うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

オータムクラシック2019雑感④

いよいよ男子ショートプログラム。女子も紀平さんやメドベージェワが出場していて話題の大会ですが、何と言っても彼ですよ、オリンピック連覇の、チョコレートに全力って書いちゃうドヤ顔の阿修羅ですよ←やめんかその説明

羽生君の試合前には験担ぎで柚子の製品を買って何となく食べたり飲んだりするのですけど、今回貧民過ぎて何も用意できず。しかし、今晩がいよいよショートというタイミングで、私がひっそりファンのアクティブK介さんこと柴田恵介さん(高知の自然&体験レポーター。素敵な人なのでうっかり検索してうっかり深みにはまってください、お待ちしています←謎の布教)が、今月発売された柚子酒のキットカットをPRしている画像がツイッターで流れてきて(詳しくは「こうち旅広場」さんのアカウントをチェックすべし)、今大会はこれを眺めて験担ぎしつつ緊張をほぐそうと決める。笑顔にホッとするんだよね。高知の柚子酒を使ったキットカットらしいですよ。観戦アイテムにはぴったりなのでは。

…あんまりタイミングがいいので、ネタの神様がまだうっすら仕事してんだなと思った…。
実は先日、100%友達の助力により念願の高知旅行に行けたのですけど(旅行記もひっそり掲載したので読んでいただけたら。一応スケオタ方向に脱線させまくってるので…)、その時にネタの神様が随分暴れましてな…。たぶん残業してやがるんですね。あまりに暴れたので私は今もまだ薄くパニック状態で、せっかく高知行ったのに柚子の何かを買ってくるのも忘れた…。

これが最初で最後かもしれないと覚悟してたから、どうしても、頑張ってください、とだけ伝えたくて思わず呼び止めてしまって(何であんなことしちゃったんだろう…私のばか…)、でも言葉が出てこなくなってしまって、見かねた友達により私が実は大ファンであることがバレてしまった…。それは告げずに帰ろうと思ってたんですよね…。
素敵な人だったなあ。本当に素敵な人だったよ。ずっとずっともう一度、高知に行きたかった。たった一度だけ、本当に偶然出会った高知の観光PR隊を、K介さんのいたPR隊をずっと忘れられなかった。なのに私はどうしてあんなにバカなのだろう…。うん…。いや、何も聞かないでください…。

…脱線しました、すみません。ではでは競技の感想をどうぞ。
※一部ポエム化している上長いのでお気をつけください←恒例行事

男子ショートプログラム

第1グループ

6分間練習。ああ、今シーズンも羽生君の6分間練習をガン見できるのね…。
衣装は新しくなるだろうと予想していたが、衣装を脱いだ瞬間はカメラが映さず。そこを!そこを捉えないと!テレビ局のカメラがきっと抜かりなく捉えただろうけど。


1:ハリソン・ジョンイェン・ウォン
あああ、最後のジャンプで大きく転倒してしまった。ジャンプがちょっと不調だったか。最後のスピンはスピードが落ちず良かったですね。衣装のコンセプトは何なんだろう?背中から肩口に緑と白の模様が入ってるんだけど、草とか花とかに見える。全然違うかもですが…。


2:ハリー・マティック
ボヘミアンラプソディー。映画が流行ってからやはり増えたような気がするクイーン。でもボーカル入ってないバージョン。
最後のジャンプ転倒するかと思ったけど何とか踏みとどまって良かった…。ツルッと滑ってしまったような着氷になっててひやひやでしたが。ステップには情熱があったと思います。


3:コンラッド・オーゼル
衣装….。その中途半端な余り布みたいなのは…?色も青の単色でシンプルなのに余り布みたいなのがインパクト…。
4回転ジャンプの2番目、単独のサルコウですかね、真っ直ぐで綺麗でしたね。ジャンプがどれも高いし、スピンも高速。たぶん初めて演技見ましたが、なかなかの出来だったのでは。


4:羽生結弦
ついに明かされる衣装の細部。6分間練習ではよく分からなかったからな。
昨シーズンの衣装と比べると首もとが詰まっていて、葉脈や水流のような繊細な青いラインが見える水色で、ビーズ?の量が多くきらきらと反射し、まるで秋の湖水に輝く太陽の欠片のようである。『オペラ座の怪人』の青い衣装と『The Final Time Traveler』の衣装を彷彿とさせる、羽生結弦以外には着こなせないであろう美しい衣装だった。

演技開始。甘美な絶望を煽るピアノの音色と共に、ついに、羽生結弦の新シーズンが始まる。

冒頭のサルコウで思いっきり転倒してしまう。彼らしいシャープなジャンプに見えたのだが…。スローでの解説によると回転不足か。
しかしトリプルアクセルは相変わらず絶品。降りてからすぐツイズルに続くので、きらきらと零れるような余韻が残る。公式練習でも印象に残ったポイントだけど、衣装を着ていると余計に美しい。ふんだんにビーズをあしらった衣装の効果がこれでもかと発揮されている。

4回転のコンビネーションもしっかり決めた。昨シーズンはなかなかこのジャンプがクリーンに決まってないイメージだったので(上手に演技にしちゃってたけど)セカンドもタノの体勢でしかも美しく降りたあたりに、調子がいいというのはホントかも、と感じてしまう。加点もほぼ4点ついてる。

しかし今回の白眉はステップに入る前のスピンではないか。なんと豪華で、繊細で、多彩なスピンなのだろう。雪の結晶や花びらや星の欠片がリンクに零れ出してくるようだ。美しい。美しすぎる。羽生君はスピンも素晴らしい選手だが、これはもう絶品中の絶品。

そのスピンから続くステップがこれまた素晴らしい。公式練習で昨シーズンとの違いをいちばん感じたのがここで、強さと滑らかさのある、思わず釘付けになるステップだと思った。羽生君はなかなかステップのレベル4を取れない印象があったが、これは文句なしにレベル4どころか凄まじい加点までついている。足の調子はきっと昨年よりもいいのだろう。流麗な足元はその証拠ではないかと思いたくなる。

2分40秒から50秒は決して長い時間ではないはずだが、それがさらに短く感じてしまった。サルコウは回転不足の転倒に減点だったようで得点は二桁にとどまったが、普通は二桁がスタンダードだということを我々はもはや忘れている…。これでサルコウが満点に近いような加点のつくジャンプで降りられていたら、昨シーズンの記録は更新してしまったかもしれない。

私がこのプログラムに最も感じるのは「残酷さ」だ。残酷とは言っても、人を殺めたり物事を容赦なく破壊するような残酷さではない。それは言わば、あまりに美しいものが持つ残酷さである。

昨シーズンのこのプログラムから受けた印象は、「秋の枯葉の舞う街角ですれ違った美少年の横顔に焦がれたまま生涯を閉じる絶望」だった。少年はただ美しくそこに在るだけで、決して心や人生や魂を壊してしまうつもりなど無い。けれど、その姿を偶然捉えた人間は、名も知らぬ少年の彫刻のような横顔を、薫る黒髪を、目を閉じる度に瞼の裏に甦らせる。二度とは会えぬ、決してこの手には入らぬ、秋の夕暮れに消えた幻を。
掴むことすらできぬ幻に、その生涯を閉じるまで焦がれ続ける絶望。あまりにも甘美で、あまりにも残酷な、絶望。

伝わるかどうかわからないが、プログラム終盤の畳み掛けるようなピアノの音色がその残酷さを煽る。我々は白い肌の東洋の青年が3分にも満たない僅かな時の隙間に見せた幻に、永遠にとらわれて生きるのだ。

今シーズンも少年は相も変わらず残酷な程に美しかったが、この度は秋に吹雪を運んでくる無慈悲な氷の精霊のようにも、樹氷そのもののようにも、雪に行き倒れた人間を死の世界へ導く冷たい神のようにも見える。さらに人間以外の何かになってしまった印象である。羽生君がシーズン序盤ながら既にかなりの戦闘モードなのではないか、と感じてしまうのも関係しているかもしれない。

あのどこか絶望感のあるピアノの音を更にブーストさせるかのような今シーズンの演技。透明な宝石が氷上に振り撒かれていくようだった。冒頭で転倒したため焦りもあったかもしれない、今シーズンの完成形はどうやらお預けだ。

再び秋に戻ってきたあの美しい少年が、我々の心を永遠に秋に封じ込めてしまう日が待ちきれない。それがどんなに残酷で、絶望的であろうとも。

『サタデーステーション』のノーカット放送もありがとうございました。毎年楽しみに、楽しみに待っておりますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします…!やっぱりテレビのクリアな画面の方がよくわかりますからね。


5:チャ・ジュンファン
些細な着氷ミスはありましたが、シーズン序盤からキレのある演技でしたね。2日間の公式練習では気になってたトリプルアクセルの溜めの長さも、曲の中で跳ぶとそこまで気にならなかったような。カメラアングルが後ろ向きだったからかもしれませんが。挑発的な眼差しも浮かべていて、くっきりしたテレビの画面でそのうち見るのが楽しみでございます。
昨シーズンは回転不足判定が多かった気がするが…。ん、今回も点が低い。回転不足かな…。やっぱりひとつあるな。あとラストのスピンがレベル2。


6:クリストファー・カルーザ
いい演技でしたねえ。『月の光』の優しい音色を殺さないようなふわりと降りるジャンプ。少しミスもありましたが転倒はなかったし、ジャンプ全部降りてから笑顔になって、ステップはすごくノッて滑れてるような印象でした。バタフライみたいな動きも入っててカッコ良かった。得点とは別のところの素敵さがある演技でしたね。

第2グループ

7:ケヴィン・エイモズ
この人ホント身体能力高くて、その技の名前何て言うの?と聞きたくなる多彩な技がいっぱい詰め込まれてる。冒頭の4回転すげえええ!コンビネーションのファーストはすごい軸曲がってたように見えたけどよく降りた。ステップはもう独壇場、あれはお客も湧くでしょうね。本人も出来に満足そう。
衣装はシンプルな白いシャツの前を開けたもの。おおお、高得点出ましたよ!


8:マーク・ゴロニツキー
読みはゴロドニツキーさんだろうか?どっちかな?
公式練習ではすごく流してたので全体像が気になってたプログラムなのですが、これすごく好き。曲を細かく捉えた腕の動きなどすごくいい。ジャンプも回転速くてシャープでいいですね。ラストのジャンプが抜けちゃったけど。
衣装が模様がカラフルなセーターにしか見えないこの目を許してくれ(笑)。


9:カムデン・プルキネン
これも公式練習で気になってたプログラムなんです。うん、素晴らしい演技でしたね。4回転もアクセルもコンビネーションも素晴らしい。高さがありますね。
ステップが非常に情熱的で、くっきりした顔立ちのイケメンなので説得力が凄かった…。シニアは今シーズンからでしたっけ?違ったっけ。いいデビューになったのではないでしょうか。


10:キーガン・メッシング
それは練習着ではないのですか!衣装なのですかあああああ!
ツッコミどころは置いときまして(笑)コンビネーションジャンプは2本とも着氷が微妙だったのですが、力技で降りたように見えます。バネが伸び上がるようで美しいですよね。トリプルアクセルもため息出そうですね。


11:エイドリアン・ポール・セレスティーノ
名前の読み方間違ってたらすみません。彼だけアルファベット表記なのもどうかと思い、カタカナ表記にしてみたのですが。
たぶんまったく初めてお見かけした選手。ジャンプの着氷が綺麗に流れてて良かった、ラストのジャンプはミスが出てしまったけど。
実はものすごく眠くなってしまい記憶が曖昧です…。すみません(泣)。


12:ドノヴァン・カリーリョ
マダムをキラーするイケメンが来ましたよ(笑)!タキシードみたいな衣装がますますそんな感じ。彼はミスがあっても楽しそうに滑るのがいいですね。ラストの振り向きフィニッシュとか、よく魅力を「分かってる」振付じゃないかしら。
数秒かもしれないが映像が途切れてしまった。そのまま復活しないのかと焦りましたが、元に戻って良かった。スケートはその数秒の間にジャンプ跳んじゃったりしてるから何ともだけど。


以上でございます。シーズン序盤からなかなかにポエムってしまいましたがもういつものことなのでお許しください…。実はオトナルの音がずっと頭の中で鳴りっぱなし。CD欲しい…。

ではでは、次回は女子フリーの記事でお会いしましょう。




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