うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018)

全日本選手権2016②

さて、チケットを入手できたからには当然大阪へ向かわなければならない。あまりの生活の苦しさと二転三転する予定のため、手放さざるを得ないのではないかと相当に悩んだが、最後まで諦めるつもりもなかった。手放すくらいなら最初から申し込んだりしない。這ってでも大阪へ行ってやる。

開催日もいい加減近付いてきた頃に、ようやく様々な目処が立ってきた。かなりの綱渡りだが、行けないことはないだろう。いや、行くのだ、這ってでも。
早速ホテルを探す。しかし時既に遅し。絶望的な程空きがない。空きがあっても猛烈に高い!
そうだ、世間はクリスマス。おまけに全日本。どうやらコンサートなどもあるらしい。外国からの観光客の需要のおかげでそもそもホテルが予約しづらくなっているなどという噂も聞く。
あああああああ、完全に出遅れた…(泣)。土曜日は競技の終了がかなり遅い時間になる日程なので、多少の出費になっても大阪に泊まろうと思っていたのに。徹夜でカラオケするとかネットカフェに行くとか、そりゃほかにも方法はあるけどさ、それだってどこも満室という可能性があるんだよな。

こうなっては仕方がない。その日のうちに帰るのだ。もちろん家までは帰れないが、夜行バスに乗ればいい。もしかすると最後まで競技を見ることができないかもしれないが、バカ高い価格のホテルに泊まる余裕も一切なければ野宿の可能な季節でもない。諦めるしかないだろう。正直、最後まで見られないのは非常に悔しかったけど…。
新幹線に乗る余裕はないので、初めから移動は高速バスにするつもりでいた。単に乗る時間と日付を調整するだけの話だったので、バスを利用することに問題はなかったのだが、さて往復で予約しようとサイトを見て愕然。地元からの夜行バスが満席!当日の早朝便も確か満席だったはず!しまった、行きの足がない!あああああクリスマス、あああああイベント満載の大阪…(泣)。

もちろん新幹線に乗れば済む話なのであるが、経済状態は相変わらずの綱渡り。節約できるものならば何とかしたい。正確なことは忘れてしまったが、地元に帰るバスの便も満席だった気がする。バスに乗れなければ競技の途中で抜けて新幹線に乗るかどこかで宿泊するしかないがその余裕はない。何より、できればギリギリまで見たい。
何かいい方法はないか、と色々調べまくった結果、隣の県からならばかなりたくさん大阪までのバスの便が運行されていることを突き止める。しかも、大阪から最も遅い時間に出発する夜行バスはどうやらこの県までの便のようだ。そうだ、どうせなら往復でこの県からのバスを利用しよう。隣の県だ、在来線でも行けないことはないんだ。きっと何とかなるだろう。大阪まで新幹線に乗るよりも途中でバスに乗り換える方が僅かだが費用も抑えられる。

隣の県からのバスはまだちょうどいい時間帯の便に空きがあり、埋まってしまう前にと急いで予約。もちろん色々シミュレーションしてからではあったけど。
地元から夜行バスに乗れない以上は当日出発するしかないので、早朝に家を出て隣の県まで新幹線に乗り、隣の県から昼過ぎに大阪へ到着する午前のバスの便に乗り継ぐ。到着したら真っ直ぐなみはやドーム…じゃなくてラクタブドームでしたっけ、とにかく会場まで向かい、可能な限り最後まで観戦して夜行バスで大阪を出て、深夜に到着する隣の県で夜が明けるのを待ち、在来線が動き出したら在来線で帰宅する。
最終的に私が練り上げた計画がこれであった。無茶苦茶です。超ハードスケジュール。家を出てから24時間以上、一切横になれないのだ。睡眠は移動中に取ればいいが、わりと細切れの移動になるため熟睡は難しいだろう。むしろ熟睡してしまうと乗り過ごしてしまう危険がある。特に帰路は観戦の疲労がある上に待ち時間を含めた移動時間はかなりの長さになり、もはや全日本観戦と言うよりも「苦行」に近いような日程であった…。私だって新幹線で優雅に移動して豪華なホテルでゴージャスロンリークリスマスと洒落込みたかったですよ(泣)。ご馳走食べてふかふかのお布団で爆睡したかったですよ!!(号泣)しれっとロンリーとかついてるのは気にするでない(笑)。

とにもかくにもシミュレーションは済んだ。あとは大阪まで行くだけだ。そうだ、フィギュアスケートを真剣に見るようになってから約15年、これが初めての全日本なのだ。ついにあの憧れの空間に赴くことができるのだ…!

しかし、神は最後の最後にどんでん返しの展開を用意していたのであった…。

以下次号。