うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2013 in Fukuoka⑦

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

照明が落とされた会場。響き渡る歓迎のアナウンス。
ファンタジー・オン・アイス福岡公演、2年ぶりの開幕。

聞き慣れたメロディ(今は亡き某格闘技のテーマ曲だ、と身内が何度か主張していたのでそうだと思ってたんだけど、どうも全然違うみたい。確かにちょっと似てはいるけど)が流れ出すと、今年もファンタジー・オン・アイスを見に来たんだな、という実感が一気に湧いてきます。神経が高ぶる。
コールとともに登場する出演者たち。今年のオープニングの衣装は黒で統一らしい。人気スケーターが登場するたびに黄色い悲鳴が上がります。
そういえばショートサイドで見るのって10年くらい前に行ったプリンスアイスワールド以来かもしれない。ほぼショートサイドに近いくらいのロングサイド端、というのはあったんだけど。スケーターがこっちへ向かってくる感じは何とも言えずドキドキする。

ステファンは安藤さんの次に登場することが多かったので、今回もそうかなと思っていたら、安藤さんの次が羽生君で、不意を突かれてちょっと慌てました。羽生君のダイナミックなジャンプにも気はそぞろ。見たいのに羽生君(泣)。だってそろそろ出て来なきゃいけないはずだもの、あの人物が。
そしたらホントに羽生君の次だった。そんなわけでステファン登場。髪長いまんまだ、良かった←長い方が好き
ステファンはオープニングから動きにキレがあって、調子が良さそうな感じでした。

最後に荒川さんが登場したあとは、スケーター全員によるリンク全体を使った群舞。1列になってぐるりと滑ったり、様々なフォーメーションで魅せてくれました。ロングサイドの方が全体がわかって良かったかもしれません。
確かリンクを斜めに使ってスケーターが並ぶ振付があったと思うんですが、その時リンクの中央あたりにいたステファンが、スケーターたちの間をすり抜けていく荒川さんとハイタッチ?してそのままくるくる回っていた。荒川さんにくるっと回された感じで。変な人形みたい(笑)←意味不明の感想だがそう思った

群舞の最後はスケーター数人でいくつか列を作ってショートサイドの方へ寄って来るのですが、ステファンは最もショートサイドに近い列で、しかも土曜日昼公演は私の目の前が定位置。本当の本当に目の前。誰よりも巧みに、小気味良く踊りながら近付いて来るステファン。曲が終わってもしばらくその場でポーズを取っていたため、かなり長い時間ステファンを真正面に見ることができました。しかも私の目の前の席は空席。プレミア席の2列を除けばの話ですが、一瞬目が合っていると勘違いできそうな(笑)くらいの目の前っぷり。もしスイス国旗を振ってたら100%気が付いただろうと思うほどの。
…今回も当たり前のようにこういう席を当ててる自分に素直に感心した。いい席を狙って買ったぴあでもなく、かなり確実に確保できる先行販売でもなく、完全に博打の当日券で当ててるあたりもやっぱり、という感じ。基本的に狙わない方が強運度が高いような気がするので。ステファンに関しては自分の意志でどうにかできないみたい。逃げたら連れ戻されるし、でも狙ったらうまくいかないし。どうすりゃいいのさ(遠い目)
あまりにも狙ったかのような席だったため、衝撃が大き過ぎて土曜日昼公演は全体的にあまり記憶がありません。ショートサイド、S席でも思ったよりリンクに近い。近いから、暗くてもハッキリ顔がわかるのです。もちろん嬉しいんだけど、それを通り越して思考が停止。これがプレミア席だったら心臓も停止するんだろうね←ありえそうで笑えない
ちなみにステファンの列にはジュベール、安藤さん、荒川さんの4人がいて、日曜日公演はジュベールが近くていい目の保養でした。

スケーターたちが退場すると、ステージに今回のゲスト、AIが登場。歌は知ってたけど顔は知らなかった。名前は知ってたけどこの歌やあの歌を歌っていたのがAIだとは知らない、というレベルの私はそれほどゲストには期待していなかったのですが、声量もあるし上手いし、歌の「感じ」がなかなかショーに合ってて良かったです。最初に歌ったのは激しいけど暗い照明が似合うような曲で、出だしから大人向けの雰囲気で進んでいる今回のオープニングにはピッタリでした。

このパートでメインポジションをつとめていたのは羽生君。ひとりショートサイドに近付いてきて華麗にスピン。時間も長い。羽生君ファンには至福の時間だったに違いありませんが、私はその後に出てくるステファンが気になって羽生君に集中出来ず。目の前なのにー(泣)。集中させてくれえ(泣)。
ステファンは確か男性ばかりのグループで登場してきて、最後は彼らがリンクの中央でポーズ取ってオープニング終了。夜公演はここが近くて良かった。たぶんステファンとジュベール、フェルナンデス、あとジョニーだったんじゃないかと思うけど、ステファンしか見てなかったのでよくわかりません、すみません。

今年の群舞の振付は多忙のナハロさんに代わってデヴィッド・ウィルソンとブライアン・オーサーが手掛けたとのこと。キム・ヨナを金メダルに導いたあのコーチと振付師だと言えば、スケートに詳しくない人たちでもピンと来るかもしれません。何気に大物なんですけど。
スケートを知り尽くしている二人の手によるものだったせいか、動きに無駄がないし、スピード感と華やかさに加え適度に艶があって、オープニングから見応えバッチリ。とても気に入りました。でも来年は違う振付になってしまうんだろうな。今年のファンタジー・オン・アイスはこの福岡公演のみだし、今回だけなんて実にもったいない。
しかし気に入ってるわりにはあまり思い出せなくて悲しい。既にもう何ヶ月経ったかわかんないくらいだし(泣)。もしかしたら事実と全然違うことを書いてるかもしれませんが、その場合はごめんなさい。

そう言えば土曜日昼公演だったと思うけど荒川さんが転んでいた。ショートサイドに4人が近付いてくる時だったかなあ。あまり転ぶ印象がない人なので結構びっくりしました。あと、なんか動きの違う男の子がいる、と思ったら町田君だったり。やっぱり踊れるっていいですね。

以下次号。