うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2020 雑感②

男子フリーの感想に続き、女子フリー。放送があった選手の感想のみですが、せっかく視聴したので書き留めておきますね。今シーズンの競技の感想はおそらくこれが最後となりますので、ぜひお付き合いいただければ嬉しいです。

女子フリー

14:川畑和愛
冒頭のコンビネーションジャンプ、高さが凄い。しかしセカンドで転倒。無良君も思わず「おわあ」と声が出ちゃってたが、転倒に対してなのか回転不足に対してなのか…。最後まで回りきれてないようなジャンプやパンクなどのミスが目立ち、本来はもっと素晴らしい演技ができる選手だろうにな、と無念。
曲の解説テロップをチラ見した感じ、わりと謎の編曲?どういう方向に心境が変化するプログラムなのか逆にわかんなくなっちゃったよ(汗)。


18:河辺愛菜
トリプルアクセルは勢いがあっただけに豪快な転倒になってしまった。三連続のコンビネーションの素晴らしさなどを見てもジャンプの能力の高さは伺えるのですが、緊張もあったでしょうか。ジャンプのミスも重なったけど、スピンでミスが出てしまったのはもう疲れが出てきてしまったのかな…。無良君が「エッジワークが上手」って誉めてたのがすごく素直な解説で私は好きだわ…。


うう、日本代表二人ともインタビューが涙声で辛い…。来シーズンはシニアで戦うのかまだジュニアで頑張るのかわかりませんが、この悔しさを忘れずに、これからきっと披露してくれるであろう素晴らしい演技に昇華していって欲しいです。


20:アリサ・リウ
4回転ルッツ、転倒こそしたけど回転はっや。そうだよなあ、単純に回転速度が速くないと回転数増えないよなあ。彼女はスピンの回転も非常に速くて綺麗で、身体の軸というかバランスというか、そういったものが先天的にか後天的な訓練なのか、とにかく非常に秀でているのかも。そう考えるとトリプルアクセルも跳べるのは納得かもしれない。何より演技にどこか美しい明るさがあって、そこが魅力だなと感じますね。


23:カミラ・ワリエワ
冒頭の4回転の着氷こそ乱れましたが、それ以外はまったく問題のない、圧倒的な演技だったのではないでしょうか。ジャンプの軸が非常に美しく回転も速く、加点がつくのもよく分かるのですが、絶品なのはやはりスピン。人間はこんな姿勢でもこれだけ美しく回転ができるのだ、と新しい世界の扉を開いたような気分になる。花が開いていくのを超倍速で見ている感じ…。
まだ13歳ということは、少なくともあと1年はジュニアにいるのよね。どうやってこの子に勝つの…。ロシア大繁栄…。


24:ダリア・ウサチョワ
素晴らしい演技でした、久しぶりに震えたわ…。最初からスピードが凄くて演技が大きく見える。ジャンプの着氷時のフリーレッグの美しさ、曲にピタリと合わせた余韻のあるスピン、情熱的かつ繊細さも感じる絶品のステップ…。ジュニアのレベルではなかったです、上質な舞台か何かを見ているようで。
4回転などの大技はまだ無いかもしれないですが、この美しさが崩れてしまうなら無くてもいいと思うほど。朝露を抱いた真っ赤な薔薇のようでした。シーズンの最後にとてもいいものを見せてもらえたな、と思います。


女子は日本人選手以外はメダリストの演技のみで、3位から順だったので、実際にはウサチョワ→ワリエワの順で放送されましたが、そのまま滑走順に記載してます。
当分ロシアの天下ですかね。元々強かったもんな、ロシア。そしてアメリカ。
韓国のヘインさんが見たかったので、最終グループ全員流れなくて無念であります…。


アイスダンスも少しだけ放送されたので感想を。放送されるようになっただけ凄くない?BSですら触れられることなかったよね今まで…?

アイスダンス・フリーダンス

★吉田唄菜&西山真瑚
おおお!時間余ってたから流してくれるかなと期待したけど!嬉しい!
結成半年とは思えないですね。息の合い方もそうだけど、日本の選手とは思えないほど感情がオープンで非常に華やか。ぐわっと目を惹き付けて、もっと見てみたい、という気分にさせてくれるのは本当に凄い。アイスダンスには、いやフィギュアスケートには不可欠な要素ではなかろうか。
西山君はシングルと両立してるんだっけ。アイスダンスに集中すればもっと上位を目指せるのかもしれないけど、シングルとの両立が彼にとってちょうどいいバランスなのかもしれないしね。全日本ジュニアの西山君の演技、表現面で群を抜いていて、ひとりだけ違う競技やってるみたいだったんですよ。あの才能は最大限に活かされて欲しい。


最後に日本男子二人の演技がもう一度流れて放送終了。ショートプログラムを流してくれたら嬉しかったんですが、フリーでした…。とほほ。
鍵山君のプレスカンファレンスの様子が最後に流れるあたり、フジテレビは彼が将来大物になることを見込んで男子に比重を置いた放送にしてるのかもしれない。そういうプレッシャーに負けるような選手には見えないし、シニアでも暴れてきて欲しいですな。

解説は女子もアイスダンスも全部無良君でしたね。フジはこれからしばらくは無良君と本田君、荒川さんで行くのかな。


そんなこんなで、今シーズンの競技の感想文はこれで終了となります。シニアの世界選手権で締め括るはずが、非常に残念な事態となってしまい、とにかく無念の一言です。でも選手たちはもっと悔しいだろう、いや悔しいで済む話ではないだろうと考えると、我々の悔しさなどおそらく微々たるものなのでしょうね。

ジュニアの記事はあまり読んでもらえないので、私からのシーズンラストのご挨拶を目にしてくださっている方がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが、今シーズンもつたない記事にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。なかなか個人としては浮上できない1年で、2019年中に会場に見に行けたのはスケートヒロシマのみ、というていたらくでしたけど、今シーズンは一応あともう少しあるので、奇跡が起こってどこぞのショーに紛れ込めたらいいな、とは思っております(泣)。
やれやれ、よくこの1年生きてたよ自分…。毎年言ってるけど(泣)。支えてくださる皆様のおかげです。実はこのブログに生かされてる面も大きかったりします。いつも目を通してくださる皆様には、最大級の感謝を申し上げます。

気が付けば平昌オリンピックから2年が経過し、北京オリンピックまであと2年。来シーズンは次のオリンピックを少しずつ意識しながら迎える1年となるのでしょう。楽しみですねー。とりあえず私は食べるものや住むところの心配しなくて済む1年にしたいです(泣)。相変わらず極貧ですよトホホ…←マジで超絶底辺

ではでは、また来シーズン!残るシーズンも来るシーズンも、精一杯応援していきましょうね!




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