うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

スケートヒロシマ2017

毎年ではありませんが、2011年から都合がついた時だけ観戦に出向いている「スケートヒロシマ」に今年も行って参りました。と言っても、最終日の最後の二時間くらいだけなんですけどね。ビッグウェーブの寒さに私が耐えられる限界がだいたいそれくらいだからです(泣)

本当はショートプログラムから見に行きたかったのですが、当日あまり体調が良くなく(持病のためしょっちゅう体調不良…。一時期に比べたら随分マシなんですが)、こんな体調で極寒の大地(※ビッグウェーブ)に乗り込んだら最後、待っているのは死だけだ…、ということで泣く泣く見送りました(泣)。
翌日も決して本調子ではなかったですが、地元で生の滑りを見られるほぼ唯一の機会がこのスケートヒロシマ。やはりチャンスを逃すわけにはいかないと、老体に鞭打って出掛けました。

それでもビッグウェーブの寒さを思うと尻込みしてしまう私。自分の体調的にとにかく冷えは厳禁なのです。
こんな時は別の予定を立ててしまうに限る。そっちをこなすためにどうせ外出するんだから、Youビッグウェーブも行っちゃえよ、と自分に暗示をかけるわけです。暗示と言うのかそれは(笑)。金も体力も友達もなく、植物恐怖症が悪化の一途を辿る昨今、すっかり外出が億劫になってます…。でも本当はあっちこっち行きたいのよ、だらだらもしたいが刺激がないとダメなんだよこの人←どっちだよ
てなわけで、観戦後にストックの切れかけた諸々の買い物に行くことに決めて、膝掛けやカイロ持参でいざ、ビッグウェーブへと向かいました。

たぶん2年ぶりのビッグウェーブ。入口には町田樹メモリアルコーナー的な一角がいまだに健在。だったはず。
町田君がこの街に暮らし、このリンクで練習してたなんて今や嘘みたいに思える話だが、でもそれは間違いなく事実だったのである。そのことを実感する出来事にたくさん遭遇してきたとは言ってもそれはすべて伝聞に過ぎず、今となっては地元の選手の活躍にワクワクしたあの日々は何もかも幻だったんじゃないかな、と思ってしまうほど。町田君がいつかこのリンクでアイスショーを開催する日を、私はいつまでも待っている。…ビッグウェーブは手すりが邪魔だから、グリーンアリーナ(広島市の中心部にある体育館)でもいいよ(笑)←おい

観覧無料のこの大会。でも何となく無言で入場するのは気が引けて、受付に一言声をかけてから客席に向かうようにしてます。
今年は初めてパンフレットも買いました。ほぼ文字情報だけのパンフレットなのですが、過去の大会の表彰者がすべて(たぶん)掲載されており、スケートファンなら知らない人はいないレベルの選手の名前も散見されたりして、眺めているだけでもなかなか面白いです。比較的直近の大会のジュニアやノービスの出場者の中には、今まさに全日本で活躍してるような選手も。ビッグウェーブが寒すぎてさすがにそのあたりから見たことはないのですけど、私が過去に見に行ったあの大会にこんな選手やあんな選手も出てたんだ、と様々な発見がありました。かなり細かくカテゴリーの分かれている大会で、スケートを始めたばかりのような小さな子からベテランまで色々な選手が出場してるみたいです。

客席へと続く階段を一歩上るだけで、思わず口の端からこぼれる「寒い」の一言。アイスショーばかり行ってるのであまり比較にならないのですが(特設リンクはさほど寒くないことが多いため)、ビッグウェーブは私の知る限り最も寒いリンクです(泣)。本日も観戦は二時間までと決めて、適当な席に腰を下ろしました。

ちょうどジュニアの女子の最終グループが始まったところ。フリーは時間が長いだけに、全体を通してなかなかクリーンに滑りきれる選手はいなかったのですが、やはり生で見るジャンプやスピンの迫力は格別。競技ということで程よい緊張感も場内に満ち、重い腰をあげて来て良かったな、と感激する私。…相変わらずちびっこは走り回ってるし、観客もフリーダムに出入りしているが、そんなことはもはや気にしない!(笑)

ジュニアの女子で印象に残ったのは大山田光さん。衣装がめっちゃくちゃかわいい。あんなかわいい衣装そうそう見ない。黒の身頃に水色のフリルがたっぷりで、タイツも黒。昔放映されてた「少女革命ウテナ」というアニメーションの登場人物みたい(何話か見たことあるだけなんですが…。でも主題歌は大好きでよく歌う。どこで覚えたのか自分)。ホントにホントに素敵でした。
最後に滑った妹尾日菜子さん、スピンがとってもとっても綺麗!見とれちゃいました。優勝したのも彼女でしたね。あと岡山の選手たちへの応援の凄さにびびった(笑)。隣の県だし通年リンクもあるし、たくさん出場者がいたのかな。

熱心に見ていたものの、3人目の演技が終了したあたりでもはや耐え難いほどの寒さに…。早すぎだろ(汗)。いやでも、今年いつにも増して寒い気がするんですけどビッグウェーブ。だって例年になく防寒してるのにそれでもこの冷え込みっぷりって(汗)。早朝から観戦されている方は生きて帰れたのでしょうか…←いればの話だが←この大会早朝からやってる

意識が飛びそうになりながらも続いて男子の選手権。出場は四人のはずだったが、ひとり棄権してしまった様子。残念。
まずは中野紘輔さん。全日本でも拝見しましたね。あまり調子が良くなかったのかな、ジャンプ残念…。
続いて滑った川原星さんもあらあらという感じ。でもステップ素敵だった。見入ってしまった。さすがでした。
最後は多田野康太さん。高橋君がバンクーバーのシーズンにエキシビションで滑ってたプログラムの衣装みたい。曲は龍馬伝!この曲絶対日本人の男の子の滑りに合うと勝手に思ってるので使ってくれる選手がいるとやたら嬉しい。どうやら今シーズンで引退してしまうらしい多田野君、最後のシーズンということで地元の大会への出場を決めたのでしょうか。実直で丁寧で、想いのこもったいい演技でした。会場全体がいとおしむように彼の演技を見ていたのも印象的。演技後は知り合いらしい観客にプレゼント(お花?)をもらったりしてました。

男子の競技時間は出場者が少ないのを差し引いてもあっという間に終わった感じ。やはり男子の高いジャンプや力強い滑りは迫力ありますね。コアなファンらしき方もお見かけしましたし。

最後は女子の選手権。あまりにも冷えるので最後まで居るのは無理かと思いましたが、気合いでラストまで見ましたよ。ええもう気合いです、気合い…。
女子もひとり棄権があって五人だけでした。あまりに寒かったので記憶が飛び気味ですが、すごくダイナミックなジャンプを見せてくれた子が印象的だったかな。名前忘れちゃった、ごめんなさい。もっと記憶の新しいうちに書いてしまうつもりだったのに今更になってしまったので、メモ等一切取ってなかったのです。とほほ。

結局予定の二時間を超えてビッグウェーブに滞在。毎年巻き気味で進行するっぽいですが、今年はわりと時間通りに進んでいたでしょうか。競技終了後に出場者たちがリンクで記念撮影をしていて、エキシビションやってもいいですよ、みたいな声も聞こえました。それは是非見たい、などと思いましたが、凍死寸前だったため(泣)記念撮影の和やかな雰囲気を背に会場をあとにしました。

いやー、楽しかった楽しかった。凍え死にそうだったけど楽しかった。やっぱりこの目で見る生の滑りは楽しいな。ローカル大会ならではと思われるフリーダムな客席も堪能できて満足です(笑)。今年は特にびっくりしたけど(笑)。

アジア大会は視聴できる環境になく一切見られなかったので(泣)、二時間半程度でしたがスケートヒロシマに行けて良かったなと思います。来年も行けたらいいな。その時までに地元にスケート友達が欲しい、なんてちょっと思ったりして。昔は一緒に行ってくれる人もいたのだが、バンクーバーの頃の熱狂はとっくに過ぎ去り、残ったのは結局元からのファンだった私だけだという…。

ところでビッグウェーブ、一昨年に新設されたJRの駅のおかげでますますアクセスが便利になっている模様。わりとアクセスのしやすい場所ではあると思うのですが、JRの駅から徒歩でも行けるようになった、というのは結構大きいんじゃないかと思うので、是非ここで大きな大会やアイスショーを開催して欲しいなと思う今日この頃。中四国地方はそれなりに選手を輩出しているわりにはもう長い間アイスショーすら開催されず、ファンにとってあまりにも不毛の地過ぎるので、いい加減何とかして欲しいです…。勝手な願いなんですけどね。

相変わらず観戦記と言うよりぼんやりしたただの日記ですみません。専門的な感想が一切なくてがっかりした方がいたらごめんなさい。15年見ててもジャンプの見分けすらいまだにできないぼんやりしたファンのぼんやりしたブログなので、どうぞこれからもそんなものだと思って気が向いた時に覗いていただけたら嬉しいです(泣)