うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界選手権2019雑感⑯

昨日の続きです。上位10組くらいは趣味で選んでいいのでは?とリズムダンスを見て思ったので、いったいどうやって順位が決定するのか、ものすごくワクワクしますしドキドキします。あああああ…。あああああ←落ち着け

そう言えば、視聴しながらアイスダンスだけ「いつも通り」だという印象があったが、そうか、アイスコープでの計測がないんだ。ジャンプないもんね。代わりに測れる要素がないかしら。ツイズルの回転速度とか…?←計測してどうする…

アイスダンス・フリーダンス②

第3グループ

この辺りからメダルの可能性のある選手たちばかりになってきますね。接戦過ぎて展開がまったく読めない…。


11:ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン
冒頭のポーズから物語がもう始まってる、素敵過ぎる…。そしてロランスさんの衣装が本当にいいのである。衣装だけでも非常に表情豊か。紅い情熱が静かに、激しくリンクに描き出される。ものすごい浸ってしまった…。
さすが後半グループ。この中から表彰台には3組しか乗れないなんて…。


12:ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカ
ショートでも思ったけどベイカーさんのツイズルのフリーレッグめっちゃ綺麗…。何あれ…。
指先からスウッと空気が抜けていくような、浮遊感のある滑り。しかも、ひとりで滑っていたら出せない物語が静かに溢れてくる気がしてくる…。ああ…。


13:シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファッブリ
何だか優しい滑り。語り合いながら滑っているみたいで、でもゴージャスでお洒落で。ヨーロッパの街角で、そっとダンスに誘われていくような。
すごい素敵でした…。個人的にはこのプログラムめっちゃ好き…。


14:マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ
彼らでも最終グループ入れなかったんだな…。何すかこの大会…。
同じゴージャスでお洒落でも、まったく違う雰囲気。リフトがもう凄すぎて呆然。ひとりで床でやってみるのも大変そうなポーズを人の足の上でやってしまうとは…。
めちゃくちゃ会場も沸いてました。いい演技でした。もうこのグループは動きが合ってるとか合ってないとかいうレベルじゃねえ…。


15:パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ
ポワリエさんは70年代くらいの少女漫画の登場人物のような美形ですな…。衣装も選曲も手伝ってレトロな雰囲気。パイパーさんがゴージャスな衣装で、田舎の青年が物語の世界のお姫様を拾ったみたいである。静かに、じんわりと染みわたる…。

第4グループ

スケート連盟の会長がやっぱり紹介されたが、もう観客それどころじゃなさそう。ショートほとんど点差なかったよな、どうなるんこれ←心臓バクバク


16:ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
テン君が使っていた曲で滑ると紹介される…。テン君、この会場にいるような気がするんだよ…。届くといいな…。
冒頭のリフトが、もう人間の技と言うより空気の精が回ってるみたいだった…。透明な滑りだけでももう切なかったんだけど、ラストのリフトで天に伸ばした手が、テン君を探しているようで切なくて切なくて、もうその前から泣いてたんですが、スローの間とか涙止まらなくて参りました…。もう順位とかどうでもええわ…。


17:マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
すごい、あっという間に会場の空気を変えた。時代設定と年齢設定がいい意味でおかしいロミオとジュリエットだと思ってたが、今日はさらに「ロミオとジュリエットがそれぞれ軍を率いて最終決戦に向かってる」ようなイメージでした…。この世界選手権の激戦に挑む彼らそのものだったのか。まあ、そういうストーリーじゃなかった気もしますけど、ロミオとジュリエットって(汗)。
むちゃくちゃ良かったです…!きた、暫定1位!


18:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
プログラムから衣装からすっごいクールで、それがシャープな動きとピッタリなんだ…。リフトの間のポジションの変え方が尋常じゃなかった。何あれ…。普通にリフトされるだけでも普通の人間には無理ですよ…?
ああああ、あああああ…。どうなるんですかこれ…。暫定2位!


19:ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
前半はG線上のアリア。ゆったりした曲なんだけど、滑りが達人過ぎてまったく単調に感じない。それでいて曲を殺さないスピード感のあるリフト。ツイズルもほかのカップルより長く回ってる気がしてくる。
終盤でテンポの速いロックっぽい曲に変わり、ものすごいスピードと熱狂の中で終わっていった。凄すぎる…。何だこれ…←呆然


20:ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
パパダキスさんの衣装…。普通の人が着たら「とっくりセーター」としか言われんだろうに。着る人の違いでこんなに違うのね…。
何でそんな動きまで合うの?という動きまでシンメトリーで、しかも音楽が完全に彼らの足元や指先と一体化している。自分は本当に地球にいるのかという気がしてきた…。うっかり神々の庭の扉とか開けちゃったのか私は←混乱
ここまでのカップル全部良かったけど、ここ地球じゃない、とまで思ったのはさすがに彼らだけです。いや待ってこれ、採点競技なの?!点数つけるの?!マジで?!←混乱

もちろん優勝!ちょっとわけわかんないくらい凄くて私は日本語を忘れた…。わけわかんないくらい凄かったので、是非皆さんフジテレビの公式サイトでアーカイブをご覧下さい…!まだ残ってたら。
…これを書くにあたり採点表チェックして顎が外れた。加点が控え目に言っていい意味でおかしい。マイナスどころか1と2すらない。3もちょっとしかない。ほとんど4か5。現行ルールで彼らがオール5を出してくる日も遠くないのでは…。いやもう納得、完全降伏です…。


優勝者インタビューと表彰式まで流れるのでライブ配信はいいですね。会場で表彰式見るのめっちゃ幸せな気持ちになるからまた行きたい…。
花束贈呈が荒川さん。日本だし観客が盛り上がりますねきっと。3組とも衣装の色が似てて、なんか表彰台に一体感が(笑)。
そう言えばウイニングランの曲なんて言うのかな、すごく好き。リンクインの曲も好き。

パパダキス&シゼロンはもう好きとかどうとかいう話ではなく崇めるしかない存在としても、個人的に滑りそのものが好きだな、と思うカップルが表彰台を占めたので(たぶん私はカツァラポフの滑りが好きだ)、埼玉の神と私は気が合うのかもしれない。チャレンジすればチケット取れたような気がしてしょうがないのだが、諭吉と気が合わないものでね、ええ。私は一方的に大好きなんですが←号泣

このあと男子もあるのに、もはや完全燃焼かと思うほど凄い戦いでした…。些細なミスで順位が変わる、とほかの種目でも言われていましたが、それはアイスダンスが最も顕著だったのでは。
すごい僅差だったけど、表彰台のメンツはその中でも一切隙がなかったような印象です。技術点を見ている余裕が後半グループはまったくなかったのだが、パパダキス&シゼロンの時カウントしなくなっちゃってたの?やっぱり地球じゃなかったんだよ、電波届かなかったんだよ←混乱←早く正気に戻れ←無理


さあ、残すは男子フリーのみ。よりによっていちばんハラハラする種目が最後かい…。気が抜けてしまいたいけどそれが許されない状況。埼玉に来ているスケートの神は、スパルタで熱血な気がしてしょうがないよ…。いつもの神とはたぶん別人だわ←スルーしてください、スルーで(笑)

では、男子フリーの記事でまた明日お会いしましょう。




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