うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

ファンタジー・オン・アイス2023神戸公演雑感②

前回の続きでございます。長いので2回に分けました。ではでは以下どうぞ。


宮原知子
Slave to the Music。ステファンのプログラムの完コピってやつですね。衣装も同じにしてある(笑)
遊びで滑ってるのかなと思ってたら本当にショー用のプログラムにしてしまうとは。本人やサロメさんからぜひ滑ればって言ってもらえたのかな(笑)。このプログラム好きなのでこんな形で復活してちょっと嬉しい。


田中刑事
ディーン・フジオカコラボ。最高過ぎるんですけどなんすかこのいい男といい男の組み合わせ!ラップ部分とかカッコいいんですけど。
てか歌ってるおディーン様の華がすげえ…。やばいこれどっちも見てしまう。フィニッシュポーズもかっこよすぎてつらいんですがもう!終わらないでええええ!


ステファン・ランビエール
ディーン・フジオカコラボ。まさかのコラボです。衣装はめちゃくちゃシンプル。これまたいい男といい男の組み合わせで過去最高にイケメンGOEボタンを叩きまくりそうなんですが!
これまたフィニッシュポーズが素敵過ぎる。おディーン様は見せ方をわかってますね…。


★メリー・アセベド&アルフォンソ・キャンパ
エアリアルペア。いつものロシアのご夫婦はやっぱ来られんのですな…。あの夫婦のような華やかさはそれほどでもなくもっとスポーツっぽい印象ですが、ショーならではの内容で、やっぱFaoIにはあってほしい演目ですね。
アンサンブルスケーターが人力でロープを操作してるという解説が。舞台裏のドキュメントもあれば面白そう。


ジョニー・ウィアー
曲は月の光だけど衣装は白鳥の湖っぽい。ジョニーの美しいところを最後に詰め合わせていってくれるのか…。逆回転のあのジャンプももう目にすることはないのか…。
とても気持ちのこもった演技だったと思います。寂しそうな顔で客席を見回しながらすっと滑っていたときの表情が忘れられない…。
舞台裏の様子も少しだけ。泣きじゃくるジョニーを抱きしめるTシャツのステファン…。


★ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
前はもっと事務机みたいな感じだった気がするけど、今回の机はカウンターテーブルみたいで雰囲気あっていいな。
前半に滑ったプログラムと比べると、あんまり同じ動きしてるポイントはないんだけど、こういうプログラム滑るとこんな生々しく人間っぽくなるんだ彼らも、と新鮮な気持ち。


三原舞依
中島美嘉コラボで雪の華。これは絶対あると思ったけど、舞依ちゃんの衣装が可愛すぎて照明も素敵すぎて本人も可憐で、今までエキシビションとかで滑る人がいなかったのはなんてもったいないんだ、スケートで滑るのはぴったりの曲じゃないかと感心してしまった…。そしてついテレビの前で歌ってしまう(笑)


羽生結弦
中島美嘉コラボでGLAMOROUS SKY。今日歌われた曲の中ではいちばんレベルの大ヒット曲ですし、やはり大トリに持ってきたか。
衣装が大勝利過ぎるんですよこれ。赤いジャケットに黒いハット。滑るのに邪魔なのですぐ脱いでしまうんだけど、これがとんでもなく絵になる。フィギュアスケートの衣装のレベルに収まらない凄まじいインパクトと存在感。
主人公のひとりである大崎ナナのコスプレと言ってしまえばそうなんですけど、ナナって女性の登場人物のはずなんですよね。でも間違いなく男性であるはずの羽生君が着ていてもまったく違和感がないうえ、決して女装じゃないんです。なんかちゃんと「NANAという概念」なんですよ。概念が滑ってるから大勝利なんですよたぶん。って全然説明になってなくてすみません(笑)
ジャンプをいっぱい跳んでくるプログラムなんですけど、さすがに引退から1年経ってるのでフリー並みにジャンプ入れてると大変なのかしらという印象でした。


★フィナーレ
中島美嘉のSTARS。これも絶対あると思ってたけどフィナーレか。ものすごくスケートに合うな、個人プログラムでも名作になっただろうな…。
衣装も貴族系でいいですね。スケスケよりは個人的にはこういう系統の方が好きです。

フィナーレもジョニーフィーチャーな感じ。なにせこれで本当にショースケーターとして表に出ることがなくなってしまうのですから、長年苦楽を共にしてきた主催から用意された最高の花道でしょう。

ステファンとペアで滑ったり、羽生君とズサーッをやったりとファン感涙のパフォーマンスが続く。ステファンも羽生君もほぼ毎回出演していたこのショーの顔で、ジョニーとも親交が深いでしょうしね。特にステファンは仲が良さそうな様子何度も見てたもんな、特に引退したばかりの頃とか。あいつはおフランスなところがあるから的なことをジョニーが言ったりしてたけど、そういう軽口も叩ける仲なんだろうなあって。

もちろんジョニーからの挨拶もあり。客席がスマホのライトをつけてるのかな、客席からの惜別の思いに顔を覆うジョニー…。

衣装を着替え直してきた羽生君がオトナルを滑る。ジョニーと言えばオトナル、羽生君の憧れのジョニーの…。
この振付ジョニーのオトナルだろうか、きっとそうだよね。とても美しい、あの可憐なジョニーを彷彿とさせる美しい動き…。一生目に焼き付けておきたいくらいの切なさと余韻。こんな美しいものがこの世にあったのかと思った…。この映像を手元に残せないのがつらいよ。残せないならこの目で見たかった…。


以上でございます。このショーに行くために働いていたに等しい人生を数年過ごしていた私にとって、今回会場に足を運べなかったのは例年以上に残念なことでした。今回はジョニーだったけど、今後これがほかの常連スケーターのセレモニー的な公演に移り変わっていくことはほぼ確定事項でもあります。もしステファンのその時が、このショーであるのなら、その時だけはどうしても会場に行ける自分になっていて欲しいと心から願うのです。


ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。