うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2023雑感⑦

続きです。ではでは早速。

女子フリー②

第3グループ

13:松生理乃
今日3回目かなこの曲。ネッラファンタジアなの?ガブリエルのオーボエなの?ミッションなの?←わかってない
いくつかミスも出ましたが、成功したジャンプはやはり素晴らしい。ふわりとしていてもしっかりと芯を感じるジャンプで、演技全体も無駄な力の入っていない、とても身体の使い方がスムーズに見える内容。彼女のスケートの魅力は伝わる演技だったんじゃないかなと思います。暫定6位。


14:青木祐奈
なんでみんなそんなに振り返るんだスケート人生を!!そういうシーズンなのか??
素晴らしい演技でしたね…!オイラーからトリプルフリップのコンビネーション痺れるわ。着氷が乱れたジャンプがひとつあったくらいかな、あとはレビューついてるジャンプがどうなるかですね。うむ、qがひとつ。
しかしそれよりなにより、非常に演技そのものが素晴らしかった。これで最後の全日本かもしれないという思いもあるのでしょう、噛み締めるように、ひとつひとつ大切に滑っていて胸を打たれました。ラストもとても心に残る笑顔でした…!自己ベスト更新で暫定1位。


15:横井きな結
見たことある衣装だと思ったら、やっぱりゆは菜ちゃんのなんですね。客席のゆは菜ちゃん抜かれてるぞ、きっと呟くなあとで(笑)。姉妹二人とも全日本に出場できるケースなんてそんなに多くないでしょうから、すごいことですよね。
ミスの出たジャンプもありましたけど、やっぱり決まるとすごく高くて迫力ある…!あっという間に終わっちゃった。オペラ座の怪人ですが、このクリスティーヌも儚さはありつつも怪人に簡単に振り回されない気がします(笑)。暫定5位。


16:吉田陽菜
トリプルアクセルは抜けてしまいましたが、それ以外は良かったのではないかなと思います。ジャンプの切れ味が素晴らしいですよね、後半のルッツのコンビネーション痺れたー。
こういう和の表現もあるのかなと思わせてくれるプログラムで、水墨画みたいな渋さがあるのもとてもいいですね。あまり見ないタイプのプログラムで新鮮。


17:渡辺倫果
トリプルアクセルは挑んできたものの転倒。いいジャンプに見えましたけれども。しかしそこからしっかり立て直してくる。見入ってしまって細かいところあんまり覚えてなくて申し訳ない。ふわふわした女子っぽさはないプログラムなんですけど、そこがかっこいいんですよね…!
上半身の一部とスカートの中が紫色で、あとは全体的にゼブラの衣装も目を惹きますね。暫定1位。


18:島田麻央
今日はトリプルアクセルに嫌われてる氷ですが、彼女はどうだろうか。征服できるか?!征服した!!!レビューも付いてない、素晴らしい!!!
4回転は助走に躊躇いが見えましたがやはり転倒。しかしすぐに立て直して素晴らしいジャンプを連発する。ジャンプの技術は女子の中でもトップレベルでしょうな。こうなると後半のループがパンクしたのが大きなミスになってしまいますね…。しかしスピンは相変わらず絶品でした。ショートはスピンの点がトップだったとのことですが、それは納得。
暫定1位、基礎点の高さが全然違うでしょうからな。

第4グループ

19:上薗恋奈
全日本初出場でしかも13歳とか嘘でしょ、と言いたくなる出来。レビューが付いてた要素はひとつだけか?びっくりするようなパーフェクト演技、ジャンプが美しすぎる。しかもジュニアの選手とは思えないような子供子供していない演技なのですよ、あっという間に終わってしまう。
まだ成長過程で身体が軽いことなどもあるでしょうし、荒川さんも今後の身体的な成長について触れていますが、それに負けたりしないだろうというニュアンスの話が心強いですね。
この出来でも暫定2位か。トリプルアクセルはやはり超強い、基礎点が違いますもんね。


20:河辺愛菜
荒川さんの声からするとジャンプに細かいミスが多いのかな、パンクや両足着氷に、おそらく回転不足も。やはりひとつありますね。怪我の影響が大きかったのでしょうね、なかなか試合となると集中しきれなかったりするのでしょう…。
プログラムはボレロ。真っ黒い衣装で、彼女もふわふわした女子らしい可愛らしさを封印したようなプログラムで挑戦してきてますね。噛みついてきそうなラストがかっこいいです。暫定9位。


21:三原舞依
冒頭で何かに気付いたような振付。なるほど、星を見渡しているのね。
荒川さんの声とレビューの多さからすると、回転不足もあったのだろうけど、木星と言えば幸運の星。彼女の演技が会場に幸せをもたらしたことを歓声からも感じ取れる。そんな稀有な選手なんですね…。
すごく曲も彼女にピッタリな気がしますし、怪我があってほとんど試合に出ていなかったのにこの出来はさすがです。暫定3位。


22:千葉百音
素晴らしい出だし!美しいジャンプが次々決まり、前半はオールグリーン。後半レビューは付き始めましたが、それでも見た目上はノーミスの演技です、ジャンプだけではなく滑りなどもとても美しい。
プログラムは海の上のピアニストですが、深海の底から見える光や、大海原を行く船がかき分けて進む波を感じる、素晴らしい内容でした。
この大会、演技中に時々女性の叫び声が聞こえるんだけど、やっぱりあれ浜田コーチだよね(笑)。彼女の時にも聞こえたし(笑)
高得点!!!暫定1位!!!表彰台確定!


23:山下真瑚
素晴らしいルッツのコンビネーションからスタート。なんと雄大なジャンプなのだ…!前半特に良かったと思います。
後半で転倒があったのと、レビューが付きまくっているので最終的にどうなるかというところですが、悪い演技ではなかったんじゃないかなあ。ラストの戦のあとのお祭りというステップもいい。平和になったのね。
そういえば燃えよ剣だったんですねこれ。西日本で見た時カルメンかと思っちゃった、すみません。途中ハバネラが入ってたけど、映画のサントラが元々そうなのかな?
うん、やはり回転不足か…。3つもあるとさすがに厳しいか。暫定7位。


24:坂本花織
ひとつだけレビューついてたけど、これ完璧も完璧、ぐうの音も出ないだろ!!!!ジャンプの高さ、幅、どれだけ進んでいくのか呆れるほどの推進力のある滑り、絶品過ぎる。
ロシアの女子が出られる状態であったとしても、押しも押されぬ世界のトップだよ。彼女の滑りを毎年こうやってテレビで見られる日本人幸せ過ぎるんですけども!!!うちにサンタさん来ないみたいだけど、クリスマスプレゼントをもらった気分ですよ!!!
スピンの取りこぼしがあったのか、これでもパーフェクトじゃないのね。Vがふたつもついちゃってるのね。それでもぶっちぎり高得点で優勝!!!


ショートの点差からも固かったでしょうが、坂本花織3連覇。順位の読めない大会でしたが、そこで表彰台を掴んだ3人は本当に素晴らしい。表彰台に肉薄した上薗さんもすごいよ、13歳ですからね…。

ではでは、次回はエキシビションの記事でお会いしましょう。次回で最終回の予定です。