うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Continues ~with Wings~ ライブビューイング⑨

さて、まだまだコーナーは続く。平昌では穏やかに見えたが本当の心境はどうだったのか、という質問に対しては、自分のインタビューなどもよく見返すが、ポジティブな言葉はポジティブに返ってくるので、ポジティブにいこうと思っていた、でも内心はやはり不安だった、という答えだったかな。違ってたらすみません。意識して穏やかであろうとしてたということですかね。平昌の羽生君は、確かにいつもの羽生君ではなかったんです。長年応援してきた方にはお分かりいただけるかと思いますが…。

それから相当マニアックな質問も。コーチとの挨拶はコーチごとに変えてるの?というもの。なかなかそこまでチェックできないぞ、質問した人は凄いな。
この質問に羽生君は立ち上がり、身振りを交えて説明。ステップのコーチには優雅にフィギュアスケートの基本の挨拶、オーサーとはわりと普通の握手、ジスランとはもっとガッチリとした強めの握手、と羽生君への質問を読み上げたりと司会の役目をしていた女性(あとで羽生君が紹介していたが新村さん)と実際に握手をしながら解説してくれたが、羽生君が握手をするたびに「私ですみません」としきりに新村さんが謝っていらっしゃるのがかなり面白かった(笑)。羽生君に握手してもらえるくらい出世しようぜ!みんな!←ムチャ振り

そして最後の質問。演技を行う時は自分自身でいるのか客観的に演じているのか、どうやって演じ分けているのか、みたいな内容だったかと…。かなりうろ覚えですみません。この質問だけは全然記憶違いの可能性が高いので、信用しないでいただければ。
羽生君の回答もかなりうろ覚えで申し訳ないのですが、つまらない答えかもしれないが、と前置きした上で、かなり長く答えてました。その人の内にあるものが感じ取れるからこその感動がある、一方で演じることにおいて曲と衣装は非常に大切で、たとえば重い曲を滑った後に『Let's Go Crazy』を演じたりするのは切り替えが難しいとか。こんな感じだったっけ…。うーん、羽生君の答えも全然記憶違いかも、ごめんなさい。

以上で時間が来てしまったようで、質問コーナーは終了。新村さんを紹介しながら羽生君は捌けていきました。

再びスケーターの演技が始まります。後半は羽生君による映像は流れず、スケーターの紹介は場内アナウンスのみでした。

後半のトップバッターは無良崇人。プログラムは『美女と野獣』。試合の際の野獣のような羽生君と、普段の優しい羽生君をイメージしながら滑るとのことだったが、後者の羽生君はつまり美女ってこと?すげえ、違和感ない…←棒読み←完全降伏
無良君のスケートに合ったプログラムじゃないかと織田君も言ってたが、無良君の演技のパワフルさとその隙間から滲み出る優しさこそが本当の『美女と野獣』なのかも。なんかね、大きいんだよね。大きさがあるんだよ。プロスケーターとしての無良君のこれからがとても楽しみです。

続いて川口悠子アレクサンドル・スミルノフ。ああこれ流行ったやつですな、ダンシングヒーローほか3曲くらいのメドレー?
途中でシャツを脱いで衣装が替わったり、すんごいリフトがバリバリ入ってたり、スミルノフのやらされてる感が凄かったり(笑)、たいへん盛り上がる楽しいプログラムだったのですが、もうプログラムも最終盤というところで颯爽と現れた人物に会場絶叫。
首にタオルを巻き、ノリノリで踊る羽生結弦氏。3人で並んでフィニッシュすると、再び風のように逃げて行かれました。
ミラノの世界選手権でさ、日本人選手のキスクラで何故か流れるダンシングヒーローに「阿修羅出てたら絶対踊ってたんだろうなこれ」と思わず書いてしまってたけどさ(リンク貼らないんで探してください←誰も探さない)、
まさかこんなに早く本当にこの曲で踊る阿修羅が見られるとは思わなかったよドラえもん…。さすが期待を裏切らない男羽生結弦…←笑

阿修羅が爆笑を振り撒いていったリンクに現れたのはジェフリー・バトル。去年ファンタジー・オン・アイスでも滑ってたやつだったっけ、どうだっけ。
いやー、キレキレでしたねー。ジャンプには少しミスも見られましたが、画面が大きいおかげでジェフの動きの細かいところまで堪能できて素晴らしく満足でした。うちのテレビはわりかしかわいらしいサイズなのですけど、あのテレビではジェフの演技の情報量を拾いきれないんだな、と実感。もう30代も後半になろうとしているのに明らかに演技にキレが増しててホントどうなってるんだろうこの人…。引退後は復学するという話だったので(理系でしたよね)、今後どこまでスケートに関わってくれるのだろうかと少し寂しくなったりもしていましたが、10年経ってこんなにもジェフがスケートの世界の第一人者としてその名を轟かせているなんて、本当の本当に幸せです。

さらにジョニー・ウィアー。むっ、この曲は『Creep』じゃないか。でも衣装が違う。いや、デザインは同じなのだが色が違うのだ。これまでに見た『Creep』の衣装は黒だったけど、今回は赤。よりゴージャスな感じが出て、ますますジョニーらしい。このシンプルだけどジョニー以外は決して纏うことはないであろう衣装もプログラムを実に引き立たせている。
このプログラムは本当に名作で、ジョニーの変わった道かもしれないけど一本筋の通った生きざまが映画でも見ているかのように目の前に広がってくる。見てるとスカッとしてくるほど。もう一度見られて最高です。

ついにショーはクライマックスです!以下次号!