カップ・オブ・チャイナが中止となり代替で開催されたイタリア大会。我が地方では当然のように放送がございませんでしたので、Abemaの無料見逃し配信で楽しませていただきました！
この見逃し配信、どうも配信期間が短いのですが、今回はちょうどNHK杯の開催中に見てしまわないといけないという非常に忙しない状況。しかも番組時間そのものも短いので、見られる選手はごく一部だけでしょうが、全然何も見られないよりずっといいですとも。
今回は女子の解説も織田君なのね。コロナから回復して良かった。久々に織田君解説聞けるのも楽しみ！
ではでは、配信のあった選手のみですが感想をどうぞ！
女子ショートプログラム
第1グループ
1︰イー・ジュウ
2︰ルクレツィア・ベッカリ
放送なし。
3︰三原舞依
夢やぶれて。カナダからの連戦の疲れなど感じさせない、とても伸びやかで美しい演技。ふわっと優しい香りがするみたいですね。
うおおおー、70点台！あっという間に終わっちゃったもんね、いい演技の証拠。引っ掛かるところがいい意味で無くて、流れていってしまうの。GOEマイナス無いし、スピンもステップも全部レベル4の完全ノーミス演技ですね。
キスクラ、アクリル板とかないのね。白いキューブ型の椅子が4つ並んでる。NHK杯とはずいぶん違うなあ。やっぱり日本人は潔癖と言うか、真面目と言うか。
4︰マイア・フロミフ
彼女ももうシニアなのね。でもまだ15歳かあ。ロシアはどこまで人材豊富…。
タノのダブルアクセルからスタート。スピンも素晴らしいポジション。エテリコーチの門下だなあというのがひしひし伝わる演技スタイルだなあ。ステップからのスピンの入り方もカッコいい。織田君はやっぱり細かいところまでよく見てるけど。おや、ステップはレベル3ですね。
うむ、やはり大技は無くとも70点超え。
5︰ニコル・ショット
6︰ララ・ナキ・グットマン
放送なし。
第2グループ
7︰ソフィア・サモドロワ
放送なし。実力派だったが、どうした…。
8︰イム・ウンス
彼女はNHK杯との連戦なんですね。Abemaの配信はアップも多くて目での表現もよくわかりますね。
コンビネーションジャンプ、速報では加点が2点以上ついてた。採点表もほぼ2点。スローで見直すと高さよくわかるなあ。
単独のフリップで転倒してしまいましたが、指先まで力を込めているのがわかるフィニッシュまでしっかり滑ってたのではと思います。可愛いイメージが強かったけど、イメチェンとしては成功かもね、素敵。
9︰ルナ・ヘンドリクス
イナバウアーからのダブルアクセル。美しいですねえ。トリプルフリップもただ跳んでるだけでなく、前後の動作含めて作品。
ステップも素晴らしい、訴えかけてくるよう。スピンも言うことなく、本当に素晴らしい演技でした。
彼女の滑りすごく好みで、見るの楽しみにしてたので、こんな素晴らしいものが見られて今ものすごく充実感を味わってます。個人的に、今のところ今シーズンの女子の演技でいちばん好きかも、この演技…。スポーツなんだけど、芸術に近いところに寄っている演技だという印象。
織田君も彼女のファンなんだ、気が合うね(笑)。
曲はカルーソー。カルーソ？スケオタにはお馴染み感のある曲ですね。
10︰宮原知子
宮原さんのイメージにも合う、いい選曲ですよねえ。彼女が曲を気に入ってるのも伝わって、彼女の後ろに誰かの人生と、そして彼女の人生も見えるような演技でしたね。
しかも、ノーミスの女王だった彼女が戻ってきたような演技。ただ、確かに織田君の指摘してたように、コンビネーションジャンプのセカンドは私にも回転不足に見えたから、そこがどうしても課題なんだなあ…。うん、採点表もそうだ。でもステップの加点すっばらしい。
ヘンドリクスに続いて、物語がちゃんと見える演技が見られて観客もきっと満足感あるだろうなあ。おお、70点超えてきたー！
11︰キム・イェリム
放送なし。
12︰アンナ・シェルバコワ
さすがの出だし。何の問題も無さそうに見えたんですが、コンビネーションジャンプはセカンドがダブル。容赦なくトリプルループを跳んでくる選手という印象でしたけども。
少女の頃から表現面に注目していましたけど、少女の時期を抜け始めていて、さらなる落ち着きが加わってきてる感じ。安心して見られますね。
見た目上ノーミス演技がいくつもあった中で、ダブルトゥループがどう出るか。やはりそれが響いたか3位。でも3位と言っても超僅差なんですよ。これならフリーでいくらでもひっくり返せるな。結果もう知ってますけどもね。
そういや観客席、いつも同じ場所ばっか映してるような…。気のせいかしら。
以上、放送された選手のみですが堪能させていただきました！トリプルアクセルが乱れ飛ばないと、なんか普通の大会に見えちゃうね…。
ではでは、次回は男子ショートプログラムの感想でお会いしましょう。
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