うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

白くて固くて、脆くて小さくて

私は生まれつき、下の歯が上の歯より前に出てしまっていたので、子供の頃に歯科矯正をした。小学校3年生くらいから高校卒業くらいまで、何だかんだと定期的に病院に通っていたと思う。

通い始めた頃は検査ばかりで、実際に装置を装着していたのは中学生の頃。小学校高学年の時にもつけていたかもしれないけど、ちょっと記憶が曖昧である。
月に一度病院に通って装置をメンテナンスしていたのだが、通院する度に締め直されるので数日は痛かった。私は顎が小さくて、歯が全部綺麗に生えきらないとかで下の歯を2本抜いたのだが(上の歯は生まれつき2本足りなかったので抜かなくて済んだ)、装置を外す頃にはどこを抜いたのか素人目には分からなくなっていたのが子供心に不思議であった。
でも、歯科で働いている(いた)方には矯正をしたことや抜いた歯がどこなのか一目で分かるらしい。指摘される度に、面白いものだなあ、と興味深くお話を聞いている。

私は中学の3年間で身長が3cmしか伸びず顎も成長しなかったので、装置を外したあとは経過観察で済んだが、同じ症状だった身内は体の成長によって治した歯が元に戻ってしまい、結局手術した。人によりけりらしい。実は身長はその後も10年で1cmくらいと地味に伸びてるんだけど、歯に影響はないようなのでホッとしている。

私の育った家は正直言って貧しかったけど、子供のうちに矯正を済ませておいてくれたのは親に感謝だな、と思う。食事に関することなど、弊害は色々あるだろうけど、いちばんはやはり見た目の問題ではないか。他人の容姿に対して人間はものすごく狭量である。子供は特に容赦がない。私は基本的な造形が壊れているので、歯のことはそこまで馬鹿にされなかったようにも思うけども。そして本当は、そんな狭量はどこかで小さくなっていてもらわなければならないのだが。

私の担当だった先生はとても綺麗な人だった。その綺麗な先生に、私は歯磨きの下手くそぶりをいつも嘆かれていた。ある時には「歯磨きの下手な患者ワースト10に入ってる」とまで言われた記憶が…。一生懸命磨いてたんですけどね…。
歯磨きの下手くそぶりはどうも直っていない気がするので、根本的に何かが間違っているのかもしれない。

せっかく大金をかけて治した歯なので、綺麗に保つために、社会人になってからはメンテナンスのために時々歯医者に通うようになった。虫歯がないかチェックしてもらい、綺麗に掃除していただくと清々しい。
それでもたまに虫歯になってしまうのだった。親知らずが絶望的にやられてしまい泣く泣く抜いたが、前述した通り矯正時に歯を抜いているので、この結果歯の数が足らなくなりました…。
さらに、ストレスをためすぎて歯を食いしばっていたらしく、歯を割ったりもしているので(※あり得ないくらい痛い)せっかく大金をかけて治した歯なのにボロボロになりつつある…。何とか、お年寄りになっても自分の歯で美味しく食事を頂きたいものである。現在は経済的に厳しくてメンテナンスにも通えていないので、また歯を大事にする生活に戻れることを心から願っている。


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