うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2011 in Niigata⑤

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

福岡公演と同じ、華やかな曲が流れ出す。
再び新潟の地で巡り逢う夢の世界、ファンタジー・オン・アイス。

お馴染みのアンサンブルスケーターによるオープニングの群舞ですが、新潟公演はリンクサイドにナハロさん門下のダンサーの皆さんがいて、白いリボン?をしならせながら一緒に踊っていました。かっこいい。途中でいなくなっちゃったけど←確か

群舞の後はスケーター達が次々と登場。お待たせしました!
まずは羽生君と町田君が元気よく滑り出してきます。続いて現れた遥ちゃんと鈴木さんをそれぞれエスコートしてました。どっちがどっちエスコートしてたのかはよくわからないんだけど、とりあえず町田君が…惚れそうなくらいかっこよかった(笑)
トゥクタミシェワ、ガチンスキー、佐藤有香、ジョニー、ペシャラ&ブルザ、続々登場する人気スケーターに場内はヒートアップ。アボットはアクロバットペアの間をすり抜けるやつをやってくれました。
高橋君、安藤さんが続き、さあ、私がヒートアップです(笑)
ステファン登場!

今回のオープニングでは、男子はお揃いの白いTシャツに黒いパンツ。ジョニーだけ自前の衣装でしたけど。いいんだよジョニーだからね(笑)
髪はふんわりと伸びて、相変わらずのしなやかな細い体。シンプルなTシャツでもその美しい所作は目を惹きました。むしろただのTシャツだから、派手な衣装よりもずっとかわいく見えて、ステファンらしくて良かったかも。

女子はみんな白い衣装。たぶん自前の衣装?かな?荒川さんも最後にやはり白い衣装で登場し、高橋君とステファンがその周りをぐるぐる回るという豪華な演出でスケーターの顔見せは終了。全員での群舞が始まります。

今回ゲストを務める歌手はMONKEY MAJIK。曲は聞いたことあるけどご本人たちのことはほとんど知りませんでした。仙台を拠点に活動しているそうなので、震災復興支援の色が強かったこの新潟公演に合わせたゲストだったのかもしれません。
オープニングで歌ってくれたのは「空はまるで」。あ、さすがにこれは知ってる。

歌手も歌も違うので、福岡公演とは振付が少し変わってたと思います。超偶然の力が働いて取れた南側の席だけど、意味なかったかなあと思っていたら…
スケーターがリンクサイドにそれぞればらけて近付いて、しばらくその場で踊ってる箇所で、私の目の前にやって来た人が…あの…
もう書かなくてもわかると思うけど、
ステファンでした…
私のしょぼくれた肉眼でもハッキリわかるほど、ステファンでした。
目が合ったよ、と言い張っても信じてもらえそうなくらい目の前。そりゃプレミア席じゃないから距離はあるけど、それにしたって…
なんつーかもう、自分凄いわ…。毎回毎回一体なんなの…
この新潟公演で一番ステファンが近かったのがこの時でした。まだ目に焼き付いてます。ああ、びっくりした…

ステファンの隣はジョニーだったので、隣のお姉さんは「私たちにはいい席でしたね」とおっしゃってました。
…ごめんなさい、人の頭でジョニーは見えなかったの…(泣)
夜公演は町田君か羽生君あたりが近かったかなあ?ステファンを必死で探していたのであまり記憶が(汗)。ステファンと町田君と羽生君は、格好も同じなら髪型もノリノリぶりも似ていて、ちょっと見分けがつきにくかったのです。夜公演は日曜日公演より距離もあったので特に。日曜日公演は目の前に来てくれたこともあってほとんど目を離さずにいられた、はず。

若さに溢れる感じの、爽やかかつ濃い(笑)オープニングが終わり、続いては個人演技。

トップバッターは今井遥。福岡でも披露してくれた、黄色い衣装のかわいいエキシビションナンバーを滑ってくれました。
ホント爽やかに滑るなあ、この子。

続いてはいきなりクライマックスです。今回ステファンの次に楽しみにしていたのは、彼でした。
町田樹、登場。

6月、ステファンが町田君に振付をしているという噂を聞いた時は、耳を疑いました。
まさか、こんなに早く実現するなんて。

私はステファンに、町田君の振付をして欲しかったのです。町田君は、私がステファンの振付で滑って欲しいと思った唯一のスケーターでした。ステファンの振付の仕事が順調に軌道に乗って欲しいと願う反面、やはり誰かに振り付けるより本人の滑りが見たい。それが正直な思いだったのですが、町田君だけは、是非振付を実現させてもらいたいと何故か思っていました。
ステファンは町田君を気に入っているような発言もしていたし、個人的にも町田君の滑りには何かあると感じていて、おそらくふたりが組めばいい作品が仕上がるだろうと、本当に何の根拠もなく勝手に思っていたのです。
でも、仮に実現するとしてももっと先の事だと思っていた。いや、実現しなくてもおかしくない、本当にただの妄想だったのに…
ステファンはどこまで私を驚かせたら気が済むんだろう…

あくまで噂でしかなかった振付の話でしたが、新潟公演の前には事実だと判明。私はずっと町田君のクイーンのプログラムが見たかったんだけど、ステファンの振付が真実だとわかった以上、もう見たいものはそれしかありません。
夢だと思っていた願いが、現実になる瞬間。
音楽が始まります。
ドンキホーテ

ステファンが振り付けたのはフリー。ショー用にアレンジすることもなく、まさにフリーそのものを滑ってくれました。ステファンの前で披露して調整する意味もあったのでしょう。
胸にフリルをあしらった華やかな衣装の町田君。相変わらず高く豪快なジャンプ。日曜日公演はノーミスだったと思います。
昨年横浜で高橋君のアメリを見た時はステファンの姿が離れなかったけど、このドンキホーテは「町田君」でした。ステファンを思い出す部分もたくさんあったけど、でもちゃんと町田君でした。
町田君の腕が紡ぎ出す物語。女性を抱いて踊るステップ、満面の笑顔でのフィニッシュ。若さと幸せが溢れる、そんな4分30秒。

まだ2人目、客席が温まっていないにも関わらず、次々と立ち上がる人々。当然私もスタオベさせてもらいました。
ステファンもリンクサイドで熱く見守っていたようです。このプログラムは町田君、ステファン、双方にとって代表作になるでしょう。
これは競技でもういちど見たい。完成が非常に楽しみです。

以下次号。