うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

フィギュアスケートつらつら語り in 5月⑦

フィギュアスケート関連の内容が含まれていた番組の感想をつらつらと語るシリーズ。ちょっと長くなっちゃったので(汗)、早速行ってみます。

テレビつらつら語り①

まずは5月18日放送、『衝撃のアノ人に会ってみた!フィギュア本田姉妹に密着&壁のないスケスケの家SP』。

我が地方では上記の放送日だったのですが、昼間の微妙な時間帯だったし、おそらくゴールデンタイムの放送が野球中継で流れてこの日の放送になったのでは、と予想する。下手にゴールデンの番組を流すより、カープ中継を流した方が視聴率が取れると予想される地域が西日本に存在しましてな…。重要な試合ともなると「昭和のプロレスですか?」と真顔で問いたくなるような視聴率を叩き出してましてな…。

しかも放送のあった日って、カープが終盤で5点差あったのに追いついた上、延長に入ってから鈴木誠也サヨナラホームランで決着した試合か。
その試合我が家でも流してましてね、まさに8回表くらいで中継が終わっちゃったんですよ、確か。残りの回数で5点差はさすがにひっくり返せんだろうよ、と諦めてたら9回裏で追い付くとかどんだけだよ。鈴木誠也どんだけだよ…。サヨナラ打ってみんなが大喜びで迎えに出てるのを、審判だけはちゃんとホームベース踏んでるか確認してんのな、当たり前だけどな、とかチェックしちゃったよ←何の話だよ

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、カープの四番・鈴木誠也羽生結弦氏と同じ1994年生まれ、噂のあの世代なんですよね。カープファンの羽生君とカープの四番の鈴木氏との対談がいつか実現して欲しい、と私はひっそりこっそり願い続けている…。

カープの話が長い(汗)。肝心の番組ですが、濱田コーチが望結ちゃんと紗来ちゃんの話してるの初めて聞いたと思うので、興味深かった。
紗来ちゃんやっぱり運動神経いいのかあ、トップ選手は身体能力が皆飛び抜けて高いんだろうなあ。ハーネスでの4回転の練習、だいたい回れてるよね…。ひええええ。怪我だけは気を付けて欲しいけども、日本の女子が試合で4回転降りる日も近いのだな…。
でも家庭科は嫌いなのか(笑)。つまみ食い専門なのかな(笑)。繊細そうな望結ちゃんと気が強くてさばさばした感じの紗来ちゃんのコンビが可愛いかったです。兄弟で成績に差が出て溝ができてしまうこともよくあるけど、彼らはそうはならずに前に進んで欲しいなあ、とすごく勝手だけど願ってしまう…。

テレビつらつら語り②

続いて5月21日放送、『教えてもらう前と後』。

松岡修造さんを中心に進められていた大坂なおみ選手についての特集で、羽生結弦選手の話も出たのでちょこっと触れてみる。修造さんのインタビューと言えばテレ朝というイメージなので、局が違うぞ?とか思っちゃったけど(笑)。

修造さんによると、羽生君のインタビューは修造さん自身も勝負してるような感覚らしい。試合だったっけ?間違ってたらすみません。
確かに、羽生君の繰り出す言葉に「鳩が豆鉄砲食らったような顔してる」修造さんを何回見たことか…。本気で尋ねて本気で受け止めないとバッサリ斬られるんだろう。たぶん、想定してた言葉とは違う言葉、想像もしていなかった発想と、明晰で冷徹で、壮絶な言葉が飛び出して来るのだろうから。

羽生君みたいな子供にどうやったら育つか、って質問されてたの記憶があるよ。そのうまい返しにびっくりしたもん。本人がまだ子供みたいなものなのに、ほぼ悩むこともなく、ここまで的確に言えるか?って。
これほどインタビューを安心して聞けるフィギュアスケーターはほかにいないな、とこれは断言してもいいと思うのだが、だからこそ見えにくいだけで、羽生君の言う通り羽生君だって決してパーフェクトな人間じゃないはずなんですよ。何かに秀でている代わりに、何かに弱い部分などを持っているでしょう。お母さんにもしょっちゅう怒られたりしてるのかもしれない(笑)。皆が羽生君になる必要はまったくないんですよね。羽生君にはできないことが得意な子供がいっぱいいる、それが当たり前だしそれでいいんです。
…けど、せめて羽生君くらい賢く育って欲しい、くらいの願いは抱いてもいいんじゃないかな(笑)。それは許してあげて(笑)。でもまあ、それも人それぞれですね。

私は緊張したり相手に不信感を持っていたりすると声が出なくなってしまって、うまく喋れないだけでなく誤解されたり怒られたり、というのがしょっちゅうだったので、緊張しながらでも素早く頭を回転させて返答できるのが羨ましかったりする。フィギュアスケートも注目度が上がって、インタビューにどう対処するのか皆指導を受けたりもするのかな、と思うけど。皆さん堂々としてますよね。

羽生君は思考や体感を言語化する能力に優れているのかな。私、羽生君が子供の頃に書いた作文に感心したんですよ。子供の書いたものだし、すごく文章が上手いわけではないんだけど、試合の場面の描写が優れてる。臨場感があって、その場面がばばっと目の前に現れるようで、読んでいてワクワクできる。言葉にもリズムがあって、スッと頭に入ってくる作文だった。羽生君のことをまったく知らなかったとしても、いい作文だな、と感じたと思います。
そのことからも、修造さんの言う「伝える力」に秀でてるんだろうな、と思ってしまう。彼の演技が人を揺さぶるのも、そういった点と無関係ではないかもしれませんね。

負けは死も同然、という羽生君の言葉も取り上げていましたね。それ修造さんがインタビューしたわけではないのに印象深かったのか。
その発言について揚げ足を取るような叩き方をしてる人々を見たが、トップレベルのスポーツ選手はそれくらいの覚悟もってやってるってだけのことだろうよ、と思ったけどなあ、私は。それ以上に、こいつらもう何言っても腹が立つモードなんだろな、いじめやパワハラにいそしむ人の精神状態とまったく同じですね、と呆れるばかりだった…。
そもそも、我々の人生だって、負けすなわち死、の要素は少なくないだろうに。他人の失敗に非常に不寛容な日本の社会では、負けた人を簡単に追い込んでどんどん本当に死なせてるわけでね。君らだって、今いる場所から転げ落ちたら誰にも助けてもらえずに死ぬ可能性があるんだが。薄々それをわかってるから、自分の居場所を守ろうと他人を叩くのだろうけど、そういうことすればするほど地獄が近付いてくる。本当は負けたってどうにでも生きていけるのに、それを許さない人がいろーんな話をおかしくしてる。負けが怖くて他人を許さずに追い込む人が覚悟してる人を叩くのって、これほど滑稽なことはないですけどね。
そんなこともあったし、ここで修造さんが修造さんなりに羽生君の言葉を説明しようとしてくれて良かったんじゃないかな…、とちょっとホッとした部分もあります。

…羽生君の話になるとやっぱり長くなっちゃいますね(汗)。決して羽生君だけが好きなわけじゃないんだけど、あの人すごく面白いからね、もうしょうがない…。
羽生君の存在を知るまでに既にフィギュアスケートのファンだったし、自分が本当に羽生君のファンなのかどうかを見極める期間もたっぷり取ったので、羽生君以外が見えない、という状態を全然味わってないんですよ、私。羽生君も含めた競技全体とか、いろんな選手とか見てるのが楽しくて、その中でも特に羽生君が面白いね、という心境なんですよね。
だから落ち着いて見られて気が楽なんだけど、特にハマってから間がないとその選手しか見えない、という人は多いかもしれませんね。そしてその一人しか見えない時期から脱する時はたぶん苦しいんですよ。トゲトゲしがちで。いろんな方面から競技を見たり、好きな選手をたくさん見つけてって、その人のことだけで頭がいっぱいにならない方が長く穏やかに応援できて心が楽なように思うのだけど、それには多少時間が必要なのかも。

たぶん、この人何なんだ、ってファンの方はその時期を脱するのに失敗してしまったのだろう。
あなたが羽生君を嫌いな人の言葉で苦しみ、その苦しみを羽生君も味わっていると想像するのなら、あなたが羽生君以外の誰かを意味のわからない理由で(あなたの中では筋が通っているかもしれませんが、端から見ていると意味不明です)糾弾する行為に苦しむファンと選手がいることに気が付いてください。嫌がる行為とまったく同じことが、何故他人には出来るの?
でもそんな人はこのブログは読まないし、読んでも自分のことだとは思わない。とにかく不都合なことからは目をそらす。びっくりしてしまう…。
羽生君はあんなにフィギュアスケートが好きなのに、羽生君の好きなものや人たちを貶めて羽生君を守っている気分でいるなんて、ファンとは呼べないと私は思いますがね。羽生君のことは大好きだけど、ずっと複雑な気持ちです。凄いのは羽生君であって、ファンであるあなたや私じゃないんだよ…。


長くなってしまいました、すみません。次のつらつら語りでまたお会いしましょう。



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