うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(生活の糧と居場所大募集中)

千を数える秋の夜

今週のお題「読書の秋」

読書の秋にかこつけるわけではありませんが、でもいい機会なので、長年放置してた1冊を読了したいと思い、ここでネタにしてみる。

その1冊とは、
陰摩羅鬼の瑕』(京極夏彦講談社)。
ちなみに文庫版です。

「本棚を圧迫して大変だから引き取ってくれ」と昔の知人に京極夏彦氏の小説を何冊か頂いたのはもうずっと昔の話。『陰摩羅鬼の瑕』はその中にあった1冊でした。ものすごくいっぱいもらった気がするけど、実際は10冊にも満たなかったはず。何故なら、京極氏の小説は、とにかく「厚い」のである。

初めて京極夏彦氏の作品を読んだのは、友達が貸してくれた『魍魎の匣』だった。こんな分厚いの読めないよ、と怯えたが、面白いから大丈夫、と太鼓判を押されて恐る恐る読み進めてみたら、なんだこれめっちゃ面白い。ページをめくる手が止まりませんでした。その後何冊か京極氏の作品は読んだけど、これが一番面白かったな、とやはり思います。

しかしこれがもう、普通の新書や文庫などに比べると数倍厚いのです。特に文庫になるとそれは顕著で、書店に平積みしてあった文庫本を、買おうかなと思って手に取ったら、積んであった本というより積んであった箱を抜き取ったあとのような空間が出来て、その隣に平積みされている文庫の背表紙がずらずらと、そのごっぽりできた空間に並んでいる様は壮観でありました。ここまで書いてみて非常に分かりにくいと自分でも思うのですが、何となく伝わりましたでしょうか。

デビュー作の『姑獲鳥の夏』(これも好き)が普通のページ数に思えるほど、続編が出る度に分厚くなる京極堂シリーズ。面白いけど、寝っ転がって読んでたら腕がだるくなる重さ…(汗)。

そして、少しずつシリーズを読み進めて『陰摩羅鬼の瑕』までたどり着いたわけですが、これの文庫本、なんと千ページ超えていらっしゃる(汗)。本は通勤電車の中で読むことが多かったけど重くて持ち運ぶのが嫌だったのでこれにはなかなか手をつけず。家だと疲れて寝てしまって全然本なんか読んでなかったし、ますます手がつけられず。
貧民の私は旅に出る手段を在来線乗り継ぎだの高速バスだの、死ぬほど時間のかかる乗り物に設定することが少なくないのですが、そういう旅行の際の暇潰しに持参したこともあるものの、できるだけ身軽でいたい長時間の移動にやはりこれは重すぎる(汗)。それでも読んでましたけど、長時間の移動は体力が必要なため、グダグダに疲れて移動中ずっと寝ていたり、頭が働かずボーッとしていたりで進まず。んでこれらはだいたいフィギュアスケートを観に行くための旅なので、行きはファンレターの執筆にほぼ費やしており、実は意外と暇でもないという…。

そんなこんなで、158ページ目にしおりを挟んだまま放置してあったのをこの度発掘しました(汗)。しかもその挟んであるしおりっていうのが、以前友達と行った三重旅行の際に訪れた神社の御守りの台紙。しおりとして使える台紙なんですねこれが。神社の御守りの台紙のしおりなんて、京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズって呼んだ方がいいのか?)にはピッタリのしおりだと思いますがいかがなものだろうか(笑)。ちなみに、頭之宮四方神社というところの御守りです。てんとう虫の形の御守りでかわいいの。かわいいからふたつ色違いで持ってたけど1匹は行方不明になりました(泣)。

決して読むのを諦めたわけではなく、私が体力の限界等々でほかの事を優先してただけなので、いい機会だしこの秋に読んでしまおう、とここで決めてしまいます。でも最初から読み直さないともう忘れてるわ。158ページにしおりを挟んだのはたぶん2年前です(汗)。放置し過ぎだよ!