うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

グランプリファイナル2023雑感④

主にマリニンのせいで(笑)近年稀にみる衝撃の展開になってる男子。超ハイレベル対決を制するのは誰なのか??!!ドッキドキですぞ!

男子フリー

1:アダム・シャオ・イム・ファ
町田君の解説が臨場感と緊迫感があって聞き入ってしまう。ああそうか、ここでサイレンや銃声が入ってたんだってハッと気づかされてプログラムの見方が変わっていきますね。
いくつかミスはありましたけど、抜群のボディコントロールでねじ伏せ、全体的には意地を感じる演技になってたと思う。素晴らしいジャンプもいくつかありました。ここで決まったのはでかい!と言ってしまう町田君にも笑った。そこ「大きい」じゃないのね(笑)
リショーが彼にした振付の中でもいちばんみたいなことを町田君が言ってましたが、確かにそうかも。コレオで転倒してる?


2:ケヴィン・エイモズ
なるほど、ボレロはスペインの民族舞踊だから闘牛の振付が入ってると町田君。だから衣装に赤が入ってるのかな。曲の背景まで伝えてくれるからプログラムをより深く楽しめますね。
しかし、3番目のジャンプで大きく転倒。身体にダメージのありそうな転倒という町田君の言葉通り、普段なら失敗しそうにないループでも激しく転倒し、その後のジャンプもすべてパンクか転倒。それでもステップやスピンはしっかり魅せてくれたので、基礎的な力の高さはよく伝わったと思います。ゆっくり身体治してな…!


3:三浦佳生
練習に出てきていないとのことで心配しましたが、やはり体調不良だったらしい。いつもはもっと加減を知らないのではというくらいビュンビュン飛ばしているのに、やはり滑りにスピードがない。
しかし4回転をミスはありつつも3本続け、しかも1本目はループ。素晴らしいトリプルアクセルも続く。おまけのようにシングルジャンプを付けたと町田君が言ってた4回転トゥループからのコンビネーションジャンプはコンビネーション認定されなかったけど、町田君によるとショートの後一度も練習が出来なくてぶっつけ本番で試合に出てきたらしい…。何者だこの男は、みたいなことを町田君が言ってたけど、この根性はトップ選手のそれだ。素晴らしかったよ!


4:鍵山優真
冒頭の4回転サルコウがパンク。プログラムに4回転が2本しか組み込まれていないのでこれは相当痛い。しかしそれ以外の要素は非の打ちどころがなく、どれだけ加点がつくだろうと思うような素晴らしいジャンプに、非常に巧みなステップワークなど、能力の高さを見せつけてくる内容だったと思います。GOEにまったくマイナスがない。
まだ怪我明けのシーズンということで4回転の数は抑えてるのかな、それでこれだけ高得点を出せるのは素晴らしいですよね。暫定1位でメダルは確定。


5:宇野昌磨
前半は完璧な出来でしたね、今日も危なげなく滑り切るかと思いきや、トリプルアクセルの2本目がパンク。ああ、コンビネーションの数が足りるか…?
しかし後半の4回転2本をしっかり決めた後に、ラストジャンプをトリプルアクセルのコンビネーションに!さすがに乱れは出ましたし、その影響で時間が足りなくなったのか、曲が終わってしまってもまだスピンを回っている。おそらくタイムオーバーは取られているだろうけど、それでもさすがの高得点で暫定1位!結局コンビネーションが2本しか入っていないにも関わらず、さすがです。


6:イリヤ・マリニン
なんか恐ろしいものを見たのだが…??4回転アクセルは転倒したのですが、高さと回転が通常見ないものなので、そのあとのジャンプが全部トリプルに見えるのよ。でもほとんど4回転だったのよ。トリプルループ予定のジャンプも4回転ループだったんですよ。しかもGOE3点近くつけて成功。
んでラストジャンプがトリプルルッツからトリプルアクセルのシークエンス。セカンドにトリプルアクセルを入れる変態シークエンスが跳べるのは君か羽生君くらいだろうよ…。
昌磨君や鍵山君の後に見るとやはりステップの密度は薄いんですが(二人がレベル4を取っているのに対して彼はレベル3)、4回転全種類制覇とかされた日にはとりあえずそれはあとでいいか…と思わせる恐ろしい内容でしたな…。回転不足がなかったのも大きかったですね。


北京オリンピックのネイサンの代わりにマリニンが入ったような表彰台になりましたな。なんのかんのとすごいですわ日本のふたり…。
いつの間にかサタデーステーションに番組が変わってるけど、そんなん気付かないくらい凄い戦いだったわ。面白かったです!!!歴史が動く瞬間を見ちまったよ!!

ではでは、次回はジュニアの感想でお会いしましょう。