うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2019 in SENDAI 雑感

神戸と前後しましたが、仙台公演も放送されたので視聴。仙台はBSフジなのね。同じショーだからって放送局が全国一律で同じってわけじゃないんですな。

放送は一時間と短かったのでもちろんすべてのスケーターが放送されたわけではありませんが、エッセンスはぎゅっと詰まっていたのではないかと思われます。ではでは早速感想を。


★イントロダクション
ショーの模様の前に羽生君にインタビュー。何せ地元の大スターですものね、扱いが違うのは致し方あるまい、と言うか当たり前であろう。

インタビュアーとして八木沼さんに本田君まで呼ばれてる。どんだけ気合い入ってるんだ。仙台でのファンタジー・オン・アイスは初開催だし、羽生君が滑るショーそのものも久しぶりですよね確か。ソチの年以来くらい?

ところで今年のTシャツのデザイン、緑が入ってるんだ。虎太郎さんカラーじゃん。めっちゃ欲しかったよトホホ←もて海ファンにしか通じない話を←誰か一緒にもて海にハマろうよ、もう活動終了してますけどね←血の涙


★オープニング
ノーカットかな?ステファンやプルシェンコの人気が衰えておらずびっくり&何よりです。羽生君はとても気合いが入ってるように見えた。地元だもんな。

真夏の夜の夢』をToshIが熱唱。松任谷由実の名曲ですね。カメラが羽生君にフォーカスし続けているのは地元だし仕方なかろうな。羽生君は振付をさらに深く身体を使って滑ってる印象で、楽しいんだろうなというのが伝わってきましたね。


荒川静香
インタビューから放送。荒川さんがいて羽生君がいての仙台ですもんねえ。よく考えなくてもものすごいことですよね、フィギュアスケートの聖地状態。
放送されたのはコラボプログラム。荒川さんはアジア人らしいクールビューティーぶりがいちばんの魅力だったと思うが、近年は演技がとても柔らかくなった気がする。結婚に憧れる少女ではなく既婚者の余裕が演技から伺えて、それが甘くなりすぎなくてちょうどいい塩梅だったと思います。


アリーナ・ザギトワ
コラボプログラムのカルメン。椅子はやっぱり事務用のやつじゃない方が雰囲気出るような気がしますね。
競技のプログラムをこういう崩し方するのも面白いですな、発見だった。ザギトワも楽しそうに見えるし、蓮っ葉なカルメンの雰囲気も感じ取れるし。


ハビエルのスケート教室の様子も少し流れたけど演技の放送は無し。あのフラメンコのプログラムは素晴らしかったけど(幕張の放送で見ただけですが)ちょっと長いし、一時間の放送枠では厳しいかもなあ。


紀平梨花
癖になりそうなプログラム。腕の動きが独特で面白くて、たぶん本人も休んでる暇ないだろうけど見てる方も休んでる暇がないという。濃密。
あ、これエキシビションナンバーだったんですね、勝手にショートプログラムだと思ってた…。勘違いしててすみません。てなわけで幕張と神戸の記述間違ってるかも、ごめんなさい。


★ダイジェスト
一時間しか枠がないため、一般的にも知名度が特に高そうなスケーター以外はダイジェスト。それでも全員は流れませんでしたが、チラ見でもありがたい話ですよ、はい。ショーの放送なんて昔はほとんどやってなかったことを思うとさ←私がショー中心に見に行ってたのもそれが原因だし
ダイジェストなので、感想もごく簡単に。

宮原知子
おや、衣装はこの公演から変わってたのね。彼女のイメージにはなかったから新鮮ですね。

安藤美姫
安藤さんこの衣装でなんかのプロモーションビデオとか出て欲しい…。

織田信成
看板の陰から出てきては笑いを誘う織田君。おかげであんまり映ってない(笑)。

エフゲニー・プルシェンコ
ジャンプの跳び方を見てると、ああプルシェンコだな、って思うんですよねえ←意味不明

☆オレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディン
お相撲さんとボーイスカウト?新しいプログラムか?幕張も神戸も彼らは放送なしだったから(泣)初めて見るわ。

☆メリー・アゼベド&アルフォンソ・キャンパ
ダイジェストだといきなりネタがバレてしまう。裏にスタッフいるのか、そりゃそうだよな。当たり前のことのはずなんだけど、実際に見てる人から解説として聞くと、ほほー、って思ってしまう。

☆アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ
えっ、これ照明じゃなくホントに肌をグレーに塗ってるのかな。めちゃくちゃ雰囲気あるやん。素敵すぎ。

ジョニー・ウィアー
ToshIの歌う『赤いスイートピー』。よくジョニーに選曲しましたねこれ。女性スケーターが滑ったら普通すぎるしな。歌い手も男性のToshIなんだけど男性ボーカルの範疇に収まらない印象の歌声で、全体的になんか異空間が発生してる。いいな、これ…。

ステファン・ランビエール
ToshIとのコラボ。ジャンプを降りたあとの空間を受け止めるような手のひらの動きとか、こういう予測のつかない仕草がステファンなのよね。途切れないプログラムの美しさを知ったのはステファンのおかげだよ。もう駄目だステファン見たいステファンが見たい←禁断症状

ダイジェストは以上。ダイジェストと言ってもわりとたくさんのスケーターをぎゅっと濃縮して紹介してくれたんじゃないかしら。


羽生結弦
羽生君のインタビューはもう「満を持して」感が凄くて、地元の誇りだもんねえ、と微笑ましく見てしまいました。

放送されたのはマスカレイド。しなる腕が炎の剣のようで、あまり長いプログラムではないけど、全力で滑らないとついていけないような印象。確かにこれは疲れるだろうな、と納得しつつも、ものすごく羽生君らしいからまたどこかで滑って欲しいなあ、とひっそり思った。ジャンプの高さに目をむきました…。
今回は「コントロールされた怒り」みたいに見えた。地元だし、あんまり仮面かぶらなくて良かったのかもしれない。しかしまあ、S好きにはご褒美でしかないよなこのプログラム←何か言ってますが気にしないでください、気にしてはいけません

燃え落ちるオペラ座を背に、陶器のように白い肌の青年がゆっくりと歩いてくる。ファントム。恐れをなして声を上げる民草に、ファントムは振り返る。醜いはずのその素顔は、ぞっとするほど美しい。
左手に握られた仮面に、ファントムは力を込める。乾いた音を立て、仮面は燃える大地に砕け散る。ファントムの黒い瞳に揺らめく炎。それは、燃え盛る彼の、本性。

…手が勝手に物語を捏造してしまう。何故羽生結弦はこんなにも我々のポエム魂を刺激するのか←知らん

インタビューでの羽生君の言葉がすごく胸に残ったよ。「フィギュアスケートを好きになってください」って、ホントにそれだよね…。どんな風に好きになるか、誰を好きになるか、それらはすべて自由だけれど、彼らスケーターが大切にしている「フィギュアスケートそのもの」に敬意を払うこと、それはファンが守らなければならない唯一の約束だと私は思うのですよ。


★フィナーレ
周回の前?の挨拶、画面に入ってたのが右から荒川さん・ザギトワ・羽生君・プルシェンコ。すげえ、金メダリストしかいねえ…。目の前でご覧になった方は運を消費したので募金とかした方がいいと思います(笑)。

ありがとうございました!で終わるのも恒例になっちゃいましたが番組のエンディングとしてもすごく締まっていいよな。何やっても絵になる人だよもう、ああそうだよ俺の負けだよ←突然何だよ

凱旋パレードの話もしてたけど、全員を見ようとしてくれてたんだな…。その気持ちはわかる気もするけど、実際に見ようとすると大変だからずっと気も張ってただろうな。
そうやって、自分を応援してくれる人には全力で応えたい、という気持ちは我々にも伝わってきますよね。ショーの演技にも感じられるもの。だから我々はますます羽生君を応援してしまうのですよ、きっとね。誠実さを他人に求めながらも、効率化や過剰な自己防衛により結局その誠実さが軽んじられているように感じる昨今に、彼の存在は希望であるとこれまた私は思うのです。


以上。一時間しかなかったけど見所は押さえた贅沢な放送だったのではないだろうか。幕張や神戸の放送を見ていなければ物足りなかったかもしれないですけどね。


富山公演も放送されるということで楽しみですが、最後にひっそりと今後のファンタジー・オン・アイスについての妄想を垂れ流しておく。

前々から言ってるが、個人的にゲストに呼んで欲しいのはT.M.Revolution。もちろん脱がなくていいからマフラーを風になびかせて超ノリッノリで皆さんが滑るオープニングが見たくてですね…。い、いや何でも…(笑)。

それと個人的に見たいのはポルノグラフィティ。羽生君に『オレ、天使』で滑って欲しい。ものすんごい悪い顔して滑って欲しい。とうとう自分で天使って言ったよ!ってつっこまれて欲しい。でもなんか違う!そうじゃねえ!ってつっこまれまくって欲しい。
…何でもないですよ、何でも←すっとぼけ
近年は春の終わりの開催だし季節感がないかもしれないが、『ミュージック・アワー』あたりでガツーン!と始まったら観客のテンション超上がりそうですよね。まあ妄想ですよ。妄想。

しかし、まさかToshIが出るなんて思わなかったし、今後もまさかの人が出演したりするのかもしれませんね。ToshIは絶対外さないだろうと思ったから(歌唱力的に) 行きたかったなあ、トホホ。やっぱり生で見聞きするのは迫力も感じ取れるものも違いますからね。


ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。



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