うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

四大陸選手権2024雑感①

まさかの生放送。嬉しすぎるんですが。前日まで知らなかったので時間を作るのにかなり慌てました(笑)
解説は村上佳菜子さん。ではでは感想をどうぞ。

女子ショートプログラム

第3グループ

14:ウィ・ソヨン
放送は時間的にちょうど彼女から。全員じゃなくても放送してくれるだけありがたいですわ。
ラストがステップのプログラム。すごく大きな動きでダイナミックに魅せてくれます。ジャンプもばっちりでした。GOEがすべての要素で加点ですね。
身長があるのね、166㎝とのこと。なるほど見栄えがするなあ。


15:ヴラダ・ワシーリエフ
オーストラリアの選手なんですね。カイラニさん引退しちゃったしねえ。
コンビネーションジャンプはどうにか跳べてたと思うんですが、フリップがパンク。さらにアクセルもパンクして、動揺したのかスピンのフライングでも転倒。ジャンプの要素をふたつ満たせなかったので得点的には厳しい。しかも転倒したスピンも点が入らないのね…。でもスピンの転倒からはしっかり立て直してました。

第4グループ

16:エリス・リン=グレイシー
コンビネーションジャンプ素晴らしい、とっても雄大。qはついてるけども。ジャンプはすべてしっかり決めました。最初のスピンがちょっと大味な感じがしたのですが、やはりGOE引かれてるっぽいな。
まだジュニア年齢でいい意味で素朴なのかなと思いましたけど、後半グイグイ良くなっていって、とても伸びやかで良かったです。さすがにアメリカは層が厚いですねえ。


17:ジェスティーヌ・ミクレット
大きなミスはなかったけど、ジャンプがちょっとずつミス。フリップは手をついてしまったし、アクセルも乱れた。でもスピンがなかなかいいですね、シットスピンの足が完全に固定されてるコンパスみたいに真っ直ぐですごい。ラストが結構唐突に終わった…。


18:ツーハン・ティン
素晴らしかったです!スピードが非常にあるうえ、ジャンプもスピンも回転が速くて綺麗。ジャンプもすべて降りましたし、ラストジャンプは氷上に花が咲いたよう。演技全体も非常にキレがあり、それでいてスポーツに寄り過ぎない内容になっていたと思います。ここまででいちばん良かったように感じました。
コンビネーションジャンプにエッジエラーと回転不足でそれほど点が伸びず暫定3位。それでも自己ベスト大幅更新で素晴らしい。


19:千葉百音
間違いなくトップに躍り出るだろうという演技!まず冒頭のコンビネーションジャンプがすごい。加点ボタンを叩きまくりたくなる美しさ。ジャンプは全部成功、スピードも落ちない。音に乗ったスピン、氷上を縦横無尽に駆け回るステップ。全日本よりさらにブラッシュアップしたのが伝わる演技でした。素晴らしかったです!
ルッツのアテンションが惜しい。高得点で自己ベスト更新!


20:アヴァ・マリー・ジーグラー
ジャジーな曲を序盤からしっかり雰囲気に惹き込んでくる。すごく上手い、若いのに。
ジャンプがいいですねえ、とても高さがあって明確。佳菜子ちゃんがジャンプの助走が少ないと褒めている。スピードも落ちず、どことなくけだるい曲なのに演技はだるくならない、ずっとキレてるんだけどちゃんと曲調に合わせてけだるい。彼女の演技、好みかも…。
素晴らしい演技が続きますねえ…!表彰台争いがなかなか読めなくなりそうで楽しみ。暫定2位。

第5グループ

21:リンジー・ソーングレン
アメリカの皆さん素晴らしい、彼女もいい演技!ミスがなかったし、スピンが非常に見ごたえがありました。全部レベル4とのことでしたが納得。柔軟性があるのかな、演技全体にもそれが表れていて流れるようです。
ジャンプには回転不足が3つあり、タイムバイオレーションのミスもあり、見た目より点は出ず暫定4位。


22:キム・チェヨン
競技歴が短いとのことでしたが、そんなのまったく感じさせなかった。ジャンプすべてしっかり降りたし、ラストジャンプはなんだかビリビリくる、すごい。スピンとステップは全部レベル4とのことでしたが、演技の一部として要素がすべて一体化されていて非常に流れがある。演技と言うかもう作品のようでした。天から雷が落ちてくるような。
これはまた今後が楽しみでしょうがないな。暫定2位。


23:マデリン・シーザス
ループの着氷で少し違和感があったのですが、やっぱりGOEはマイナスになってますね。でもそこ以外は良かったと思います。逆回転ジャンプ久しぶり。スローで見るとすごく力強い表情しててカッコいいです。すっかり大人になられましたなあ、この間までほんの少女だったのに。
カナダ女王の座を明け渡していたのか…。それは負けられないですね。回転不足がひとつありそれも影響したか、暫定7位。


24:渡辺倫果
冒頭のダブルアクセル、トリプルを跳んでしまうのかと思ったくらいの勢いでした、ほれぼれするようなジャンプでした。ラストにコンビネーションジャンプを入れているので絶対ミスできない構成なんですが、しっかり降りて素晴らしすぎる。q判定あったようですが素人には全然見分けられないです…!
勢いと重厚感を感じる演技で良かったです、暫定4位。この出来でも4位なのか。qついちゃったのが惜しすぎるな。


25:三原舞依
戦場のメリークリスマス。プログラムを昨シーズンのものに戻したそう。
ジャンプがふんわりして儚い…。彼女もラストジャンプがコンビネーション。無事決まったと思ったんですがセカンドで転倒してしまった。しかしステップ、そして雪が舞い落ちるかのようなピアノの音を丁寧に拾い上げたようなラストのスピンは圧巻でした。
6分間練習前から大きな歓声を浴びてました。中国でも人気あるのかな?
転倒があったものの暫定5位。ううう転倒が惜しい。


26:イ・ヘイン
後半が素敵なあなた。振付はコストナーらしい。途中で壁を使った振付が入ってるんですけど、壁触ってもいいんだ、競技でも。
チャーミングなプログラムだったんですが、ジャンプにミスが…。ルッツをコンビネーションにできず、ツイズルでごまかした感じ。でもあれジャンプ判定になったのかな、1回転もできてないので点が入らないけど。
これがジャンプ判定でなければラストジャンプでリカバリーすればいいはずだと思ったのですが、そのラストジャンプを転倒。かなり得点は厳しくなってしまいそう。本人も納得がいかなかったのでしょう、リンクサイドに戻った時に声を上げて泣いているのが聞こえて胸が痛かった…。ショートの最終順位は彼女が11位。


日本の女子さすがの強さ。男子も放送してくれるようなので楽しみ!
ではでは、次回は男子ショートプログラムの記事でお会いしましょう。