うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

国別対抗戦2015雑感④

無料放送された過去の国別の感想です。本日は男子フリー。放送は男子ショートプログラムに続けてだったのですけど、競技が行われた順番に掲載してみる。行われた順番間違ってたらすみません…。

男子フリー

第1グループ

1:ナン・ソン
白いシャツにグレーのカーディガン羽織ってるみたいな衣装。家庭教師のお兄さんとか塾の講師のお兄さんみたいでなんかすごくいい。この普段着っぽさが気取ってなくて似合う…。
ただし滑り出すと普段着っぽさは無かったですね。曲がわりとゴシックな感じで、上流家庭の家庭教師だった←その発想から離れろお前
冒頭のコンビネーションジャンプすごく良かったですねえ。4回転。それなりにまとまってたようには思います。


2:ロマン・ポンサール
冒頭のトリプルアクセル、すっごく良かったですね、豪快。勇壮なメロディと雫の落ちるようなメロディと少しのボーカル。不思議な曲でしたけど、どんな物語が演じられるんだろうってドキドキしながら見ました。
しかし!応援席からうっすら聞こえる声援が!スロー再生中にも聞こえるけたたましい声援が!笑いを誘って集中できない!(笑)豪華な巻き毛の金髪のパパダキスがただの宴会部長にしか見えない驚異のキスクラ…。これが国別だ!←何回目だよこれ


3:ジェレミー・テン
息を吐き出すような声が冒頭に入っていて、グッと彼の世界に引き込んでいきます。ジャンプの調子は決して良くなかったのですが、会場からは大きな歓声。ミスがあっても、何故か引き込んでくる演技でしたもの、わかる。
ボーカルが解禁されたシーズンでしたかね、このシーズン以降ハレルヤが増えた気がするのはそのせいか?応援席がハレルヤ歌いながら出迎えてるのも笑ってしまう。

キスクラではホワイトボードに何か必死で書いてるジェレミー君。パトリック、君がいなくて寂しいよって書いてるのかな…?


4:フローラン・アモディオ
衣装がすっっごく個性的。全体的に細かい装飾が色々入ってて面白いんだけど、パンツのデザインが非常に目を惹く。黒いパンツなんだけど、内股に黄色ベースの模様が入ってるの。あまりこういうデザイン見かけないからすっごい面白い。
コレオが超!アモディオ。その最大の見せ場とスピンで締めくくるあたり、彼の魅力をよくわかってる構成のプログラムですね。アフリカの曲なのかな、滑るには難しそうだったけど、彼にはよく合ってた気がする。
得点伸びてないけど…。あああ、ザヤックかこれ…?三連続ジャンプが0点になってる(泣)。


5:マキシム・コフトゥン
コフトゥンのこの衣装懐かしい、よく覚えてるわ…。青いスパイダーマンみたいなやつ。
4回転綺麗に決まりましたねえ。安心したのか次が抜けちゃったけど。ジャンプ決まるとホントお手本みたいに綺麗な形だなあ。パーフェクトに滑るところが見たくなる選手ですけど、そうか、君ももう競技の世界にはいないのね…。

ロシアのジャージ可愛い。選手たちも応援疲れかだんだん大人しくなってない?気のせい?(笑)


6:マックス・アーロン
女性スケーターが好んで選ぶイメージのあるブラックスワンを、スケーターの男性としては屈強そうに見えるアーロンがひとりで滑るというギャップが、既存のイメージを破壊していくみたいで面白いです。
序盤良かったですね、畳み掛けるようなジャンプが、飛来する黒鳥の広げた翼のようで。地上に降り立った黒鳥は、リンクを嵐に巻き込んでいく…。

第2グループ

7:ナム・ニューエン
あー、このプログラムも懐かしいわ。ボーダーの衣装がかわいいの。『道』は白と黒と赤、そしてボーダーって定型があるのですかね。映画見たことないから想像だけど。
大きなミスのない、素晴らしい演技。スピンも良かった。少年の伸びやかさと可能性に満ちた、希望を感じる演技でした。この曲がスケーターに人気なの、なんかわかる。きっちり滑れたらすごく「読後感」みたいなものがいい。

カナダのキスクラはちっともお疲れじゃないようですな(笑)。ポジェのイケメンの無駄遣いぶりがたまりません(笑)。


8:セルゲイ・ヴォロノフ
伝線したストッキングみたいな衣装ですが、着こなせてるのはイケメンだからでしょうか…。ヨーロッパ男子の独自のセンスの衣装、私は決して嫌いじゃないわよ(笑)。
ジャンプの助走にベテランの時間を感じ、ジャンプの降り方にヴォロノフさんを感じます。なんか特徴的ですよね。プログラムもすっごい楽しい。これは客席もキスクラも盛り上がる(笑)。


9:無良崇人
無良君のオペラ座すごくいいよねえ。すごく優しいファントムに思えるのよ。悪いこと全然しなさそうな。衣装もノーブルですごく好きです。手袋の色が左右で違うのね。左が黒で右が白。
いい演技でしたねえ、非常に魂がこもってた。クリスティーヌを守り抜くために戦い続けてるみたいな。ひとつくらいそういうオペラ座があってもいいかもしれない。ジャンプも次々決まり、特にトリプルアクセルのコンビネーションは絶品でした。


10:ジェイソン・ブラウン
回転が早くポジションの美しいスピンは何度でも見たくなりますわ。プログラムが短く感じました。スルスルと滑っていくのであっという間に終わっちゃう感じ。
素晴らしい技の数々はこの頃から変わってないけど、ジェイソンがまだ若く、それがますます軽やかな雰囲気で、ジェイソン!という感じ。わかって←わからん

他国の選手も乱入しててキスクラがやかましい(笑)。


11:ハン・ヤン
これは!ハンヤンと言えば、のあのプログラムじゃないですか!『Fly Me To The Moon』!ひっさしぶりだわ、楽しみ(笑)。
ジャンプは不調でしたが、相変わらずトリプルアクセルの飛距離はどうかしてる。ここは『フィギュアスケートTV!』の町田君にならって賞を与えるか。「飛距離賞」じゃつまんないから、「宇宙旅行賞」とか←意味不明
フィニッシュはジャッジの前であの指差しポーズ。これですよねハンヤンと言えば(笑)。


12:羽生結弦
私、羽生君のオペラ座だいっすきなんです。非常に美しいプログラムで、彼さえその気ならまた滑って欲しいくらい。純粋さと狂気、繊細さと残酷さに満ちた、蒼白い炎の結晶のようなファントム。衣装も大好きです。

振り向き様に跳ぶトリプルアクセルからの三連続が絶品中の絶品。そうそう、その角度から撮ってくれ。2番目のジャンプはトリプルに抜けたのかな、たぶんそうですね。それ以外は大きなミスのない素晴らしい演技でした。ミスがなければ、本当に本当にドラマティックで美しいプログラムなんですよ。ああもう最高。プロトコルにもマイナスがなくて美しい。

最後のスピンに入る前に何か言ってますよね。「バイバイ」って言ってたのこの時だっけ?クリスティーヌにフラれて「バイバイ」なのが、まだ少年だなって思った記憶があるなあ。でもこのファントム、絶対クリスティーヌのことは殺めてる気がするんですけどね(汗)。いや、国別のファントムはそこまで狂気的じゃなかったかな。


日本男子ふたりのオペラ座を久しぶりに見られて満足…。
国別の感想は次回で最終回です。次回もお付き合いいただければとっても嬉しいです。



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