うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

ジャパンオープン2018雑感①

ジャパンオープンを見るのは一体何年ぶりだろう…。何せテレ東は入らずBSも見られない環境に長年身を置いていたもので(泣)。確かヤグディンが出場してた頃には見たことあったんですが…。って10年以上前ですよねたぶんそれ(汗)。
アナログ放送終了とともに我が地元もテレ東が映るようになる、という噂がただの噂だったと判明した時に私が落ち込んだ最大の理由は「ジャパンオープン映らねえ」だったという…。人気番組なら少し遅れて放送してるんですけどね、なんでも鑑定団とか…。
というわけで、地上波ではなくBSジャパンの放送を見ての感想。

オープニングからいきなりチラチラ映るステファンに吹いた。あいっかわらず絶妙な位置に映り込んでいらっしゃいますな(笑)。
ノースアメリカの謎の踊りがかわいい(笑)。ネイサンのカメラ目線のピースに爆笑。ノースアメリカってもアメリカの選手しかいないな。デールマンが欠場になっちゃったからしょうがないけどね。ヨーロッパは全員現役選手ですね。

6分間練習もしっかり流れて、いよいよ競技開始。

男子フリー

1:デニス・ヴァシリエフス
そうか、彼は今シーズン初戦なのか。チャレンジャーシリーズには出場しなかったんですね。
4回転はともかくアクセルが決まらなかったのは得点源が無くなるので痛い。ジャンプは全体的に出来が良くなくて、初戦の演技という感じ。しかしステップがすごく振付が独特で、これは会場で見たら盛り上がりそう。
今年はNHK杯にも出るし世界選手権も日本だからこのプログラムなのかな。NHK杯までにどこまで仕上げてくるか楽しみですね。


2:ジェレミー・アボット
ジャンプは成功してもダブルだったり、ほとんど上手く跳べてなかったかな(泣)。現役選手でも対応に苦慮している様子が見てとれるフリーのルール変更は、しばらく競技を離れている彼にはさらに大変だったかもしれない。
しかしステップ!ステップ!!ああああぐああああぶおおおお加点ボタンくれえええええ←正気に戻れ
氷に吸い付くような滑りに、つい足元ばかり目がいく一方で、頭の後ろに手をやる振付が何度も入ってて印象的。


3:織田信成
プリンスアイスワールド広島公演でも滑ってたプログラムですね。やっぱりジャパンオープン用だったか。
いきなり4回転のコンビネーション。加点ボタン!加点ボタンはどこおおおお?!
アクセルのコンビネーションもいい加減現役でも跳ぶの大変なやつですよね。変態ジャンプの筆頭・カウンターからのトリプルアクセル(っていつ習得したのこれ…)に、めちゃくちゃ綺麗なルッツ、タノつき。ループの入りもいい加減すごいね?!コンビネーションもリカバリー!織田君がリカバリーを!!!
ジャンプ完璧な上、冒頭からぐいっと客を惹き付ける明るさ、生まれる一体感。最後のスピンは腕でYMCAのジェスチャー。減点されるやつかもしれないが、もうそんなことどうでもいい(笑)。

なんじゃこりゃあああああああああああ(呆然)
ちょっとその点、ルール変更後の最高得点で上から数えた方が早いらしいですけど?!非公認記録らしいしそもそも引退してるけど。だがしかし。現役が競技時間の短縮に苦慮してる時にしれっとこの記録(幽体離脱
冗談でもなんでもなく復帰しても十分上位に入れるよね…?!てか小さい国だったら即代表では…。
このブログでも散々織田君すげえ、何故引退した、って言い続けてたけど、こうして得点がつくと改めて感心するわ。何故引退した…。

キスクラにしれっとステファン。何故いる(笑)。衰えを知らない神出鬼没ぶり(笑)。しかもその衣装…。ってその衣装…?!
めちゃくちゃ、めちゃくちゃ行きたかったジャパンオープンですが、「ヒッチハイクして埼玉まで行き、道中スケート話に感動したドライバーさんに当日券をプレゼントされ、無事鑑賞した後に家の床から石油を掘り当てて王になった私が、高速道路の事故で渋滞に巻き込まれ、身動きが取れず配送に遅れそうになったドライバーさんのためにヘリを飛ばして手伝い、「やっとお礼ができる日が来ましたね」とグッと親指を立てる」という妄想に浸るほど行きたかったジャパンオープンですが、行けなくて正解だったような気がしてきた。この時点でステファンが何を滑るか気付いていたら、このあとに滑るスケーターの演技はもう頭に入らなくなっていただろう。何故なら、私がずっとずっと見たいと切望していたプログラムの衣装だったのだから…。
とりあえず妄想話についてはスルーしてください(笑)←言われなくても全員してる←しかも妄想くだらなさすぎる上になげええええ


4:ハビエル・フェルナンデス
スピードと滑りはさすがである。ジャンプの着氷がことごとく良くなかったが、しばらくぶりの実戦だしグランプリシリーズにも出ないし、この大会に合わせる必要ないもんな。プログラムは持ち越しだけど、ルール変更に合わせて30秒削ったはずだよね。
しかし、やはりベテランかつオリンピックメダリストの演技である。ちょっと格が違う印象でした。


5:ネイサン・チェン
4回転がことごとく抜けや転倒に…。1本だけかな、ちゃんと降りたのは。スピンやステップはとてもかっこよかっただけに、これだけジャンプが決まらなかったのは痛い。得点も伸びないのは仕方ないにしろ、それ以上にまざまざと感じる新ルールの減点の怖さ…。4分になってまだ対応しきれてないのかな、これから合わせてくるでしょうが…。
髪がすごく伸びてた。衣装の袖は左右で長さが違うんだな、相変わらずのシンプル衣装ですがこだわりが。


6:宇野昌磨
緊張はしてないと思うんだけど、緊張感が何となく漂う…。やっぱり織田君の得点のせいか(汗)。負けられんわな現役として(汗)。
前半は転倒もありいい出だしではなかったが、後半が凄い。昌磨君は後半強いよなあ。プログラムも少し馴染んできたような気がする。演技から気合いを感じた。やっぱりそれ織田君のせい(笑)?
へー、ネイサンが好きなんだ昌磨君。目の上のタンコブみたいに思ってても仕方ないような強力なライバルなのに、好きって言えちゃうところがさすがである。普通は言えん。しかも好感度とかまったく考えずに素直に言ってると想像できてしまうところがこれまた。

でも昌磨君の感覚の方が本当は普通なのかもしれないよ。一部のファンだけだよ、勝手に嫌いあってるのは。自分の贔屓以外のことはチクチクイヤミ言ったり貶したり。ジャッジや関係者を無闇に責めたり。やってて虚しくないのか。雑誌の表紙やテレビの報道が偏ってるから、ってだからなんだというのか。そもそも自分の好きな選手以外の記事や演技以外は読んだり見たりしてない人も多いのではないか。そんな方にとっては表紙がシュウマイでも肉マンでも同じ話なのではないだろうか。偏ってるのは一体どっちなのだろう?それに、文句ばかり言って買わないし見ないからますます偏るという面はあると思われる。昨今の出版事情については耳にしたことくらいあるでしょう。
気持ちはわかるけども。特にはまりたては皆そんなものかもしれない。表紙が決め手になることも確かにあるし。スケートの記事が数ページ載っているだけの雑誌の場合がそれ。わざわざ表紙にフィギュアスケートの選手を選んだだけあって気合いを入れたいい写真が多い。記事も数ページだし、こういう場合は表紙は命。
でもスケートの専門誌の場合は記事の内容こそが重要なので、よほど心惹かれた写真でない限り表紙を気にすることがあまりないんです、実は。そもそも私はコレクター気質なので、本来はスケート雑誌であれば全点買いしたいくらいなんですよ。貧民過ぎて無理だけど(泣)。なので余計に気にしないし、単に私の感覚の問題と言われたらその通りなのだけど、私には何をそんなに気にするのか全然わからない、というのが正直なところだったりします。そもそも本棚に並べてしまえば表紙は見えなくなるわけで。

誰が誰を嫌おうがそれは自由である。誰だって好き嫌いはあるから。それを責めたいんじゃない。でも、それを熟考に基づいた意見の形を取ることなく(批判と悪意は別物なので冷静な意見であれば批判も当然存在してよい)表に出すと、結果的に「あなたの贔屓がほかのファンに嫌われる」という結果になることは忘れないでください。冷遇されているかわいそうなご贔屓を守りたい、と思うのはご勝手ですが、その状況を招いているのはほかの誰でもなくご自身なのではないでしょうか。誰も冷遇なんてしてませんよ、あなたが何も見えなくなっているだけです。そしてあなたが誰かを大好きなのと同じように、あなた以外の誰かにも大好きな誰かがいるんです。
本当に私はうんざりしている。うんざりしていてもはや無です。まあ、そんなこと言ってる方はこんなふざけたブログ読まないでしょうけど。読んでもこの部分は飛ばしてると思うわ。
強いライバルがいてこそ、選手は皆高みを目指せるんだよ。ライバルがいてこその私たちの大好きな彼らなんだよ。昌磨君みたいに好きと言えとまでは思わないが、せめてその悪意は厳重に隠していてもらえんだろうか。こき下ろすならお仲間と個室の居酒屋とかご自宅とか限定された空間でやってください。それなら自由だから。本当はその程度の人数で済むくらいしかいないんだろうけど、声が大きい人というのはとかく目立ってしまうんだよね。わざわざ見たり聞いたりはしないけど、それでも勝手に飛び込んでくることも多々あるのが時々ものすごくきつい。鋼の精神が欲しいです…。


…めちゃくちゃ長くなったので本日はとりあえずここまで…。次も長くなりそうなので、もしかすると全3回シリーズになるかも(汗)。


noteでもエッセイ的なものを書き綴っております。ほぼフィギュアスケート以外の話ですが、よろしければこちらも覗いてみてください。
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