。オリンピック終了後忙しかっただろうし、彼はこれから1ヶ月半くらいショーの日々が続くのだ。まだ調子が上がってないんだろうな。それでも日曜日は多少乱れながらも底力を見せるような演技だったと思う。

確かこの時だったと思うけど、羽生君がスタートかフィニッシュを自分の目の前でやってたと思うんだけど、

前の人の頭で全っ然見えなかった

やっぱりというか何というか初めて見に来た人たちみたいで(会場の雰囲気からしてそういう人多そうだったけど)、有名な日本人スケーターが出て来るとそれはそれは前のめるわけである。元々座高が高い上リボン付きカチューシャまでなさってるから、なんつーかもう絶望するほど見えない。隣で見てる旦那らしき人はたまに前のめりにはなるけどむしろ椅子に深く腰掛けててそんなに邪魔にならないのに、ピンポイントでこの人が目の前ってどういうこと(血の涙)
その後もスピンなどを目の前でされるたびにろくに見えないという状況が最後まで続く。この席をどんな思いで、どんだけ苦労して買ってここまでやって来たかお前にわかるか?←血反吐

続いては安藤美姫。新しいプログラムだそうです。墨の色のような衣装。安藤さんにしては地味な感じ。
彼女もスタートが自分の目の前だったんだけど、わりとリンクに近寄ってたせいでまっったく見えなかった。前にのめりすぎなんですけどぉおおお←血の叫び

プログラムもまだまだこれから磨かれていくのだろうな、という感じでしたが、昨年に比べると完全に調子を戻してきているのにびっくりした。だって1年前の今頃はジャンプもろくに跳べなかったのに。若いしスポーツ選手だし体力や筋力が一般人と違うのだなあ、と実感。彼女のジャンプの才能は本物なんですねえ。
ただ、会場が暑くて氷の状態が悪かったのか思いっ切り転倒してた気が…。全体的に出演者のジャンプの不調が多かった気がします。やはり氷?

以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑧

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さて、ここからは個人演技。トップバッターは今井遥。曲はヴォーカル入りのマラゲーニャ。今シーズンから競技でもヴォーカル入りの曲の使用が可能になるため、ショートプログラムに選曲したみたいです。
一見、赤と黒のスパニッシュな定番の衣装なんだけど、背中や裾のデザインが凝ってて、どこか品があってすごくかわいかった。やっぱり遥ちゃんの衣装はハズレがないなー。単に私の好みなのかもしれないけど。
演技もスタオベしようか迷ったくらい。今年の遥ちゃんには期待できそう。ドキドキする。

早速本命の片割れが登場。町田樹。曲はロシュフォールの恋人たち。これ滑り続けてるんだね。
このプログラムは何度か生で見たけど、2012年のスケート感謝祭で披露した演技を超えるものにはまだ巡り会ってない。あれはその後の町田君の活躍を示唆するような、鬼気迫る演技だった。でも幕張での演技もなかなかだったと思う。てかほぼノーミスだったっけ?自信のついてきた町田君の、しなやかで堂々とした演技に早くもスタオベ。素晴らしい。
衣装は白いシャツの肩口に緑のキラキラした刺繍を縫い付けたものに変わっていました。初めて見たスケート感謝祭では演技中に脱げてきてしまうような普通の白いシャツだったのに。そんなところにも、去年の今頃と現在の町田君の立場の違いを実感して、嬉しいような寂しいような。

しかし、会場ではそこまでわからなかったけど、すごく美しいメイクが施されているのに衝撃を受けた。まるで別人ですよお兄さん。町田君は整った顔立ちだとは思うけどわりと地味だから、やはり化粧映えがするのだろうか。

続いてはゲブ・マニキャン。よたよたと杖をつきながら出てきた老人が、突然激しくブレイクダンスを踊り始め、ひとしきり踊るとまた元の老人に戻っていくという面白いプログラム。わしの若い頃はディスコのキングの名を欲しいままにしたものじゃった…などという呟きが聞こえてきそう(笑)

村上佳菜子。ジュニア時代のプログラムを手直ししたものだそうですが、ものすっごく良かった。日曜日はスタオベしたと思う。赤い衣装に包まれた身体はしなやかで躍動的で、彼女の演技にいつも感じる「生命力」がこのプログラムにも強く表れてるなと思いました。

ジョニー・ウィアー。インド映画の音楽を使った新しいプログラム。白い孔雀のような衣装にはスカートにしか見えない大きなフリルがついている。最近私服はスカートらしきものを着用してるっぽいジョニーですが、衣装までそういう風になってきてしまったか。メイクもすごい。派手。すっぴんの方が綺麗だといつも思うけど、まあショーだしね。

プログラムの仕上がりは正直イマイチかなあと思った。ジョニーはなんだかすごく寂しそうだった。随分痩せたし、いつもの存在感も薄かったように思う。
やはり旦那さんとの離婚が影響してるんだろうなと思わざるを得なかった。1年前の福岡で見かけた旦那さんはごく普通の人に見えたけど、噂ではどうもあまり好ましい人格の人物ではないようだった。たぶん我々の近くにいた誰かに挨拶するついでに会釈してくれた旦那さんは地味で無害な人物に思えたけれど、わからないものである。

そもそも男性同士というものは長続きしないものであるとどこかで聞いたように思う。それはそうだろうな、と何となく納得はできる。何故なら人間は人間である以前に「生物」だから。
生物が生きる理由は「滅びない」ためである。つまり子孫を残すためである。すべての生物は自らの種を滅ぼさないために生まれてくるのであり、すべての世代は前の世代から次の世代へバトンを受け渡す役目を担っているに過ぎない。それは世界に生命が誕生した瞬間から当たり前のように行われてきた理であり、我々は本能でそれを悟っているはずである。
未婚で子供を持たない人間を「負け組」と呼ぶ風潮があったけれど、あれはそういう意味で非常に正しい。人間は生物である。結局子孫を残せた人間が勝ちなのだ。どんな発明や発見や功績を残したとしても、それらは技術の進歩や時代の変遷とともに忘れ去られていくかもしれない。でも子孫が生き続ける限り、その人間が生きた証は遺伝子に記憶されていく。そしてそれは同時に、人間という種を滅ぼさないという使命を果たしたということでもある。
子孫を残すことのない、生物としての使命を放棄した存在が世間に受け入れられないのは、実はごく当然のことなのかもしれない。人間は社会的存在でもあるから、そういう意味ではどんな人間が存在したってまったく構わないのだが、それでも人間のヒエラルキーの最上位は「生物である」ということである。それはすべての人間が逃れることのできない真理だ。生物として、そういった存在に疑問符を投げかける人間がいても何の不思議もないし、そして当人もその不自然さに抵抗しきれないのかもしれない。そもそも人間以外の世界でなら、自然界なら、イレギュラーな存在は淘汰される可能性が非常に高いはずだ。我々は人間であるからこそ、あらゆる存在を受け入れて生きていける可能性を持つだけの話である。それが人間という生き物を他の生物と決定的に差別化する点だと言ってもいいくらいだ。我々は生物だが、同時に人間でもあらねばならない。理解できないからとただ排除するのは、「人間」という社会的存在の行う行為ではない。
子供が欲しいと思う同性愛者は多いと聞いたことがある。でも同姓同士では生物学的にそれが叶えられることはない。結婚制度などというものもそもそもは子供を安定して育てるために存在するようなものである。財産分与の問題もあるから無意味とまでは言わないけど、さしてメリットのない制度を利用して安定を図ろうとしても結局は歪みが生じてしまうのだろうか。ジョニーはとてもかわいい犬を息子と呼んで飼っている。でもその犬がジョニーが両親から受けたバトンを受け取ることはない。

ジョニーには堂々と幸せになって欲しいと思っていたけれど、やはり色々考えると簡単ではないのかなと寂しそうなジョニーを見ていてつくづくと思った。自分を含めたファンの在り方についても考えてしまう。すべての女性には少なからず「腐女子」の要素があって、それが強いか弱いかだけの違いなんだろうけど、同性愛者をやたらもてはやすのも全面肯定するのもそれを趣味として楽しむのも、本当はとても歪んだ行為なのかもしれない。決して否定するつもりはないのだ。どちらかというと肯定的だったはずだったのに、昨今は気軽にそう思っていたことに戸惑いを覚えて仕方ないのだ。

…ジョニーの離婚(実際はまだ成立していないようだ)の原因を考えていたら何故かこんな長文になってしまいました。でも旦那の人格以前にそういうことじゃないかと思ったんですごめんなさい。生物としての使命を果たさないのは自分も同じだし、生存競争に敗北したという自覚がとみに生まれつつあることが原因でしょうか。うん、ウゼエ。生物である、という逃れられないさだめにこれほど忠実ではない生物は人間くらいかもしれないが、それこそが人間とも言えるのであり、ジレンマだなあと思うのです。
私生活も何かと話題になるジョニーの場合は様々な声が上がるのを阻止するのは難しいかもしれないけれど、肯定も否定もせずスケーターとしてのジョニーを応援していければいいのかな。ジョニーだものきっとまた復活してくるさ、うん…。

わけのわからなくなったところで以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑦

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暗闇に包まれた会場に流れるお馴染みのナレーション。お馴染みの音楽。ファンタジー・オン・アイス、今年も開幕。

次々とリンクに現れる煌びやかなスケーター。てか男子の衣装が光沢のあるシャツみたいなのでそういう意味でも煌びやか。ステファンは青いシャツでした。
羽生君には凄まじい歓声。やはり金メダルの力は絶大。高橋君も悲鳴が真っ黄色。相変わらず。

オープニングの最後は、リンクの端までスケーターがやってきて客席に向かってフィニッシュ、だったと思うのですが、ステファンの定位置は何故かステージからいちばん遠いいちばん端っこ。何故に。もう干されてしまうのかと心配するくらい端っこなんですけど。
なので土曜日の席からはステファンはほぼ見えなかった。でも自分の前に誰がいたのかも記憶がない。前の人の頭で見えなかったのかも(泣)。ジョニーか安藤さんだった気がするんだけど、かなりあやしい。
日曜日は最前列の上端っこ気味だったのでステファンもよく見えました。自分の目の前はフェルナンデスで、ばっちり目も合いそうな距離だったんですけど、どうしてもステファンが気になってチラチラ自分の右斜め前方向を見てしまい、なんか申し訳ない気分に。奴が全然見えない距離ならフェルナンデスガン見したのに。もうあのスイス人中途半端に邪魔だからさ←ファンとは思えない発言

これで終了か?と思いきや、おもむろにせり上がり始めるステージの中央。トップスターにしか許されない登場の仕方で現れたのは!のは!

ヒロミ・ゴーだあああ!
郷ひろみだあああ!
本物だあああああ!(笑)←テンション上がりまくり←お前何しに来たんだ

郷ひろみ生歌唱によるオープニングは「二億四千万の瞳」。これは絶対歌うだろうと思ってたけどオープニングに持ってきたか。誰もが聞いたことのあるあのメロディーにのせて踊りまくるスケーターたち。オープニングの振付はカメレンゴらしいけど、なんだかくねくねしてて気の抜ける動き(笑)。しかもサビのあたりなそれ。でも基本はノリノリな曲。二億四千万の瞳に曲が変わる前からそうだけど、ステファンや高橋君はノリノリのキレキレ。私もついつい客席で熱唱。でも一応ひろみライブじゃないので控えめ。超有名なあのフレーズに合わせて拳も突き上げる。でも一応ひろみライブじゃないので控えめ。日曜日は反対側の座席にノリノリの集団がいてすっごい混ざりたかった。てかコイツウッゼエエエエエエ(笑)

オープニング前半の最後は超端っこだったステファンだけど、そのほかはわりと中央付近にいてくれたのでやはり土曜日の席はいい席だったように思います。前がアレじゃなければ最高だったのになー…。ううう。

しかしびっくりしたのはひろみの声。なんつーか、声出てなくね?音合ってなくね?会場では音響が悪くて(本当に頻繁にコンサートやってる会場なのか?と思ったほど)そこまで感じなかったけど、テレビ放送されたものを見ると(オープニングは見てないが)ハッキリわかる…。どうやら郷さんは喉の調子が良くなかったらしいです。ものすごく残念。本気のひろみが聞きたかった…←だからお前何しに来た

ここでお詫びしておきます。これを書いている時点で既にこの幕張公演は3ヶ月近く前のことなので、それはもう記憶が曖昧で、正直細かい部分はさっぱり覚えてません。しかも今回はテレビで生放送も行われたことですし(実はまだ見てないんですけどね。見たのはゲットスポーツ内で一部放送されたものだけ)、こんなレポートはまったく不要かと思うのですが、せっかく放送では伝わりにくいかもしれない会場の熱狂ぶりを味わってきたことですし、一応書き残しておこうかなと思います。ショーのレポートそのものはかなりざっくりした感じになりそうですが、今回はしっかり放送されてるのでそちらをご覧くださいませ←逃げた

以下次号。

ページに舞い上がる土埃

今週のお題高校野球

連日熱戦が繰り広げられておりますね。大人になってしまった今はもう、じっくり観戦する時間は残念ながら持てませんが、子供の頃は時々試合も見てました。特に開会式には毎年わくわくしてたっけ。

何故かと言うと、私は子供の頃、とある漫画が大好きだったからです。
その漫画とは!そう、内容は知らなくてもタイトルだけなら誰でも知っているであろう野球漫画の最高峰、水島新司先生の代表作、
ドカベン』です!

物心つく前からずっと、盆と正月は祖父宅で過ごすのが私の家の習慣でした。宿題はすべて7月中にやってしまう真面目な小学生だった私は(何故か中学生になるとギリギリまでやらなくなってしまうのだが…)盆の有り余る時間を、祖父の家の本を読んで過ごしていました。
主に読んでいたのは叔母のコレクションでした。叔母は漫画やSFが好きだったようで、今考えると良質な作品や貴重な出版物がたくさん棚に並べられていました。押し入れの中にも叔母の漫画や雑誌がたくさん眠っていて、それらを引っ張り出しては夢中で読んでいたのですが、そうやって発掘した漫画のひとつが『ドカベン』だったのです。

「人はここまで運動神経に恵まれないものだろうか」というレベルに体育が大の苦手で大嫌いだったくせに、何故このようなスポ根漫画にハマったのかは今をもって謎ですが(笑)。でもその後アニメの再放送で『キャプテン翼』にハマったり(笑)、今はフィギュアスケートのファンだったりするあたり、観戦者としてのスポーツならそもそもかなり興味を惹かれるタイプなのかもしれません。

将来進学したい学校は当然「明訓高校」。架空の高校だなんてことはわかっていても気にしない(笑)。ご多分に漏れず里中智の大ファンで、でも野球職人みたいな渋味のある微笑三太郎も好きだった。あんな緊張感のない顔をしていても(笑)時々身に纏う凄みがカッコ良かったんだよねえ。
当初は柔道漫画だったことも、岩鬼は赤ちゃんの頃はめちゃくちゃ可愛かったので名前を「正美」にしたというエピソードも今でも覚えてるし、昔の職場の先輩(←酔っ払い)に「明訓を唯一破った高校はどこか」と質問されて即答して(←酔っ払い)ドン引きされたことも覚えてる(笑)。
内容を理解するために、野球のルールブックも読んでた。もう全然覚えてないけれど。実際に野球をやるわけじゃないから頭に入らなかったし、そもそも殿馬の秘打みたいな、漫画ならではの諸々も結構あったからなあ(笑)
続編の『大甲子園』も何度も読み返しました。むしろ自宅にあった『大甲子園』の方がもっともっと読み込んでると思われる。やっぱり青田高校との死闘ですかねえ。『球道くん』は主人公の球道が青田高校に入学したあたりまでしか読んでないのだが(そこまでしか祖父の家になかったのだ)、あれ面白かったな。球道のお母さんが結婚を承諾する時のセリフが忘れられない。そんな無茶苦茶あるかい、と子供心にも思ったけど(笑)、今考えると何て言うか、でっかい人たちだなあと感心する。詳しくは是非読んでみてください。私も続きを探して読まなくちゃ。

大甲子園』の後書きからして、山田たちはこれから先も永遠に高校生のままなのだろうと思っていたら、あっさりと始まるプロ編(笑)。お金がなくてコミックスが揃えられず6巻くらいまでしか読んでないので、私の頭の中では『大甲子園』の魅力的な登場人物たちは今でもわりと高校生のままだったりします。
なので、今でも夏がやって来ると、殿馬岩鬼や里中が、甲子園のあのグラウンドを縦横無尽に駆け巡ってるような気がしてしまうのです。高校生になったら、自分の所属する高校を甲子園のスタンドで応援するんだ、ってずっと憧れていたけれど、女子しかいない高校に進学してしまったので、それは永遠の憧れのままで終わりました。ごく身近に、本当に自分の学校が甲子園に出場して応援に行ってた人物がいるのだけど、ものすごーく羨ましかったですね、当時は。

そう、私にとっての高校野球とは、祖父の家で過ごしたお盆と、そこで出会った『ドカベン』なのです。

叔母のコレクションは私の原点とも言えるラインナップで、あの時出会っていて良かったと思わせる作品がたくさんあります。叔母は「アンタがいちばん私に似てるから」と言って可愛がってくれましたが、そりゃ間違いなくおばちゃんの本棚の影響だと思うよ(笑)。勝手に部屋入って勝手に読んでてごめんなさい…。数十年目の懺悔(汗)。んでもってこの叔母、実はフィギュアスケートのファンでもあるのですよ。私の影響などでは全然なく、しばらく会わないうちに叔母自らハマっていたという…。血は争えない、とは本当によく言ったものだよ!(笑)

ところで、大人になった今よくよく考え直してみると、「外見さえ気にならなければ才能に溢れプロとして大金を稼ぎ家事もこなし滅多に怒らず様々な気遣いのできる山田太郎こそが人類の半分にとって最強の理想では」という結論に達したのだがいかがなものだろうか(笑)。でもねー、超面食いなんだよねえこの人←絶望的

谷底に転がり落ちてきた硝子玉

番組の途中ですが(笑)、幕張旅日記はいったん中断とさせていただきます。後日またしれっと再開しますので、もし目を通してくださっている方がいらしたら、2日ほどお待ち下さい。しれっと再開します(笑)

さて、中断してまで何を書きたかったのかというと。

はてなブログで紹介されたーーーーー!

ブログを開設して来月で1年。管理と計算がしやすいから1日あたり1記事を何となく(笑)、というやる気あるのかないのかわからないスタンスで続けてきたこのブログ。あまりに疲労が酷くて更新が辛いこともよくあるのだが、それよりも書くことの方が楽しいのでどうにか継続できてる感じです。過去の遺産(汗)が大量にあるというのも大きいのですけど。あれ載せてるだけでも余裕で半年以上更新できるもんな…。自分の記録と記憶を積み重ねてある種の作品を作り上げていくのは本当に面白いもの。自分のためにやっている部分が大半とはいえ、その過程をもしも気に入ってくださる方がいたらこれほど嬉しいことはありません。

でもってこのブログ、ほとんどがフィギュアスケートとお題の記事で構成されております。お題に沿って書くの、意外と面白いんですよ。書こうと思っていなかったテーマを掘り出していけるのが楽しくて。自分の書きたいものだけ書いてると偏っちゃうし、飽きちゃうし。私がね。もちろん、まったく興味のなかったり知識のないお題については書けませんが。

しかし、お題に挑戦してもいつも微妙に主旨から外れた内容ばかり書いていた私(汗)。様々なキャンペーンに関連する記事の中で優秀なものや、「今週のお題」として5つの記事がピックアップされ紹介されているのは当然知っていましたし時折読んでもいましたが、自分の記事がそこに連なることは永久にないだろうと思っていたら!ら!

 

blog.hatenablog.com

 

最後にひっそりと連なっている。連なっている…!

いやあ、嬉しかったです(感涙)。こんな場末のブログを見つけてくださった方がいて、お盆時期にも関わらず見に来てくださった方がいる、それだけで本当の本当に感激でした。
載った内容はね、苦手な人はごめんなさい、というものですけど(泣)。霊感的なものが一切なくて、わけのわからない予知夢を見たことがあるくらいの私には、すぐに思い出せたネタはこれくらいでした。あれは痛かった。時期的に多数徘徊しておられると思われますので、皆様どうぞお気をつけて。ここ数年は比較的小さなものしか見かけてませんが、台所のシンクに出現した時、別の黒いもの(名前を言ってはいけないというか言いたくないあの存在)と勘違いして食器用洗剤を大量にかけたら、あっさりと天国へ行かれました。名前を(以下略)にも非常に効くけど、彼等にも効くみたい?食器用洗剤ってすげーな。

以前にも書いたことがありますが、記事のタイトルは「内容から外れない程度にわざとわかりにくいものを付ける」というこだわりを持っておりまして、何故かと言うと、タイトルに惹かれて、いわゆるお役立ち記事だと思って覗いたら、死ぬほど薄っぺらくてどうでもいい記事で、「なんだこりゃ時間返せバカヤロー」って人様に思わせるのが嫌だから。つまり自分がそういうのが好きじゃないからです。ブログで稼いだりブログを仕事の手段にしてる人はアクセスしてもらってナンボだ、というのはものすごくわかるのですが、私の美学には反する。全然面白くないもん。まあ、ほぼ完全にただの趣味でブログを書いてるからこそそういうこだわりも持てる、というのもわかるんですけどね。有用性のカケラもないことがタイトルからも滲み出ていれば、このブログに不要な期待をする人もいないでしょう。その方がいいのです。時間は無限ではないのだから。それでもここを見つけてくださった方には、本当に本当に感謝しております。
てなわけで、タイトルを考えるのは時折異常な苦労が伴うのですが(何せ無駄な努力に近いから←笑)、この紹介していただいた記事のタイトルも実はそうでした。まったく思い付かず、一時間くらいああでもないこうでもないとこねくりまわした結果、自分では面白くないと思ったけれどもうこれしか浮かばないや、というタイトルを適当に付けたのだった。それが紹介されることになるとは。まあそういうものかもしれませんな。

しかし、素敵なことというのは最悪の状況に救いを与えるために発生するのかもしれないですね。実は今、色々色々色々で、わりと自分の肩にはもう背負い切れない、と倒れかかってる状態です。
身内のほとんどが、乗り越えた者とこれから直面する者との差こそあれ、健康上に大いに問題のある状況に陥り、しかも貧困家庭にとってそれがどういうことかは火を見るよりも明らかなわけで。
そんな状況下で、私の直面している大問題のことなど、言い出せるはずもなく。ショックで死人が出るわい。もちろん誰にも話していないわけじゃないけれど、話したところで助けてはもらえないので、ひとりで頭痛や吐き気と戦いながら向き合っています。
生活費がほとんどなくなっても、以前ならネタにして笑い飛ばして、空腹にも頑張って耐えたりしていたけれど、もうそんな気分にもなれない…。ほとんど空っぽの財布と冷蔵庫、このところずっと悩まされている体調不良、そしてその原因とのあれこれ…。ここ数年、必要最低限のこと以外誰とも喋らない日がほとんど。話すことで生きる気力を得ていたのだな、と今にして思うけれど、話す価値もない相手と認識されていることを理解した今は、孤独が自分を殺す日を黙って待つしかないだろう、そんな気持ち。

ある程度のことをブログにぶちまけてみようか、と思ったことは何度もありますが…。基本は自分が書きたいと思うことを楽しく書いてるだけで、読んでもらえたら嬉しい、という気持ちで独りよがりにならないよう気をつけて書いてはいるものの、どうしても誰かに伝えたい、という欲求はあまりないので、反応が全然なくても平気なのですけど、これが、わかって欲しい、助けて欲しいという思いを込めて書いてしまうと、誰にも伝わらない、読まれても一切反応がない、という状況にますます苦しんでしまうことになるのですよね…。本当は、本当にピンチの時などはブログでも何でもいいから発信して助けを求めた方がいいのだろうけど、その声をリアル知人が無視する可能性の方が9割8分くらいだと思う。それってもう色々な意味で絶望しかもたらさないわけでな。
このブログにそういう部分を求めてたと思われる知人は実際にいたけれど。でも、なーんにも連絡してこないよ、たまに毒吐いてるのに(笑)。つまり読んでないんだろう。そんなもんですよね。そんなもんだ。本人の自由だしさ。

てなわけで、「これまでの人生をできるだけ笑いながら話したのにあまりに悲惨だったらしくて話した相手に本気で泣かれたことがある」という(もちろん実話…)底辺人生の私めは何度目だかもうわからないドン底で目下よれよれしています。そんな時に、つたないブログが紹介されてどれだけ嬉しかったか、それがちょっとでも伝わったら、ちょっとだけ嬉しいな。

※紹介していただいた記事をいつでも読み返せるようにするためとこの記事を書くために初めてはてなブックマークを使ってみたのですが、何が何だかよくわからない。これでいいのか?合ってるの?(汗)←誰に聞いてるんだ

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑥

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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相変わらずのどんよりした天気の中、本日2回目の幕張メッセ。雨はもうそれほででもなかった気がしたけど、やはり寒い。

入場の際、何やらチラシと柔軟剤のサンプルが手渡される。そう言えば今回の幕張公演はP&Gがメインスポンサーだった。柔軟剤はボールドでした。実用品は助かる。もっとくれ←オイ

P&Gプレゼンツなので、狭いロビーの至る所にP&Gの展示やらモニターやらが設置されていました。最も目を引くのは会場に入ってすぐ目の前で行われていた展示。P&Gの様々な事業の報告や羽生君や高橋君のインタビューの掲載されたパネルと、東北の震災に対する出演者たちのコメントの入ったサイン色紙が並べられていて、長蛇の列ができていました。
我々も日曜日公演の前に並んだのですが、人が多くて立ち止まることがほぼ許されないためパネルの文章を読むこともできず何となく写真撮って募金して流されるままに終了。写真撮影可だっただけマシなのか。サイン色紙は安藤さん、高橋君、羽生君、織田君、ヴォロソジャール&トランコフ、ステファン、フェルナンデス、のものがそれぞれ飾ってあったかと思います。ステファンも比較的丁寧に書いてました。彼の字は正直申し上げると、その、読めな(以下略)

その展示よりさらに長蛇の列だったのが、すぐ隣にあった写真撮影コーナー。高橋君と羽生君の等身大パネルと一緒に写真が撮れるというコーナーね。あまりの人の多さに諦めましたよ(泣)

さらにこの幕張公演、今までのファンタジー・オン・アイスでは存在しなかった物を売っていた。それは公式グッズ。Tシャツとエコバッグとタオル。意外というか何というか、この手のグッズが売り出されたことがなかったんですよね、パンフレット以外の。
公式グッズ売り場も長蛇の列だったし財布も寒かったので、とりあえずTシャツのみ購入。売り場には羽生君とステファンがTシャツを着て笑っている写真が飾られており、ステファンの着てるサイズを聞いて同じものを買ってやろうかと思ったけど(笑)、普通にレディースのMサイズが残ってたのでそれを購入。ステファンは細いけどごく普通にメンズのMじゃないのかしら。でも羽生君が着ているのは私の買った女性用Mらしい。どれだけ驚異的に細いの?てか絶対私より細い…。町田君も同じサイズ入るんじゃないかなあ…。スケーター恐ろしい…
ちなみにこのTシャツ、私が今回パジャマとして持参したTシャツと同じ会社の製品っぽい。仕事の関係でもらったTシャツで、Sでも結構ゆったりだからレディースのMじゃ大きいんじゃないのかなあ、と心配してたら、私のもらったTシャツはたぶんメンズのSだったっぽい。今回購入したTシャツはわりとちょうど良かった。それだけに羽生君の細さが…。ちょっと身投げしてきていい?(泣)

公式グッズ売り場の近くにはモニターがあって、P&GのPR映像らしきものが流れていましたが、羽生君がかわいらしく映っておりました。この子自分がかわいいの絶対知ってるよね。
それにしてもロビーは狭かった。いろいろ販売されてたけど、狭くて移動も大変な上あちこち長蛇の列が出来てたのでろくに見られなかったです。

パンフレットも購入していよいよ場内へ。土曜日の座席はものすごく前ってわけじゃないけどほぼ中央。日曜日は土曜日の席からステージと反対方向に端に寄った微妙な席。でもなんとSS最前列。たとえ端でも視界を他人の頭で遮られないのは爽快。土曜日が土曜日だっただけに(血の涙)

そう、その土曜日ですが。素晴らしくいい席だ、と喜んだのも束の間、開演ギリギリくらいに入ってきて私の斜め左前に座った男性になんだか嫌な予感を覚える。まだらな金髪、金のネックレス、何というかチンピラ風?注意とかするとめっちゃ怖そうな感じ?(汗)
私の目の前の4席はギリギリまで空席だったのですが、左端にその男性が座り、その男性の連れらしい女性と少女2名が次々と着席。男性の妻と娘であろう。あまり今まで会場で見掛けなかった感じの皆々様である。
私の目の前の席にはその妻が座ったのですが。
が。

座高たっけええええ←旦那より高い
しかもポニーテールゥゥウ←さらに座高上がる
おまけにリボン付きカチューシャァァ←さらに視界隠れる
自分の目の前のはずなのにリンク半分くらい見えなーい←スケーターが近付けば近付くほど見えない

…天国から地獄(呆然)
泣きわめきたいのを必死でこらえたが、この一家に本当に泣かされるのはまだまだこれからなのだった…(血の涙)

それにしても暑い。外はあんなに寒かったのに信じられないほど暑い。羽織物なんてなくてもまったく平気。一応着てたけど。
ああ、ホテルでお風呂に入らなくて良かった。しっかり温まっていたら絶対汗だくだった…。特設リンクはたいてい暑いけど、今回も例に漏れず。

お待たせしました(笑)、いよいよ開幕です。以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑤

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

ホームに降り立つと、あれ、なかなか混んでいる。どうやら何かのライブだかイベントだかも開催される模様。似たようなTシャツを着た人を幕張メッセ周辺で何人も見かけました。
駅の建物を出て真っ先に声をかけられたのはダフ屋…。チケットアルヨ、だったかチケットカウヨ、だったか、何人なのかイマイチわからない男性が何やら呟いていました。久々に見たな、明らかなダフ屋。4年前の長野以来か?

とりあえず駅から吐き出される行列について行ったのですが、行列の向かう先はやはり幕張メッセのようで、先にホテルへ行きたい私は途中で行列とは別の道へ。どうやらかなり大回りしてしかもホテルの裏口?から入る羽目になったことに気付いたのは翌日だったけど、無事に到着できたのでまあ良しとする。

とりあえず荷物を預けて幕張メッセへ。チェックイン時間よりもかなり早く到着したのは昼公演の当日券のためである。結局今日のこの日まで手に入らなかったので、もう当日券に賭ける以外方法がなかったのです。やっぱり3公演とも見たいもん。だってゲストが郷ひろみだよ?生の郷ひろみを見る機会なんてたぶんもう二度とないよ?…ってポイントは郷ひろみなんかい(笑)

雨の中会場へ向かい、当日券売り場を探したものの、どうやってもそれらしき看板が見つからない。普通の入場口と某ファンクラブの引換所があるだけ…。
まさか当日券の販売は行われないのか?(泣)わざわざ前日入りしたのに?(泣)

だが実際はごくわずかだけど販売していたらしいです。ごくわずかだったので、私が到着した時には既に完売していたのでしょう。開場3時間前くらいには着いてなきゃダメだったってことですね…。
あああああああああああ(泣)

がっくりする私に追い討ちをかけるように、雨に打たれた体は冷え切って、私は寒さに震えながらホテルに戻りました。一刻も早く休みたかった。でもホテル予約してくださったのはAさんだしチェックインできるのかなあ、とおそるおそるフロントに聞いたら、別に私でもいいらしい。支払い済みだからかもしれないが、いいんだろうかそれで。でも部屋に入れるのは2時だって。じゃあ無理矢理チェックインしなくても良かったなあ、ととりあえず食事に向かったら、Aさんが幕張に到着された模様。既に店に着席してメニュー選ぶ寸前だったけど、また来ますと言って慌ててホテルに戻った。ああ、お久しぶりですいろいろありがとうございます(泣)

Aさんは昼公演もご覧になるので会場に向かわれ、私は律儀にさっきの店に戻りました。店員にやる気が感じられなかったので別の店にしようかなと思ったんだけどさ。
とりあえずいちばん熱そうなメニューを注文。石焼きミートソースパスタとかなんとかいうやつ。熱々なんてもんじゃない皿に盛られてじゅうじゅう焼けながら出てくるため(当然のようにうっかり触ってヤケドした←お前…)一気に体温上昇。飲み物もセルフだったので温かい紅茶を飲みまくってさらに体温上昇。ああ良かった、寒過ぎて死ぬかと思った(泣)。新幹線が寒いと思って長袖のパーカーを持参してはいたのだけれど、そんなものでは足りず厚手のコートが欲しいくらい冷えてたんですよ(泣)

2時になったのでホテルへ。預けておいた荷物を部屋まで運んでくれたホテルのお姉さんが、晴れていれば綺麗に海が見えるんですけどね、と開けてくれたカーテンの向こうに広がる景色は、なんつーか絶望的に真っ白。建物や道路はそれなりに見えるけど、海と思われるあたりは絶望的に真っ白。
リゾートが…。海辺のリゾートライフが…(泣)

でも少し広い部屋を用意してくれたとのことで、お風呂も大きいし開放感あるしなかなか快適。天気は悪いけどリゾート気分はなかなか味わえました。ホテルの机は壁にくっつけてあることが多いけど、ここは独立した机が隅に置いてあって、なんか社長みたーい、とひとりでウキウキしながら手紙の下書きを直してみたりしてました。アホ(笑)

当日券が買えなければ葛西臨海公園の水族館に行く予定だったのですが、幕張からわりと距離もあったし天候も悪いし、何より私が既に疲れ切っていたので断念…。水族館大好きなんですけどね。とほほほほ…

そんな感じで当日券ショックがかなり尾を引いていたこともあり部屋でグダグダしていたわけですが、正直体調も微妙だったので、ゆっくり休めて逆に良かったのかもしれません。精神的ダメージと旅の疲れと寒さと体調不良と、疲労の要因としてはこれだけでもう十分なのですが、日頃の疲れがかなりたたっていたような気がしました。仕事が忙しいのは言うまでもないけど通勤時間が往復で1時間延びたのがやはり辛い。毎月の休みが1日減る計算。体調が良くない日が増えているため休みに寝込んでる場合も多々あるし、職場が遠いため病院とか買い物とかの日常の用事を済ませるのにも苦労する状況で、通勤時間の増大はまさに死活問題…。忙しい分収入に跳ね返れば時間や贅沢を金で買えるけど、私の収入はたぶん同じ年齢の正社員の半分以下。疲労やストレスが蓄積する一方なわけですよ。
実家に帰れば、とか引っ越せば、と気軽に言う人々を見ると、この人は何も知らず幸せに生きてきたんだな、とその人と自分との間に横たわる絶望的に深い溝の存在に思い至り、ついつい冷めた目をしてしまうのですが、深淵なんて覗かない方が絶対に幸せなのだから、そのままでいて欲しいと思うのです。私の立っている側にやって来ても何もいいことないからね。…ま、これくらいでやめとく。て言うか、わずか数年の転勤のために自分にとって何の魅力もメリットもない土地にわざわざ転居するほど酔狂じゃないから。

そう言えばホテルの広いロビーには、大きな天井に七夕飾りがしつらえてありました。笹や短冊が涼しげだった。
…ん?季節の飾り?どこかで聞いたような話だなあ…。

そうこうしているうちに昼公演をご覧になったAさんが戻ってこられました。何よりもまずホテル代を返済(泣)。本当の本当にありがとうございました(泣)。いろいろお土産までいただいてしまってすみません。うさぎのポーチめっちゃかわいい。早速化粧ポーチにさせていただきました。ふふふ。

さて、体も温まったし疲れも少し取れたし、気を取り直して夜公演へ向かうとしましょう。以下次号。