うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

濁点に込めたハート

今週のお題「やり込んだゲーム」


このお題ならなんぼでも書けてしまいますが、ここはあえて「何でそんな知ってる人が極端に少なそうなタイトル選ぶんですか」ってゲームで今回は行ってみたいと思います。
ゲーム記事は実は私の真骨頂なので、何書いてるのかまったくわかんないと思いますが、いつも読んでくださってる皆様もお暇潰しにどうぞ(笑)。


てなわけで、今回はセガサターンの軍人育成&恋愛シミュレーションゲーム『だいすき♡』を取り上げてみたいと思います。発売はギャガ・コミュニケーションズ。1997年だったかな…。

…はいはいそこ、タイトル見ただけで帰らない。軍人の育成と何ひとつ関係なさそうな気の抜けるタイトルでも帰らない。
ちなみに、「だいすき」の「だ」の濁点も♡だという無駄な情報も付け加えておきます。だから帰るなって。本当に帰りたくなるのはこれからなんだから←え?

以下、手元にソフトも攻略本もないため、大昔に遊んだきりのうろ覚えの記憶を元に綴っていきますが、よろしければお付き合いください。
多少のネタバレも含みますので、未プレイの方もご注意ください。


正確な年代は忘れましたが、確か随分未来の設定の地球?。戦争が続いて男性の人口が極端に減少した世界で、軍人になるため養成学校に入学する主人公。
男性の人口が少ないため、登場人物はほとんど女性。何かのイベントで男子生徒らしきものがチラッと登場する以外は、主人公とその友人以外一切男性は登場しません。いや、正確には…。いや、何でも。

その設定からしていい加減無茶なのですけど、このゲーム何がいちばん無茶かって、キャラクターによっては攻略条件がやたら厳しいのに、セーブポイントが非常に少ないのです。
ゲームの期間は2年で、三学期制だったと思うのですが、なんと学期末にしかセーブができないのですよ。ミニゲームや受け答えに失敗したり、バグって進まなくなったりしても、前の学期末まで戻ってやり直し。
このおかげで、恋愛シミュレーションとしては非常に難易度の高いゲームになっています。だからこそ私は逆に燃えてやり込んでしまったのですが、燃えてやり込むようなゲームかと問われれば…←無言

なにせ、タイトル『だいすき♡』ですからね。パッケージ見た途端気が抜けるんですけど、ゲーム中のメッセージにもやたら♡が多用されてるんですよ。しかも正直、メッセージは「…」と「♡」が多過ぎて大層読みづらい…。
しかもバグが多過ぎる。せっかくのデートイベントなのに、イベントによっては音声アリでプレイすると必ずバグって止まってしまい、泣く泣く前の学期末まで戻る羽目になる始末。

恋愛対象の女性たちとの親密度の上がり方もいまいちよくわかりません。ハートの色や大きさで示されてはいるのですが、条件がよくわからない…。
しかも、キャラクターによってはクリア条件が半端なく厳しいです。ある教官はミニゲームをハイレベルでクリアすることが必須なので、失敗するたびに泣く泣く前の学期末にリターン…。
そんな感じで、リセット技と攻略本が無ければまずクリアできません。そんなにたくさん恋愛シミュレーションゲームを遊んだわけではないですが、間違いなくいちばん歯ごたえがありました。たまたま攻略本を見つけて買っておいたおかげで助かりましたが、そうじゃなければ投げていたでしょうね。


しかし、難しいからこそのやり込み要素なわけですよ。
このゲーム、とにかく細かいんですね。意味があるかどうかは置いといて、選択肢が多いんです。
キャラクターメイキングはその典型。主人公の性格や体格、趣味などを細かく決めていきます。全部「文字情報」で決めるため、主人公のビジュアルはもちろん想像の範囲内。女性には、自分好みの男の子を作って遊ぶ楽しみがありますよ(笑)。

ゲームの基本は学校での勉強です。確か一週間ごとに、各日の予定を決めるんじゃなかったかな。実行できるメニューも1日1件じゃなくて、朝と昼と夜、みたいに1日に3件ほど入れられたはず。
しかも、選べるメニューがものすごく多いです。掃除とか洗濯とかもあったはず。もちろん何らかのパラメータが上がったり下がったりするので、うまく組み合わせて主人公を鍛えていかないといけないのですね。

いちばん重要なのはその学校での勉強で、選択した授業の実行回数によって取得できる資格が変わり、将来的に主人公が進む進路が変わっていくのです。それもまたミニゲームの成績同様、女の子たちとのエンディングに大きく関わってくるのですね。
この授業のシミュレーションは面白かった。1年目でしか受けられない授業があるので、全部の資格を間違いなく取るために、きっちり数を数えながら遊んでました。ホント、攻略本がないと無理です、このゲーム(笑)。


恋愛エンディングにはもちろん女の子たちと交流を深めて、自分を好きになっておいてもらうことも大切なのですが、デートイベントが結構ランダム…だったような…。これまた厳しい…。
どの女の子ともエンディングを迎えられずに終わると、エリートコースに進んでも何だか寂しそうなエンディングになってたような。ギャルゲーってだいたいそんな感じなんですかしら。

私はひたすらやり込んで、ほとんどのキャラクターのエンディングを見ました。ミニゲームも根性でクリアして某教官のエンディングも見ました(笑)。
しかし、ひとりだけどうしてもクリアできないキャラがいて、それが今でも心残りだったりします。
「藍瑠璃」という中国系の女の子で、攻略方法によるとクリア条件はそんなに厳しくないはずだったのですが、条件を満たしてるはずなのにどうしてもエンディングに進まない。何度かやり直したのですがダメでした。なにせセーブのハードルが高いゲームなので、何度もやり直す気力もなく…。
今でも悔しくて攻略情報検索したりするんですけど(笑)未だにわかんないまんまです。

恋愛対象は、同じ学校の学生か教官なのですけど、教官たちのエンディングはなんとなく好きでしたね。教官なので皆主人公より年上なのですが「私は何だってこんな年下になんか…」って感じで、酔った勢いで告白してくるキャラばっかだった記憶が(笑)。
それがなんか妙にリアルで(笑)、これスタッフに女性がいるのでは?と思いながらスタッフロールや攻略本を眺めていましたが、メインっぽいスタッフに女性の名前があったので、やっぱそうなんですかねえ。どうなんでしょう(笑)。

エンディングを見たキャラクターは、次回以降のプレイで主人公の部屋に置かれるアルバムでビジュアルシーンなどを見ることができるようになりますが、このアルバムも各プレイで見られたビジュアルのみ掲載されるのか、クリアするごとに蓄積されていくのかわからないという。デートスポットによっては完全にランダムでないと出現しなかった気がするんだけど、前者だったらどうやって埋めるのか。一生埋められる気がしないんですけど。

もう四半世紀ほど前のゲームなので、今ではすっかり大御所の実力派声優さんがたくさん登場しているのも聞きどころかもしれませんね。戸田恵子さんが出演してるギャルゲーなんてそうそうないんじゃないでしょうか(笑)。
あと、眼鏡が好きな方にもいいかも。眼鏡のキャラが3人もいます(笑)。


古いゲームなので入手の難易度はそれなりに高いかもしれませんが、たぶんプレミアはついていないと思われるので、歯ごたえのある恋愛シミュレーションゲームを遊んでみたい方は、あえてチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。あえて(笑)。
そして藍瑠璃のエンディングを見られたら、ぜひ私に教えてください(笑)。

私ももう一回遊んでみたいんですけどね、ソフトもサターンも手元に無いので…。遊んで、ゴリッゴリの攻略記事書きたいんですけどね(笑)。データ集めるの好きなんです(笑)。どこにも需要はないと思いますが(笑)。
当時もやり込み過ぎて「このゲームについてここまで語れる女性がいるなんて…」と呆れられたりしてました(笑)。普通もっと有名どころやり込むよねみんな!何でよりによってこれだったんですかね(笑)。でも私そういう女なんですよ、昔から(笑)。クソゲーとB級ゲームが好き。もうね、モテるわけもない(笑)。

…まさか最後まで読んじゃったんですかあなた。もうこれはサターンと『だいすき♡』を買ってくるしかないですね。そして挨拶が「アリオー」と「アハトゥング」になる呪いにかかればいいです。何を言っているのかまったくわからないそこのあなた、人生には一切まったく何の支障もないので安心してこのふざけたページを閉じていただければと思います(笑)。



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