うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

黙ったままの花よりも、ただあたたかいその声を

今週のお題「お花見」

最後に花見らしい花見をしたのはいつでしたっけ…。10年以上前かもしれません。桜の名所的なところを歩いたことくらいはありますが、桜の木の下で飲み食いしながら騒ぐ、というのは当分やってないはず。

桜は綺麗だと思うけど、わざわざ眺めたいとは実はあまり思わなかったりして。あの淡い色が木々という木々を飾る光景はとても心を惹かれるし、特別視したくなるのもよくわかるけれども、そのために場所取りをして、まだ結構冷えるのに食事をそのそばで取る、という風習は正直よくわからない。私が基本的に植物が苦手で屋外でのレジャーにもほとんど興味がない、というのが大きいかも…。特に日中はあまり積極的に外に出たくないんですよ。日に、日に焼ける…。美白を保ちたいとかそういうんじゃない。色が白すぎるせいか焼けるとヒリヒリして痛いんだ…。切実なんだ(泣)。もうこの時期から普通に危ないんで…。
あっちこっちふらふらするのは嫌いじゃないんですが、基本屋内でのイベントが目的ですね。だから、桜並木を上から眺められるカフェでお茶、とかならむしろやりたいんだけど、そういうの花見って言うのかな?(汗)あと夜桜なら見たいかな、日に焼けないから←そんな理由…

遠くに見える桜の木を家から眺めるくらいのことはするけど。相当距離があるはずなのに、その遠いどこかの木から風に乗ってきたらしい桜の花びらをベランダで見つけた時はすごくびっくりした。よくここまで上手に風が運んだものだなって。

桜を歌った曲もたくさんありますよね。桜をメインに描いてるわけじゃないけど、そういう曲を個人的に一曲挙げるなら、槇原敬之さんの『MILK』。桜の季節の話なんだな、ということが何となくわかるだけで、主題は別にあるんだけれど、そのきっと夜桜のことだろうと思われるフレーズはとても情景が浮かんできて美しい。何よりこの曲はとてつもなく優しい。初めて聞いた頃にも泣けて仕方なかったけど、今聞いてもやっぱり泣ける。私はきっとこんな不器用な生き方をするんだろうと学生の頃からずっと思ってたし、自分の人生のお守りになる曲だろうとも何となくずっと思ってた。あれから長い年月が経ったけど、今もこの曲に抱く想いは変わらない。ひとりだけ、たったひとりだけでいい、話を聞いてくれる誰かがいれば、人は生きていけるんだよ。

『MILK』と対をなすように自分の人生のお守りだと勝手に思ってる曲が結城梨沙さんの『Rock Candy』。カラオケに行くと必ず入れるんだけど、知ってる人に会ったことがほとんどない(笑)。『赤い光弾ジリオン』というテレビアニメの曲だったんですけど、んでジリオンって結構人気あったっぽいんですけど、ものすごーく昔のアニメだからな(汗)。こういう人生になるって昔から予感してたんでしょうねえ、うん。どうしても安定が欲しかったけど、たぶんそれが答えじゃなかったんだなって薄々思ってた結論にほぼ達してしまったんじゃないかと思う今、この曲のちょっと突き放した明るさに時々どうしても触れたくなる理由もわかった気がするんだ。

そんな、たぶん最後にして最大の転機に出来るかどうかがかかってる春の日に、まるで導かれるように触れた大好きなふたつの歌を噛み締めながら、来年はきっとバカ笑いしながら花見を楽しんでる自分が世界の何処かに存在してるように、そっと祈るのです。
…来年は世界選手権に行くぞ!埼玉だからな!桜が見られなくても桜のように美しい演技の数々が見られるならすべて許す←結局結論はそれかーい!←いつもお題の主旨とずれているのはそっと桜吹雪と一緒に流してください