うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

Continues ~with Wings~ ライブビューイング⑩

再び登場、エフゲニー・プルシェンコ。プログラムは…。
ぎゃあああああああああああああああああああこれかあああああああああああああああ!!!『タンゴ・アモーレ』!!!
忘れもしないバンクーバーオリンピックのフリープログラム。プルシェンコのために作ったとしか思えない曲。CD買いましたからー!めっちゃもう一回見たかったですからこのプログラムー!生で見たかったやつですからああああああ!!
しかも超キレッキレじゃないですか。何これ、もう何なのこれ。
あああああああああ会場行きたかったあああああああああああああああああああああああ←永遠に響くエコー←涙混じり

プルシェンコが捌けていくそのカーテンの向こうにチラリと見えた衣装が何なのか気付いて平常心ではいられなくなる私。その可能性は高いかもなとは思ってたけど、思ってたけど!
満を持して登場した羽生結弦がその身に纏っていたのは、そう、『ロミオとジュリエット』の衣装。おそらく羽生結弦の名を世界に轟かせるきっかけとなった、ニースの世界選手権で演じられたプログラムである。17歳の、若く荒々しく瑞々しい魂が、白い氷にぶつけた世界を焼き尽くしそうな熱さ。彼にはこれまでの日本人スケーターが持たなかったものが備わっている、そのことに多くの人が気付いたのがあのニースだったのではないか。最も羽生結弦らしいプログラムだと言っていいかもしれない。

本日もメドレーのようで、まずはノービス時代のプログラム『シング・シング・シング』。初めて?自分から滑りたいと先生にお願いした曲なのだそう。意外とこういう軽快な曲で滑ってない気がするのですごく新鮮。
続いて『ロミオとジュリエット』。これで好きになった人、と尋ねる羽生君。次々と上がる手に、やっぱり多いねと感心したあと、息を整えるためにもう少し質問させてくれと言ってさらに客席に尋ね出す。
「ぴょん落ちー?」「ソチ落ちー?」「ソチ落ち多いね、ジュニアからー?」「ノービス…はいないか」←いたっぽいぞ
…ぴょん落ち言うたな。確かに言うたな。ツイッター見てないと絶対出てこないからなその単語。もう隠す気もないんだな!皆さんのフォロワーの中にも阿修羅がいるかもしれませんよ…。
ちなみに私は「たぶん2010年のメダリスト・オン・アイスのフィナーレ落ち」です←誰も聞いてない上よりによってそこ?←敢えて挙げるならそこがいちばんあやしいんだよ(汗)

そして演技へ。あの時のニースは超えられないかもしれないけど、と前置きしてから滑り始めたが、
超えるとか超えないとかいう話じゃない。あれから6年、あの時のニースとはまた違う、でもあの時のニースを彷彿とさせる、とんでもなく凄みのある演技だった。最後に睨み付けるように少しだけ上に向けたその目は、6年前と同じ、もう二度とその眼差しからは逃れられないと覚悟させたあの目だった。
ニースのロミオは大暴れしてるうちにジュリエットも巻き添え食って死んでた、って感じだったが、今日のロミオは明確な殺意をもってジュリエットを仕留めた、という印象だったな。暗殺者としてものすごく成長しましたね。ってそういう話じゃないから、ロミオとジュリエット(笑)。そうそう、髪型も当時と同じにしてあってこだわりを感じました。

息も上がって汗だくの羽生君。あれだけ全力の演技をすればそうなるだろう…。今日はジャンプが入れられないが、スピンとステップを心を込めてやる、次に会うときはジャンプ跳んでるからな!と力強い宣言。でも相当疲労しているので「用意はいいか?行くぞ!」と叫んでるつもりが声に力がなくてへろへろでした(笑)。
「自分の生命をかけたSEIMEI」と言い切り、マイクを置いて、彼に二つ目の金メダルをもたらした、名実ともに平昌で彼の代表作となった『SEIMEI』のコレオとスピンを滑る羽生君。ロミオの衣装でも不思議と違和感がない。むしろあのロミオがあるからこそこのSEIMEIもあったのだと思わせた。
魔の調伏が完了したことを伺わせるフィニッシュポーズ。大きく広げた両手を、見たことのない動きで閉じていく羽生君。何か印を結んでいたのか。ソチから平昌までの、運命という魔物との波乱に満ちた戦いの物語を、羽生結弦はその勝利をもって調伏し終えたのである。

フィナーレが始まる。流れ出す『Time to Say Goodbye』。選曲は羽生君、振付はシェイリーン。衣装は今度は白で統一の様子。
そのシェイリーンをアイスダンサーのようにエスコートするジェフ。そう言えばお姉さんとアイスダンスもやってたんじゃなかったかな。いい振付師にはアイスダンサーが多い印象だが、ジェフが振付師として頭角を現した要因はその辺と関係があるのかも。勝手な想像だけど。
オープニングには確かいなかった佐野さんの姿も。燕尾服みたいな衣装。昭和のフィギュアスケートを今に伝える稔。よく考えなくても超重鎮、よく快く出てくださいましたよね。羽生君も将来当時の活躍を知らない世代に結弦呼ばわりされる日が来るのだろうか…(汗)。

着替えもあるので羽生君は最後に登場。『言えないよ』の衣装かな、白で統一っぽいしね。この衣装好きなんですよ実は。一瞬ファントムの仮面を外したのも私は見逃がさなかったよ(涙)。最後は羽生君がスケーターの輪の中心でスピンを披露し、扉の向こうに輝く世界が見えるような曲のフィニッシュとともにフィナーレも終了。
この曲ってタイトルだけ聞くと別れをイメージするけれど、歌詞をちゃんと読むと壮大な愛の船出の歌なんですよね。結婚式には非常に適した曲でどうしてもそれを連想してしまいますが、男女の恋愛以外にも解釈できると個人的には思います。ショーはこれで終わるけど、彼らの物語はまだまだ続くのです。たどり着いた港の向こうには、今にも彼らを出発させようと待ち構える眩しい海が広がっているのです。

周回後、入退場口でひとりひとりとハグする羽生君。プルシェンコとはいちばんガッチリと。最後はシェイリーン。
そして羽生君は再びリンクに戻り、マイクを手に挨拶。カメラどこかな、とまずはきょろきょろ。くそう…、かわいい…←無条件降伏
喋った順番は忘れてしまったんですが、話はテレ朝からもらった、自分が見たいと思った、継承したスケーターを呼べた、そんな立場になれたことが嬉しいと話す羽生君。特別な存在になれて嬉しい、みたいな話最近よくしてるよね。
そして天を見上げるように呼びかける。「聞こえてるかわからないけど解説してるのぶくん、あなたにもたくさんのものをもらったよ」。こんな感じだったかな、違ってたらすみません。おそらく解説は上の方で行われていたのか、あんな上目遣いで感謝を述べられて織田君ギャン泣きしてないか大丈夫か、とカメラが映し出す織田君の姿を心配したが、良かった笑顔だ(笑)。でも、僕にも滑らして、と本音を。やっぱりスケーターとして出たかったんだね(笑)。

現役中は自分がプロデュースに関わるのは難しいかもしれないけど、また開催したら来てくれる?と客席にも呼びかける。もちろん行きますよ。てか今度こそ行けるようにこの悔しさを忘れまいと誓ったところだよ。私と同じ事を思ってるファンもきっといるだろう。そんな我々の心を見透かすかのように、見に来られなくて悔しいって思ってる人もいるかもしれない、と羽生君。ええ、今まさに私は映画館でそう思ってる。今の私にできる限界がライブビューイングだったというだけで、本当はその場にいたかった。ライブビューイングに行けただけでも相当思い切ったし、ギリギリまで無理だと思ってたから。諦めなきゃいけないなって考えてた時は自分でも驚いたけど悔し涙が出てきたくらいだった。あれはびっくりした…。

口が悪くてごめんなさいみたいなこと言ってたのここだっけ、忘れちゃったけど、ちょっと言葉が荒い羽生君がたぶん素だし、そんな素の羽生君が好きな人も多いだろうから大丈夫だよ、と言いたい。むしろ罵られたい奴とかいそうだよな(汗)
あと時間も気にしてて、あと4分くらいあるけど、と声に出ちゃってたけど、どこかに時計があったのですかね。

次回で最終回です。次回の記事は、よろしければ是非読んでください。
以下次号。