うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

高知旅日記2020④

4時間くらいぼんやりしてればすぐ着いちゃうな、なんてだらだらしてたら本当に気が付いたら高知に到着していた。私の悪い癖で、何時間でもぼーっと考え事をして無為な時間を過ごしまくってしまうのが日常茶飯事なのである。予定を詰め込んでバリバリ動ける人凄いよね。そうすることもあるけど、その反動で放電状態が延々続いちゃうのが私のいかんところです…。

高知駅に近付くにつれてあからさまに心臓がバクバクしてきた。色々思い返すとなんかもう引き返したい。だから無理だって言ったのにいいいい←半泣き
しかし、無情にもバスは駅のバスターミナルに滑り込んで行く。ここで降りるってことで券買っちゃったし降りるしかないしいいいい!←バスはもうちょっと先が終点、そこまで乗ったことはないですが

ほとんどの乗客は高知駅で降りたんじゃないだろうか。冬の澄んだ青空が広がる駅の裏手をしばらくうろうろして、今度は駅構内を何となく見て回る。もて海さんのステージを見た最初で最後となったあの時以来の高知駅。県庁所在地の主要駅なのに駅ビル的なものが無いのか、と少し不思議だったのだけど、人口聞いてちょっと納得もした。広島で言うと三原駅が印象としては近いかなあ、規模的に。さすがに三原駅よりは活気があるように感じたけれど。三原は新幹線が停車するから、人口の割には駅がそこそこの規模なんでしょうね。三原は駅前の噴水がかわいいぞ。※三原はタコで有名な土地


ひとしきりうろうろして「助けてくれ」とかなんとかこの期に及んでどうしようもない駄文を友人に送りつけるものの、気が付かれないので(泣)、あばあばしながら駅のガラス越しに旅広場を見つめる私…。
高知駅前には「こうち旅広場」という立派な観光施設があって、私が前回と今回ふらりと高知に来てしまったのは、前々回ここで観光PR隊「土佐おもてなし海援隊」のステージを見てしまったからなのだった。前々々回(分かりにくくなってきた…)に訪れた際には、たぶんギリギリオープンしてなかったんじゃないかなあ。『龍馬伝』の放送が始まるほんの少し前くらいにやっぱりふらっと旅行に来たんですよね、高速バスで。
高速バスは乗り換え要らないし、荷物をトランクルームに預けられて楽だから、高知までは自家用車を除くとバスに分があるかな、と個人的には思います。身長も力もないので、網棚に荷物載せるのが大変で、結局足下に置いちゃって狭くて泣くへぼ人間なもので…。とほほ。

当たり前ですがあばあばしていても埒があかないので、意を決してとりあえず三志士像の方へ歩を進めてみる。
幕末の志士たちの巨大な像の頭上には、抜けるような青空が広がっていた。雲ひとつない深いインディゴブルーに吸い込まれそうになる。何故だろう、高知に来ると大抵こんな風に南の青空が出迎えてくれる。前回は少々曇り空が覗いていたけれど。

何もイベントが行われていないステージはしんと静かだった。もちろんステージには上がらなかったけど、近付いてステージを背に客席を眺めてみる。誰しもプレゼンとか発表とかである程度の人数の前に立った経験があるだろうと思うけど、あれって寝てる人とか聞いてない人ってわかっちゃうものなんですよね。それを思い出すと、自分が客として席に着くときは、叫んだり踊ったりまでは無理でもせめて笑顔で手拍子してようと思ってしまうのだった。ただ、それをこの場所で出来た自信はまったくない。私はたぶん、何とか手拍子に付いていこうと気を付けながらも、相当呆然として見ていたのだろうと思う。つまらなかったからじゃないのです、その逆だったのです。


冬の爽やかな空気に身を浸しながら、私はようやく館内に足を踏み入れる勇気を振り絞った。
…何をそんなに悩んでいるのか、と疑問符が飛んでいる皆様のために、昨年夏にこの場所を訪れた私のエピソードをひとつお話しましょう。まあちょっと聞きたまえ、いや、やっぱり聞かないでください←どっちだ←涙目

その時期に館内で実施されていたクイズラリーに挑戦していた私は、チェックポイントのひとつだったカツオの一本釣りに挑んでいた。一本釣りに挑戦できる場所があるのですよ、皆様もチャレンジしてみてください。
意外と重くて、ジリジリジリジリと何とか持ち上げていた私がよっぽどへっぴり腰だったのか、もて海にいらした方に何だかとってもよく似てるお兄さんが手伝ってくださって(あわわわわわわわわ)何とか持ち上がり、喜びのあまり「これで松方弘樹になれた」などと口走る私。

…私は本気で思ってたんだよ松方弘樹になれたって。一点の曇りもなく松方弘樹のつもりだったよ。その私に冷静に「松方弘樹が釣ってたのはマグロでしょ」と突っ込む友達。もちろんとってもよく似てるお兄さんもその場にですね←吐血
馬鹿発言を聞かれた…と半泣きだったのですが、後日「アクティブK介さんも「それはマグロ」って突っ込んでたけど」と友達に死刑宣告されてまあなんつーかなんと言うかAHAHAHAHA!!!←再起不能

…でもですね、書いてるってことはこれマシな方なんですよ、もっと酷いのがですね、うんまあなんて言うかあれとかこれとかそれとか…。うんまあなんて言うか…。
マインドアサシンに記憶を消してもらうにはどうしたらいいの?ジャンプ編集部に電話すればいいのかな?←目が虚ろ

そんなこんなで「あんなテンパりまくった変な客私だったら忘れないし、んで私のテンパり具合をご覧になってた方はおひとりじゃないわけで、もうなんつーかそれ考えるだけで無理だから貴様の後ろにこっそり隠れさせてはくれぬか」ってことで友達に一緒に行ってくれ、と泣きついてたわけですよ。そういうわけですよ…。マインドアサシン…←諦めろ

しかし、こうやって高知まで来てしまったものは仕方ない。ミッションも遂行せねばならないし、とにかく中に入ろう。そうしよう。
…ここまでで既に4回使ってるとかどういうことなんですかね…。もうなんかそういうもんだと思ってのんびりお付き合いくださいませ←開き直り

以下次号。




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