ヨーロッパ選手権をアーカイブで見ての感想です。
ひとまずは公式You Tubeで個別に演技の動画が作られている各カテゴリー上位8組の演技の感想だけとなりますが、よろしければお付き合いいただければ幸いです。
もはやオリンピックが始まってるタイミングかなと思いますけれど、お時間ございましたらのんびりお付き合いくださいませ。
アイスダンス・フリーダンス
第3グループ
13︰ダイアナ・デイヴィス&グレブ・スモルキン
ロクサーヌのタンゴ。ダイアナさんの赤い髪がインパクト、衣装も赤でパッと目を惹く。
んでダイアナさんの足の表現にめっちゃ惹かれた。足全体もなんだけど、特に膝から下が意思を持ってるみたいに力強くてカッコいい…!
ロクサーヌのタンゴってなんかハッピーエンドっぽさをまったく感じない曲なんですけど、ラストは希望を思わせる滑りになってて素敵。プログラムの終わり方までとても良かったです。
14︰アリソン・リード&サウリウス・アンブルレヴィチウス
アリソンさんの緑のドレスすんごく素敵。アイスダンスでしかなかなか見られない、スカートが多少ロングな衣装素敵よね。
ドラマチックな曲に乗せたプログラムもすごく素敵…!悲恋なのか、運命の恋なのか、何かの物語を感じて見入ってしまう。冒頭のツイズルやリフトからグッと引き込まれたけど、後半はどこがどうってわけでなく流れに引き込まれました。
15︰サラ・ウルタド&キリル・ハリャービン
後半が凄かった、コレオステップにめちゃくちゃ気合いを感じた。ラストでサラさんを持ち上げるダイナミックな振付で終わるのだけど、演技が終わった瞬間のサラさんの腕にも込められた想いを感じた。
スペインも1枠しかなくて代表争いが激しいってヨーロッパ選手権見るまで知らなかった。オリンピックを掴もうという強い思いだったのだろうな…。
第4グループ
16︰オリビア・スマート&アドリア・ディアス
序盤からものすごく良かったです。スピード感がとにかく素晴らしいし、ダイナミックなリフトも振付もすごくいい。
オリビアさんは上品な緑のドレスなんだけど、曲がスペインっぽい?よく見るとディアスさんは闘牛士っぽいかしら。でもオリビアさんは守られるだけのヒロインじゃないみたい、剣を戦わせる音が聞こえる、すっごいカッコいいし面白い…!解説もファビュラス!ってめちゃくちゃ褒めてる。
17︰ライラ・フィアー&ルイス・ギブソン
ライオンキング。序盤は夜の眠りから覚めて悠然と佇むライオンの王という感じ。そこから森を守るための戦いが始まり、勝利を収めて平和が戻った…というストーリーを勝手に想像してしまう。ライオンの王ではなく砂漠に生きる民の戦いや祈りのような演技にも見えますね。
NHK杯の方が勢いがあったかなと思うけど、良かったです。
18︰シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファッブリ
くるくると振り回すリフトがとても印象的、また見たくなってしまう。宮原さんも使ってた小雀に捧げる歌が後半に使われていて、悲劇なのか劇的に生きた人間の一生なのか、映画を1本見ているようなドラマチックな二人の姿…。
うーん、これは良い。オリンピックでもう一度じっくり味わいたい。
19︰アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
ロミオとジュリエット?一部だけかしら。
実際の物語の年齢を考えたら薹の立ったロミオとジュリエットなんですけど、この年齢層の高い感じがアイスダンスの楽しみですよねえ。衣装も素敵。
ステップ入る前のリフトみたいなの、あんな低い体勢で凄いな。リフトって高く上げるイメージがやっぱ強いけど、低いのもこれまた技術要るよね。
ロミオもジュリエットもあんまり死んでなさそうな雰囲気ですが、さすがにロシア、物語を感じたわ。
20︰ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
さすがの演技なんですが、カツァラポフがいつもほど主張して来なかった気がする。怪我の影響なのか、きっちり合わせてるだけなのか。オリンピックまでに回復してきてくれえ、カツァラポフの滑りが見たいんだー。しかしやはり凄いですね、最後までボーッと見てたら終わっちゃうから。
以上でございます。スペインの代表争いに熱いものを感じましたね。どちらも譲らない固い意志を感じて凄かった。日本の代表争いもだったけど、1枠しかないって白熱するけど実力が拮抗してる場合はもったいないですね。
ではでは、次回は女子フリーの感想でお会いしましょう。次回で最終回です。
「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com