うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

グランプリファイナル2018雑感④

さて、地上波放送も女子フリーでラストでございます。紀平さんの振り返りからジュニアの女子フリー。男子とだいたい同じ番組構成かしら。ジュニア選手の演技については別記事にまとめる予定ですので、ここでは割愛いたします。コストルナヤとトゥルソワしか流れなかったけどね。ロシアの女子のジュニア選手は話題性が高いので、流れるだろうなとは思ってました。
いつものように地上波・BSともに視聴してます。

女子フリー

紀平さんはメディアが待ち望んでいた女子のスター選手候補だったのであろう。伊藤みどりを生んだ国の住民にとってトリプルアクセルはもはや神話なのであろうか。
これから「特定の選手ばっかり演技が流れる!」なんて言われるのだろうが、それは真央ちゃんがセンセーショナルなシニアデビューを飾った頃から繰り返されてきたことで、これからも変わることはないだろう。そんなことも「それが地上波」とゆるく受け止めながら楽しんでいきたいと思う一ファンです。


1:ソフィア・サモドゥロワ
紀平さんのトリプルアクセルの破壊力が凄すぎて埋もれてるけど、彼女ジャンプのミスがほとんど無かったよね、このグランプリシリーズ。ずっと安定した演技を続けている。これがミーシンメソッドか、と思ってしまう。この強豪ひしめくロシアでファイナルに残ってくるだけある。今後も個人的に注目。


2:宮原知子
ルッツがちょっと斜めになっててヒヤッとしたくらいで、相変わらずのノーミス演技。サモドゥロワに続いて素晴らしい。少し演技がクール過ぎる気がしたが、もしかしたら何か不安に感じてることがあったりしたのかも。あとは織田君が指摘してた回転不足か。彼女にしてはあまり点が伸びてないので取られてるかな。それでも200点超えてるんですけど。マジでなんなんこの大会←あと四人残ってるのに既に呆然


3:坂本花織
ああああ三連続が…。二つ目でちょっと危ないかなと思ったらやっぱり三番目で転倒してしまった(泣)。でもそこだけですね、余韻を残すジャンプの跳び方も本当に美しい。演技そのものは「やるしかなかった」状況のフィンランドの方が良かったかもしれないが、十分にポテンシャルの高さを見せつけた内容だったのでは。
カモメ?の声入ってたの今回初めて気付いたよ。押し寄せる波のような演技、と捉えるとなんかしっくりきますね。


4:アリーナ・ザギトワ
前半のコンビネーションで珍しくミス。セカンドジャンプがシングルになってしまった。しかしそれ以外はまったく問題のない素晴らしい演技である。スパイラルから跳ぶアクセルはいつ見てもどうなっているのでしょう…。
ただ、少しだけ元気がないようにも感じたのだが、聞けば怪我をしていたというではないか。それでこれだけぎゅっと詰まったプログラムをこなしていたのか…。オリンピックで金メダルに輝くには運も非常に重要だが、それだけだと言われないために痛いくらい必死に競技に向き合っているんじゃないだろうか…。まぐれであのメンツには勝てないだろうと、平昌見てたら伝わると思うのだけど、口さがない人間は減らないのだろうな…。てか148点出しててシーズンベストじゃないってどういうこと←震える声


5:エリザベータ・トゥクタミシェワ
うおあああああこの大会すげええええ!!トリプルアクセル以外は最高でしたね。アクセルも転倒じゃないし最低限のミスじゃないかな。織田君も毎回感心してるけど、本当にルッツはいつも素晴らしい。彼女のジャンプ大好きです。
コレオなんかもすごく楽しそう。全体的にNHK杯よりもさらに良かった印象。フィニッシュもすっごくいい笑顔…!こんな彼女が見られただけでも嬉しいが、得点もすげーがな。こんな点出してて優勝できないってマジなんなんすかねこの大会…。


6:紀平梨花
冒頭のアクセルはどうにか転倒しなかったが怖い着氷の仕方だった。しかし直後に跳んだ素晴らしい幅のトリプルアクセルのコンビネーション。すぐにあれが跳べるとは…!そのあとはまったく危なげがなく、優勝がかかっているというプレッシャーは感じない。目まぐるしく変わる天候、地球の鳴動のようなものを決して泥臭くなく、品のいいムーブメントで語っていく。素晴らしいプログラムです。
150点出しててシーズンベストじゃないんかい彼女も…。ジュニア時代から注目されてはいたが、あの頃は未完の大器だったんだなと思い知った。よくこの史上最高レベルの戦いを制した。おめでとう!


結局ショートから順位が変動しなかったですね。小さなミスの差で変わる得点差でもあったけど、実際にはミスは少なかったから、これが現在の使用プログラムにおけるそれぞれの持てる力をほぼ出した結果ということだろうか。

ザギトワと紀平さんの結果は、追われる者と追う者との差だったように思う。圧倒的な練習量で勝負する者、徹底的に工夫して点を取る努力に長けた者、時に諸刃の剣でもある高い技術で挑む者。長期政権に思えた女王の玉座は次々と新たな勢力が奪い取り、時にまた取り戻す。選手生命の比較的短いフィギュアスケートならではのサイクルかもしれないが、北京までの3年は、このサイクルが非常に短くなりそうな気がする。それとも長期政権が誕生するのか。私にはさっぱりと予想がつかないけれど、きっと手に汗握る勝負を我々は見続けていくことになるのではないか。北京までの3年間の火蓋は、このグランプリファイナルでおそらく本当に切られたのだ。


BSでは女子フリーのあとにペアとアイスダンスの優勝者の演技も放送されたので感想を。ジュニアのコストルナヤの演技も流れましたがそちらについては別記事に。


★マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
冒頭のリフトがカッコ良すぎる。非常に情熱的な出だしで、新たな解釈のロミオとジュリエットだと捉えるとたいへんに面白い。言うなればハリウッド版で現代版のロミオとジュリエット。でもこのプログラムめっちゃ好きだわ…。また見たい。


★ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ
ショート4位からの逆転優勝だったのか!三連続のソロジャンプがカメラの角度で見えません…。スロージャンプでちょっと着氷があやしかった箇所以外は素晴らしかったように思う。足が真っ直ぐ伸びたリフト美しすぎない…?ヴァネッサさんのラインの美しさや身体能力、どこかアンニュイな雰囲気がホントカッコいいよな。一度生で見てみたいペアだのう…。


ペアとアイスダンスまで流すために詰めっ詰めの放送だったんだろうなBS。スローもカット気味だったし。
シングル以外ももそっと放送したらいいのになあ、面白いし解説付きならすごくわかりやすいのに、と思う反面、こうやってブログ書いてるからこそ感じるんだけど、基本的にシニアの男子以外の話題はアクセスがあからさまに落ちるんですよね。女子についてはきちんと放送もされてるから、実は「放送しないから興味を持たれない」んじゃないのではないか、というのが私の実感…。興味がないって思われてるから放送もされないのでは、とちょっと逆説的なことも考えてみる。まあこんなしょうもないブログいちいち読みに来る人がいないだけなんでしょうけどね(汗)。

そんなところで、グランプリファイナルについての感想も明日で最終回。今更な感想文ではございますが、どうぞ最後までお付き合いください。


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