うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka③

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

入場するなり目に飛び込んできたのはパンフレット販売のお兄さん。おそらく場内の座席を回って売り歩く人である。速攻その人からパンフレットを買う私。やれやれひと安心。
何をそんなに急いでいたのかと言うとですね。実は私の行けなかった幕張公演、パンフレットが売り切れてしまったらしいのです。すっかりお馴染み・ステファン友達のAさんのおかげで私は運良く手に入れることができたけど、この静岡も売り切れてしまうのではないかと気が気でなかった。だから駅からも急いだのですね。結局静岡では売り切れることはなかったようなので全然急がなくて良かったんだけど(笑)、まあそれはそれで。この時に日曜から来られるAさんのパンフレットも代わりに購入したかったのですが、私の財布には2000円のパンフレットを2冊購入できる力すら残されていなかったのでありました…。金がないのはいつものことなんだけど、この時は本当に酷かった。いくらなんでも酷い(笑)。よくこのあと何週間も生きてたな!(笑)

パンフレットも買えて安心したのでトイレに行っておくことにする。しかし、絶望するほど長蛇の列。おまけになかなか動かない。何で駅で行っておかなかったのかと激しく後悔する…。それなりに余裕持って会場入りしたつもりだったのに!間に合うのかこれ(泣)
でも演技中に行くわけにもいかないし、この調子だと休憩時間はとんでもないことになりそうなのでやはり今しかあるまい、とじりじりしながら並んでいると、どこかで見かけたような綺麗な女性が目の前を横切っていくではないか。思わず近くに並んでいる人と顔を見合わせる。ほら、あの人よね、と名前の出てこないおばちゃんたちに、春香クリスティーンさんですよね、と投げ掛けると、皆さん合点がいった様子。やはり本人か。
スケートファンだとは聞いていたけど本当だったとは。しかも静岡まで来るなんてなかなかの猛者である。だけどこの話を広島に帰ってからしてもほとんどの人が「春香クリスティーンって誰?」状態だった(泣)。スイスの人だということもあってドイツ語で日本の芸人のネタを披露してたりした頃から私はチェックしてたのに(悲)。
開始時間が押すことも良くあるので、たぶん大丈夫ではないかとタカを括りつつも焦っていましたが、無事開始前に着席できました。やれやれ疲れた。日曜日はこの反省を踏まえ、会場に着く前にトイレは済ませましたとさ…。

さて、今回の座席ですが。土曜日夜公演は前述の通り、かなりギリギリになってプレイガイドで買いました。A席はB席に次ぐ安い席なので、良くて中央だけど後ろの方か、前の方だけどものすごい端かのどちらかしかないわけですが、この度の席は後者でした。後ろの方でしかもものすごい端、よりはマシなんだけど…、だけど、でもさすがに、目の前にリンクがないっていうのは端っこ過ぎるー!(泣)ステージよりさらに後ろなばかりか、いちばんよく見えるのステージの横の配電盤なんですけど…。
正直演技はほとんど置いてけぼり状態でした。だって見えないもん(泣)。見えにくい席には何度も座ってきたけどこんなに見えにくいのは初めてだったかもしれない。私よりさらに奥の席だった人は満足して帰れたのであろうか…。
しかしこの席にはひとつだけ利点がありました。それはスケーターの入退場口に近いので、演技の前後の様子や、もしくは誰かの演技を見に出てきたスケーターの姿が目に入りやすかったということです。薄暗いので大抵はよくわからないのだけど、顔が識別できた時などは結構慌てたりしました。普段目にすることのない光景ですからね。
そしてその唯一と言ってもいいであろう利点が最大限に爆発したのが慌ててトイレから戻ってきて着席したあの開演直前のタイミングでした。やはり少し押しているようで、ものすごく焦った割りにはまだ始まらないなあ、と一息ついていると、突然周辺がざわざわし始める。入退場口に人影が現れたことには気付いていたが…。徐々にその人物の正体に気がついてざわめきが悲鳴に変わる客席。

羽生結弦君ですよあれ…

イヤホンを装着したジャージ姿(に見えたけど違うかも)の羽生君は、リンクの方を見つめながら、暗幕を背に熱唱していました。ざわめく客席などお構いなしに、体を揺らしながらノリノリで大熱唱。口パクかもしれないし(笑)、さすがに声が聞こえる距離でもなかったけど、あれは歌い狂ってる。言い切ってもいいと思う(笑)。本人にとっては集中するためにやってる大切な儀式なのかもしれないので笑っちゃいけないんだけど、正直めっちゃ面白かったです、ごめん(笑)。いやはやいいものを見ました。

日曜日はSS席なのでそれなりに前の方。中央から少しステージ寄りの位置でした。スケーターの表情もはっきりわかるくらいの近さで、はっきり言って土曜日と同じ会場なんだろうか?と思うくらい見やすかったです…。ちなみに土曜日の席とは逆のサイドでした。

色々あったけど今年も無事に鑑賞できてる奇跡に感慨深いものを覚えつつ、いよいよ開幕です。以下次号。