全然順位が読めないんですけど、スポーツの試合らしくていいじゃないですか。さてさて、早速感想をどうぞ。
男子フリー①
第1グループ
第2滑走者までは放送なし。とほほ。
3:木科雄登
彼の演技の中盤くらいから放送スタート。前半はどうだったのだ。あらら、転倒があったみたいね。
中盤あまりスピードがないように見えましたが、プログラムが進むにつれて感情が乗ってきて、魅せる演技になってたと思います。かっこよかった。コンビネーションに入る前に躓きそうになってましたが、よくしっかりジャンプ跳んできましたね。素晴らしい。
またマツダスタジアムまで観戦においでよ!←カープファンなのでちょっと贔屓(笑)
4:垣内珀琉
大きなミスはダブルアクセルで手をついたところくらいかな。でもそんなに大きなミスでもないですよね、4回転トゥループもしっかり入りましたし、プログラムが30秒長い分しんどい面もあったでしょうが、ステップもしっかり音に乗っていて見ていて元気出ました。会場の声援も力になったんじゃないかなあ。
いくつかレビューはついてたけど、暫定1位。回転不足がふたつありますね。でもスピンしっかり全部レベル4だ。
5:大島光翔
トリプルアクセル2本とも素晴らしかった。しかし4回転ルッツとループがパンク。ルッツはまあ仕方ないけどループはもったいないかな。しかし4回転がいきなりルッツなのどういうこと(笑)
彼らしいはじけた部分もありましたけど、基本はバラード系でゆったりしたプログラム。こうやって見ると、いいジャンプ持ってるなって改めて発見があって良かった。面白プログラムだとギャグ方面に目が行っちゃうから(笑)。マリオが地上波に乗ったの、ある意味持ってるよね彼(笑)
キスクラ部門は毎年優勝してますな。得点出るのに時間がかかってて、長いですねー、全部怪しいからねー、とか言ってるの全部音拾われてて噴き出しそうになりました(笑)
6:高橋星名
レ・ミゼラブル。振付はキャシー。
綺麗なジャンプを跳びますね。2本目のトリプルアクセルは転倒だったけど、1本目は良かった。何より指先の表現が素直で誠実でとてもいい。身体で歌うことを本能的に知っているような演技で目を惹きました。まだジュニア、今後が楽しみですね。シーズンベストで暫定3位。
第2グループ
7:片伊勢武アミン
ピアノレッスンだっけこれ?鈴木明子振付。今大会よく振付師としての彼女の名前を聞く気がする。
4回転が入っていないので完成度で勝負ですが、素晴らしいトリプルアクセルが2本も入っててばっちり!ラストのフリップが乱れたのが惜しかったですね。ステップも歌い上げるようでとても素敵でした。終盤少しぼやけた印象はありましたが、なかなか良い演技だったと思います。
うーん、回転不足が3つもあったのか…。それでも暫定1位!頑張った!!
8:佐々木晴也
いい演技でしたねえ…!トリプルアクセル2本含めジャンプノーミスかな。アクセルのセカンドはパンクしてましたけど。
ずっしり重みを感じる身体の使い方と演技で、これなかなか好きですわ…。京大に入るのも、これだけの完成度でプログラムを滑り切るのもそうそうできることではないのに、両方やっちゃうなんてすごいですよねえ。ジャンプのメカニズムとか解き明かしたうえで跳んでたりするのかしら、って文系かもしれませんけど(笑)。
回転不足もいくつかあり暫定2位。
9:中田璃士
ジュニアながら洗練された雰囲気がありますし、スケーティングもいいですね…!
ジャンプは少々不調で、4回転は抜けたしダブルアクセルの着氷が乱れたりもしていましたが、その他のジャンプは良かったんじゃないかな。やっぱり滑りが綺麗だとジャンプも綺麗に流れて降りてきますね。
ジュニアのファイナルで逆転優勝できるだけの素地は感じますし、今後が楽しみ。ジュニアも楽しみな選手がいっぱいですね。次回はもっとボンドが暴れまわれるといいねえ。
10:杉山匠海
あああ、トリプルアクセルが抜けた…。得点源だけにもったいない。それ以外のジャンプはどれも良かっただけにもったいない。と言ってもGOEがマイナスのジャンプもいくつか。
振付は佐藤由香。前半は博物館の彫刻、後半でその彫刻が動き出すイメージだとか。柔軟性が高いとこれだけ美しく見えるのか、と前半のパートですでに見応えがあるのだけど、やはり後半からが本領発揮という気がする。男子ではあまり見かけないタイプのスケーターなのですごく見てて面白いですね。生で見た方が良さがわかるかも。
西日本で見てとても良かったと思ったプログラムなのでまた見られて嬉しい。スピンもさすがです。
コーチは無良父ですね。息子は解説席にいるからね(笑)
11:本田ルーカス剛史
シングル最後の全日本。有終の美を飾るような演技でした…!4回転は乱れたけど、ここで4回転を入れてくるところにシングルスケーターとしての彼の意地と気概を感じました。会場もいつまでもスタオベしてたかったんじゃないかなあ…。スピンもステップもすべてレベル4。まさに有終の美。
これだけ滑れるのにペア専念なのももったいない気もしますが、森口君も既にシングルとして全日本に出場していないし、二足の草鞋を履けるほどペアは簡単ではなく、そしてこれだけ滑れるからこそペアスケーターとして抜擢されたのでしょう。
無良君も解説席で拍手を送っていたらしい。見えないけど彼の目にも涙だった様子、声が涙声に…。アナウンサーに大丈夫ですか?って聞かれてたくらいなので、よっぽど溢れてしまったのでしょうね…。
そして暫定1位で本人の目にも涙…。地上波に乗らなかったのが残念ですが、乗らなかったからこそたっぷり余韻に浸れた気もします。コーチも泣いてるよね、佐藤君も涙を拭ってる。彼もすっかりコーチの顔だなあ…。
12:周藤集
足首を捻ってしまって棄権とのこと。本人がいちばん無念でしょう…。来年またいい演技を見せておくれ。
後半グループの記事はまた次回に。