長い感想文も本日で終了です。ではでは早速早速。
★ステファン・ランビエール
今年もこのプログラムを滑ったのか…!音の捉え方の抜群の上手さはジェフと双璧をなすと思うんだけど、二人の演技はおそらく対極にある。ジェフが確実な技法の元に描かれた絵画だとしたら、ステファンはどこかが破綻したどこにも属さない孤高の絵だという感じ。もちろん品のあるプログラムもとてもとても上手いんだけど、こういうステファンの踊りの巧みさをひたすら堪能するプログラムの魅力ときたらまさに麻薬的である。会場で見た人間は虜になるしかない。
キャーキャー言われて嬉しそうなステファン。会場ではなくテレビでステファンを見るなんて、なんだか自分じゃないみたいだ。バンクーバー以降ステファンを見ていない初めての夏になるのかな、今年…。つらい…。
★エフゲニー・プルシェンコ
まじかあああ!!ニジンスキーも滑ったのかあああああああ!!!これもいつになったら生で見られるんだよ(血涙)。
しかしプルシェンコだけ2プログラムの放送なのね。カメラワークがちょっと謎でしたが。照明長く映り過ぎじゃね?
★羽生結弦
キラキラした濃い青のハイネックに薄い黄色のフリルが肩から背中をぐるりと覆うようにくっついている。面白い衣装だが違和感がない。あなたアニメのキャラですよね?感がすごかった…。
まだジャンプも全部戻っていないだろうし本調子ではないのだろうという印象は受けたが、この世のものでないこの感じはすごい。コラボというよりももはや音と一体化している。CHEMISTRYとのコラボレーションが今度こそ叶って本当に良かった。空っぽのリンクはせつなすぎたから…。はあ、見に行きたかったな。記憶が空っぽのリンクから書き換わらない…。
日本語の歌で滑るスケーターは意外と少ないけれど、羽生君はよくコラボプログラムを滑っていたせいか、日本人が日本語の歌で滑ることの素晴らしさを、もしかしたらこれまでにも当たり前に皆が表現できたかもしれないことの価値を、誰よりも如実に示してくれている気がします。日本語の歌詞だからより歌の意味も演技に込めた想いも伝わりやすく、観客とも一体化しやすい。日本語のリズムで滑るのはダサい、という意見を見ると個人的には少し寂しいですね。
実はニュースでチラ見した時、これガンダムの歌だっけ、とすぐ思い出しました。兄弟がハマってたからかなと思ったのだが、いやこれ私フルで覚えてる。何度も聞いてるぞ絶対…。ああ、兄弟の持ってたガンダム主題歌集みたいなのたぶんアホほど聞いたんだ、忘れてた…。作品はほとんど記憶ないけど。T.M.Revolutionが主題歌だった時はちょっと見てたけどさ。挿入歌が大好きだったな、T.M.Revolutionの。私がいちばんファンタジー・オン・アイスのゲストに来て欲しい歌手がT.M.Revolution。めちゃくちゃ歌上手いじゃん。スケーターは脱がなくていいけど風は吹かせてください。あとサンダーバードお願いします←夢を見るだけならタダなんで…
それは置いといて(汗)、羽生君も見てたのかなあ、ガンダム。何となくそれっぽいな。衣装もガンダムかと思いましたし(笑)。
ちなみに私の好きなガンダムは誰になんと言われてもGガンダム(笑)。G、W、Xは見てたんだけど、あ、ターンAもちょっと見てたけどそれくらいだなあ。羽生君が乗るならウイングガンダム以外ないと思うけどな←どうでもいいよこの話題
★フィナーレ
May J.による『アナと雪の女王』のあの曲。ひっさしぶりに聞いたなあこれ。
まずカロリーナが登場、抜群のスタイル…。続いて女子スケーターが次々に。皆品のいい素敵な衣装。
男子は白いシャツにスカーフみたいなの、さらにベストという定番王子衣装。皆似合うがスコットは完璧に城主でした。似合いすぎ。あとヨーロッパ男子はさすがの着こなし。ステファンも違和感ゼロだし。そもそも白いシャツのステファンは反則。プルシェンコも定番衣装だと普通に王子である。羽生君がこれもんの衣装着てるのは珍しい気もするが、ぶっちゃけみんな待ってたっしょこれもん?←笑
周回はいつもの曲。羽生君とプルシェンコが先を譲り合ってるの笑っちゃった。最後は恒例の「ありがとうございました」!そして羽生君のインタビューで締めくくり。インタビューが見られるのはテレビ放送ならではですね。
放送が二時間弱だったので、おそらくかなりカットされているでしょうが、それは仕方あるまい。以前はショーの放送なんてろくになかったことを思えば見られるだけでもありがたい。
しかし、ファンタジー・オン・アイスをテレビで見るなんて物足りなすぎる…。悔しい(血涙)。自分が会場にいないのが不思議だし納得いかん…。でも、このままズルズル行かなくなったりしちゃうのかな、とちょっと切なくなった…。来年どうなってるか全然わかんないんだけど、極貧から脱出できていることを心から祈る…。