うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2019 in KOBE 雑感④

長々と語ってきた感想文も、今回の記事でいよいよ最終回です。長い記事にお付き合いいただいて本当にありがとうございます。本日も是非最後まで目を通していただければ嬉しいです。


★タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ
リンク全体が映ったと思ったらびっくり。アンサンブルスケーターさんも協力するプログラムなのか。
その演出といい、実況が語る物語といい、なんかすごい壮大。こういう「ロシア的なロマン」みたいなものがロシアのスケーターを見てて楽しい部分なんだろうな。タチアナさんはトランコフの女神なのね、巡り会えて良かったな…。そっと離れていくラストが美しい…。


ここで雪肌精のライブ配信が始まってしまいカオスになる私の脳内。録画ができないので放送を優先したため、配信は音だけ聞いてましたが案の定ほとんど集中できなかったので、後からアーカイブを見ることに決めました(泣)。


アリーナ・ザギトワ
へえ、彼女のこういう感じのプログラム見たことないな。お団子の髪型からも猫っぽいイメージ。ストリート系にも、言うことを聞かないけどめちゃくちゃ魅力的な猫にも見える。こういうのもできるのね。衣装もシンプルだけどハッキリした赤がいいな、彼女赤が似合いますね。


ステファン・ランビエール
神戸はコラボなかったのか。でもしっかり2プログラム流れましたね。ステファンの人気にテレ朝も気付いたのか。こんなにいつまでも人気が衰えないなんて私もびっくりですよ。むしろ新しいファンをどんどん増やしているような…。

ステファンにしては面白いスタート。だけど急に始まったから見逃した…(泣)。まさかそんな登場の仕方するなんて思わなかったもん(血涙)。
確かにステファンにしては全体的に珍しい。この人、観客と目を合わせない内にこもったようなプログラムが多いから、たまに客席見てるとビクッとしたもんな…。って私だけかなそんなの(汗)。
でも存分にキャーキャー言われて本人は絶対楽しいはず。指さされた方生きてる?私たぶん指されたら笑ってまうけどな(笑)。しかも指差しポーズの姿勢が綺麗なのよね(笑)。


★テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤ
May J.とのコラボ。May J.の歌も決して悪くないのだけど、この二人こそToshIとコラボすべきだったんじゃないかなあ。とんでもないものが見られたかもしれんのに…。もっと彼らの魅力を引き出せるパワーが歌に欲しかった。贅沢言って申し訳ない。


羽生結弦
ToshIとのコラボ、クリスタルメモリーズ。羽生君は1プログラムだけになりましたねここ数年は。足の調子もあるからな…。
雪肌精を流しながらだったので、羽生君の話す声を聞きながら本人の滑る映像を見る、しかも内容がリンクしていないというカオスなことに…。

マスカレイドが紅蓮の炎なら、これは水晶の国の騎士だな。羽生結弦ではなく、何かに心を捧げた氷の精みたいな。何かのキャラクターになりきってる感じもわりと珍しいような…。
『春よ、来い』ほど儚くはなく、また少年でも少女でもなく、成人男性の凛とした美しさが演技全体を覆っている。今年のファンタジー・オン・アイスにおける羽生君は全体的に世界選手権のオリジンの余韻が残っている感じだった。余韻と言うか、あの黒い炎がまだ燃えたままだと言おうか。

炎の中から生まれた氷のファントム。窓の外は燃える街。鏡の向こうには夢幻のように雪の国が覗く。
ファントムと同じ顔をした、水晶の騎士。氷の欠片を集めてできた鎧はこぼれるように白く輝く。手にした蝋燭の暖かい炎。鏡の向こうで、青年はやわらかく微笑む。
炎の世界の凍える頬。氷の世界の揺れるぬくもり。似ているようで違うもの。違うようで同じもの。ただ、世界はさかさまに鏡の中。

こんな印象でしたね、はい。テレビ以上の情報をあまり仕入れていないので、私が幕張と今回との放送の2回きりを見て(録画できないので…)自分が感じたことのそのままで、解釈は間違ってるかもしれないですけど。何となく、今シーズンのエキシビションにするのかな、と思ったので、またじっくり見てポエム…、もとい(汗)、感想が書けたらいいな。いちばんの見所であろうY字スパイラルはこれまた話題になりそうな。


★フィナーレ
君の瞳に恋してる、ですな。ステファン、衣装似合うし曲も似合う。てか絶対歌ってそう(笑)。
女子の衣装も定番って感じだがかわいい。水玉入っててちょっとレトロな雰囲気で。
しかし、プルシェンコのファンタジー・オン・アイスの群舞衣装の似合いぶりは毎回なんなんだ。特に王子系衣装の半端ない似合いっぷりにはいつも感心するんだけど、今回もいちばん似合ってない…?

周回後の一芸大会。メドベージェワから始まって、紀平さんは5連続?ザギトワは転倒してしまったが、転んだあとの様子がめっちゃかわいいんですけど…。
羽生君は4回転ルッツ!降りた!こらえたけど降りた!やっぱり羽生君のルッツは切れ味が抜群でめちゃくちゃ好きだ。
みんなが捌けたあと、ザギトワがもう一回ジャンプに挑戦、今度は成功!ザギトワを称えてToshIたちも称えて、いつもの「ありがとうございました」で去っていく羽生君。すっかり恒例になりましたねえ。

羽生君のインタビューが入って、最後にこれは、別の日に跳んだルッツか。これは綺麗に降りた…。降りたよな?!本人ガッツポーズしてるし、みんな集まって大喜びしてる。
あんな大怪我をしたルッツなのに。もう一度取り戻そうとして挑戦し続けて、ついに再び彼の支配下に置かれたのか。なんという人だ…。観客の前で成功させることが大切だったのだろう、試合で決まらなければ意味がないから。
2年近い時を経て甦ったルッツ。怪我をしたのが大阪で、復活したのが兵庫だと考えるとこれはきっと新章の幕開けだ。フリップも、そしてアクセルも、いつか我々の前に現れるに違いない。すべてを彼の納得するクオリティで、かつ演技の構成要素として破綻なく跳べるその日まで、彼は諦めることなく進み続けるのだろう。
その理想が現実化する日を、我々もまたいつまででも待とう。それはきっと、すべてのスケートファンが夢見た、スケート史上最高の演技が生まれる瞬間だから。


以上です。いやー、思った以上に長くなってしまって、今回の記事を書くのは大変でした。私がポエムを書いてしまうスケーターの二大巨頭がステファンと羽生君なんですけど、二人とも出てますからね…。ポエムは魂削って書いてるので、結構エネルギーが必要なんですよ(汗)。
来年は全公演のチケット買って「アタシがこの2年どんだけ耐えたと思ってんのよ」と顰蹙を跳ね返しながら会場に座っていたい。ネタの神様頑張ってください←投げやり

ブログの毎日更新を止めたので、記事の掲載まで間隔が空きがちでごめんなさい。ショーの予定などが少しでも入ればもう少し更新頻度を上げるのですが、現在の経済状態では厳しく…。とほほ(泣)。これからものんびりお付き合いいただければ幸いです。ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。



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