続いて女子。地上波でもジュニアの選手あたりを流すんかいな?と思ってたが、そこまで時間的余裕はなかったか。CMもあるしな。てか羽生君のガーナのCM何年も流れてるよね。スケート番組専用のCMなのか?
昨日の記事でも触れたけど、ジュニア選手の演技は結局、一部だけどBS放送時に詰め込んでありました。その感想については別の機会に譲ります。
女子ショートプログラム
6分間練習前の挨拶。ロシアと日本しかいない。日本っていうか関西しかいない。男子が年齢も国もバラバラなのに対して、女子はやはり若さこそが強さなのか。そして関西がパワースポットなのか←意味不明
6分間練習は紀平さんのトリプルアクセルにフォーカスしまくりである。前々から騒がれていた選手ではあったが、シニアデビューシーズンからものすごい活躍ぶりだしまあ無理もないな…。
1:ソフィア・サモドゥロワ
第一滑走とか初出場とか全然感じさせない。彼女いつも落ち着いてて、やるべきことだけきっちり淡々とやっていく感じ。まだ失うものがないからかもしれないが、これができる選手は強いんだろうな。曲に合わせたねっとりしたステップも素敵。
キスクラにミーシンいないけど、次がトゥクタミシェワだからかな。ミーシン門下の女子選手、なんかカッコいいなあ…。
2:エリザベータ・トゥクタミシェワ
トリプルアクセルはステップアウトか。切れ味鋭いジャンプだったので、それだけが惜しいな。ほかのジャンプは素人が見ても非常にクリーンで素晴らしい。
何となく男子の演技を見てる感覚なんですよね、いい感じに甘さがなくて、技術が正確で。男子の演技っていうか、ミーシンの美学?みたいなものかもしれんが。
3:紀平梨花
とんでもない点が出たああああ!!技術点ちょっと待ってどういうことよ。男子?!もちろんトリプルアクセルだけではこの点は出ない。すべての要素がハイレベルだからこその得点である。その上で、あえて言う。
これがトリプルアクセルの威力か…!!
トリプルアクセルだけで騒ぐな、というファンの空気もよくわかっているが、これはもう「加点の戦いに一石を投じるのはもうトリプルアクセルしかなかった」という死ぬほどわかりやすい例としてトリプルアクセルが厳然と存在していると言ってもいいんじゃないか。トリプルアクセルだけでは勝てないが、すべてを揃えた上でトリプルアクセルを入れるとこんなにも破壊的な得点が出る。そしてそれはトリプルアクセル無しではあり得ない。以前のように、各要素や加点の重要性を視聴者が知らないまま高難度ジャンプにいたずらに騒いでいる状況じゃないと思うのだ。トリプルアクセルに騒然となるのも無理はない気がする…。
おや、スピンがひとつレベル2だ。まだ点が伸ばせるということか。女子は新しい時代に突入したな。その幕を開けたのが日本の選手とは、これまた日本のスケートファンとして最高に楽しいじゃないですか。
4:宮原知子
冒頭のルッツがかなり傾いててヒヤッとしたが、コンビネーションにならなかっただけで転倒はなし。コンビネーションも後半できっちりリカバリー。
少し焦りというか余裕がないのかもと思ったが、その焦りをしっかり抑えながら滑ってたのはさすがだなと思う。いぶし銀の魅力みたいなものもあったし、悪い演技ではなかったし、得点だって決して悪くはないのだが、これで最下位に沈むとかどうなってんのこの大会?もはや世界選手権?
5:坂本花織
やべー、この大会やべー!坂本さんもノーミス!素晴らしい…!ジャンプが本当に高くて流れてしなやかで大好きである。間接照明だけの部屋でゆらゆら泳ぐ金魚を眺めてるみたいなプログラム。わりと威勢のいい金魚だけど(笑)。
フィンランドのフリーで、彼女は持ってる選手だなと感じたし、持ってるからこそ上に行けると思うので、ガツンと起爆剤がもうひとつ欲しいところ。得点的にももっと行けたはずだし。緊張してたんかな今回も。
6:アリーナ・ザギトワ
不安そうな顔してるなあ、何せ背負ってるものが違うからな…。金メダリストが翌シーズンも普通にシーズン序盤から大会に出場してるだけでもあまり例がないことだし。紀平さんの点を知ってたかどうかはわからないが…。
でも全然心配いらなかった。彼女も素晴らしい…!なんだよこの大会。世界選手権?←2回目
プログラムは「超ダイジェストでお送りするオペラ座の怪人」って感じ。フリップは気を付けて見てないといつ跳んだかわからんくらい演技に溶け込んでる。やっぱり上手いよなあ。
はっきり言ってこれでも十分ぶっちぎれるはずの点なのだが、紀平さんが凄すぎた。トリプルアクセルの威力を思い知る結果に。
エテリが何か指差してる。何だあのでっかいぬいぐるみ(笑)。さすがのエテリも笑ってるぞ(笑)。持って帰れるのか?会場に持ってきた上に投げ込んだ人もよく持ってきたし投げたなあ(笑)。
NHK杯の女子は本当に素晴らしい戦いだったが、ファイナルはそれ以上だった。誰も一歩も退かない。どの選手にもそれぞれの良さがあり、誰が表彰台に乗ってもおかしくない。こりゃフリーも最高に燃えますね…!
テンション保ったまま、明日の男子フリーに続く!掲載する頃にはとっくに終わってる大会だけど、3週間前の興奮を思い出しながら読んでくださいませ…!
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